街を散歩しているきらら。
辺りには人っ子一人いない。
(なんで誰もいないの?)
「なんかあったのかな」
暫く歩くと、空に巨大な円盤が浮いてるのが見えた。
「UFO?」
円盤から地上へ光が差している。
その光の中を、地上の人間たちが昇っていく。
「あれは!」
きららは円盤に駆け寄る。
(これってまずいよね)
きららが光に突っ込んだ刹那、その体が浮き上がり、円盤へと吸い込まれていく。
円盤に潜入したきららは辺りを見渡す。
「どうやら余計なものが混じったみたいだな」
きららがその声に振り向くと、その先にはクール星人の姿があった。
「あんた何者?」
「私はクール星人。人間採取をしている。標本を作るために。お前はただの人間ではないようだが?」
「ただの人間じゃないよ」
きららはパフュームを取り出す。
「プリキュア! プリンセスエンゲージ!」
きららがパフュームにドレスアップキーを差し込むと、光に包まれてキュアトゥインクルに変身した。
「煌めく星のプリンセス! キュアトゥインクル!……人間を標本にするなんて私が許さない! お覚悟は、よろしくて?」
「ほう。知っているぞ。最近、世間を賑わせているプリキュアとかいう生意気なガキだな」
「シューティングスター!」
キュアトゥインクルはクリスタルプリンセスロッドにキーを差し込んだ。
「キラキラ、流星よ! プリキュア・ミーティア・ハミング!」
創り出した大きな黄色い星を空中に射出し、それを無数の流れ星に変えて星人に向けて降り注ぐ。
クール星人は爆裂霧散する。
「え? 弱」
キュアトゥインクルは攫われた人たちを救出した。
人々はキュアトゥインクルに礼を言った。
キュアトゥインクルは、「どういたしまして」と言い残してその場を離れ、人気のない場所で変身を解く。
そこへ現れるゲン。
「星人の反応があったけど……?」
「それならもう倒したよ」
「そうか」
歩き出すきらら。ゲンもそれに続く。
「それより、すごいことがわかったよ」
「すごいこと?」
「僕たちをこの世界に呼んだ人物について。彼は僕らにこの世界を救ってほしがってる」
「それ誰なの?」
「名前は聞いてない……いや、聞けなかった」
「それで? どうすればいいの?」
「この世界を脅かそうとする者を倒してほしいと」
「そいつの名は?」
「ジャッコフロスト……そう言ってたよ」
「で、どこにいるの? そんなやつちゃちゃっとやっつけて元の世界に帰らなきゃ」
「それが、世界を渡り歩いてるみたいで、わからないんだ」
「そうなんだ。じゃあ、この世界を救って、手掛かりを探しましょ」
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