日常系俺タワー   作:ガイアァァァァァ

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注意書きからファンタジー要素皆無を削除しました。

今回は鉋、錐、鑿のくノ一三姉妹の話です。


その2 アイエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?

神楽建設のビルの中には、建姫専用の部屋が全員分用意されている。

その内の一つ、名栗鉋、自在錐、突鑿のくノ一三姉妹の部屋からなにやら只ならぬ雰囲気を感じ取れた。(3人は覚えやすいのであだ名がない)

 

鉋「さて、オヤカタ様にこっそりご奉仕して心を鷲掴みにする作戦、略してOGKは順調のようね。」

錐「はい…今回もハナさんを出し抜いて…オヤカタ様にたくさんご奉仕できました…。」

鑿「わ、私、今回はオヤカタ様のポケットに忘れ物の財布を滑り込ませることが、できました」

鉋「そう。二人共偉いわね」

 

こっそりやってる時点で、心を鷲掴みに出来る訳がないのだがそこには突っ込まないでおこう。

 

鉋「明日ももっとご奉仕してオヤカタ様に喜んで貰える様に今日はもう寝ましょう。またいつも通りお願いね」

錐・鑿「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日竜則はアイスパイルのケイ、バックホーローダーのルナ、危険物ローリーのローリ、ハーベスタのフィールを執務室に呼び出した。

 

ケイ「それで、私達を呼び出して一体どうなされたのですか?」

竜則「実はな…最近変なんだよ。」

ルナ「変って、具体的に何がどう変なのよ?」

竜則「昨日のことなんだが、飲み物を買おうと思って自販機に行ったら部屋に財布を忘れてな。どうしようかと思っていたら、何故かポケットに財布が入っていたんだよな。」

ローリ「自分が忘れていたのではないんですの?」

竜則「いや、その時まではズボンのポケットに財布はどこにも入っていなかったよ。入ってたら絶対気づくしな」

フィ「それは、確かに変だな」

竜「だろ?この前なんかコーヒーが飲みたいて言ったら突然缶コーヒーが目の前に現れてな。」

ルナ「もはや超常現象ね…」

竜「あれ以来、恥ずかしながら怖くて仕事が進まなくてな。お前らの力を借りようって思ったんだ。本当ならこんなことでお前らの手を煩わせることはしたくないんだがな。」

ケイ「オヤカタ様、困った時はお互い様ですよ。」

ルナ「1人で抱え込んでたら身体が持たないわ。」

ローリ「私達のこと、何時でも頼りにしてくれていいんですのよ。」

フィ「必ず、オヤカタの力になろう。」

竜「…悪いなお前ら。礼と言っちゃなんだがお前らの好きなものを一つ買ってやるよ。」

 

ビクッ

 

その言葉に4人全員が反応した

 

ケイ「お任せください!必ずこの事件を解決してみせます!」ズイッ

ルナ「オヤカタからのプレゼント…俄然やる気が出てきたわ!」

ローリ「なんでも一つ…買って…ああ!なんて甘美な響き…!」

フィ「オヤカタ!私、頑張る!」ズイッ

竜「お、おう…」

 

やる気が感じられるのはいいが、カラ回りしないか心配になる竜則だった。

 

竜「あー、お前らちょっといいか?」

ケイ「はい!何でしょう!?」

竜「実はな…この事件を解決してほしい理由がもう一つあってな」

ルナ「もう一つ?」

竜「あれだよ」

 

竜則が指をさす方向を見ると、部屋のソファーに座って黒いオーラを纏い、爪を噛んで歯軋りしながら何かつぶやき続けるハナの姿があった。

 

ハナ「クソッ…何処の何奴か知らねえが私の邪魔をしやがって…ブツブツ…」

ローリ「こ、これは早急に解決しないといけませんわね…」

ルナ「じ、じゃあ早速行きましょうか!」

 

 

 

 

 

 

 

まず4人は昨日の監視カメラの映像を確認することにした。

ケイ「事件が起きたのは昨日の午後3時辺りでしたね。」

ルナ「オヤカタは突然缶コーヒーが目の前にって言ってたけど…」

ローリ「…時間ですわ」

竜『あー…コーヒー飲みてぇ…』

 

シュバッ

 

フィ「!今、影が!」

ケイ「少し戻しましょう」ピッ

ルナ「…何か…いるわね」

フィ「しかし、映像が荒すぎる。これじゃ分からない」

ローリ「確か昨日の秘書はリアさんだったと思いますわ。」

 

リアとは、マテリアルハンドラFGのあだ名である。昨日秘書を務めていた彼女に聞けば何か分かると思ったのだろう。

 

ルナ「そうと決まれば、早速事情聴取よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーリアの部屋ー

 

リア「確かに、昨日は突然缶コーヒーが出てきたりうたた寝してたオヤカタに突然毛布がかけられたりしてたわ。でも、誰かが出入りした後は無かったわよ。」

ローリ「ですが、監視カメラには人影の様なものが映っていましたわ。」

ルナ「リアじゃないとすると…その他の誰かか、…まさか、ゆ、幽霊?」

ケイ「昼間に幽霊が出ない訳では無いですが、それは考えすぎではありませんか?」

リア「もっと映像が見やすかったら…そうだ!あの子の部屋に行ってみない?きっと映像をもっと見やすくしてくれるはずよ。」

ルナ「もしかして、アキ博士のこと?あの子苦手なのよね…」

 

アキとは、マルチポンププライヤー(別名のアンギラから)のあだ名のことでみんなからはアキ博士と呼ばれる。やたらと竜則や他の建姫を改造したがるので苦手意識を持たれているが腕は確かなので重宝されている。

 

フィ「これもオヤカタの為だ。すぐに行こう。」

ルナ「しょうがないわね…そうだわ。リアも一緒に行きましょう。この事件を解決したらオヤカタが一つだけ好きなものを買ってくれるって。」

リア「本当!?なら、私もいくわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーアキ博士の部屋ー

アキ「それでー、映像を見やすくすればいいのー?」

ルナ「ええ。これもオヤカタの為よ。お願い出来るかしら」

アキ「オヤカタの為ならいいよー。ちょっとまっててー」

 

アキは部屋の奥に入っていった。

 

ギュイイイイン ガシャーンガシャーン ドドドドドドドド

 

リア「…本当に大丈夫かしら…」

ローリ「確かに。心配になってきますわ…」

フィ「大丈夫だろう。…多分」

アキ「できたよー。フルHDだから見やすさは保証するよー」

ルナ「…本当だ、見やすい!」

ケイ「これで、誰が犯人かわかりますね」

 

解像度の上がった映像を見ると、

 

ローリ「これは…鉋さんですわ!」

リア「あの子が犯人だったのね」

フィ「そうと決まれば、早速急ぐぞ!」

アキ「行ってらっしゃーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー鉋・錐・鑿の部屋ー

 

ルナ「鉋、錐、鑿、少し聞きたいことがあるんだけど」

鉋「あら、なにかしら」

ケイ「単刀直入に言います。この映像に映っているのは鉋さん、あなたですね。」

鉋「っ!…嗅ぎ付けるのが速いのね。」

リア「以外とあっさり認めたわね」

鉋「変に弁解しても自分を追い詰めるだけよ」

ローリ「そう…じゃあ、認めますのね」

フィ「妹二人は、何か言いたいことは?」

錐「あの…!最初に考えたのは私で…!」

鑿「姉様は何も悪くないんです!」

鉋「辞めなさい!」

錐・鑿「っ!」

鉋「もういいのよ。悪いのは全部私なの。」

錐・鑿「姉様ぁ…」

リア「で?何の為にそんなことしたのよ?」

鉋「それは勿論、オヤカタ様の心を鷲掴みにする為よ。名付けて、オヤカタ様にこっそりご奉仕して心を鷲掴みにする作戦、略してOGKよ」

ルナ「名前はともかく…どうやってよ」

鉋「とある雑誌に男はさりげない優しさにキュンと来るとあったのよ。」

ローリ「…鉋さん、こっそりとさりげないは全然違いますわよ。」

鉋「!?(ガーーーン)わ、私とした事が…オヤカタ様の心を鷲掴みにすることに気を取られて…」ガクッ

錐・鑿「お姉様〜!?」

 

この後立ち直るまで1時間かかった。

 

 

 

 

 

 

 

ー執務室ー

 

鉋・錐・鑿「申し訳ありませんでした!」

竜「もういいって。顔上げろよ。」

鉋「いえ!せめて、何か罰を受けなければ私の気が済みません!どうぞなんなりと!」

錐「あの…!私も…!」

鑿「私もお願いします!私達三姉妹は、一心同体、一連托生です!」

ルナ「どうするの?オヤカタ」

竜「そうだな…よし、お前らに処分を言い渡す。」

鉋・錐・鑿「…」

竜「今日から1週間、俺のメイドをして貰おうか。」

鉋「そ、それだけ…ですか?」

竜「お前ら、俺を思ってやったんだろ?そんなお前らに厳しい処分を下すなんざ出来ねぇ相談だ。」

鉋・錐・鑿「っ!…オヤカタ様!」ダキッ

竜「お、お前ら一斉に抱きつくなよ…!」

 

ケイ「一件落着、ですね」

ルナ「そうね…いいなあ」

フィ「しかし…あれは放っておいていいのか?」

『あれ?』

 

ハナ「クソッ…!私の邪魔をしておいて何事もなかった様に抱きつきやがって…!クソッ…!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ローリ「わ、忘れてましたわ…」

リア「ちょっとオヤカタ!あれ何とかして!」

竜「あれ?…ああ…ハナ、こっち来い。」

ハナ「はい!オヤカタ様!」キラキラ〜☆

(変わり身速っ!)

竜「ハナ…お前もやるか?メイド」

ハナ「!(パァッ)はい!勿論です!」

 

ケイ「チョロいですね」

ルナ「チョロいわね」

ローリ「チョロいですわね」

フィ「チョロいな」

リア「チョロいね」

ケイ・ローリ・ルナ・フィ・リア「……いいなあ」




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