これで本日分の投稿は終わりです!
ここで区切る方がちょうどいいのでねw
今回は璃王の視点です、どうぞ!
一方、バルコニーには璃王が居た。
彼は、バルコニーの手摺りに腰を掛けて、下弦の月の浮かぶ夜空を眺めている。
思った以上にホール内の匂いがきつい為、これ以上は任務続行は不可能だと考えたのだ。
これなら、弥王と公爵に丸投げして、弥王が終わらせてくれるのをここで大人しく待って居た方が良いな。
きっと、弥王の事だ。 グランツに見初められ出もしてぶち切れるだろう。
そうすれば、弥王は屋敷ごと焼いてくれる筈だ。 その混乱に便乗して自分はここから逃げればいい。
なんて名案。
そんな事を考えていたら、ゆっくりと風が流れてきて、璃王の長い髪を掠っていく。
ストレートロングの蒼い髪を巻き上げて右側で結い上げられている為、右側が重く感じる。
風に弄ばれる髪を耳に掛けていると、ふと、フリルが幾重にも重なっている袖の間から、腕に巻いてある包帯が歪んでいるのが見えた。
その包帯の下には、黒い痣がチラリと垣間見える。
璃王は包帯を無造作に引っ張って解くと、現れた痣を見て溜息を吐いた。
「あと、どのくらいだ・・・・・・」
ふと、呟きが漏れた。
それは、弥王がグランツを殺り終える時間ではない。
年々、痣は広がって行っている。 まるで、璃王の寿命をカウントしているかのように。
璃王の寿命は、そこまで長くはないのだ。
彼自身が生まれた時からその身に宿している呪い、【
痣の広がりは、璃王の残りの寿命をカウントしているのだ。
随分と広がったもんだ、と、璃王は包帯を巻き直しながら思う。
もしかしたら、長くはないかも知れない。
年々縮んでいく寿命。それに比例するように人間離れしていく身体能力。
璃王の一族は皆、呪いを宿して生まれて来る。
その中で璃王は異質な存在として忌み嫌われていた。
その事は本人と弥王、そして、グレアを除く一部の人間しか知らない。
縮んでいく寿命も身体変化も、全ては呪いによるモノだ。
包帯を巻き終わると、璃王は懐から銀時計を取り出し、蓋を開いた。
蓋の裏側には、“I alive together until I die.”と言う文字が彫られている。
その時計は、弥王と璃王が
文字は、弥王と璃王がその日に“目的を達成するまでは、死んでも死にきれない”と言い聞かせる為に互いの銀時計の蓋の裏に彫ったのだ。
(守れそうにないな・・・・・・)
璃王は、時計を仕舞った。
幼い頃から一緒に居た。
ふと、初めて出会った日の事を思い出す。
あの時には既に、集落の大人からは邪険にされ、子供達から迫害を受けていた。
人と関わるのが怖くて、弥王と初めて会った時は冷たく接する事で弥王が関わってこないようにしようとしていたけれど、それを壊してくれたのが弥王だったのだ。
その日から、弥王とは常に一緒に行動していた。
何をするのもずっと一緒で、何があっても離れる事はなかった。
その為、互いに共依存のような感じで今までやってきた。 常に2人で一つの存在として生きているという感覚さえある。
だが――。
そこまで考えていた時だった。
璃王は、一つの声に思考の海から引き上げられた。
「そんな所でどうしたんだ?」
ふと、そんな声が聞こえ、璃王は顔を上げた。
目の前には、自分よりも年上であろう男性が璃王を真っ直ぐに紅い目で射貫くように見ていた。
レイナス
年齢:18歳(後に19歳)
誕生日:9月15日
星座:乙女座
血液型:A型
身長:180cm
体重:75kg
出身国:??
趣味:昼寝
特技:ダーツ
好き:オムライス、シュークリーム
嫌い:ヒリュウの態度、法律
異名:??
武器:??
ヒリュウと同居している青年。
ヒリュウの義兄弟でよくパシリにされている。
本人は嫌がっているようだが、渋々動く。
いい加減、兄貴がウゼェ年頃。
市警察(ヤード)を毛嫌いしているが、かと言って
性格は璃王程ではないが少々粗野。
気配とかには敏感な割りには、他の面では鈍感な所があり、初見で璃王を(高身長な事も手伝って)少し童顔の同い年くらいに見ていた。
本人は趣味にはしていないが、お菓子作りが得意だという一面もある。
夜会以来、璃王を気に掛ける素振りを見せる。
それがどういう感情なのかは今の所、謎だ。