もしも、何でもできる無敵な吸血鬼少女と優が出逢っていたら 作:からくり人形
今回も優ちゃんは、登場しません(泣)
それでは、どうぞ!
暗い暗い地下都市に、鼻歌混じりに楽しそうに歩く男が一人……
「ふーん、ふふん、きっとミカ君もノリカ君も今頃驚いているだろうねぇ」
長い髪をなびかせながら歩くのは、フェリド・バートリー、吸血鬼である。そんな彼が言っているミカとノリカが驚いているという情報、それは……
「優ちゃんが生きてた、なんてこと聞いて、彼等はどんな反応を見せてくれるかな?」
4年前、一人地下都市から脱走した少年、百夜優一朗
彼が人間の世界で生きていた、という情報。そして……
「ハハハ、まさか優ちゃんが日本帝鬼軍にいるなんてなぁ、今まで見つけられなかったわけだ。しかも、吸血鬼殲滅部隊……さて、どうすりつもりかな?我らの女王様は」
コツコツコツ、フェリドは一つの部屋へと向かっていく
「ミーカー、もう聞きました?やっぱり、利用されてましたね、百夜優一朗君」
フェリドがそういった瞬間、フェリドに刃が向けられる。
「おー、怖いなぁ、君は本当に優ちゃんのこととなると変わるねぇ」
「黙れ……」
その瞳には、フェリドに対する敵意が確かにある。しかし、フェリドは向けられる敵意など気にすることなく……
「ねぇ、ノリカ君の居場所知らないかい?ちょっと反応をみたいんだよね」
ミカエラは、フェリドに向けた刃を下ろしながら、
「いつもの時計棟にいるんじゃないか」
と、答えて、ニコニコ笑っているフェリドを睨み付ける
「やっぱりー?ちょっと戯れに聞いてみただけですよ」
「本当にお前の話し方は一々癪に触る」
ハハハハと、フェリドは笑いながら部屋を出ていく
「君が、天使君を取り戻せることを、願ってますね(笑)」
バタン
「……」
フェリドが出ていって静かになった部屋で一人ミカエラは、優一朗が生きていたという事実をかみしめる。
「……優ちゃん、本当に生きてたんだ」
ポツリと呟いた心は、ゆっくりと心を溶かしていく
世界が歪み、瞳から次々と涙がこぼれ落ちる
「優……ちゃ」
始め、優ちゃんが生きているという報告を聞いたときはその情報を信じられなかった。もしかしたら、それは嘘なんじゃないかって心の何処かで疑っていた。けど、フェリドが気分よさげに僕の所へ来たことで、優ちゃんは、本当に生きてるんだと確信できた
「待ってて、優ちゃん。必ず助けにいくから。
だから……僕が迎えにいくまで、絶対生きててね。」
…………………………………………………………………
¨優……¨
一方その頃、同じように優一朗が生きていたという情報を聞いたノリカは、いつものように時計塔の上にいた
¨……優が生きているということは、そろそろミカエラも動き出すな、本格的に人間から奪い返しに行くだろう……その時、私は……¨
ハァ……と深い溜め息をつく
¨全く、どうしたものか……なぁ?フェリド¨
ハハハッという、いつもの鬱陶しい笑い声が聞こえてくる
「どうするもなにも、選択肢など無いでしょう?貴方は、今度の戦いに参戦しなければならない立場ですしねぇ?」
¨……¨
人間と吸血鬼は、決して相容れない存在
¨優が敵となった今、ミカエラはどうするのか……¨
ノリカは、不適に笑う。一瞬、泣きそうに瞳が揺らいだのは、彼女だけの秘密……
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
うん、なかなか進まない……
優ちゃんも出てこないし……
つ、次こそは出したい!(フラグっぽ殴
それでは、ありがとうございました