Fate/Hell Survive   作:ペルフェクティ

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そろそろ原作どおりに行くかも
課題が早く終わったので投稿できた(まる)


第八章「危険地帯…2」

セイバー…ジョシュアさんの宣言にシャドウバーサーカーが言葉にならない咆吼をあげながら襲いかかる。

 

「直線的すぎるぞ、そんなのでは避けられてしまうな?」

 

サーベルの腹を使って、ジョシュアさんは避けながら受け流すように這わせ、そのままシャドウバーサーカーの腕を切りつける。

 

「■■■■■ーー!」

 

しかし、反撃に臆せず、シャドウバーサーカーはセイバーに攻撃を続ける。

 

「板額さんは弓による援護を!ジャンヌさんは集中をばらけさせるために攻撃して!

 

「了解です、マスター!」「さて、一仕事するかねぇ!」

 

このまま何もしないわけじゃ無い、ジャンヌさん達に指示を出し、

ウエストポーチからペットボトルをバーサーカーに投げつける。

 

投げたペットボトルは大剣に一閃されてしまうが、

その拍子に中身の聖水がシャドウバーサーカーに降り掛かる

 

ジュゥッ と聖水が掛かった部分がわずかに消滅し、黒い煙が発生する

 

「■■■■■ーーー!」

 

ほんの一瞬だけシャドウバーサーカーの動きが鈍くなる

その瞬間を見逃さない

 

「隙だらけだよ!」

 

板額さんが放った矢は、見事にシャドウバーサーカーの目を射貫く

同時にジャンヌさんの旗槍とジョシュアさんのサーベルが両脇を斬り通していく。

 

痛みにシャドウバーサーカーが剣を振り払うが、片目が見えないためか当たりもしない

 

ジャンヌさんはその死角を何度も攻撃し、シャドウバーサーカーの気を逸らしては、その合間をジョシュアさんが切りつけていく

 

だけど、それでも…シャドウバーサーカーは倒れない

これでもダメか!?と思った矢先、板額さんから声が飛ぶ

 

「マスター、宝具の使用許可をだしな!」

 

宝具ーーそれはサーヴァントが使うことができる必殺技の様な物

魔力を大量に消費するため、連続して使うことができないが

状況によっては形勢逆転できる最強の一手

微かな望み、自分はそれに賭けた

 

「宝具の使用を許可します!」

 

その一言で、自分の中から何かが減るような感覚、思わずめまいがしてしまうが、ふんばり、そして 目の前の光景に目を奪われてしまった。

 

「百発百中、死にたい奴から前へ出な!『鳥坂城中者不死莫(とりさかじょうのまもり)』!」

 

板額さんの矢が目映く輝く、その矢を天へと向かって放ちーー無数にも分裂し、シャドウバーサーカーへ雨のように降り注ぐ。

無数の矢は軌道を変えて、シャドウバーサーカーに突き刺さっていくその光景はまさに“百発百中”

矢の雨が降り終わると、ハリネズミのようなシャドウバーサーカーがーー居なかった

 

「■■■■■■ーーーー!」

 

体に刺さった筈の矢は全部抜け落ち、目に刺さった矢も、傷つけた体も、全て元に戻っていく。

 

「嘘だろ…!?」

 

化け物なんて生易しい物では無い、もっと別の何か

宝具すら、足止めにもならなかった。

 

「マスター、此処は一度引きましょう!分が悪すぎます!」

 

「わ、わかった! 全員全力で逃げろーー!」

 

手持ちのペットボトルを全部投げつけ、踵を返し全力で逃げる

燃える森の中へ、体に火が移るのも躊躇わず、真っ直ぐに森の斜面を走って行く。

背後から、ドスンドスンと大きな足音、木々がなぎ倒される音も響く

 

「マスター、失礼ながら!」

 

いつの間にか横に来ていたジャンヌさんが、自分を再びお姫様だっこで抱え、走り出す

森を何とか抜けると、事前に持ち前の足の速さで先に来ていた板額さんが軽トラのエンジンをかけていたようで 自分たちの姿をみると、走り出す。

ジャンヌさんは軽トラの荷台に向かって跳躍し、うまく着地すると

自分を降ろしてくれた。

 

後ろを覗くと、森の入り口でこちらをにらみつけるシャドウバーサーカーの姿、どうやら追ってこないようだ…自分はひとまずそれに安堵した。

 

商店街まで戻ってくると、自分はセイバーにお礼を言った。

 

「助けてくれてありがとうございます、ジョシュアさん」

 

「気にするでない臣民よ、皇帝である余が民を守るのは当然のことだ だが、感謝の言葉は受け取っておこう」

 

「私からも礼を、助かりましたセイバー…しかし、なぜ貴方はあのような場所に?」

 

ジャンヌさんがふと疑問だったことを言う 確かに自分も気になっていたところだ

するとジョシュアさんは少し笑い

 

「燃え盛る森の中に入っていく臣民とその従者を見て追いかけただけだ」

 

「どこかに隠れてたんですか?」

 

「ああ、近くの住居の一つを借りていた」

 

なるほど、確かに家の中に居たら分からないなぁと、変に感心してしまう

 

「臣民は何故あのような場所へ?」

 

「んっと、他の生存者が居ないかなって…あと仲間になってくれそうなサーヴァントさんを探そうとして…」

 

「ほう」

 

自分の言葉に笑みを浮かべたジョシュアさん、そしておもむろに手をつかんで握手を

 

「ならばこの余が臣民の従者となろう、皇帝の余を従える臣民は初だぞ、喜ぶと良い」

 

「ほ、ほんとですか!?」

 

「余に二言は無い、大船に乗ったつもりで任せるが良い“主”よ」

 

「わかりました、これからよろしくお願いしますジョシュアさん」

 

ぎゅっと、握手した手をしっかり握りかえした

 




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