キュアトゥインクルの異世界巡り   作:桂ヒナギク

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戦闘はありません。


Episode 7

 人気のない道路。

 きららが一人歩いていると、目の前に(くれない) (わたる)が現れた。

 立ち止まるきらら。

「新たな世界への旅立ちの時です」

「この世界は?」

「この世界には、ウルトラマンがいるので大丈夫でしょう。次なる世界にも、ヒーローがいるのですが……」

 そこで夢は終わり、きららはベッドから起き上がった。

「おはよう、きららちゃん」

 と、ゲン。

「変な夢見た」

「変な夢?」

「私が次の世界とやらに行く」

「それは変な夢だね。でも──」

ありえるかも──と、ゲンは言う。「元々僕らは違う世界の住人なんだし」

「そうだね」

 きららはベッドから降りた。

 洗面所で顔を洗う。

「次の世界にもヒーローがいるって言ってたけど……」

「誰が?」

「夢に出てきたお兄さん」

「そう」

 と、その時、辺りが真っ暗になる。

「え?」

 きららの体が浮き上がり、時空の裂け目へと放り込まれた。

 裂け目を抜けると、そこは渋谷廃墟だった。

「今度はどこなの?」

 きららの周囲をゼクトルーパーが囲む。

「貴様、どうやって入った?」

「知らないよ」

「何?」

「私、気が付いたらここにいたから」

「何を言ってる? 来い」

 連行されるきらら。

 やってきたのは、ZECTの施設だった。

「あなた、なんであそこにいたの?」

 そう質問するのは、(みさき) 佑月(ゆづき)だった。

「何これ? 取り調べ?」

「質問に答えなさい。何をしてたの?」

「これから朝食なんだよね。カツ丼出して。取り調べと言ったらカツ丼でしょ?」

「ふざけてんの?」

「あー、わかる?」

ツッ!──舌打ちする岬。

「んで、あそこはなんなの? 私はなんで連れてこられたの?」

「訊いてるのはこっちよ!」

「私さ、異世界から来たばかりで行くあてないんだよね。どうしよう」

「異世界?」

「うん」

 岬は携帯を取り出してどこかへかけた。

「もしもし、天道くん。なんか異世界から来たって子を連行したから、ちょっと来てくれない? 場所はこの前、あなたを取り調べたところ」

 その電話の後、暫くして天道(てんどう) 総司(そうじ)がやってくる。

「異世界から来たってのはお前か」

「そうだけど。あんたは?」

「おばあちゃんが言っていた……。天の道を往き、総て──」

「あ、私、天ノ川 きらら」

「──総司……って、聞けよ」

「ごめん。天丼さんでいいんでしょ?」

「テディじゃないぞ」

「冗談。天道 総司さんでしょ?」

「聞いてたのか」

「それで? ここは何の世界なの?」

「俺の世界だ。世界は俺を中心に回っている」

(なに? この人……)

 




レオに関してはまた後ほど
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