あれから数日経った。
毎日・・・・・、とまでは言わないが2日に一度程度で宴会が行われて居る。
何故か私の家で。
何故か私の家で。
大切な事なので2回言いました。
やるのは良いが片付けは私だぞ?
本当に簡便してほしい。
食器洗浄機は戦友である。
間違いなく萃夢想だよなこれ?
それで片付けが大変過ぎるので紫に相談したところ、私にいい考えがある!と勇んで居なくなって速幾日か・・・・・
今日も宴会である。
はぁ~、とため息が出る。
宴会は良いが酔った皆が絡んでくるのだ。
皆が・・・・・。
それに紳士的に対応するのも一苦労。
私とて男なのだ、そんなに密着されれば、そのたわわに実った物が体に当たり理性がガリガリ削られてしょうがない。
だが夢見にちゆりよお前らは酒飲んでないだろう。何故絡んでくる。
誰かが飲み物酒にすり替えたか、私をからかってなのか?
どちらにしろたちが悪い。
外に逃げようにもあの一件があったばかりなので外には逃げられない。
はぁ~、本日2回目の溜息が洩れる。
何かレミリア達紅魔館組も来てるし・・・・
プリズムリバー3姉妹が庭で演奏してるが大丈夫だろうか?
確か普通の人間には毒なんじゃなかったか?
・・・・・まぁあまり深く考えないようにしよう。
そういえばこれだけ五月蠅いのに近所から苦情も来ないな。
結界的なものが張ってあるのか?
それとも我慢してるとか・・・・・・後者だろうな。
後でお詫びの品を届けて周ろう。
と、達観ししていたがいい加減現実を見なければならないようだ。
「お師匠様(セイバー様)」
魅魔と永琳が例の如く酒を持って杯に注いで来る
二人から放たれるプレッシャーに他の連中からの黒いオーラで心が安らぎません。
さしだされる二つの杯、どちらを取ってもバッドなエンドしか見えない。
と言うか前に似たような事があったような気がする。
仕方なく両方を受け取りいっきに飲み干す。
これはワインに果実酒か?
こういうお酒は悪酔いするから調子に乗って飲み過ぎないようにしないと。
で、杯に視線を戻すとまた酒が入って居た。なにこれ怖い。
と言うかこれ前と同じ!
しょうがなく二杯目も一気に飲み干すと同時に能力で屋根上に移動する。
あの状態だと泥酔するまで無限ループしそうだったので。
屋根上から徐に空を見る。でかい月が堂々と居座って居る。
つい最近まであそこに居たとはとてもじゃないが思えない。
そんな不思議な感覚で下を見下ろす。
相変わらず賑やかな様子だ。この光景を見て、自然と笑顔になる。
これならば宴会続きも悪くないと思ってしまう。
あ、永琳と魅魔が弾幕張り始めた。能力で人里の外へ飛ばす。
流石にここでやられたら屋敷が壊れるし、最悪近所に迷惑がかかる。
すると隣にいつの間にか崎さんが居た。
何時の間に現れた?
取り敢えず屋根上に座る。
すると崎さんも隣に座った。
「さー、ガウェイン先輩、御酌してあげますよ」
それは忝い。
能力で苺を出して崎さんに差し出す。
崎さんのテンションが上がった。
解りやすい奴だな。崎さんは。
また月を見上げる。
「大きい月ですね、ここは」
「ええ」
いつの間にか同じように空を見上げて崎さんが言う。
それに同意をする。
「それにこれだけ満天星空は私の世界では見れ無かったから新鮮ですよ」
「そうでしたか、それとため口で良いですよ」
確かに外の世界ではこれほどに満天の星空を見る事は叶わないだろう。
「そう? じゃあそうさせてもらう。幻想的だね、この魔法がある世界は」
そう言えばまだ異世界だと思い込んでるのか。まぁ似たようなものなのでそのままの認識で良いか。
「ええ、私もそう思います」
御酌されて杯に映る月を飲む。調子に乗って酒を飲もうとしていた崎さんの杯を取る。
「何で取るのさ」
「まだ未成年でしょう?」
そう言って取った杯の酒を飲む。
「私は20に成りましたよ」
え? そうなのか?
なら良いかと杯を返す。
崎さんは暫く杯を見て顔を赤くしてる。酒飲んでないのに顔を赤くしてる。
先に少し飲んでたのか?
「かっ間接キス・・・・」
小さい声で聞こえない。
間接?何の事だ?
その後凄い勢いで酒を注いで飲んでいる。
ちょ、あまり慣れて無いのにそんなに飲んだら・・・・
案の定ヘロヘロになっている。
しょうがなく首に手刀を入れて気絶させて崎さんの部屋に連れてって寝かす。
はぁ~、こんなのが後何回有るんだろうかと思うと優鬱である。
崎さんを寝かしてから外に出ると服が少しボロボロになり髪も少し乱れ、肩で息をしてる永琳に魅魔が居た。
今度はこっちの面倒を見なくちゃいけないのか・・・・・
カリカリしている二人に今度は私から御酌をする。
最初からこうやれば良かったような気がする。
二人とも満足顔だし。
順調に次々酒をあちこちから集めて行く。
セイバー様が漏らした愚痴を解決するために人知れず活動する。
・・・・・よし、これで黒幕が出て来る筈だ。
これが終わったらセイバー様にご褒美貰うんだ。
? デンパか?
ようやく二人が寝しずまり、周りで騒いでいた声が嘘のように静まり返って居る。
取り敢えず二人を部屋に送り他の者は客間に入れて片付けを開始した。
畜生霊夢の奴、自分家じゃないからってお気楽に眠りやがって。
あれ? 前もこんな事思ったな何て考えながらも片付けの手は止めない。
残り物を小皿に移したりして食器洗浄機に入れる。入りきらない奴はしょうがないので手で洗う。
この異変、何時まで続くんだろうか?
マンネリ化しそうなので早く終わって欲しいのだが・・・・・
片付けもしなくて済むし。
・・・・・そう言えばここ最近紫を見ないな。
萃香と交渉でもしてるのか?
確か旧知の仲だったみたいだし。
疲れたので寝ようと自分の部屋にいったらルーミアが気持ちよさそうに寝て居るので布団で寝るのを断念し、近くの柱に身を預け眠りに入る。
願わくばこの異変が速く終わる様に祈りを込めて。
そんな訳で存在を忘れて居たのでこの機会に崎さんを出してみました。