「「「「ぎっくり腰!?」」」」
5人同時デートから数日後、竜則が仕事場から腰を痛めて帰って来た。
仕事に同行したタワークレーンことレナの話では建造に使う鉄パイプを5本も持ち上げようとしたら腰を痛めてしまったらしい。
レナ「幸い、命に別状はありませんが、最低でも2週間は安静にするように、との事です」
レナがそう言うと、リーチスタッカーのリトが、
リト「にしても、オヤカタもいい歳なんだから、そんな無茶しなくてもな」
そう言うとオールテレーンクレーンのレンが、
レン「そう言ってやるな。男というのはかっこつけたがるものだ」
リト「そう言うもんかねえ」
ローラ「ところで、オヤカタの看病は誰がやるのよ?」
その場が一気に静まり返った。
シャ「仕方ありませんわね!ここはオヤカタ様のメイドである私が…」
その言葉に圧着ペンチのチカが反論する。
チカ「ちょっと待った!ここは幼なじみの私が!」
ローラ「あたしに決まってるでしょ!」
ローリ「私がやりますわ!」
イル「あたいにやらせろよ!」
ケイ「いえ!ここは私が!」
建姫達がガヤガヤと騒いでいると、
?「皆様!静粛に!」
ピタッ
たった一言だけで全員を黙らせたのはロリおかんことMFシールドマシンのジルだった。
ジル「みなさん、オヤカタ様は怪我をされているのですよ。そんなに大声を出したら、怪我に響いてしまいます」
流石は神様と言ったところだろうか。みんなをいとも容易く黙らせてしまった。
ジル「ですからオヤカタ様の看病は私が…」
「「「「「「待てこの駄女神!」」」」」」
彼女も彼女で煩悩まみれだった。
結局オヤカタの看病はクジ引きで決めることにした。
1日目はローラが担当することになった。
ローラ「オヤカタ、お見舞いするついでに看病に来たよ」
竜則「普通逆じゃねぇか?」
ローラ「細かい事はいいのよ。それより腰は大丈夫なの?」
竜則「面目ねぇな。お前らには迷惑かけるぜ。」
ローラ「迷惑なんて思ってないわよ。オヤカタが休んでいる間は私達でやっていくから何も心配しないで休んでてよ」
竜則「…ありがとよ」
ローラ「うん♪そうだ。オヤカタ、何かやりたい事ある?」
竜則「ん?そうだな…そろそろ腹へってきたし、なんか食いてえな」
ローラ「じゃあ何食べる?」
竜則「ハンバーガーとポテト」
ローラ「ジャンクフードじゃない!もっと栄養のあるもの食べなきゃダメよ」
竜則「ええ?しょうがねぇな…じゃあ、カレーが食いてえ」
ローラ「カレーね。分かった、作ってくる」
ローラ「お待たせ。私の愛がたっぷりつまったカレーの完成だよ」
竜則「愛って…まあ、ありがとよ」
ローラ「ほら、あーん」
竜則「…あーん」
ローラ「どう?美味しい?」
竜則「…うん、うまい」
ローラ「そっか。良かったわ。まだたくさんあるからいっぱい食べてね」
竜則「おう」
竜則「ご馳走さん。うまかったよ」
ローラ「すごい食欲ね。たくさんあったのにもうなくなっちゃった」
竜則「たくさん食えって言ったのはお前だろ?…はぁ、食ったら眠くなってきたな」
ローラ「食べてすぐに寝たら太るよ?」
竜則「俺は太らない体質なんだよ」
ローラ「何それ?すごく羨ましいんだけど」
竜則「お前は胸と尻しか太ってねぇじゃねぇか」
ローラ「もう、それセクハラだよ?…まあ、オヤカタだから許すけど」
竜則「そうか。じゃ、俺はもう寝るぞ」
ローラ「…ねえ、オヤカタ」
竜則「なんだ?」
ローラ「一緒に寝ても、いいかしら?」
竜則「なんでだ?」
ローラ「人肌が恋しいのよ。だから、お願い」
ローラはウルウルした目で、自分の胸を腕に押しつけて竜則を見つめてきた。
竜則「…しょうがねぇな、ほら、入んな」
竜則はベッドから少しずれて人が一人入る場所を作った。
ローラ「っ!ありがとう!んー♪あったかーい♪」
竜則「臭くねぇのか?」
ローラ「そんなことないわよ。私土の匂いはすきだから」
竜則「…そうか」
ローラ「…ねえ、オヤカタ」
竜則「なんだ?」
ローラ「私、オヤカタのことが好き」
竜則「知ってるぞ」
ローラ「…好き、愛してる」
竜則「…知ってる」
ローラ「オヤカタ、キスしてくれない?」
竜則「ローラ、そいつはやり過ぎだぞ」
ローラ「私の愛をオヤカタに確かめて欲しいのよ。お願い、一回だけでいいの」
竜則「…しょうがねぇな」
チュっ…
ローラ「ん…ふう…んむ…ぷはっ。ありがとう、オヤカタ」
竜則「今回限りだからな」
ローラ「もう…しょうがないわね」
次の日
竜則が目を覚まして上半身を起こす。若干痛みを感じるが、昨日よりはマシになった。
ローラ「すう…すう…」
隣ではローラが気持ち良さそうに眠っていた。
竜則「…よく寝てるな」
ガチャ
シャロ「オヤカタ様、起きていらっしゃいますか?朝食の時間
で…す…」
突然ドアが開いてシャロが入ってきた。
シャロ「…オヤカタ様、何故布団にローラさんが入ってらっしゃるのですか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
竜則「ん?ああ。ローラが一緒に寝たいって言うからよ。入れてやったんだよ」
シャロ「そう、なのですか…へぇ…」
シャロがローラが眠っている側まで行くと
シャロ「えいっ」ズガンっ!
ローラ「ギャッ!?」
ローラのお腹目掛けてチョップを繰り出した。音からしてかなりの強さだろう。
ローラ「えっ!?な、何!?」
シャロ「お目覚めですか?ローラさん?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ローラ「シャロ?な、なんで怒って…」
シャロ「なんで、ですって?看病と言っておきながら添い寝なんてして
怒らないとでも?…私だってしたことないのに!」
ローラ「ち、違うのよ!ちょっと出来心っていうか」
シャロ「出来心?病人のベッドに入って添い寝することが出来心…?
ふざけるのも大概にしてくださいまし…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ローラ「ひいっ!お、オヤカタ助けて!」
ローラは竜則に助けを求めるが
竜則「はあ…シャロ」
シャロ「なんでしょう、オヤカタ様。今私はこの子とお話しようと…」
竜則「俺の代理をお前に任せたい」
シャロ「えっ?」
竜則「俺が一番信頼するお前だから任せられることだ。やってくれるな?」
シャロ「信頼…任せられる…!分かりましたわ!私、精一杯オヤカタ様の代理を務めさせていただきます!」
シャロはそのまま部屋を後にした。
ローラ「オヤカタ〜ありがと〜」
竜則「貸しだからな」
ローラ「分かってるわよ」
誤字脱字等あれば教えてください。