東方太陽録   作:仙儒

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43話

朝の日差しに目を覚ます。

左右に崎さんと永琳が居たが何事も無かったかのように振舞う。

時々寝ぼけて入ってくるのだ、今更慌ててもしょうがない。

まぁ、永琳に限らず紫にルーミアにちゆりに魅魔や神綺やアリス等も入ったりするがそれは私の部屋がトイレに一番近いのが理由だと思われる。

障子を開ければ目に入ってくるのは見事だとしか言いようのない日本庭園が私を迎えてくれた。

さて取り敢えず顔を洗うかと洗面所へ向かう。

顔を洗いすっきりと意識が覚醒した事で思い返す。

そう言えば誰にも会わなかったな? いつもなら一人や二人位出会うのだが・・・・

そう思いながら台所に入って納得した。

今は午前5時目を覚ますにはまだ少し早い時間だ。

今日は寺子屋は休みなので二度眠でも良いかな? と思ったが永琳に崎さんが居たのを思い出して二度眠は断念する。

やる事が無いのでお茶を注いで、それを啜りながら庭を見る事にする。

ウム、芸術に疎い私でも凄いと思う庭だ。

京都のお寺等でしか見る事が出来ない光景を堪能しつつ思う。

修学旅行で京都に行ったてたら見れたんじゃないかと言う光景を京都では無い所で堪能する事になろうとは思いもしなかったよ。

畜生、熱さえ出なければ私も行ったんだがな~京都。

そんな事考えて居たらいつの間にか1時間が過ぎて居た。

おっと、物思いに老け込むのはまだ早いぞ私。

そこで変化に気づく。

庭に幽香が勝手に作った花壇に見事な向日葵が咲き誇って居る。

それだけなら何ともないのだが今夏だっけか?

それに庭に植えられている桜の木も満開である。

・・・・・寝ぼけて居るのか? 私は。

徐に握った拳で自分の頬を殴る。

 

痛い。

と言う事はリアルか? リアルなのか?

そうだとしたら私より花や何かに詳しい幽香に聞きに行った方がいいだろう。

それにしても桜に向日葵とか季節感零だな。曼珠沙華も咲いてるし。

善は急げとも言うし元々約束してたからちょうど良いだろう。早すぎる気がするが・・・・。

 

 

 

 

 

何時もの場所太陽の畑に来た。

2メートル位ある向日葵が咲き誇って居る。その光景は圧倒される程である。

一応時間つぶしの為にゆっくり歩きながら太陽の畑にやって来たが8時。

まだ集まるには早いが花の水やりの為か如雨露を持った幽香を見つけて声をかける。

 

「あら? 随分と早いんじゃ無くて?」

 

と言われて訳を話し、何時ものテイブルまで行き椅子に座る。

幽香は茶葉を取ってくると言って途中で別れた。

 

少しするとおにぎりやらティーセットを持ってきた。

そのおにぎりは何だ? と聞いたところ「どうせ朝食べて来てないんでしょ?」と私の為に作って来てくれたらしい。

それに感謝しおにぎりを一口口にする。

うむ、美味い。

思わず出た笑顔でそれを伝えたら顔を反らしてしまった。

何か不味い事でもしたか?

 

「不意打ちは販促よ・・・・」

 

不意打ちとは何ぞ?

そう言えばここに来た訳を危うく忘れる所だった。

 

「四季折々の花が咲き誇っていますがあなたの仕業じゃないでしょうね?」

 

少しジト目で見ると幽香は私では無いと言った。

じゃあどう結う事かと聞いて見たらここ幻想郷では60周年に一度起きる恒例の現象で異変の類では無いと言う。

と言う事はか花映塚か?

ここら辺は良く分かって無いので成るべく関わらないようにしよう。

変に干渉してイレギュラー起こると困るし。

ちょうどメディスンも来たので恒例のケーキを出す。

今日は苺のタルトだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お師匠様のイケず」

 

部屋の主の気配が完全に消えてからぽつりと呟く。

こうまでしているのに気づきもしない。

もういっその事襲って既成事実じゃなきゃ駄目か。と思っている。

一応お師匠様の部屋に隠してあった本は全部胸が大きいものだけだったので胸に自信はあるのだが襲ってくれない。

お師匠様に思う事はあるが起き上がり隣に居る人物へと問いかける。

 

「夢見一度ならず二度までも同じ事をするなんて・・・・お仕置きに子供を産めない体にした方がいいかしら?」

 

そう言うともう一人も起きあがり

 

「幾ら師匠と言えどガウェイン先輩は譲れない。絶対にガウェイン先輩の子を孕んでやる!!」

 

睨み合い火花が散り、どちらからともなく弾幕が発射される。

 

前と同じ理由でガウェインの部屋は消し飛んだのであった。




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