ラブライブ! ~幼馴染たちと共に~   作:ローニエ

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2人の女神との出会い

穂乃果たちのライブが終わってから一週間が経っていた。

なぜか穂乃果たちとご飯を食べた後、仕事が増えていてかなり忙しい。

なので練習を見に行けていないのだ。

絢瀬さんにああ言った手前練習見たいんだけどな…。

そんなことを考えていると、

 

「翔人君!今の話聞いてたの?」

 

斑鳩さんに怒られてしまった。

あぁ…。

そういえば今仕事中だったな。

考え事は後にしよう。

 

「いえ、聞いてませんでした!すみません!」

 

「なんでそんなにいさぎいいのよ…。」

 

「いやぁ…考え事してまして。」

 

俺は斑鳩さんに素直にそう告げる。

 

「どうせ穂乃果ちゃんたちのこと考えてたんでしょ?」

 

「どうせってなんですか…。まぁ間違ってはいませんけど…。」

 

「やっぱり。まぁここのところずっと仕事忙しかったものね…。」

 

やっぱりって…。

斑鳩さんに隠し事ができる日は一生来ない気がする…。

 

「…そうだ!明日は休日にしましょ!」

 

「…はい?」

 

急に何を言うんだこの人は…。

まぁいつものことだけど…。

 

「だから…明日は休日にしましょうって言ったのよ。」

 

「それはわかりますよ!そうじゃなくて何で急にそうなるんですか!?」

 

斑鳩さんと話すのは疲れる…。

もう少し大人って言葉がふさわしい女性になってほしい。

 

「何でって…、そんなの明日新宿のアクセサリーショップが…じゃなくて翔人君が疲れてるからに決まってるでしょ?翔人君の体調を管理するのもマネージャーの務めよ♪」

 

本音が出てるし…。

そういえば前新宿のアクセサリーショップがオープンするって言ってたっけ。

その日仕事入ってることを聞くとかなり落ち込んでいたのは記憶に新しい。

っていうかアクセサリーショップ行くために仕事休むって、あんた…。

…とは言っても疲れているのは事実だし、たまには斑鳩さんのために休みをとるのも悪くない。

普段お世話になってることだしな。

 

「まぁ色々言いたい事はありますけど、そこまで言うなら明日休みでいいですよ。」

 

「やったー!これで明日は…ムフフ…」

 

危ない笑いをしている斑鳩さんを放っておいて帰り支度をしていると、

 

「社長には翔人君が疲れたから休みをとりましたって言っとくからね~。じゃあまた明後日会いましょっ♪」

 

ハァ…、また社長になんか言われるかもな…。

それよりもテンションあがりすぎの斑鳩さんが気持ち悪いので早く帰ろう…。

 

「はいはいわかりました…。じゃあ俺は先に帰りますね。」

 

そう言って俺は仕事場を後にした。

 

 

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「さてと今からどうしましょうかね~」

 

仕事場を出たのはいいのだが、時間を見ると午後4時。

帰るには少々早い時間である。

そこで今から何をしようか考えてみる。

…そういえば今日は好きなゲームの発売日だった気がする。

明日は気分転換にゲーム三昧かな。

そう思い俺はゲームを買うために秋葉原に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

「いや~、秋葉原久しぶりに来たな~」

 

午後4時半俺は秋葉原についた。

早速ゲームを探しに行こう!と思い俺は一番安い店を探しにいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございました~」

 

探し回って30分ようやく求めていたゲームを見つけることができた。

ここに来るまでに10店ほど回ってきたがどこも売り切れだったのだ。

この店でなかったら諦めて帰ろうと思っていたのでゲームがあって本当によかった。

さて今日は徹夜だ!

なんて思いながら駅に向かっていると、

 

「…やめてください……」

 

ん?

何やら声が聞こえた気がした。

気のせいかなと思い足を進めると、

 

「放してください!」

 

どうやら気のせいではなかったようだ。

俺は声の主の元へ向かうため駆け足で路地裏へと向かっていた。

 

 

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~凛side~

 

「ちょっとだけでいいって言ってんだろ?」

 

かよちんのお願いで秋葉原まで来たのはよかったんだけど、かよちんが買ったCDについて熱く語ってたら怖そうな男の人に肩が当たってしまった。

 

かよちんの不注意でもあるんだけど、このままこの人たちについていったらどうなるかは凛でもわかる。

ここは凛がかよちんを守らなきゃ!

 

「放してください!かよちんが嫌がってるじゃないですか!」

 

「あぁん?君もかわいいね~。…そうだ!この子の代わりに君が俺たちと一緒に遊んでくれるならいいよ。」

 

「…」

 

「友達を守りたいんだろ?だったら俺たちと一緒にこないとこの子どうなるかわからないよ?」

 

そう言って男の人たちはにやにやしながら凛のことを見てくる。

かよちんの方を見ると怖くて目元に涙を浮かべて凛を見ていた。

…今はかよちんを助けないと!

凛ならこの人たちから逃げられるかもしれない。

かよちんを先に逃がさないと!

 

「わかりましt…」

 

「おいおい。お前たち何してんだ?」

 

凛が男の人たちについて行こうとしたら颯爽と知らないかっこいい男の人が現れた。

 

~凛side out~

 

 

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「おいおい。お前たち何してんだ?そんな不細工な面でナンパか?くっくっく…笑わせてくれるなよ。」

 

声のした方に行ってみると女の子2人が不良に絡まれているところだった。

…今時こんな感じで女の子を襲うってどうなんだ?

時代遅れではないだろうか?

っと、今は女の子たちを助けないとな。

 

「あぁん?なんだお前?」

 

「俺か?お前たちみたいなクズに名乗る名前なんてないよ。」

 

まぁ実際の話ここで名前を出して通報されたら厄介だしな…。

 

「ふざけてんのかテメェ!」

 

「え?大真面目だけど?」

 

「あんまりふざけてるとやるぞ?」

 

「やるって何を?俺そっちの趣味はないんだけど…。」

 

そう言って不良たちをあおる俺。

こういうやつらをモブって言うんだろうな…。

 

「俺たちの怖さを教えないとだめみたいだな…」

 

俺がくだらないことを考えていると、男はナイフをだしてきた。

 

「ナイフか…。」

 

「なんだなんだ!?ナイフごときでビビってんのか?情けねぇなぁおい!」

 

うざいなこいつ…。

とりあえず無力化しておくか。

でもその前に、

 

「君たち、危ないから下がってて。後は俺がやるから。」

 

「え…大丈夫なんですか?」

 

俺がそういうとオレンジ色の髪のショートヘアの子が俺のことを心配したのか声をかけてくる。

 

「まぁ100%大丈夫って保障はないけど…なんとかなると思うから。」

 

俺はそう言い残し、不良たちに近づく。

 

 

「逃げる準備でもしてると思ったが違ったか。ナイフを見て逃げないなんてお前相当なバカだな。」

 

「バカはお前たちだろ?ナイフごときで俺がビビるとでも思っているのか?」

 

「…テメェ、おい!お前らこいつをやるぞ!」

 

「「「はい!!」」」

 

相手は4人。

まぁなんとかなるだろ。

 

まずはまっすぐ俺に突っ込んできた男は腹パン一発で無力化し、続いて左右から襲ってきた二人はお互いをぶつけて無力化。

ここまで3秒。

残るはリーダー格の男一人だけ。

 

「おい、まだやるつもりか?」

 

「っ!どうせまぐれだ。俺がお前をやってやる!」

 

男はそういうとナイフを振りかざし俺に攻撃しようとする。

流石にナイフをもろで食らったら危ないのでよけようとしたのだが、前を見ると男はいなかった。

 

「きゃー!!」

 

後ろを見ると首元にナイフを突きつけられてるショートカットの女の子が目に入った。

 

「形勢逆転だな~。こいつを助けたかったらそこで土下座しろ。」

 

くっ…。

こんなやつに土下座なんて正直屈辱だ。

しかしあの子を助けるにはこれしか方法がないのも事実だし…。

…ここは大人しく従っておくか。

 

そう考えた俺は地面に頭をつけ土下座をする。

 

「すまなかった。どうかその子を放してあげてほしい。」

 

「あぁん?お前は人にものを頼む態度も知らないのか?敬語を使え!敬語を!」

 

「…すみませんでした。その子を放してあげてください。お願いします。」

 

「言いざまだなぁっ、おい!今どんな気分だ?」

 

そう言って男は笑いながら俺に向かって聞いてくる。

くそっ、今に見てろよ…。

 

「助けに入ったのにこれじゃあ意味ねえなぁ。それはともかくよくも俺の連れに手を出してくれたな…。こいつはおかえしだっ!」

 

ぐふっ…。

男はそういうと俺の横腹を思いっきり蹴り、そのあと頭を踏んできた。

ぐっ…。鍛えてあるとはいえ、さすがにきくな…。

 

「はっはっは!最高な気分だぜ!助けに来たやつを返りうちにできるなんてな!!」

 

男はそう言いながら俺を見ずに大笑いをし始めた。

女の子をつかんでいた手も油断しているのか離れている。

…今がチャンスだ!

そう思い俺はすぐさま起き上がり男に全力の腹パンをプレゼントする。

 

「ぐっ…。て、テメェ…」

 

「俺からのプレゼントだ。」

 

俺のプレゼントを受け取った男は言おうとしていたセリフを最後まで言うこともできずに倒れた。

 

 

 

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「えっと…君たち大丈夫?」

 

男が倒れた後彼女たちは放心状態だったため声をかける。

 

「えっ…?あっ…!はい、大丈夫です。」

 

俺の質問にオレンジ色の髪の子が答える。

もう一人の大人しそうな子はいまだ放心状態だ。

 

「それより、あなたこそ大丈夫ですか?色々蹴られたりしてましたけど…」

 

そう言うと彼女は俯いてしまった。

あぁ…。そのことで心配してたのかな?

 

「あぁ大丈夫だよ。俺丈夫だから。」

 

「ならよかったです…ってあ!凛まだお礼も言ってませんでしたね。助けてくれてありがとうございます!私は星空凛って言います。」

 

俺が大丈夫なことを伝えると元気を取り戻した凛ちゃんが自己紹介をしてきてくれた。

まぁ自己紹介されたらこっちがしないわけにもいかないよな~。

 

「よろしく凛ちゃん。俺の名前は…」

 

「斎藤翔人…」

 

「そうそう斎藤翔人…って、えっ?」

 

俺が自己紹介しようとしたらずっと放心状態で大人しかった子が俺の名前をつぶやいた。

 

「やっぱり!斎藤翔人さんですよね!!」

 

「う、うん。そうだけど…。」

 

俺が斎藤翔人だってことが分かるとすぐに俺の近くまでやってきた。

 

「な、なぜ翔人さんがこんなところに!?それよりこの前穂乃果さんたちのライブにいましたよね!?もしかして穂乃果さんたちとは親しい関係だったりするんですか!?」

 

「ちょ、ちょっと落ち着こうか…。」

 

彼女は一体何なんだ!?

大人しい子だと思ってたけど、まさに反対だ…。

まぁ俺のこと見たらそういう反応するのもわからなくはないけど、他のファンの子たちとはどこかが違う気がする。

 

「あっ…すみません。」

 

俺が落ち着くように言うと彼女はすぐに大人しくなった。

…一体どっちの彼女が本物なんだろう?

凛ちゃんは『こっちのかよちんも好きにゃー』とか言ってるし…。

 

「あの…!私、小泉花陽って言います…。先ほどは助けていただいてありがとうございました。」

 

「花陽ちゃんか…。どういたしまして!」

 

そういえば穂乃果たちのライブの時にこんな子いたなぁ~。

穂乃果たちのライブに来てくれてありがとうって言ったんだっけ。

しっかりと顔を見ていなかったから、こんなに可愛い子だとは思わなかったぜ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしてもなんであんな人通りの少ない道にいたんだ?君たちは可愛いんだからもっと自分たちのことを考えないと。最近の人は何するかわかんないんだから…。」

 

凛ちゃん、花陽ちゃんと自己紹介した俺は彼女たちに注意をしていた。

だってもし俺が行かなきゃ何されてたかわからないんだぞ?

女子高生なんだし自分のことはしっかり考えてほしい。

…でもまぁこんだけ可愛ければ狙われてもしょうがない…のかな?

 

「「すみません…」」

 

俺が注意すると2人は俺の予想以上に落ち込んでしまった。

 

「そ、そんなに落ち込まないで。これから注意すれば大丈夫だから。」

 

まさかこんなに落ち込むとは…。

女の子の扱いって難しい…。

えっ?穂乃果たちも女の子だろって?

バカ言え…あいつらの場合お互いのことを知ってるから何にも気を使わなくていいんだよ。

 

「「はい!」」

 

どうやら二人とも元気がでたようだ。

よかったよかった…。

 

「でも本当に助かったにゃー。翔人さんがいなかったら今こうして笑えてないわけだし。」

 

「確かにそうだね凛ちゃん。…翔人さんは仕事の帰りですか?」

 

「あぁそうだよ。今日は仕事が早く終わったから秋葉原を探索してたんだ。…それよりありがとな。」

 

「え?」

 

花陽ちゃんと凛ちゃんがキョトンとしている。

まぁ急にお礼言われてもそうなるよな…。

 

「穂乃果たちのライブの話。君たちが来てくれなかったらきっと穂乃果たちはとても辛い思いをしただろうから…。」

 

本当にあの時ライブを見に来てくれた人全員に感謝だよな…。

あの3人はしっかりとその辺をわかっているのだろうか…?

 

「い、いえ…。行くの遅れちゃったし、そんなお礼を言われるようなことは何も…。」

 

「り、凛もそうです…。かよちんがいなきゃ凛はライブ見に行ってなかっただろうし…。でもライブものすごく感動しました!」

 

「そ、それは私も一緒です!そ、そのなんていうか心に響いたといいますか…ものすごく感動しました!」

 

2人は俺と同じであのライブに感動していたらしい。

確かにあのライブは感動の一言では表せないほど素晴らしいものだった。

俺だけじゃなかったんだな…。

 

「ありがとう。でもそれは穂乃果たちに直接言ってやってくれないか?そしたらあいつらかなり喜ぶと思うんだ。」

 

きっとその言葉を伝えれば穂乃果たちは今以上にやる気がでることだろう。

穂乃果の場合調子に乗るかもしれないが…。

 

「は、はい。学校であったら伝えておきます。」

 

「あぁ、そうしてくれると嬉しい。」

 

俺はそう笑顔で伝える。

…この子たちみたいな可愛い子がμ'sに入ってくれればもっと人気が出ると思うんだけどな。

でもいきなりそんなことを言っても迷惑な話だろう…。

それに勧誘なら穂乃果たちがやってるはずだしな。

 

そんなたわいもない話を凛ちゃんと花陽ちゃんとしていたら日もだいぶ落ちてきていた。

 

「そろそろ日も暮れてきたな。2人ともそろそろ帰らなくても大丈夫か?」

 

「そうですね…。そろそろ帰ります。」

 

「帰るにゃー!」

 

ははっ…。凛ちゃんはいつも元気だな。

きっと大人しい花陽ちゃんをいつも引っ張っているのだろう。

穂乃果たちみたいにとても仲がいい感じに見える。

 

「それでは今日は本当にありがとうございました。」

「ありがとうだにゃー。」

 

「どういたしまして。気を付けて帰れよ~。」

 

「「はーい。」」

 

こうして俺は凛ちゃんと花陽ちゃんと別れた。

俺はどこかでまた彼女たちとは会える予感がしていた。

希さんではないが、何かが俺に告げているような…

そんな感覚があった…。

 

 

 

 

 

 

 

2人と別れて駅に向かう途中、今度こそ帰ってゲームだ!

と、思っていると携帯に着信がきた。

ん?誰だろう?

そう思い携帯の画面を見てみると、そこには『西木野真姫』の名前が表示されていた。

 

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