城下町のダンデライオン〜長男は魔法使い〜   作:ソール

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第十話 前編

5月31日

 

体育祭(運動会)

 

ウチの高校の体育祭が今日、行われようとしていた

 

「はあ〜〜、マジかよ」

 

先週、修との賭けに参加されてしまい(強制)俺は途方も無く、体育祭やる前から疲れていた

 

「どうしたんですか?真さん?」

 

「ああ、卯月?今日で俺の人生終わりかもしれない」

 

「何があったんですか!?」

 

卯月、俺のプライバシーが今日この体育祭に関係しているだなんて、お前は思いもしないよね

 

「まあ、ともかく、今年も負けたくないから、全力で赤組を叩く!」

 

「はい!がんばりましよう!」

 

ああ、卯月のその笑顔はやはり癒される。おっとそんなことしている場合じゃない

 

「ところで?卯月は生徒会長だから、種目には出られないよな?」

 

「いえ、司会だけが仕事じゃ、ありませんので、私も種目に出ますよ?」

 

「ちなみに何を?」

 

「玉入れです!」

 

「ああ、玉入れか、この高校のだと、カゴ少し高いよな〜あれ」

 

「はい、この高校は櫻田家もいますので、以外にハードなところあるんです」

 

そう、得にこの高校は櫻田家もいるため、少し能力を使っても良い競技もある。去年はダメだったが、なぜか今年だけ、それが許されていた

 

昨日、修たちには能力はズルだから使うなと行ったが、なぜかここの校長がそれを許可しやがった

 

俺は変だと気づく、去年はダメだったのに、今年はいいだなんておかしすぎる。俺はこの体育祭がなにか仕組まれてないかと、俺は警戒した

 

「お!真!卯月!」

 

「ん?菜々緒!静流!」

 

「おっす」

 

ここで、静流や菜々緒と合流する

 

「今年も私たち白組みの勝ちで決定だな、真?」

 

「菜々緒?油断するな、あの修のことだから何か企んでいる可能性が高い」

 

「だから。お前、目が血眼だったんだ」

 

俺はとてもじゃないが、リリス以上の警戒をしている。俺のプライバシーを賭けて、なんとしても、あいつを叩き潰す

 

 

 

 

 

そして

 

体育祭の開会式を始め、校長の話が終わり、白組みと赤組の選手宣誓が始まった

 

ちなみに白組みは卯月だ

 

「宣誓 私たち白組みは高校生の生徒であることの誇りを胸に,競技は力強く,応援は華やかに,クラスで団結し,体育祭の成功のために,もっている力を全て出しきり,完全燃焼することを誓います」

 

素晴らしい!さすが卯月だ。さて、赤組は誰だ?

 

そう、それは予想もして無かった。だって赤組は

 

修だった

 

 

「は!?」

 

何してんだあいつ!?そこは普通奏だろ!

 

なぜか、修が選手宣誓をしていた。そしてこの後思わず宣誓を修はする

 

「宣誓 私たち赤組みは高校生の生徒であることの誇りを胸に,競技は力強く,応援は華やかに,クラスで団結し,体育祭の成功のために,もっている力を全て出しきり・・・・」

 

なんだ!?出しきりなんだ!?

 

 

 

 

 

「櫻田真の好きな人を公表することを誓います」

 

ふざけるなあああああああああ!?

 

なんでそこまで言うんだよ!?みんなに言わなきゃいけないほどのものじゃないだろ

 

だが

 

『うおおおおおおおお!!』

 

パチパチ、パチパチ

 

おい!?なんだこれは?!さっきの卯月の宣誓と拍手と歓声が全然違うぞ!?みんな俺のプライバシーが目当てなのか!?そうなんだな!?

 

そして修はこっちを向き、ニヤッと不快な笑いをする

 

おのれ〜〜〜〜〜!!

 

そして開会式が終わった後

 

「貴様〜修!」

 

「やあ、兄貴!俺の宣誓はどうだった?」

 

「ふざけんな!!なにが宣誓だ!ふざけているのにも程がある!」

 

「まあ、そういうなって恋はいいぞ?」

 

「ああ、いいね。ともかくお前を殺す!!」

 

俺はまた右手からライトニングボルトを出すが、

 

ピンポンパンポーン

 

『ええ、では、最初の競技大玉転がしをします!』

 

「くそ!最初の競技かよ!!覚えてろよ修!」

 

「はいはい、覚えてますよ。お兄様〜」

 

すげえ気持ちがこもってない!!あの野郎!

 

 

 

ともかく

 

俺は大玉転がしの配置についた

 

「さて、まずは最初の競技だ。差をいきなりつけてやるか!!」

 

『頼むぜ!真!』

 

「ああ」

 

そして

 

『よーーい!』

 

パンと鳴る

 

「うおおおおおお!!」

 

俺は勢いよく大玉を転がす

 

他の組みとは全然スピードが違う程に、どんどんスピードがあがり、どんどん差が開き

 

ゴールする

 

「うっし!」

 

『先にゴールしたのは!真様に率いる3年生のクラスです!』

 

「楽勝だな!」

 

『さすがだぜ真!!』

 

『きゃああ!!真君!』

 

俺のクラスの男子と女子から声援がする

 

「ま、初めはこんなもんだな」

 

 

一方修と奏と茜は

 

「くそ!兄貴やっぱりやるな!」

 

「なかなか侮れないね!」

 

「兄さんすごい」

 

 

そして次は

 

『次はパン食い競争です』

 

「パン食い競争か〜、ウチのクラスは誰が出るんだ?」

 

「卯月ちゃんみたいだよ」

 

「行ってきます!」

 

「おう!がんばれ!」

 

パン食い競争はウチは卯月だけど、赤組は誰だ?

 

『ん?おい真!あれ!奏様じゃねえ?』

 

「ん?あいつ!パン食い競争なのか!!」

 

俺のクラスの友人が奏を発見し、スタートラインで奏がいた

 

「あいつがめずらしいな」

 

奏では生徒会だし、忙しいから出れないかと思ったがそうでもないみたいだな

 

ちなみにパン食い競争は鉄簿にぶる下げて、それを口で取る競技、ちなみに少し高いため、卯月が届くか心配だ

 

『よーーい!』

 

パンとパン食い競技が始まった

 

「大丈夫かな、卯月?」

 

「大丈夫だと思うけど」

 

「高いよね?パンの位置が」

 

そう、パンのぶら下げている位置が微妙に高い、イメージなら185センチの身長じゃないと届かない高さ

 

「これ大丈夫か?ていうかなんで女しかいないんだ?」

 

そう、なぜかパン食い競争は女しか参加してない

 

『え?真?知らないのか?これもいっときの定番だぜ?』

 

「なに?」

 

『ほら?揺れているだろ?』

 

「ああ、そういうことか、マジで最低だな、この学校の男」

 

俺の友人が言っていた行事の意味は、女しか居ないのは、女がパンを取る。その時に、飛んでパンを取るのだが、飛んだ時に胸が揺れる。この定番は胸の揺れぐあいを見るためだった

 

通過、先生達もこんなふしだらな競技、よく許可とったな、先生もこれ目当てか?

 

さっきからいろんな女子の胸が揺れたりする。俺は恥ずかしくて見ていられず、外方を向く

 

『おいなんだ〜、真?恥ずかしくて見れないのか?』

 

「悪いかよ。俺はこういうのは苦手だ」

 

『まったく恥ずかしがり屋だな、お前は、そんなんじゃあ、女とまともにできないぞ?』

 

「大きなお世話だ。それにまだ俺たち高校生だぞ。それに好きな女もいない」

 

『そういや、そうだったな、お前修様も言っていたけど、マジで好きな女いるのか?』

 

「それは・・・・・・まあ」

 

『なんだよ!教えろよ!ま、いっかどうせ借り物競争に出るんだしな!』

 

「たく、変なのに付き合わされたよ」

 

『みんな、お前目当てな女子がいっぱいいるからな、ほら?あっちにもお前を見ている女の子たちがいるぞ?』

 

「・・・・・・」

 

俺は本当に恋愛なんてわかんない

 

なんで今更おふくろも『女と付き合え』だなんて言うし、俺にはホントに今まで好きな女なんていなかった。でも、実際に一緒に居たいという人達はいた

 

それは

 

「なに?鼻の下伸ばしてるの?真?」

 

「別に、そうじゃない、俺は」

 

「真?あんまり女にそんな目で見ると、狙われるぞ?」

 

「もう狙われているような気がするけど?」

 

「兄さん!そんなだらしないから!皆さんのターゲットにされるんですよ!」

 

「葵?君は何を言っているんだ?」

 

菜々緒と静流と葵に言われる。この会話は少し苦労はするが、楽しい。これで卯月もいれば、本当に楽しいのだが

 

「ん?」

 

「うんしょ!うんしょ!」

 

おい!かわいいぞ!なんだあの卯月の姿!あの無邪気さ!守ってあげたくなるじゃないか!!

 

卯月はがんばってパンを取ろうとがんばって飛んでいるが、届かない。そんな姿を見た俺は助けられずにはいられなかった。ズルだとは分かってはいるが、なんと言われようと、俺は助けたかった

 

「く!ぬうん!」

 

「兄さん!」

 

俺は卯月のぶら下げているパンにだけ、重力魔法をかける

 

「グラビティ!」

 

パンは少しだけ下に降りて来た。卯月が全力で飛べば届く距離だ

 

「あむ!やりました!」

 

1位にはなれなかったが、彼女を無事にゴールさせた

 

「はあ、はあ」

 

「兄さん?また卯月ちゃんを助けたの?」

 

「ああ」

 

「ほんとに昔から真は卯月に弱いよね?」

 

「俺が?」

 

「昔から卯月が困っていると気はいつもお前が助けるからな」

 

「そうなのか?ん?」

 

『次は奏様です!』

 

俺は司会の言葉に奏がいたのを見かける

 

そして奏もパン食い競争に出るが、

 

「ぐ!」

 

奏も全力でジャンプするが、届かない

 

というより!

 

胸が!すごい揺れている!?

 

あいつあんなに大きくなったのか!?

 

奏のあの武器は質量の武器と言ってもいい!

 

俺はあまりの恥ずかしさに俺は奏でにも魔法をかける

 

魔法はもちろん卯月にもやったグラビティだ

 

それにしても、奏の奴、あんだけ大きくなったなんて気づかなかった

しかも、あの光景で、周りの男共は奏の胸の揺れっぷりに顔を恥かしがっている奴や興奮している奴もいる

 

あれは正直言って、ある意味危険と思った

 

ついつい俺もガン見してしまった

 

『おや?兄貴が奏の胸をガン見していたぞ?そんなに揺れっぷりがよかったか?』

 

「な!?」

 

修の野郎!!あいつマイクで大きな声で言いやがって!そういえばパン食い競走の司会修だった!!

 

修がパン食い競走の司会の当番なのだ。俺の顔を見て奏の胸を見ていた事に気づき、マイクでおちょくり出したのだ

 

そして奏は

 

「・・・・兄さん、そんなに見なくても・・家で見せてあげるのに」

 

奏はよくわかんないが、なんかアピールしてくる。俺は胸が好みじゃないからな

 

「待て!!奏!違うんだ!俺は助けようとだな!!」

 

俺は必死に誤解を言うが、

 

 

 

 

手遅れだった

 

 

なぜなら

 

 

 

 

「兄さん?奏の胸をガン見したって本当かな?」

 

葵が俺のふしだらな行動に怒る。しかも顔は笑っているけど、目は笑っていない、すごく怖い

 

「待て!!葵!だからな誤解だ!」

 

「菜々ちゃん?兄さんガン見していた?」

 

「ああ、ガン見していたよ。私もしっかり見たよ」

 

「ええ!?」

 

菜々緒もなぜか俺を目は笑ってない状態で、俺を笑いながら見る。菜々緒も怖い。ていうか俺に味方はいないのか

 

「待ってくれ!!俺は奏を助けようとだな!!」

 

「そんな言い訳聞く分けないだろ?真?」

 

「なんでお前ら怒ってんの!?得に静流!!なんでお前まで!?」

 

この3人と卯月も含んでだが、なぜか俺が女に関わるような行動とると、すぐ、この4人が怒る。俺が一体何をしたと言うんだ

 

それに俺は変態行為はしてない!俺は恥ずかしかったし、早く終わらせようと、届く位置まで降ろしただけだ

 

なのになんで怒る!?

 

「くそ!!何かをされる前に!!」

 

俺は逃げた

 

 

 

 

 

「逃がしませんよ?真さん?」

 

逃げた先には卯月がいた。俺はあっさり捕まった。しかもよく見ると、卯月の目とは思えない。怖い目でした

 

説明でも言えないほどの怖い目でした。顔は笑ってはいるけど、それ以外は怖い!!

 

「さ、兄さん?O・HA・NA・SHI♫しようか?」

 

「待て葵!?なんだ!?その白い悪魔的なお話は!?」

 

「じゃあ真?逝こうか?」

 

「菜々緒!?字が違うし!それ確実に死ぬ!!」

 

「さあ〜、変な目で見る真さんは、しまっちゃおうね♫」

 

「おい待て卯月!?なんだそのしまっちゃう的な言い方は!?」

 

「ま〜〜こ〜〜と〜く〜〜〜ん、あ〜そ〜び〜ま〜しょ〜〜〜♫」

 

「おい静流!?なんだその自動販売機を投げそうな人のいい方は!?」

 

ともかく俺は

 

 

 

 

「逃げるんだよおおおおおおおお!!」

 

逃げた

 

さすがにあんな目をした葵達に魔法をも通用しないだろうと思い

 

逃げるしか無かった

 

そして葵が絶対に使わないはずの能力をまた使い、またみんなに捕まり、説教される

 

午前中の部は終わりで、まだ白組みが勝っているが、修のことだから、なにかしら企んでいるに違いない

 

警戒しなくては

 

とりあえずお昼を済ませてからにしよう

 

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