キュアトゥインクルの異世界巡り   作:桂ヒナギク

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Episode 10

 きららが写真館を出ると、景色が先ほどのものと変わっていた。

「ここは……?」

 自分が出てきた建物は、元は空き地のようだった。

 そこへ大きな体をした男の子と、キツネのような顔をしたキザったらしい髪型の男の子がやってきた。

「あれ? スネ夫、家が建ってる」

「昨日まで空き地だったよね、ジャイアン?」

 二人がきららに気付く。

「お姉さん」

「何?」

「ここ、お姉さんの家ですか?」

 スネ夫が訊ねた。

「違うよ」

「おい、ガキども」

 士が出てくる。

「人の家の前で何してる?」

「お兄さんこそ。ここ空き地だったはずだよ」

 士は写真館を見る。

「どうやら空き地に出てきてしまったみたいだな」

 ジャイアンと呼ばれる男の子、剛田(ごうだ) (たけし)骨川(ほねかわ) スネ()は疑問符を浮かべた。

「それにしても、ここは一体何の世界?」

 と言うきららに士は答える。

「恐らく、二十二世紀から来たロボットのいる世界だろうな」

 と、そこへメガネをかけた黄色い服の男の子が血相を変えてやってきた。

「ジャイアン、スネ夫!」

「おう、どうしたのび太?」

「大変なんだ。ドラえもんが!」

「ドラえもんがどうしたんだ?」

「変なやつが現れて、部屋にいたドラえもんが檻に閉じ込められて、絶望とかいうのが現れたんだ!」

 その証拠に、

「ゼツボーグ!」

 ゼツボーグが近くで暴れていた。

 きららはゼツボーグの下へ駆け出した。

「プリキュア、プリンセスエンゲージ!」

 きららはプリンセスパフュームにドレスアップキーを差し込み、キュアトゥインクルに変身した。

「加勢するぞ」

 と、士がやってくる。

「変身!」

 士はディケイドライバーのバックルにディケイドカードを差し込む。

{KAMEN RIDE}

 次にサイドハンドルを閉じる。

{DECADE}

 九つのクレストが現れ、鮮やかな黒とマゼンタの戦士、仮面ライダーディケイドに変身する士。

 二人の戦士はゼツボーグを攻撃する。

「ゼツボーグ──ッ!」

 トゥインクルは反撃に遭い、吹っ飛ばされた。

「きゃあ!」

「きらら!」

 ディケイドはゼツボーグの攻撃をライドブッカーの剣先で受け止める。

「一気に終わらせるぜ」

 ディケイドはライドブッカーからファイナルアタックライドのカードを取り出し、サイドハンドルを展開したバックルに差し込む。

{FINAL ATTACK RIDE──D D D DECADE}

 高くジャンプし、出現したカード状のホログラムを突き抜け、ディメンションキックをゼツボーグに浴びせる。

 必殺技を繰り出したディケイドはゼツボーグを貫通するが……。

「破壊できない!?」

「ゼツボーグ!」

 ゼツボーグがディケイドを襲うが、隙をついたトゥインクルがトゥインクルハミングをその敵に放つ。

「ドリーミング……」

 ゼツボーグが消え去る。

「ええい、覚えていろ!」

 ディスダークの幹部は逃げていった。

 ディケイドはサイドハンドルを展開して変身を解いて士に戻った。

 トゥインクルはのび太の部屋へ行き、ドラえもんを閉じ込めている檻の鍵穴にキーを挿して回した。

 檻から解放されるドラえもん。

「それじゃ」

 トゥインクルはのび太の部屋の窓から外へ出て士の下へ戻って変身を解いた。

 

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