キュアトゥインクルの異世界巡り   作:桂ヒナギク

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Episode 5

 街を散歩しているきらら。

 辺りには人っ子一人いない。

(なんで誰もいないの?)

「なんかあったのかな」

 暫く歩くと、空に巨大な円盤が浮いてるのが見えた。

「UFO?」

 円盤から地上へ光が差している。

 その光の中を、地上の人間たちが昇っていく。

「あれは!」

 きららは円盤に駆け寄る。

(これってまずいよね)

 きららが光に突っ込んだ刹那、その体が浮き上がり、円盤へと吸い込まれていく。

 円盤に潜入したきららは辺りを見渡す。

「どうやら余計なものが混じったみたいだな」

 きららがその声に振り向くと、その先にはクール星人の姿があった。

「あんた何者?」

「私はクール星人。人間採取をしている。標本を作るために。お前はただの人間ではないようだが?」

「ただの人間じゃないよ」

 きららはパフュームを取り出す。

「プリキュア! プリンセスエンゲージ!」

 きららがパフュームにドレスアップキーを差し込むと、光に包まれてキュアトゥインクルに変身した。

「煌めく星のプリンセス! キュアトゥインクル!……人間を標本にするなんて私が許さない! お覚悟は、よろしくて?」

「ほう。知っているぞ。最近、世間を賑わせているプリキュアとかいう生意気なガキだな」

「シューティングスター!」

 キュアトゥインクルはクリスタルプリンセスロッドにキーを差し込んだ。

「キラキラ、流星よ! プリキュア・ミーティア・ハミング!」

 創り出した大きな黄色い星を空中に射出し、それを無数の流れ星に変えて星人に向けて降り注ぐ。

 クール星人は爆裂霧散する。

「え? 弱」

 キュアトゥインクルは攫われた人たちを救出した。

 人々はキュアトゥインクルに礼を言った。

 キュアトゥインクルは、「どういたしまして」と言い残してその場を離れ、人気のない場所で変身を解く。

 そこへ現れるゲン。

「星人の反応があったけど……?」

「それならもう倒したよ」

「そうか」

 歩き出すきらら。ゲンもそれに続く。

「それより、すごいことがわかったよ」

「すごいこと?」

「僕たちをこの世界に呼んだ人物について。彼は僕らにこの世界を救ってほしがってる」

「それ誰なの?」

「名前は聞いてない……いや、聞けなかった」

「それで? どうすればいいの?」

「この世界を脅かそうとする者を倒してほしいと」

「そいつの名は?」

「ジャッコフロスト……そう言ってたよ」

「で、どこにいるの? そんなやつちゃちゃっとやっつけて元の世界に帰らなきゃ」

「それが、世界を渡り歩いてるみたいで、わからないんだ」

「そうなんだ。じゃあ、この世界を救って、手掛かりを探しましょ」

 




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