幾年が過ぎた事だろうか?
最早数えるのが億劫な位には年が過ぎた気がする。
ようやく見つけた。我らが主を。
この時をどれほど待ちわびた事か。
今ようやく原初の地獄の主が現れた。
我らが分身も主の近くに居るようだ。
二人揃って見つめあい、思わずにどちらからともなく笑顔がこぼれた。
だが今すぐには会う事は躊躇われた。
主にあったら何を話そうか? 何を言えば良いのか私達には解らなかった。
・・・・・暫くはこのままで良いか。
「変な夢を見た気がしたわ・・・・・」
「奇遇ねメリー、私もそんな気がした」
私と蓮子がいつものように彼の家を我が物顔で使っているのは何時もの事だ。
しかし、とうの本人は原因不明の変死を遂げて居た。
無論私達は信じてはいないが・・・・・。
他の連中は知らないが私の眼は誤魔化せない。
見つかった遺体には彼とは境界線が少し違っていた。
それに何度か彼と思われる人物に会えたし。
それでもう一つの世界に彼が居る事に確信が持てた。
実際に夜の竹林で彼と触れ合えた。
何としてでも私達の世界に彼を取り戻す。
思いを新たにでかいベッドを下りる。
どうでも良いがでかいベッドだ。
まぁ、でかいのは家その物がでかいのだが・・・・
確か実家がイギリスの貴族なんだっけか?
「・・・リー・・・」
「メリー!!」
おっと、物思いにふけって居たようだ
「どうしたのよ蓮子、そんなに大きな声出して」
「何度も呼んでも返事をしなかったメリーが悪い」
その後も何かブツブツ言っているがスルーして大丈夫だろう。
そう言えば・・・・・
「蓮子、新しい情報は無いの?」
一応聞いておく。
そうしたら急に態度を変えて「フッフッフ」何てわざとらしく笑いだした。
こう言う処解りやすいと思う。
「何と、この神社は幻想郷に続いているのよ」
無い胸を張りながら写真を出して来た。
こ、これは・・・・何時になく何だか嫌な予感が胸を過るが気にしない事にする。
そうだ、3人でないと意味が無いのだ。
例えそれが人間をやめる事に成っても・・・・・・・
外はその思いを煽るように強い風が吹いていた。
これでなんとなく全貌が見えてきたかな?
まあ、今のところ此処だけじゃ解らないと思うけど・・・・・・