キュアトゥインクルの異世界巡り   作:桂ヒナギク

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Episode 6

 東京の遥か上空。

 円盤の中から何者かが地球を見下ろしていた。

 地上では、きららが公園でマーブルドーナツを美味しそうに食べていた。

「おやつって言ったら、やっぱりマーブルドーナツだよ」

「アー! アー!」

 カラスがきららに接近する。

「うわ!」

 接近してきたカラスにドーナツを奪われる。

「ちょっと、それ私の!」

「アホー!」

 何かバカにされたような気がするきららは、小石を拾ってカラスに投げ付けた。

 小石はカラスにクリーンヒットしてそのカラスは落下した。

「あーあ。これじゃもう食べられないじゃん」

 ドーナツは砂まみれになっていた。

「それ、あんたにあげるよ」

 きららはそう言い残して公園を出る。

「きゃああああ! ちょっとどいて欲しいかなー!」

 その叫び声と共に自転車に乗った女の子がこちらへ接近してくる。

 きららがひらりと躱すと、自転車の女の子は電柱へ激突した。

「いてて……」

「大丈夫?」

「大丈夫大丈夫」

 立ち上がる女の子。

「私、天ノ川 きらら。あんたは?」

西沢(にしざわ) (あゆむ)だよ。見たところ、キミは中学生かな?」

「そうだよ」

「ダメじゃないですか──」

 その声と共に水色短髪で童顔の男の子がやってくる。

「──自転車はちゃんと整備しないと」

「ハヤテくん!?」

 驚く西沢。

「お嬢さん、お怪我はありませんか?」

「うん」

「それはよかった。僕は綾崎(あやさき) ハヤテ。キミは天ノ川さんでいいんですか?」

「そうだけど……」

「それにしてもここって一体……?」

「もしかして、あんたも異世界の人?」

「やっぱりここって異世界なんですか?」

「たぶんね」

「僕は西沢さんが灰色のオーロラに吸い込まれるところを見て追いかけてきたんですけど……」

「そういえばそんなのに突っ込んだかな」

「あんたたちカップルなの?」

「ただのお友達ですよ」

「ふーん。じゃ、私は失礼するね。ごきげんよう」

 きららが二人の下を離れ……ようとしたところで、怪人が姿を現した。

 その怪人はアラクネアワーム・フラバスだった。

「ルボアは失敗したらしいけど、私はどうかな」

 きららはパフュームを取り出した。

 すると、フラバスが爆裂霧散した。

 爆炎の中には、カブトムシのような姿をした異形が立っていた。

 仮面ライダーカブト・ライダーフォームは、きららたちの方を見ると、そのまま姿を消した。

「今のは……?」

「あれが噂のマスクドライダーシステムですか」

「マスクドライダーシステム?」

「仮面ライダーのことですよ」

「その仮面ライダーって何?」

「簡単に言えば、怪人を倒す正義の味方です」

「ふーん」

 その様子を東京上空で見ている何者か。

「仮面ライダーまで現れたか。私の計画の邪魔をするのは一体誰だ?」

 

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