弱虫兄貴のリスタート   作:バタピー

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モッコ…グレゴリー退治用武器!

「これで終わりかと思ったら甘いぞ?

おーい、グレゴリー。」

 

 

舞台は戻って界王星。

グレゴリー君を呼びしばらくすると、空の彼方から一つの影が…

 

 

「ハーイ、ハローエブリバディ!

私がグレゴリーでーす!」

 

 

これまで影すら見せなかったバッタのような生き物、グレゴリー君が出てきた。

このキャラクターは原作では出てきてないが、案の定ラディッツは気が付かない。

 

 

「 へぇー、これがグレゴリー君か。」

 

「やっと慣れてきたお主らには地球と同じぐらい動けるようにならんといかん。

このハンマーでグレゴリー君を叩くのが修行だ。」

 

「ただし、私のスピードについてこれたらですが。」

 

 

界王様は懐からハンマーを2つ取り出す。

[100t]と描かれたハンマーと[天誅]と描かれたハンマーだ。

これには堪らずラディッツは確認する。

 

 

「界王様…もしかして僕と同世代です?

何故こんなシティーハ〇ターのモッコリ退治用武器が出てくるんです?」

 

「そんな事言ってる場合があるか!

時間は限られておるのだぞ?」

 

 

若干の汗が垂れていたが…本題を思い出せらされてグレゴリー君に向かう。

天誅ハンマーが重過ぎる。

ハンマーを振ろうにも振り回されるようだ。

 

 

「いいですか?

行きますよー!」

 

「うっし、おらぁー!」

 

 

100tハンマーを担ぐように持ち、悟空はグレゴリー君を

追いかける。

彼は見た目通りすばしっこいようだ。

ハ〇ーポッターの金のスニ〇チのように軽快に飛び回っている。

…というかほぼ点で捉えれない。

速すぎて一閃だ。

 

 

「どうしました?」

 

「はっや!

でも絶対ぇ叩いてやっからな!」

 

「…とにかくこの天誅ハンマーになれる所からだな。

ってか香ってこんなに重いの投げたりしてたのかよ…」

 

 

………

 

 

そしてそこから更に日にちは経つ。

20日後にはほぼ同時にグレゴリー君をたたき落とすことに成功するのだった。

おかげでグレゴリー君には大きなたんこぶが2つ同時に出来るという不名誉な事態になった。

だがそれと同時に、2人の修行は新たなステージに対応したことを証明していた。

 

 

「なんで同じとこ叩くんですか!」

 

「しょうがないでしょうが、的の割にこのハンマーがデカイんだから!」

 

(いいぞいいぞ、これ程早くにこの重力に対応するとは嬉しい誤算じゃ。

奴らなら極められるかもしれん…

ワシが成し遂げられなかったあの技を!)

 

 

いよいよ界王様自身も指導に力が入る。

界王様は高らかに言い放つ。

 

 

「よくぞここまで来た!

いよいよワシが修行をつける!

これまで以上だがついて来れるか!?」

 

「「はい(おう)」」

 

 

応える2人も凛々しい顔つきだ。

やっと蛇の道からスタート地点に辿りついたのだ。

生半可な気持ちな返事ではない。

 

 

「よし!

その前にティータイムじゃ」

 

「「「「 」」」」

 

 

2人と1頭と1匹はズシーンと倒れ込んだ。

 

 

---

 

 

一方の天界の神の神殿でも休みなく修行が続けられていた。

酸素は地上の何分の一だろうか…そこら辺にある普通の飛行機では辿り着けない高さでの超高地トレーニングである。

最初こそは低酸素から来る頭痛や息切れに苦しんでいたが、今では何ら問題無く体を思うがままに動かせる。

そんな修行も半年で終わった。

 

 

「あとは各々自らの長所を生かす修行をせよ。

神殿を離れても構わん。

もうこのワシを超えておるのだからな。」

 

 

半年で神を超えるのは孫悟空でもなし得なかったのに、彼らはやってのけたのだ。

 

 

「神殿から離れても構わんって言われてもなぁ…」

 

「恐らく、ここが一番だろう。

空気も薄いしな。」

 

「僕 残る。」

 

「というわけで、もう半年間お世話になってもいいですか?」

 

 

ここより恵まれた環境はあまりなかったので全員残りの半年も残る事となった。

 

 

---

 

「はぁ!」

 

「まだぬるい!」

 

 

平原で激しい修行に耐える悟飯を

そんな少年も滅多な事で褒めない師がようやく納得出来るほどに成長を遂げている。

 

 

「っ!」

 

「そうだ!

気を捉えるんだ、今のを忘れるな!」

 

 

---

 

 

「界王様、お願いがあるんですけど…」

 

「なんじゃ?

どうした?」

 

「俺にも重いやつくれませんか?

あとメモ用紙も…」

 

「ほぅそいつは感心じゃ。

ほれ、メモと胴着だ。

胴着は孫悟空とお揃いにしてやったぞ〜。」

 

 

ラディッツの戦闘服が山吹色と青色の胴着へと変わる。

修行の為気を溜めている悟空をチラと見る。

胸元の亀マークも服もリストバンドも靴も総重量も…全く同じだ。

 

 

「界王様…せめて服の色だけでも変えてください

これじゃペアルックだし…亀仙流も習ってないのに亀マークもなんだか申しわけないって言うか…」

 

「ふーむ確かにだいの男同士がペアルックもおかしいな。

よかろう、ワシと同じ配色にしてやる。」

 

 

黒い胴着に赤いインナーシャツに変わる。

左手首だけにグレーのリストバンドがつき、靴も黒くなっていた。

胸と背中のトレードマークは界王マークに変わっていた。

 

 

「どうじゃ?

配色はワシと同じじゃがスーツみたいじゃろ?

背中と胸のマークがおしゃれポイントじゃぞ。」

 

「だから左手首だけグレーのリストバンドか。

なんだか仕事着たいでなんか嫌だけど…むしろこれがいい!

ありがとう界王様!」

 

 

改めて修行に戻るラディッツ。

彼らも厳しい修行に明け暮れていた。

 

そして3人のサイヤ人は遂に太陽系に入ってきたのだ…

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