最近はスクフェスのイベント頑張ってます!
真姫ちゃんイベっていうのもあるけど、ピュアのデッキが弱いので…。
2枚取り頑張ります!
それでは本編どうぞ!!
穂乃果たちと別れた俺はとりあえず家に帰る。
そして今日これからのことを考える。
とりあえずこの後は音ノ木坂に行って日奈子さんと話をつける。
まぁダメって言われても何とか粘れば大丈夫だろ。
いくら理事長って言ってもその前に一人の母親であり、ことりがしてほしそうなことならある程度なら融通を聞かせてくれそうだ。
まぁ断られそうになってもまだ奥の手がある。
これは俺の一存だけでどうにかなるとは思えないが、まぁ大丈夫だろ。
そんなことを考えながら音ノ木坂に行く準備をする。
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一時間後
俺は音ノ木坂学園にやってきた。
さて、来たはいいがどうするか…。
まずは事務室に行って会う場を設けてもらって話はそこからだな。
…これでもし今日、日奈子さんがいなかったらどうしよ…。アポなしだから可能性はあるんだよな…。まぁ気にしたら負けか。
そんなことを考えながら俺は事務室のおばさんに話しかける。
「すみません。少し理事長に話があるのですが理事長と話ってできますか?」
「理事長と?連絡はしてましたか?」
「いえ…。今日急にできた用事でして…。」
「でしたら正式な手続きをしていただかないと困ります。あちらにある用紙に必要事項を記入して提出してください。理事長の都合が分かり次第こちらから連絡させてもらいます。」
やっぱりこうなったか。
アポなしはさすがにまずかったか…。
俺がもっと早く連絡しておけば良かっただけの話だが、今というか今日話をさせてもらわないとこっちが困る。
「すみませんそこをなんとか!どうしても今日しておかないといけない話なんです。」
「そういわれましても…。こっちもこれが規則ですので。」
なかなか折れてくれないな…。
事務を長い間やっていればこうなるのかな?
しかし困ったことになった。
このままだと明日のライブはいけない可能性が出てきたぞ…。
穂乃果たちにさっきああ言ってしまった以上、何としてもいかなければ…。
そんなことを考えていると、
「あら?翔人君じゃない。どうしたの、急に?」
理事長もとい日奈子さんが通りかかってくれた。
奇跡!!
「あっ、理事長。こちらの方が先ほどから理事長に話があると申されているのですが、事前の手続きを踏んでいなかったようなのでまた後日来てもらうように言っていました。」
「そうだったの。この子は私の知り合いだから大丈夫です。今日のところは許してあげてください。翔人君、私についてきて。」
そうの言葉に俺は頷き、日奈子さんについていく。
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理事長室についた俺はいきなり日奈子さんに、
「それで今日はどうしたのかしら?連絡もなしに。あと一応知ってるとは思うけどここは女子高よ?」
と言われてしまった。
まぁ色々言われるのはしょうがないな。アポなしで来たんだし…。
「連絡をせずに来たことは申し訳ないと思っていますが、女子高なのはもちろん知っていますよ。だから今日は来たんです。」
「ま、まさか転入させてくれ!なんて言わないわよね?」
からかっているのか真剣なのかよくわからない表情で俺に問いかけてくる日奈子さん。
転入って…。
俺にそっちの趣味はないっての。
「違いますよ!俺にそんな趣味はないですから。」
「そう?なら良かった。翔人君がそっちに目覚めっちゃったらどうしようかと思ったわ。」
そういいながら笑う日奈子さん。
やっぱりからかっていたか…。
と、いけない、いけない。
早く本題について話さなければ。
「日奈子さん、そろそろ話しても大丈夫ですか?」
「ええ、もちろんよ。」
「まぁ話っていうのはそんなに難しい話ではないんですけど…。まず日奈子さん、明日ことりたちがライブをするのは知っていますよね?」
まずこれを知らなかったら話が進まないからな。
しっかり聞いておく必要がある。
まぁことりのことだ。そういうことは話していることだろう。
「もちろんことりから聞いているわ。」
「なら良かったです。話というのはですね…。自分も明日のライブを見たいと思ってるんですけどここって女子高じゃないですか。だから明日の放課後学校に入る許可をもらいたくて今日ここに来ました。」
「…なるほどね。確かにことりたちも翔人君に見てもらえれば喜ぶことでしょう。私も出来れば翔人君には来てもらいたいと思うわ。…でもねこれは母親としての思いなの。理事長としてはいくら放課後とはいえ他校の生徒、しかも男の子を入れるわけにはいかないわ。」
拒否。
これが日奈子さんから言われたことだった。
まぁ当たり前か。
日奈子さんも言っていたが母親としては娘の意見をできるだけ尊重してあげたいのだろう。
だが、日奈子さんは音ノ木坂学院の理事長だ。
だからこそ簡単に人を入れるわけにはいかないのだろう。
たとえよく知っている仲だとしてもだ。
もちろん日奈子さんの考えはよくわかる。
もし自分が同じ立場だとしたら、きっと日奈子さんのような答えを出すだろう。
しかし、今回はそういうわけにもいかない。
曲がりなりにも穂乃果たちと一緒に練習を行ってきたのだ。
その集大成を見届ける必要があると思うし、なによりも彼女たちと『約束』しちゃったからな。
だから今回だけは譲れない。
故に俺は自分の持っている手札を出すしかない。
出来れば使いたくはなかったなぁ~。
「もちろん日奈子さんの言っていることは分かってます。いくら親が子供のためを思っていても理事長という立場で職権乱用してはいけませんからね。でも俺だって今回は譲れないんです。…だから日奈子さん、取引しませんか?」
「取引?一体なんの取引をするっていうの?」
少し微笑みながら日奈子さんは尋ねてきた。
お!のっかってくれたぞ。
あとは取引の内容に興味を持ってくれるのを祈るだけだ。
「はい。まずは確認したいのですが、音ノ木坂の廃校はまだ決まっていないと聞きました。それは本当ですか?」
「ええ、その通りよ。でもおそらく、…次のオープンキャンパスでいい結果を得られなければおそらく廃校は免れないでしょうね…。」
なるほど。
あまり時間はないがまだ廃校が決まっているわけじゃないんだな。
だとしたらおそらくこの話にはのってくる!
「わかりました。じゃあ取引の話なんですけどオープンキャンパスで俺がライブをするっていうのはどうですか?」
「えっ?」
予想していなかったのかキョトンとした顔で俺を見てくる日奈子さん。
やっぱりことりにそっくりだ。
「俺が音ノ木坂のオープンキャンパスでライブをするって言ったんです。自惚れに思われるかもしれませんけど、俺は日本でもかなりトップ層のアイドルだと自負しています。」
「ええ、そうでしょうね。でも私はそれが自惚れだとは思わないわ。ことりたちは知らないと思うけど、私はあなたが影で必死に努力していたことを知っているわ。もちろんほとんどがあなたのお母さんから聞いた話なんだけどね。」
なんと!母さんがそんなことを話していたなんて…。
散々育児放棄だなんて文句言ってごめん。今度帰ってきたら謝ろう。
まぁそれはこの際おいておこう。
「なら話は早いです。その日本でもトップのアイドルが音ノ木坂で入学希望者にライブをするんです。きっと今の中学生なら俺に興味を持ってくれてる人も多いと思います。だからきっとオープンキャンパスも成功するでしょう。」
「なるほどね…。でもいいの?こういうことを言ったら嫌な風にとらえられるかもしれないけど、翔人君のライブなんて言ったらかなり費用がかかるでしょ?」
「まぁ普段ならそうなんですが、今回は俺が言い出したことなんで全部俺が持ちます。とは言っても実際は俺じゃなくて事務所なんですけどね。」
しっかり苦笑いも入れていくあたり流石である。
普段ならライブをするときに会場費、スタジオ代、機材セットの費用、人件費などがかかっているがその分は物販でカバーできるので問題ない。
余談なのだが、この前斑鳩さんから聞いた話だと俺のライブはいつも物販の売り上げがすごいらしい。これまでに何度もやっているライブすべてで黒字で一度もマイナスにはなっていないとのことだ。俺の所属している事務所は多くの人がいるが、すべてのライブで黒字なのはなんと俺だけらしい。なんともうれしいことだ。その分俺のところに入ってくるお金も多いわけで…。ファンのみんなには本当に感謝だな。
余談はこれくらいにしておこう。
とまぁこんな俺がライブをするって言ったら普通はかなりの出演料をもらうことになる。
しかし今回は俺が出たいと申し出たので日奈子さんが何も心配する必要はない。
これらのことを日奈子さんに説明すると、
「だいたいのことは理解したわ。…でもいいの?その対価が明日の入校許可だけで。」
「いいんです。俺にとっては自分のライブのことよりもあいつらのことのほうが大切ですから。もしこの条件で日奈子さんが取引してくれるなら俺にとっては万々歳ですよ。」
「翔人君、あなたやっぱりまだあの時のことを…。」
「ん?何か言いました?」
日奈子さんが何か言っているような気がしたので聞いてみる。
「い、いやなんでもないわ。それで取引のことなんだけど、是非こちらからもお願いしたいわ。翔人君のような有名人がオープンキャンパスでライブをしてくれるなら学校の知名度も少しは上がるだろうし。オープンキャンパスもうまくいく気がするわ。」
「じゃあ取引成立ですね。じゃあ明日はおn…」
「失礼します!」
俺が『明日はお願いしますね』と言おうとしたら、この部屋に入ってきた生徒にさえぎられた。
誰だろう?
背が高く金髪ですらりと引き締まった体。まるでモデルのようだ。
と、彼女のことを見ていると彼女と目が会ってしまった。
「あ、あのすみません。理事長とお話し中でしたか?」
「い、いや大丈夫です。話はさっきちょうど終わったところだったので。」
声も綺麗な声をしてるんだな。
ネクタイを見ると緑色、3年生か。
希さんといい、この人といい音ノ木坂には美人がいっぱいだな…。
なんて考えていると金髪の3年の人が、
「理事長今日は何の用ですか?私は今廃校阻止のために考えることがたくさんで忙しいのですが…。」
と、日奈子さんに呼ばれた理由を聞いている。
「そんなに気をつめる必要はないのよ絢瀬さん。私は楽しく学園生活を送ってもらえればそれで満足なんですから。」
絢瀬さんっていうのかこの人は。
それにしても日奈子さんが理事長として対応している姿初めて見たけどやっぱり普段とは全然違うな。
普段のふざけた雰囲気なんて微塵も感じられない。
まぁそんな雰囲気があったら理事長なんてやっていられないと思うが…。
しっかりオンとオフの区別ができてるってことなんだな。
改めてすごいと思うよ、日奈子さん。
「いえ、そういうわけにはいきません。私は生徒会長として学校の廃校を阻止しなくてはなりません。」
「相変わらずね…。」
ん?
生徒会長!?
絢瀬さんが!?
でも言われてみれば生徒会長っぽい雰囲気があふれている気がする。
生徒会長になった人にあったことないからよくわからないけど…。
「あっ!そうだわ!」
なんて考えていたら日奈子さんが突然声を上げた。
どうしたのだろう?
「絢瀬さん、今度オープンキャンパスがあるのは知っているわよね?」
「はい。もちろん知っています。廃校を阻止できる可能性のある大きなイベントですから。生徒会でもどのようなオープンキャンパスにしようか考えようかと思っています。」
「だったら話は早いわ。ここにいる翔人君と一緒に、オープンキャンパスについて考えていってもらえないかしら?」
はっ?
いやいや、何を言っているんですか日奈子さん。
確かにオープンキャンパスでライブをする約束はしましたけど、オープンキャンパスそのものについて考えるなんて一言も言っていませんよ!?
「ここにいる男性と、ですか?」
「ええ、彼なら頭も切れるし、なによりたった今オープンキャンパスでライブをやってもらうことになったしね♪」
なったしね♪じゃねーよ!
俺には意見することさえ許されないのだろうか…。
辛い…。
「お言葉ですが理事長、失礼を承知で言いますがこの方はそんなに有名な方なのですか?」
「絢瀬さん翔人君のこと知らないの?あっ、今は変装で顔を隠してるからわからないのね。翔人君ちょっと変装を解いてくれる?」
はいはいわかりましたよ。
俺には拒否権なんてないんですよね…。
そう思いつつ俺は変装を解く。
「あなたは…!斎藤翔人…さん?」
「はい。斎藤翔人です。こんにちは絢瀬さん。」
「あっ、自己紹介が遅れました。音ノ木坂学院の生徒会長を務めている絢瀬絵里と言います。じゃなくて、なぜあの斎藤翔人さんがここにいるんですか、理事長!」
絢瀬さんが日奈子さんに詰め寄る。
まぁ急に目の前にアイドルが現れたらびっくりするよな~。
俺でもそうだもん。
「翔人君は娘の幼馴染なのよ。だから彼が小さいときから知っているわ。その彼が今日取引を申し込んできたからここにいるのよ。」
「取引…ですか?」
「ええ、明日のμ'sのライブを見ることを条件に、オープンキャンパスでライブをやってくれることになったのよ。」
「μ'sのライブを…?」
μ'sの名前を出したとたん絢瀬さんの雰囲気が変わった。
希さんから聞いてはいたが、ここまで穂乃果たちのことを毛嫌いしてるとは少々予想外だな…。
「…翔人さんはなぜ彼女たちのライブを見に来るんです?」
絢瀬さんが俺に聞いてくる。
やっぱ穂乃果たちと知り合いってだけで警戒されてるな…。
俺は仲良くしたいんだけど…。
「簡単な話ですよ絢瀬さん。幼馴染に私たちのライブを見に来てって頼まれたからです。俺が足を運ぶ理由としてはそれだけで十分です。それに俺は、これまであいつらの練習を指導してきた言わばコーチみたいなもんですし、練習の成果をどこまで発揮できるか見たいってのもありますけどね。」
「…そうですか。」
「それで絢瀬さん、オープンキャンパスの件頼んでもいいですか?」
俺たちの会話が一段落したと思った日奈子さんが絢瀬さんに声をかける。
「…わかりました。翔人さんがライブをするなら事前の打ち合わせとかも必要ですしね。彼と一緒に話を進めたいと思います。」
絢瀬さんがそういうと日奈子さんは微笑みながら、
「じゃあお願いね♪」
それだけ言い残し、部屋を後にしてしまった。
…っておい!
絢瀬さんと二人きりになっちゃったじゃないか!
初対面なのにこれは少々気まずい。
それに絢瀬さんは穂乃果たちの件でおそらく俺に対していい感情を抱いていない。
さて、これからどうするか…。
そう思い一人考え込む翔人であった。
次回第13話
「生徒会長」