「スカーレットオオオオォォ!俺だあああ!戦えええええ!!」
「うるせぇ、自分の業務優先でやれ。」
「そういうお前も自分の目的優先してないで業務やれよ」
この多重人格者...!
今にもこぶしが出てしまうがこいつからしたらそれは戦闘の合図。
素戔嗚尊。
または須佐之男命と呼ばれているこの神は天照大神の弟。
噂では初代にギャンブルで無実を証明。
2代目をぶち切らせて天岩戸に引き籠もらせたとか。
そしてマザコンだったり犯罪者系乱暴者だったりスーパーヒーローだったりで属性盛りすぎな多重人格者。
その把握できない神格ゆえに結構避けられがち。
戦闘狂、まとも、主人公etc...
他にも属性あるのではないだろうか?
「あ、あのスサノオさん...」
「この際六人目の姉貴でもいい!戦え!」
「やらせるかアホゥ」
頭に書類の束を落とす。
それを受けて頭を抱え蹲るスサノオ。
「か、カクさん、それは流石にやりすぎなんじゃ?」
「こう言う輩にはこれぐらいが丁度いい。それに六代目、あんたはまだ戦闘に関することを何一つ経験してないんだ。こんなガチ戦闘狂と戦わせれるかっての」
ましてやこいつ、手加減なんて知らんと言わんばかりに攻撃し始めるからな
「でも他の神の要望も聞かないと...」
「ハァ...良いですか六代目、たしかに他の神の要望も聞くのも必要ですが、たまに聞くのが一番だ。」
「え?たまに?」
「あぁたまに、神ってのはロクなのがいないんで」
高天原と同権限を持つオリュンポスとかいう場所のゼウスとか言う神が一番良い例だろう。
詳細は知らんが何度も妻の目を盗み浮気を繰り返し神や半神半人を作っていると聞く。はっきり言ってクズである。
呆れ顔でそう考えつつスサノオを見る。仕方ない
「スサノオ、相手するから準備しろ」
「お?何の心変わりだよ」
「いや、六代目にお前相手にしたらどれだけやばいか教えるためだ」
「ほー、んじゃ行こうぜ!準備なんて終わってんだし!」
というか準備してなかったら来ねえよ!
っとスサノオは笑いながら言う。
六代目が不安そうな顔で見ているが慣れてもらうしかない。
余談だが、スサノオは六代目が男であることに気づいていない。
まぁ、六代目が初めての男らしいしな...
「いよーし!始めっか!」
周りが木々に囲まれている場所。
紅葉が綺麗で、池の上にも落ち葉が落ちて綺麗な場所。
空は快晴。
ところどころに岩肌が突き出ている。
スサノオが刀身に緑色の線が幾十も入っているものを握っている。
対面であるカクは無骨の大鎌を片手で持っている。
「姉貴ー!硬貨落としよろしくなー!」
「う、うん!」
スサノオは場外で見ている天照大神にそう言うとはにかみながらいまかといまかと待っている。
「い、いくよ!」
硬貨を上空に投げる。
空気が鋭く変わる
硬貨が落下し始めた。
スサノオの顔が笑う。
硬貨が中ほどまで来た。
カクの顔が険しくなる。
そして硬貨が地面に落ちた。
___瞬間、カクのいる場所が盛り上がった。