城下町のダンデライオン〜長男は魔法使い〜   作:ソール

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さっそく2016年の最初の投稿です

こえからもよろしくお願いします

と言いたいところなのですが、

まず自分が頑張るようにします


第十三話

ボルシチ食卓騒動から一週間が経ち

 

あれから、朝比奈・燈の行方は不明のまま、

このままだと、拉致があかないため、俺はすぐにアイギス師匠に燈を探す魔法を教えてもらうことにした

 

「それで?どうやって探すんですか?」

 

「これを使ってだ」

 

 

と、アイギス師匠はクリスタルのネクッレスを渡して来る。その中に二分の一くらいの血が入っていた

 

 

「これは?」

 

「その血は、私の息子アイギスの当時赤ん坊頃の血の一部だ」

 

「どうしてこれを?」

 

「もし、迷子になった時の為に作ったんだ。名前は『迷宮結晶』そのクリスタルに『ソウルリンク』という魔法をつぎ込めば、奴がどこにいるかすぐにわかる」

 

「なるほど、それじゃあ!試してみるか!『ソウルリンク』」

 

 

俺はそのクリスタルを首にかけ、右手から青い光を出し、その青い光を注ぎ込む。

 

 

「その光が、もし、クリスタルの中で大きく赤く光ったら、その近くに燈がいる」

 

「どれどれ?」

 

 

だが、赤くはならないし、光をいれた瞬間、すぐに消えた

 

 

「あれ?」

 

「ダメだ。すぐに消えるということは、この近くには居ないってことだ」

 

「ふーん、ダメか。あのこれ貰っていいですか?」

 

「構わんが?まさか外に行ってまで探す気か?」

 

「まあね」

 

「わかった。大事にしろよ」

 

「はい」

 

 

と言って、俺は学校に行ってでも、『迷宮結晶』を身につけるようにした。

 

だが、学校でもやはり反応はなし

 

 

「ダメか、もっと遠くにいるのか?」

 

 

アイギス師匠から燈は歳は俺と同じって言っていた。しかもその燈と俺は同じ魔力。だから同じものに引かれ合うはず、っと言っていた

まあ、だいたいの事はわかった

だが、今学校に行っても反応は全然しないと言う事は、つまり学校にはいないという事だ。

 

「はあ〜、ダメか、あまりうまくいかないな〜」

 

「おう!真!どうした?疲れた顔して?」

 

「珍しいなお前が疲れた顔するだなんて?」

 

 

そこへ菜々緒と静流が出て来た

 

 

「え?ああ!別にちょっとバイトで疲れているだけだよ」

 

「バイト?あんた王家なのに、バイトしているのか?」

 

「菜々緒?忘れたのか?真はあれなんだぞ?王家のこと忘れたのか?」

 

「は!そうだった!ってことは・・・・・・まさか!?出て行くのあんた!?」

 

 

菜々緒は俺が王家を出て行くと思い、なぜか涙目で俺を見る

 

 

「なんでそうなるんだよ!?俺はただ好きでバイトしたかっただけ、そのバイト先がちょうど俺の好きな本屋だから、その本屋の仕事をしてみたかっただけ!」

 

「あ!そうなんだ」

 

「そうだぞ〜、菜々緒、それにもし真が出て行ったら、その時は・・・・・」

 

「ん?なに?」

 

 

静流と菜々緒の顔が赤くなる。なに?俺が出て行ったら何をする気だった?

 

 

「まあそれはともかく!なんだ?忙しいのか?本屋で客が混雑するって聞いたことないけど」

 

「まあね〜、客よりも、本が多いから、棚に並べるのが忙しくて」

 

 

ヤバい!アイギス師匠は仮にも『魔女』だし、知られるわけには

ここは話題を変えるしかない

 

 

「それより!卯月はどうしたんだ?今日の朝から見てないが?」

 

「ああ!卯月ね。実は生徒会の仕事で朝からいないんだ」

 

「へえ〜、卯月も大変だな?それにしても遅くないか?もう4時間目だぞ?」

 

「あれ?聞いてないの?真?」

 

「なにが?」

 

「朝礼で今度土曜日に『町内清掃』するって?」

 

「え?ああ!言ってたなそういえば」

 

 

そういえば、今日の朝体育館で言ってたけ、燈のことで頭がいっぱいでよく聞いてなかったわ

 

 

「そのことで今、生徒会長と話し合っているからね」

 

「へえ〜」

 

「それにしても生徒会長って誰なんだろうね?」

 

「え?見てないのか?」

 

「え?だって姿見たことないじゃない?」

 

「ああ、大事な場面の時も出て来たことないじゃん」

 

 

そういえば、みんな知らないけ、生徒会長が誰なのか。まあ知っているのは本当にごく一部の人間だけだしな

 

 

「え?真知っているの?」

 

「ああ、知っているけど?」

 

「じゃあ、誰なのか教えてよ!」

 

「それはな〜〜、ん?」

 

 

そこで、廊下で葵の姿を見つける、でその先に福品の姿を見つける

 

 

「ん?どうした真?」

 

「いや、葵が」

 

「え?あれって一年の福品くんだよね?」

 

「ああ」

 

 

なんであいつが、葵に?まさか町内清掃のことで話しているのか?でもなんだ?葵と話した瞬間あいつ喜んだぞ?

あ!こっちに戻って来た

 

 

「どうした葵?福品に町内清掃をやめてほしいって頼みでも来たのか?」

 

「うん、でも実行するって」

 

「そうだろうな、ああ〜茜がまた苦労する事になったな?」

 

「なんでそこで茜ちゃんが出てくるの?」

 

「え?だってあいつ人見知りじゃん、注目あびるのやだし」

 

「確かに、そういえば町内清掃って誰が考えたの?」

 

「え?ああ、奏だよ」

 

「え?奏ちゃん?」

 

「そう、あいつ選挙に向けて頑張っているから、学校でもみんなのしっかり者として見せたいためだよ」

 

「へえ〜そうなんだ。でも福品くん、葵じゃなくて、奏ちゃんに言えばよかったと思うんだけど」

 

「もうとっくに頼んでだめだったんだろ?だから葵に頼んだけど、どうせ葵が茜の為にって、福品に頼んだんだろ?」

 

「うん、このままだと茜は人見知りを克服できないから」

 

「それにあの福品の笑顔、半端無かったな、どうせ茜の恥ずかしがるところ見れて嬉しいだろ?」

 

「福品くんって?茜ちゃんのこと好きなの?」

 

「ああ、あれ?知らないのか?あれのこと?」

 

「あれって?」

 

「実はこの学校の男子だけで結成している『茜ファンクラブ』ってのがあるんだよ。福品はそのメンバーで会員のナンバーってのがあるんだけど、そのウチのファーストなんだよあいつが」

 

「あ!聞いたことある!密かに『茜ちゃんのファンクラブ』を男子だけで作っているとか?」

 

「茜本人にも気付かれずやっているんだもんな、しかもその中に修も入っているだもんな」

 

「修君入っているんだ」

 

「あいつ茜に対してはマジシスコンだからな、まあ茜がかわいいって言うのはわからないわけじゃないけどさ、兄が妹のファンクラブに入るかよ普通」

 

「もしかして兄さんも入っているの?そのファンクラブに?」

 

「冗談じゃない!兄が妹のファンクラブに入るとか気持ち悪いわ!!」

 

「だよね?」

 

「それに本人の許可もなしに勝手にファンクラブを作るとかありえないだろ普通」

 

「っ!」

 

「っ!」

 

「っ!」

 

「ん?」

 

なぜか?葵と菜々緒と静流がビクッと俺から顔を逸らす

実はこれは俺の知らないことなんだが、実は茜だけでなく、俺のファンクラブまで作られていたらしい

しかも、そのメンバーが葵と菜々緒と静流と卯月と茜も含んでいたたしい、しかもあの奏まで参加していたらしい

 

俺はそんな自分のファンクラブに気づかず、茜のファンクラブを最低呼ばわりしていた

 

たぶん、三人が顔をそらしているのは、そういうことであろう

 

 

「おーーーい!真!」

 

「ん?」

 

 

そこで友人男子に呼ばれた

 

「どうした?」

 

「茜ちゃんが呼んでいるぜ!」

 

「は?茜?なんでこの校舎に?」

 

 

クラスの教室の扉付近に茜がいた。まあ、言わなくても俺に言いたいことはわかる。だって今にも泣きそうな顔しているし

 

「なんか用か?茜?お前の事だから魔法を使って、町内清掃をなんとかして欲しいって言うわけないよな?」

 

「お願いだよ!!兄さん!!なんとかして!!」

 

「そんなこと言われてもな〜」

 

「お願いだよ!!それとこの人たちもなんとかして!!」

 

「え?別にいいじゃん!」

 

「遊んで行こうよ茜ちゃん!」

 

 

茜の周りには、静流や菜々緒やいつの間にか卯月もいた

 

 

「卯月帰ってきたんだ?」

 

「うん、そうしたら茜ちゃんを見つけました。さ一緒に遊びましょ?」

 

「兄さん!葵お姉ちゃん助けて!!」

 

 

茜は俺の教室に連れてかれた

 

 

「ああ、やれやれ、ちょっと葵行って来る?」

 

「どこへ?」

 

「ちょっとな」

 

俺は教室をある奴のところへ行く

 

*****************

 

 

 

「おーーーい!修!お兄さんが呼んでいるぞ!」

 

「ん?兄貴?」

 

 

俺は修がいる。2年の教室に向かった

 

 

「なんだよ兄貴?俺の校舎に来て?」

 

「さっき福品が来たぞ?そんで茜の為に『町内清掃』を『校内清掃』に変えて欲しいだとさ?」

 

「ああ、やっぱりそうなのか」

 

「いいのか?これで?」

 

「いいのかって?」

 

「だから、茜が恥ずかしくて死んでもいいのかって言っているんだよ?」

 

「別にいいじゃねえか、人見知りを克服できるチャンスじゃん」

 

 

まあ、確かに修の言う事に一理ある。確かにこのまま茜の人見知りがエスカレートするのも苦労する

だが、修の言葉に俺は信用ならなかった。

 

なぜなら

 

「確かお前?茜のファンクラブのNo2だったよな?まさかとは思うが茜の恥じらう姿を見たいからじゃなによな?」

 

 

まあ、こいつでも、さすがに無いとは思うが、福品はそれで実行する気満々だからな、まああいつとこいつを一緒にしてはマズいか

 

 

「い・・・いや・・・・そんなことは無いぞ?」

 

「・・・・・」

 

 

おい?なんだ?その図星セリフは?って事は最初からそれが目当てか?

 

「おい修?また俺からライトニングボルトが欲しいみたいだな?」

 

と、バチバチと、右手から雷を出す

 

「おい!待ってくれ兄貴!?本当は違うんだ!?」

 

「何が違うんだ?」

 

「いや、そういうわけじゃないし!それに茜の意思を無駄にするわけにはいかないんだ!!」

 

「茜の意思?」

 

「ああ、今日茜も嫌だって言ってはいたけど、それで町が綺麗になるから。我慢してやるって言うあいつの意思なんだ!!」

 

「・・・・・・」

 

 

まあ、確かに根は優しい奴だからな、恥ずかしくてもやるなあいつは

 

 

俺は雷を消し、修の言葉を信用することにした

 

「分かったよ。『町内清掃』は実行しよう」

 

「おお、頼む兄貴」

 

「ただし」

 

「ん?」

 

「もしお前がカメラとか持って、茜の恥ずかしがるところを取ろうとしたら、ライトニングボルトだけじゃあすまないと思え!」

 

俺は魔法のオーラを出しながら修を威圧させる

 

「あ・・・ああ、わかったよ」

 

「ふん」

 

 

俺は修にそう言わせ、自分のクラスに帰る

 

 

*********************

 

 

教室へ帰ろうとする廊下である人物を見かけた。

 

「奏」

 

そう奏だった。奏を廊下で見つけた。奏も俺に気づく

 

「あらお兄様、こんなところで何を?」

 

「別に、ところで『町内清掃』のこと、考えたのお前なのか?」

 

「ええ、私です。私も選挙活動のために、学校でもしっかり者として働きたいですから」

 

「そうか」

 

と、奏は俺の横を通って、奏は自分の教室に戻るが

 

「奏?」

 

「ん?なんですか?」

 

と、奏は俺の方を向く。そして俺が言う言葉は

 

 

 

 

「お前?なんのために王様になるわけ?」

 

「!?」

 

 

そう、俺は奏の王様になる目的がわからない、なぜこの学校生活にまで選挙活動を動くのか、そこまでして王様になりたいのか、俺には奏の目的がわからない

 

「もちろんこの国のために王様になるんですよ」

 

「・・・・・・・そうか、悪かったな、止めたりして」

 

「いいえ、では、授業頑張ってください」

 

「ああ」

 

と、奏は笑顔で去るが。だが俺にはとても笑顔には見えなかった

それにこの国のためなら、茜に苦労させなくてもいいだろうに

 

 

完全になにか焦っているなあいつは

 

 

 

**********

 

 

土曜日

 

 

結局、『町内清掃』はやることになった。

 

無論修も普通に参加しているし、葵も普通に参加しておる

奏も普通に参加、

 

一方、茜は

 

「よーーし!みんな櫻田さんの為にしっかりやるぞーーー!!」

 

「「「「「おう!!」」」」」

 

「お・・・・おう」

 

恥ずかしながらも参加した

 

 

 

で、俺は

 

 

「すげえないっぱいあるな、ゴミがここまであるだなんて、この国でもゴミの一個や二個はあると言うことか」

 

この国でも環境はちゃんと管理されている、なのに、そうであってもゴミはたくさんあった

 

「やれやれ」

 

俺はゴミを拾って立ち上がると、迷宮結晶のネックレスが服の中から出て来る。

 

「あ!いけね!」

 

と俺は急いで服の中に隠す。だが

 

ピカン

 

「!?」

 

その時、迷宮結晶が突然光り出した。

 

「なに!?ってことはここに燈が!」

 

この川の近くのどこかに朝比奈燈がいた

 

「そんなバカな!?この近くにいるのか?」

 

いくらゴミが多いこの川にいるとはとても思えなかった。しばらくその周囲を見るが、学生しかおらず、他の人のようなものはいなかった

 

そしてしばらくすると

 

「消えた」

 

5分くらい光っていたが。ってことはどこかで移動しているのか?

 

 

そしてしばらく探し歩く

 

「ん?なんだこれ?」

 

俺は茂みの草に赤い色がついていたのを見つけた

 

「これ?血?」

 

そう、茂みの草に血が付いていた

 

まさか燈がリリスに殺されたのか!?

 

と、俺は急いで茂みの中に入るが、そして中に入っていたものは

 

「なんだよこれ!?」

 

それは地面に血で描かれた『魔法陣』だった

 

なんだよこれ、見た事無い魔法陣だ。アイギス師匠の本には載ってない魔法陣を俺は見つけてしまった

 

「これ?急いでアイギス師匠に伝えたほうがいいんじゃないのか!!」

 

俺はこんな血で描かれた魔法陣はリリスしかいないと判断し、この魔法陣を急いで携帯で写真を撮り、アイギス師匠に連絡する

 

「兄さん?どうしたの?」

 

「あ!いや!なんでもない!」

 

「?」

 

そこに葵がやってくる

 

「なんでもないんだ!それよりゴミ集めたから運ぶの手伝ってくれないか?」

 

「え?ええ、わかった」

 

俺はアイギス師匠の連絡は今日の夜にして、葵たちにこれを気づかれるわけにもいかず

俺は葵たちを誤摩化す

 

でも心の中で俺は悩んでいた

 

 

リリス?お前は一体何を企んでいる?

 

それにおかしいアイギス師匠の魔除けがあるはずなのに、なぜ効かない!?

 

 

その後『町内清掃』が終わった後、すぐにアイギス師匠のいる本屋に向かった

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