きららとゲンは街に出ていた。
「ね、おおとりさん。水族館行きたい」
「いいよ。連れってってあげる」
「マジ? やったー」
笑みを浮かべるきらら。
二人は水族館へ足を運んだ。
それをつけるもう一人のきらら。
「ん?」
気配に気付いたのか、後ろを振り返るきららだが、誰もいない。
「どうしたの?」
「誰かに尾行されてる」
振り返るゲン。
「誰だ!?」
それに応えて、もう一人のきららが出て来る。
「きららちゃんが……二人?」
「あんた、何なの?」
「おおとりさん、そいつ偽物だよ」
「え?」
「本物だって」
「じゃあその証拠を見せて」
きららはパフュームを取り出そうとするが。
「あれ?」
「探し物はこれ?」
もう一人のきららがパフュームを取り出した。
「どうしてあんたが?」
もう一人のきららはニヤリと笑ってアラクネアワーム・ルボアに姿を変えた。
目にも留まらぬ速度で接近するルボアだが、レオに変身したゲンによって攻撃を受け止められた。
「どけよ!」
「返してもらうよ」
レオはパフュームを奪還し、きららに渡した。
きららは懐からドレスアップキーを取り出す。
「プリキュア! プリンセスエンゲージ!」
光に包まれ、キュアトゥインクルに変身するきらら。
「きらめく星のプリンセス! キュアトゥインクル!」
ルボアがクロックアップする。
「消えた?」
「いや、高速で動いてるだけだよ」
そこだ!──と、レオが蹴ると、ルボアの腹部に当たって怯んだ。
「エクスチェンジ! モードエレガント!」
キーをパフュームに差し込んだ。
「キラキラ、星よ! プリキュア・トゥインクル・ハミング!」
掛け声と共に両手で描いた大きな黄色い星をルボアに向かって投げ、大きな星に包み込んで敵を粉砕する。
「ごきげんよう」
二人の変身が解ける。
「今の怪物は?」
「仮面ライダーカブトの世界のワームとかいうやつじゃないか?」
「そう。まあいいや。デートの続き、しましょ?」
「デートだったの?」
「え? 違うの?」
まあいいけど、と付け加えるきらら。
水族館を出るきららとゲン。
外はすっかり暗くなっていた。
グー、お腹が鳴り、きららは頬を赤らめた。
「なんか食べて帰ろうか」
「うん」
きららとゲンはレストランへ寄って晩御飯を食べることにした。
「好きなもの食べていいからね」
「うん」
きららはメニューを見る。
「どれも美味しそう」
きららは何を食べようか迷ってる。
「うん?」
きららはメニューの下の方にマーブルドーナツを見付けた。
「この世界にもあるんだ」
「何が?」
「マーブルドーナツ」
「ドーナツ好きなの?」
「うん。マーブルドーナツは美味しくてね。毎日食べたい」
「そっか。じゃあ、食後に食べていいよ」
「ほんとに? やったー」
きららは笑みを浮かべた。