下手で魅力があまり無さそうなあらすじから来ていただいた事誠に感謝申し上げます。
この作品は主人公チートですが、無双・俺(この場合私)TUEEEEEにさせるつもりはありません。チートなのは変わりませんが。
多少アレンジしますが原作との大きなアレンジや「ん?ここ流石におかしくないか?」っていうのがあれば指摘いただけると嬉しいです。
時刻は13時丁度。
初めての仮想空間ということもあり、サービス開始直後にログインしていた。
そこはすごくリアルで別世界に来ている様だった。
――ここで強くなれば絶対に楽しい
私はβテストに参加した友達から強い人の装備を聞いて自分に合いそうな人の真似をしようと考えた。
最初は強い人に習ってそこからオリジナルにしていけばいい。そういう考えだった。
装備は片手剣を右手の装備欄に装備して主だった防具は胸に軽めの金属プレートだけ。
初期装備に金属プレートを足しただけの身軽すぎる装備で私はフィールドに飛び出した。
某RPGのスライムに相当するフレンジーボアをひたすら狩り続けた。
途中、友達を含むβテスターパーティーと会って軽く小休憩を挟んだけどそれ以外は青い猪を狩り続けるという反復作業を繰り返した。
だいぶ仮想世界にも慣れて、ソードスキルも使いこなせてきた様になってようやく自分で休憩を挟んだ。
気付けばもう17時前で約3時間半は狩りをしていたことになる。
草原に寝っ転がって空、アインクラッド第二層の底を眺めていると鐘の音が響いた。
視界上部を確認すると時刻は17時。
もうひと狩りしようとした所でそれほど遠くないところから青白い光と叫び声が聞こえた。
青白い光は一瞬で消えたが、他の場所でもその現象が起こり続けた。
やがて、私もそれに包まれた。
視界が白く染まったのは一瞬で次に見えたのは最初にログインした時計台広場だった。
そこには多くのプレイヤー。恐らくログインしている全プレイヤーが集められているのだろう。見渡すだけでもかなりの数がいるし、混乱や怒りの声が四方八方から聞こえてくる。
突然、周囲の人々の声が戸惑いに変わっていき段々静かになっていく。
視界の上端に何か赤いものが見え、見上げると赤い警告のウィンドウみたいなものが点滅していた。
それは増えていき、広場の上空を埋め尽くした所で増殖が終わる。次にそれらの繋ぎ目から赤いドロっとした液体が流れ落ち人型を形作っていく。
最後に出来上がったのはローブを羽織った大きな人だった。しかし顔が無い。その奇妙な出で立ちに恐怖を感じ少し気分が悪くなる。
そして、広場に声が流れ始めた。声の主は『茅場晶彦』と名乗った。
茅場晶彦とは、ナーヴギアの基礎設計者でありこのSAOの製作者だ。SAOに興味のある人なら誰もが尊敬している人物と言っても過言ではない程にすごい人物だ。
が、その人の口から発せられた言葉はあまりにも理解するには難しい事だった。
まず、このゲームからログアウトできない。ということ。これは不具合かなと感づいていた人もいたらしい。そして、HPが全損した場合ナーヴギアにやって脳みそが電子レンジに入れた食材の様にチンされてしまうこと。
これらの条件の中、100層にいるラスボスを倒すことができたならその時点で生き残っているプレイヤー全員をログアウトさせる。
ということだった。
何言ってるの、この人。日本語しゃべってくれないかな...。
最初は本当にこう思った。これはゲームのはず、なのに死ぬなんておかしい、広場の人々はオーブに向かって叫び続けた、がその声はもちろん届かなかった。
最後に告げられた言葉は、ストレージにプレゼントがあること。それを告げた後ローブを羽織った大きな人は登場時を逆再生する様に消えていった。
広場ではまだプレイヤーの声が飛び交う中、私はストレージを開いてプレゼントの中身を確認した。
【手鏡】
それがプレゼントだと思われた。
それを確認した直後、またも青白い光に包まれ、そして一瞬で消えた。周りでも同じ現象が起こっていて光が光ったり消えたりとしていた。
その現象を経て気づいたことが一つ。男性プレイヤーが明らかに多くなっている。
もしかして、と思って手鏡をオブジェクト化して覗き込んだ。
そこにあったのはクリエイトした、戦乙女風の美しくもかっこいい顔立ちでは無かった。
リアルの、17歳とは思えないほどに幼い顔だった。
昔からクールな雰囲気に憧れてこのゲームではリアルとは違う自分で居れる、と思っていた。
――これはゲームであっても遊びではない――茅場晶彦
雑誌で見たこの言葉が今なら理解できる気がした。
ここはもう一つの現実。私たちはこれからここで生きていくのだ、と。
外に出よう。私は店でポーションを買えるだけ買って、急いで圏外へと向かった。
友達の経験している所までなら少し頭に入っているが確実に安全と言い切れるほど情報を把握しているのは次の村まで。
せめて、そこまではリソースの奪い合いに合わず安定してコルと経験値を得たい。
次の村に行った後はその時考えればいい。
圏外に出るとそこは先程までいた所と変わりは無かった。
人の数が少ない。所々に駆けている人や集団で戦闘している人達がいる。βテスターか恐れを知らないゲーマーだろう。
歩いていると周りに数匹フレンジーボアが湧いたので剣を抜く。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
タイトルの「魔法剣」が出てくるのはもう少し先になりますがアニメ、小説とは別の展開を書いていく予定ですので、今後とも読んでいただけたら嬉しいです。
更新は一応週一位を予定してます、が遅れたり早まったり?する可能性もあります。