東方太陽録   作:仙儒

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萃夢想編

あれから幾日、あれだけ騒がしかったのが嘘のように静かになった。

犯人の萃香だが家と博霊神社をいききしている。

その理由を聞いて見た所、接してて気持ちの良い人間だからだそうだ。

何処をどう言う基準で気持ちの良い人間なのかは不明だが、気味悪がられたりするよりはずっと良いので良しとしよう。

後、萃香が家に来る時には前もって来る旨を伝えるように言っておいた。

萃香はそれに当初はメンドがっていたが「酒の肴が無くなるぞ」と言ったら素直に伝えるようになった。

それ以外は寺子屋の教師としていたって普通の日々を過ごしている。

 

「おう、セイバー様、今日はもう良いのか?」

 

「ええ、今日も無事に終わりましたよ」

 

帰り道で近所の人とコミュニケショーンを取りながらのんびり家路をゆっくり行く。

 

「そう言えばセイバー様は何時に成ったら身を固めるんだ? 何だったら家の娘なんてどうよ? 気が効くし飯は旨いぜ」

 

とここ最近はそんな話が多いのだ。

 

「それは嬉しいですが、私では勿体無いですよ」

 

明治初期から発展してないせいか、今でも親が結婚相手を決める事も少なくない。

と言うかそちらの方が多い。

それにここ十年間過ごしてきたが全然衰えて居ないのだ。

人間と結婚しても置いてきぼりをくらうのが目に見えて居る。

愛した人が先に居なく成るなんて耐えきれるかわからない。

人間だった時は2週間で遺体になる自信があったが、ガウェインに成ったせいか少し思考が違い始めているな。

そう言えばガウェインは奥さん以外の息子に兄弟全員ランスロットに殺されて居たな。

その時、いったいどんな気持ちだったのだろうか?

私では計り知れない物なのだろう。

 

「あんた、何言ってんだい、セイバー様には慧音先生がいるだろう」

 

おっと考え過ぎたな

 

「上白沢殿とはそんな関係ではありませんよ」

 

「またまた~」

 

またまた~何て言われても実際そうなのだから仕方がない。

そりゃ、そう言う関係だったら嬉しいが、私を好きに成ってくれる者好きは居ないだろう。

そう言えば何故こんなに親しいかと言うと私が里の自警団の代表してるのが大きい。

最初は引っ手繰りを捕まえた所から自警団に入らないか? と言われ、成り行きで入っていつの間にかトップに成って居た。

何これ怖い。因みにトップツーは慧音だ。

流石は里の守護者と言われて居るだけある。

 

そんな事を考えて居たら家に着いた。

門を潜り玄関を開けるとルーミアがスタンバッテいた。

ここ最近、と言うかクレープ屋をやり始めてから何時も玄関で私を待っている。

別にそこまでしなくてもいいと言ったが折れずに終いには「式としての嗜み」と言いだした。

まぁ、待っているのはルーミアだけでなく紫や藍に魅魔、魔理沙や霊夢、永琳や輝夜や優曇華、崎さんやちゆりも待って居たりするが今日はルーミアだけだった。

何かここでは男尊女卑の風習が強く残って居るようだ。

 

そんな訳で今日もルーミアと一緒にクレープ屋を出す。

帰って来た時は一人も居なかったのに出た時に人だかりが出来てるって何かホラーじゃね?

私が玄関に入った一瞬に何があったの?

そんな訳で今日もクレープ屋の始まりだ。

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