「ふぅ・・・・・・」
電話を終えて一息ついた俺だった。冷たくしすぎず、それでいて断ち切るようにしたかったのでこうなったが、俺を麻雀部員にしてくれた
誤魔化しようが無いけれど未練はある・・・。無いと言う未練が・・・。
両親には病気の事を隠して、東京に行くことを告げた。最初は驚いていたが、俺の麻雀の
――ごめん、そしてありがとう――
さて・・・世間一般にはもうすぐ全国大会が始まる頃らしい。と言うのもテレビで連日報道されているからだ。俺はもう関係ないけれども・・・。そして東京に居住を移してから病院通いにも慣れてきた頃に小さな出会いをした。それは私用で浜名湖サービスエリアに行った時のことだった。
関わりたくないと思っていても、東京に向かうバスで大型車用の駐車スペースが埋まり、そこに制服着たいかにもこれから麻雀するぞってな同年代がいるわけで・・・。
「はぁ・・・・・・」
ため息も付きたくなる。男性は見渡す限り俺だけ、そして周りは全員と言ってもいいほど女子で埋め尽くされていた。どこぞの世界だったらハーレムとか思うんだろうか。その場の雰囲気になれることなど出来なかったので、少し離れたところに設置されているベンチに座った。その近くにも数人はいたがそれでも窮屈さは拭えたはずだ。
「・・・・・・」
ベンチで休んでいると、湖を眺めている子を視界に捉えた。しかもフラフラとして危なげだった。フラリと倒れそうになったところを、走ってきた女の子が支えて難を逃れた。
「あの子ら、どこかで見覚えのある背格好だ。・・・あれは確か千里山高校。それにあっちの子達は誰だっけ?」
千里山のほうは友達未満で会ったら挨拶する程度だった。何度か自分が通う病院で見かけたことのあるというだけの事。病院で遭遇する確率が多いから挨拶して自己紹介しただけ。年配者が多い病院ゆえに京太郎のような若輩者がいること自体目立つのだ。そう、それ以外のことなどこれっぽっちも無い。
「さてと・・・。一休みもしたしそろそろ戻るべ・・・・・・」
年寄りくさく『よっこいしょ』なんて言ってしまったのに反応したのか、後ろから声をかけられた。
「あのー・・・」
「はい?」
「どこかで
少しイントネーションが違う、ショートカットの髪型の女の子から声がかかった。
「・・・・・・」
俺は分かってた。それに名前も・・・。声をかけてくれた具合の悪い少女が千里山の
「誰・・・?」―――バッドエンドルートへ
「確か・・・」―――ビタールートへ
ご都合主義で申し訳ないです。恋愛要素はあったとしても微々たるもの。ビターエンドのほうに微妙に加わるだけです。