もしも、何でもできる無敵な吸血鬼少女と優が出逢っていたら   作:からくり人形

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こんにちは、からくり人形です!

今回は、軽くネタバレを含んでおります。まだ、読まれていない方は、お気をつけください。


吸血鬼少女と獅子

人間と吸血鬼の戦いは日に日に激しくなっていった。

 

゛これは、悠長にはしていられないな…早く、優を見つけろよミカエラ゛

 

最前線に立ち、戦いの指揮をとっているノリカはそう呟く。大切な家族を探すのに、必死になっている彼。余り時間が掛かってしまうと、最悪な結末になりかねない。

 

゛だから、私も戦いを早く終わらせたいのだが…゛

そう思っていても、周りの吸血鬼と人間がそうはさせてくれない。どんどん過激になっていくこの戦い。もし、フェリドの言葉が本当なら人間達はまだ駒を隠しているということだ。…油断はできない。

 

゛早く、獅子なる男を探さなければ…おそらく、あいつと話すのが一番早い゛

 

ノリカは、周囲を見渡すが、それらしい人物は見当たらない。

 

゛他の所にいるのか?もしくは…もう死んでしまったのか゛

 

そこまで考えて、頭を横に振る。あいつとは、あの時初めてあったがそんな直ぐに死ぬような奴に思えなかった。寧ろノラリクラリとかわして生き延びてそうだった。

 

゛…もう少し、探してみるか゛

 

そう言いながら、ノリカは再び己の剣を振り下ろす…

 

 

 

…………………………………………………………………

 

 

゛ふぅ…゛

 

激しかった戦いは、大分落ち着いてきた。人間側の被害はとても大きなものだろう。おそらく、今頃お偉いさん達が集まってお話でもしているんじゃないか?

 

゛まったく、面倒臭いものが始まってしまったものだな゛

 

ノリカは、深いため息を吐く。結局ココにあいつはいなかった。所謂無駄足、というものだ。

 

゛フェリドの奴、居場所くらい掴んでおけよ…゛

 

思わずフェリドに対する悪態をついてしまったが、全てを私に押し付けたのだから、それくらい許されるだろう。そんな時…

「第二位始祖様!!」

 

゛何だ゛

 

何やら、新しい情報が入ったようで名を呼ばれる。…名と言っても、単なる役職のようなものなのだが。

 

「第十三位始祖様が、殲滅部隊を捕まえたようで、」

 

゛だから、どうした゛

 

そのくらいなら、クローリーでなくともできるだろう。

 

「その後、仲間を救出に来た者の中に、第二位始祖様が探している一ノ瀬グレンの姿があったとの連絡が入りました!」

 

゛何?゛

 

まさか、探し求めていた男がクローリーの方にいたとは…それなら、別に私でなくとも良かったような…

まぁ、いい。今は一刻も早くクローリーの元へと行かなければな。ここからなら、急げばそんなに時間はかからないだろう。

 

゛連絡ご苦労。私は、直ぐにクローリーの元に向かう。お前達は、人間どもが来たらそいつ等の相手をしていろ゛

 

「分かりました!!」

 

私は、足早にその場を去る。急がなければ…もし、あの男が死ぬようなことがあれば、こちらとしては打つ手がなくなってしまう。

 

゛優やミカエラのために、踏み台になってもらうぞ。一ノ瀬グレン゛

 

私は、はやる心を押さえながら、クローリーの館へと向かった。

 

 

…………………………………………………………………

 

 

人間どもに気づかれぬように、スルリとクローリーの館に入る。

 

゛……゛

 

極力音をたてないように、少しずつクローリー達の方へと近づいていく。

 

「 」

 

「 」

 

声が聞こえてきた。一つはクローリーのもの、もう一つはおそらく、あの男のものだろう。

(…声がするという事は、まだ死んではいないな。…なんとか間に合ったか)

 

少し、歩くスピードを早める。…その時、

ドーーーン!!!!!!!

゛!?゛

何かが壊れる音がした。そして…

「グレンを返せーー!!!!」

聞きなれた、探し求めていた声が聞こえてきた。

 

゛優?゛

 

どうして優が、ここに?私は、音がした方へと急ぐ。優は、ミカエラが探しているはず。…何で。

目の前に広がるのは、捕まっている一ノ瀬グレン、そして…あの頃と何か様子の違う優がクローリーと戦っている光景。

 

゛っつ!マズイ、何とかして止めないと…゛

 

私は、部屋の中に入ろうとする。だけど、私の思考と身体は優の放った言葉により完全に止まることになる。

 

「もっと力を寄越せ!()()()()!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんにちは、からくり人形です。

今回は、サブタイトルに獅子とかだしておきながら、一言も喋りませんでしたね。
センスの無さが垣間見得ますね。

きっと、次回は何か喋ってくれるはず。
うん、きっと(棒)

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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