城下町のダンデライオン〜長男は魔法使い〜   作:ソール

16 / 41
大変お待たせしました

遅れて申し訳ありあません

遂に就職の準備や卒業とかで忙しく
更新ができませんでした

時間がある時にしっかりやります

そこだけご了承ください




第十四話

その日の夜

 

俺とアイギス師匠と共に、今日『町内清掃』の時に見つけた『血で描かれた魔法陣』がある川に居る

 

 

「これです!」

 

「っ!なんだこれは!?」

 

 

俺は急いでアイギス師匠を連れて、アイギス師匠に見せていた

そして

アイギス師匠も驚いていた。こんな3メートル程あるデカイ魔法陣に驚きを隠せないでいた

 

 

「なんですか?これは?」

 

「わからん、私もこんな魔法陣は初めて見る!」

 

 

どうやら魔女の生き残りでもあるアイギス師匠ですらもわからない魔法陣だった

 

 

「一体何の血で描かれた魔法陣だと思います?」

 

「これは・・・・・・・・野良犬や動物の血だな?」

 

「動物の血!?」

 

「ああ、人間ではないのは確かだが、少し経ったとはいえ、匂いからして動物で間違いない」

 

 

確かに犬や鳥の肉の腐った匂いもする。ってことは人間で被害を受けた人間はいないというわけだ

 

でも

 

 

「でも!おかしいじゃないですか!?魔除けも張ってあるのに!どうして町で動けるんです!?」

 

 

そう、おかしいはず、魔除けを張ったのに、なぜ奴がこの国で動けるのか

その答えはどんでもないことだった

 

 

 

「奴が誰か他の人間の体を乗っ取ているからだ」

 

「な!?」

 

 

まさかリリスが他の人間の体の中に入り、体を乗っ取ることができる魔法を持っていたなんて、俺には想像がつかなかった

 

 

「そんなことできるんですか!?」

 

「できる!奴は体は無いし、魂だけ、つまりは幽霊だ!だから誰にも人の体を乗っ取ることができる」

 

「なんてやつだ!!」

 

 

ってことはまさか、今ままでの攻撃も全部、奴が人の体を自由に操ることができたからか

 

 

「ここから先は警戒しておけ?奴がそろそろ動き出したぞ?」

 

「ええ!あいつを一刻も早く止めて!先に俺が燈を見つけます!」

 

「うん、私もなんとかしなくては」

 

「それでこれはどうするんです?」

 

「簡単には落ちない、水でやっても消えない、このまま放っておくしかない」

 

「く!あいつは何を企んでやがる!」

 

 

その夜から、俺は気を引き締めなくてはならなくなった

 

 

 

 

 

 

*********************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

俺は昨夜アイギス師匠により、これからは警戒を強くすることを決めた。

 

奴が何を企んで、何をしでかすか、俺にも想像はつかない、ともかくあいつが何かしでかす前に食い止めなくてはならない

 

 

一刻も早く朝比奈・燈を探しに行こうと出かける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、言いたいところなんだが

 

 

 

 

 

「暑い」

 

 

そう、実はもう7月に入り、夏休みもそろそろ入る季節になっていた

 

 

「う〜!」

 

 

実は俺は夏が嫌いで、この暑さの中外を出るのが嫌だった

 

 

「さすがにこんな朝からエアコンをかけるわけにもいかないしな」

 

 

エアコンの風ばかり当たるのも、体がだらけるし、正直昨日の夜あんなことあったから動かなきゃとは思っているけど

 

 

この暑さだけは本当に俺にとって勝てなかった

 

 

「兄さん大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫、そのうち慣れるさ」

 

 

葵が心配して、冷たいコーラを出してくれる。いつも飲んでいるコーラが今日はなんだかすごくおいしいって思えるよ

 

 

「お兄ちゃん、ホントに暑いの苦手だね?」

 

 

光もそれを聞き、こちらにやってくる

 

 

「ああ、どうしてもな〜、わかってはいるんだが、去年よりも暑い感じがするんだが、気のせいか?」

 

「うん、今年は気温が強いだって」

 

「冗談だろ〜」

 

 

葵のその言葉に俺の精神が暑さだけで下がる気持ちになった

 

確かに昔から俺は暑いのが苦手だった。普通に立っているだけでも汗が、ダラダラと出て来る。自分の部屋に居てもダラダラ出て来る

それでけ俺は夏が嫌いだった

 

 

「ん?真大丈夫か?」

 

「オヤジ?」

 

 

そこへまだ迎えを待っているオヤジが話しかけて来る

 

 

「そういえば、真は夏が嫌いだったな?」

 

「ああ、どうしてもこの暑さには敵わない」

 

「ははは!やっぱりな!だから用意(・・)しといて正解だった!」

 

「は?用意?」

 

 

なんだろう、オヤジの言う用意って?

 

 

「なんだよ用意って?」

 

「いや、ちょうど夏だしな、真達だけで海へ行って来たらどうだ?」

 

「は?海!?プライベートビーチでもあるのか!?」

 

「あるよ、とびっきりのな!」

 

 

まさか、あの心配オヤジがまさかプライベートビーチを持っていたなんて、驚きが隠せなかった

 

 

「なになにどうしたの?」

 

「どうした兄貴大声だして?」

 

「お兄ちゃんどうかしたの?」

 

「兄上どうかしましたか?」

 

 

「お前ら!」

 

俺の大声により、茜、修、奏、岬、遥、栞、輝もこちらにやってくる

 

 

「いやなに、真達だけで、海へ行ったらどうかと思って?」

 

「海!?行きたい!」

 

「岬!」

 

岬が行きたそうに大声出す。遥も必死に岬を抑える

 

 

「でもどうして?」

 

「なに、せっかくだ夏休みに入ってはいないが、こんな暑さだ。こんな日に外へ出るよりも、海へ行って少し暑さに慣れたらどうだと思ってな」

 

「行きたい!海行きたい!」

 

「光!?」

 

「私も海行きたい」

 

「兄上僕も海行きたいです!」

 

「私も・・・・いいかな?」

 

「いいじゃん兄貴、今日は海で遊んで休日過ごそうぜ」

 

「たまには良い事だよ、お兄ちゃん」

 

「兄さんは嫌?」

 

 

 

「ん〜〜〜、わかったみんなで行こう。今から海へ」

 

「「「「「やったーーーーー!!!」」」」」

 

 

俺はオヤジの提案に乗る事にした。確かにいい加減夏も慣れたかいからな

 

 

 

だけど

 

 

「その前にちょっと待った!!」

 

「なに?兄さん?」

 

 

俺の声により、みんなが静まる

 

そしてオヤジの方を向く

 

 

「オヤジ?あんた確か?さっき『プライベートビーチを持っている』って言ったな?」

 

「ああ、持っているぞ?そ、それがどうかしたのか?」

 

 

やっぱり

 

 

「なあオヤジ?それ嘘だろ?」

 

「は?」

 

「だからオヤジは本当はプライベートビーチなんて持ってないだろ?」

 

「何を言っている?持っているに決まって・・」

 

「おかしいとは思ったんだよ。なんでこんな朝にこんなタイミングでしかも今から海へ行くのかを不自然に思ったんだ」

 

「確かにそれは変だね、普通なら前々から言っておくよね?」

 

「どうせオヤジのことだプライベートビーチっと言っておきながら、どうせ近所の空き地に経てたにプレハブだろ?」

 

「ギク!・・な、なんでわかったの?」

 

「わかるさ」

 

 

なぜなら

 

 

「俺が前々からオヤジが俺たちの海で満喫していたところを勝手にテレビ中継する情報を俺は見つけたんだよ!!」

 

俺はみんなに自分のスマホだし、サクラダファミリーニュースのネットの情報に書いてあった

 

 

「げ!?ば、バレた!!」

 

「バレたじゃねえよ!!俺たちに知らない間に勝手に中継するなってあれほど言ったろ!!!」

 

「いや、でも、カメラあったら意識はするでしょ?そしたらバカンス気分じゃなくなるじゃない?」

 

「だからと言って!!誰が人の了承無く勝手に撮る方がそっちの方が悪いわ!!」

 

「いや・・・でもね」

 

「とにかく!!俺はこの提案に却下するからな!!」

 

 

俺は提案に反対した

 

でもみんなは

 

 

「なんだ〜海へ行けないのか〜〜」

 

「ま、仕方ねえよ」

 

「海行きたかったな〜」

 

「でも私たちが今から行くと大騒ぎになるしね」

 

「ああ〜〜、どこか人が居ない海なんて無いかな〜〜」

 

「そんな都合良くないよ。みんなこの季節が海が行ける時だもん」

 

 

と、みんなは言っているが

 

 

「何勘違いしているんだ?」

 

「へ?兄さん?だってお父さんの提案に反対でしょ?」

 

「ああ、だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人が居ない海へ今からみんなで行くのさ」

 

 

「「「「「「「え!?!?!?」」」」」」」」

 

 

そう、海は行くよ。この提案はパスだけど

 

 

「え?兄さん?海って?兄さんプライベートビーチ持っているの?」

 

「いや、持ってないよ!」

 

「え?ならどうやって?」

 

「ウチの店長覚えている?」

 

「え〜と?確か・・・アイギスさんだよね?兄さんのバイト先の?」

 

「そのアイギス店長の実家がある誰も居ない小島があるんだ。そこで頼むさ」

 

「え?でも今から?」

 

「ああ、今からさ、ちょっと待ってろ?」

 

 

俺はスマホだし、アイギス師匠に連絡する。

 

 

『どうしたの?真?』

 

「アイギス店長!実は頼みがありまして!」

 

『?』

 

 

 

5分後

 

 

 

『わかったわ、それじゃあ私は先に実家に戻っているね?』

 

「はい!お願いします!」

 

俺は通話を切り

 

「よし!プライベートビーチじゃないが!今から誰も居ない海へ行くぞ!!」

 

「本当に!?」

 

「ああ!みんな準備しろ!」

 

「うん!」

 

「マジかよ!で?そこはどこなんだ?」

 

「それはな」

 

 

 

 

 

10分後

 

 

 

俺は修に場所を教え、その小島まで修の能力で瞬間移動し、すぐさま到着した

 

 

「よし!ここだ!」

 

「わあ綺麗!!」

 

 

そこは確かに綺麗だった。ちなみにここは東京から離れて太平洋側の方にある小島だった

そこは確かに誰もいない無人の小島だった

 

「こんなところがあるだなんて!」

 

「確かにアイギス店長の言っていたとおりだな」

 

俺たちは海で眺めていると

 

「真!」

 

「ん!アイギスし・・・店長!」

 

そこへ浜辺から水着姿のアイギス師匠がパラソルとレジャーシートで待っていた

 

 

「早かったですね!」

 

「ええ、準備はもうできているわ、今日のお昼はウチで食べて行きなさい」

 

「ありがとうございます!」

 

「え〜と、あなたが?」

 

葵は恐る恐る、アイギス師匠に近づく

 

「ええ、葵様ですね?どうも初めして朝比奈アイギスです」

 

アイギス師匠はお辞儀をする

 

「御丁寧にどうも!海へのお招きありがとうございます!」

 

「別にいいですわよ。せっかくこの暑い中ですから皆さんには楽しんでもらいたいですから」

 

「兄がいつもお世話になっています!」

 

「こちらこそ」

 

葵とアイギス師匠が話していると、修と遥が

 

「兄貴?すごい美人だな〜?これが兄貴のバイト先の店長さん?」

 

「ああ、朝比奈アイギス。本屋『マジックブックス』の店長だ」

 

「ふ〜〜ん、でも確かに美人だね、20代ってとこかな?」

 

まあ、確かに美人って言えばそうだな、足も腹も細いし髪も長くて綺麗だし、顔も20代ぽくて、後は胸が・・・・・奏よりもデカいし

 

「さ、女性の皆さんは私の実家の家で着替えてください!」

 

「「「「「はーーい!!」」」」」

 

「俺たちは男共は森の中で着替えな?」

 

「「「はーーーい!!」」」

 

 

俺らは奥の森の中で着替え、女性はアイギス師匠の実家に家で着替える

 

 

しばらくして

 

 

「ふう〜、暑いな水着だけどさ」

 

俺の服装は海パンに上は海用パーカー

 

俺は着替えが終わり泳がないでレジャーシートの隣に机とイスがあった為、そこに座る

ちなみに左肩に包帯がグルグル巻きに巻いてある

 

「君は泳がないのか?」

 

そこにアイギス師匠が出て来る

 

「まあ、別に泳げないわけじゃないですけど、ただ眺めたかっただけです」

 

「そうか、君の左肩は痛いか?」

 

「!」

 

そうアイギス師匠は俺の左腕の無いパーカーに見て気づいた

 

「いえ、別に水について痛いわけじゃあありません、けど、両手じゃないと泳げないんです。学校のプールの時間も参加できないんです」

 

「そうか、変わりの腕は欲しいとは思わないのか?」

 

「魔法で左腕直す魔法でもあるのですか?」

 

「ま、そこまでは無いが、義手を用意してくっつけるのが限界だ」

 

「そうですか、別に入りませんけどね」

 

「そうか」

 

「兄さーーーん!!」

 

「ん?」

 

 

どうやら女性陣も着替えが終わったらしい

 

 

「お兄ちゃんどう?この水着?」

 

「ああ似合ってるよ」

 

「ホント?やった!!」

 

「アイギスさんと何か喋っていたの?」

 

「いや、別に」

 

「!」

 

 

でも、葵は気づいた左肩の包帯に、葵は近づき、右手で俺の左肩を手に当てる

 

 

「痛い?兄さん?」

 

「大丈夫だ。大丈夫だから心配するな、な?」

 

「うん」

 

「ふん、君と葵様はやはり(・・・)兄妹とは思えませんね?」

 

「そうですか?」

 

「ああ、どちらかと言うと夫婦に見える」

 

「ふえ!?」

 

「ご冗談をアイギス店長?」

 

「はは、それはすまなかったな」

 

「さ、さすがに冗談にもほどがって・・・アイギス今?やはりっていいませんでしたか?」

 

「ああ、真と葵様達は兄妹じゃない事知っていますし、真が正真正銘の能力ではなく本当の魔法というのも知っているよ」

 

 

そりゃあそうだろう。なんせこの人に魔法を教わったのだから

 

 

「そうですか、これからも私たちの()をお願いします」

 

「ああ、任せたまえ」

 

「あのアイギス店長?」

 

「ん?」

 

「ちょっとこちらに」

 

俺はアイギス師匠を連れて、少し葵たちと離れる

 

「お願いですから、アイギス師匠が魔女だってことは」

 

「わかっている。内緒にするよ」

 

「頼みます」

 

「兄さん?どうしたの?」

 

「いや!なんでもない!」

 

 

皆も揃い、アイギス師匠を皆に紹介し、海へと皆遊んでいる

 

奏と遥はパラソルの下で本などを読み

 

光と岬と茜と修はボールで遊び

 

葵と輝と栞は砂で何か作っている

 

 

そして俺とアイギス師匠は

 

 

「ふう、ここら辺がいいかな」

 

俺は皆の側を離れ、崖の下の海にいた

 

そこで魔法を使い魚や貝を捕まえて昼飯にしようとしていた

 

「それじゃあ!まず俺から!!『ハイドロウエーブ』!!」

 

ハイドロウエーブは波を操る魔法

 

「ホラよっと!」

 

俺の右手を上にやると遠くの波は上に飛び上がる それから魚がこちらに降って来る

 

「ふう!大量!」

 

「なら私だ『ハイドログラビティ』!!」

 

ハイドログラビティは水そのものを操る。地面の岩にくっついていたアサリやアワビや貝類が水に引き寄せられ、こっちの浜辺まで飛んで来た

 

「うお!すごい!」

 

「これぐらいは普通さ」

 

 

俺とアイギス師匠は魚類や貝類をネットに入れ持ち帰る

 

そして葵たちのところへ戻る

 

「あ!兄さん!どこ行っていたの?」

 

「魚や貝を捕まえぞ!ほれ!」

 

「「「「うわあ!」」」」

 

捕まえた奴をみんなに見せる

 

「すごげえ!アワビもあるぞ!」

 

「おお!タコだ!かなちゃん!タコだよ!」

 

「見ればわかるえわよ。あ!イカだ」

 

「兄上!マグロです!マグロ!」

 

「お兄ちゃん危ないから」

 

「遥!これなに?」

 

「ん?あ、サンマだ」

 

「兄さんいっぱい取って来たね?」

 

「どうせみんないっぱい食べるからな、後で身だけは切っておくさ」

 

そして俺たちはそれをレジャーシートの近くにあった机に置くと

 

「ねえ?」

 

「ん?」

 

「みんなでスイカ割りしない?」

 

「やるやる」

 

岬がスイカ割りをやりたいと言い、スイカを出して来た

 

「スイカ割りか、ん?」

 

俺はスイカ割りをしようとした皆を見ていた遥が能力で何かを予知していたの気づいた

 

「なにをしているんだ?遥?」

 

「ん?皆がスイカを割る予知をしているんだよ」

 

「へえ〜、それで?どうだった?」

 

「え〜と、輝が8%、光2%、岬5%、修兄さん1%、茜姉さん1%、葵姉さん10%で栞が・・・・80%だよ」

 

「へえ〜、というか修が1%の理由はあいつがやる気がないだけ、それにしても栞が80%なのはすごいな〜」

 

「なにしているの二人とも?」

 

そこへ奏がやってくる

 

「遥が誰がスイカ割るか予知してたわけ」

 

「ふ〜ん、え!?栞が80%!?」

 

「ああ、おそらく栞の能力でスイカに話ができるから、スイカの場所も簡単にわかるだろ。だから80%じゃないのか?」

 

「ふ〜ん」

 

「どうした遥?」

 

「奏姉さんは50%だよ」

 

「ほう、50%割れるか割れないか、五分五分の差だな」

 

「ま、あくまで確率であって絶対じゃないしね」

 

「まあな、というより絶対の方が一番怖いだろ」

 

 

それで変なのもあったたら困るし

 

そしてそんなことを言っている間にみんなスイカ割りを始める

 

まずは輝

 

「そこか!」

 

バコン

 

というが、残念ながら全然違う場所を行っており、スイカは当たらず

 

「よし」

 

「よしって遥、お前自分の予知が正確でありたいのか?」

 

「そこか?そこか!?そこか!?」

 

「輝!選手交代だ!」

 

「くそ!ジャッカルの解放すべきだったのか」

 

「そしたら、浜辺がむちゃくちゃになるからやめなさい」

 

 

そして次は光

 

「えい!」

 

後もう少し左に行けば当たったのだが、おしくも外れ

 

「いっけない外しちゃった。テヘ★」

 

「そこまでアイドルぽくしなくてもいいんだよ」

 

 

次は岬

 

 

「てやああ!」

 

「あ」

 

 

あれ?気のせいかな?バットが無いんだけど?

 

「あれ?」

 

岬もどうやら自分がバットが持ってない事に気づく

 

「あれ?バットは?・・・・・・・・ん!?」

 

「ああ・・・・ああ」

 

岬が持っていたバットはなんと遥かの座っていたイスの股間前に吹っ飛んでいた

 

おかげでイスに穴があいた

 

「あぶねえ!?もう少し前にいたら、遥に直撃していたぞ!!」

 

岬はスイカではなく。遥に直撃しそうだった

 

むしろ遥も岬がお前に当たらないような予知するべきでは?

 

 

なんだかんだで次は茜

 

「茜ちゃん!もう少し右!」

 

「へえ!?もう少し左?」

 

「そのまままっすぐです!姉上!」

 

「そうそうまっすぐ!」

 

「へ?へ?どっちが本当なの!?」

 

 

みんながいろんなことを言うから茜もテンパっているよ

 

「えい!・・・ん?外した!」

 

最初から自分を信じていいんだよ

 

茜はみんなの言葉を聞き、方向がわからずスイカあたらず

 

次は修

 

「それ!」

 

修はそのままいいとこまでいったのだが、惜しくも通り過ぎてはずれる

 

「なかなか難しいな」

 

 

確かに。やる前に体をぐるぐる回されるからな、方向が分からなくなる

 

次は葵

 

「えい・・・・外ちゃった」

 

というより、栞にやらせるためにわざと外したでしょ

 

 

つまり遥と奏と俺とアイギス師匠以外は外れたというわけだ

 

「さてと、奏?お前はどうするんだ?」

 

「もちろんやりますよ。遥の予知を的中させるわけにはいかないもん」

 

「なんで遥の予知を的中させたくないんだお前は?」

 

そして奏がスイカを割る前に奏は遥の方を向き

 

「ん?」

 

「にや」

 

「!?」

 

ニヤっと怖い顔する

 

「奏?お前その顔はさすがにゲスいぞ?」

 

「な!?え!?」

 

奏は慌てて鏡を見る。そんだけショックかい

 

「いいから行きな、って、遥?どうした?」

 

「さ、殺気に近いオーラを出しているよ。奏姉さん!?」

 

「オーラよりも、さっきのゲスい顔のほうが酷いと思うけど」

 

 

奏はバットを持ち。スイカの近くに行く

 

「行け!まっすぐ!」

 

「そのまま右」

 

だが、奏はみんなの声など聞かず、そのままスイカの方まで近づく

 

「ほう!なかなかにいいな、こりゃあ割れちゃうんじゃないのか?」

 

そしてとうとうスイカまで近づいた。これは奏が一番か?

 

「とう!」

 

奏は打ったが

 

だが

 

ガンと割れなかった

 

「ありゃ?」

 

「く!ずいぶん根性が入ったスイカね」

 

「よし!奏姉さん外れた!これで栞が割れば僕の勝ちだ」

 

だけど

 

「いや、それは無理だと思うぞ遥?」

 

「え?どうして!?栞は80%だよ絶対に割るよ!」

 

「無理だと思うよ」

 

「どうして!?」

 

「忘れたのか?栞の能力?あの能力があれば確かにスイカの場所もわかる」

 

「なら!」

 

「だけど、栞は優しいからスイカだって生きているようなもんだから、絶対にスイカを割るなんて酷いことはしたくないだろうからな」

 

栞は目隠ししながらバットを持ちスイカに近づく

 

「ふう、俺も聞いてみるか、『オブジェクトハート』!」

 

俺はスイカに話を聞く事にした。ちなみに『オブジェクトハート』は本人たちが動くだけでなく、話も可能

 

『でやんで!こちとらそこんとこらのスイカとは根性の入り方が違うんだ!』

 

 

あのスイカ、なんか八百屋のおっちゃんみたいなスイカだな

 

 

『割れるもんなら、割ってみな!』

 

それが無理なんだよな

 

「スイカさんかわいそう」

 

『え!?今おめえ!俺の事をかわいそうと!?』

 

「ごめんね、叩かれて痛かったよね?」

 

ほらな、栞は優しいから、物に対しても優しさを貫くと思ったよ

 

「できない!できないよ!」

 

栞は目隠しを外し、スイカを割るのやめた

 

「ほらな?」

 

「な!?バかな!?じゃあスイカは誰が!?」

 

「はあ〜、仕方ない、栞!おいで?」

 

「ん?お兄ちゃん?」

 

俺は栞の近くに行き、栞は走って俺の方まで走って来る

 

「栞?スイカ叩くのやだよね?」

 

「うん、スイカさん痛そうだもん」

 

「そうだな、でもな栞?」

 

「え?」

 

「スイカさんもな、このままだと誰も食べてくれないと、あのままだとスイカさんが死んじゃうんだよ?」

 

「そうなの?」

 

「うん、スイカさんは叩かれて痛いけど、誰かが食べてもらえないと、スイカさんの生きた意味が無いから、だからおいしく食べて上げよ」

 

「え?でも」

 

「栞ちゃん?ちょっといいかしら?」

 

「アイギスさん?」

 

アイギス師匠も栞に近づく

 

「いい栞ちゃん?スイカさんも確かに生きている。私たち人間はその食べ物の命から命を貰っているの?だから食べてあげないとスイカさんが泣いちゃうよ?」

 

「スイカさんが泣く?」

 

「スイカさんはね、みんなにおいしく食べて欲しいと思っているよ」

 

「そうなのスイカさん?」

 

『ああ!これはうれしいね!こんなに優しくしてもらったのは初めてだ!嬢ちゃん!坊ちゃん!二人で俺を切っておいしく食べてくれ!』

 

「ほら?スイカさんが言っているよ?」

 

「行こう?栞?」

 

「うん!ありがとうスイカさん!」

 

『ああ!塩をかけておいしくたべてくれ!』

 

 

スイカは俺と栞とアイギス師匠と一緒にバットを叩き、すっぱりと切れた

 

 

「まさか・・・・」

 

遥は俺の栞に励ましを見て、今度は俺とアイギス師匠を予知する

 

「!?・・・・嘘!?」

 

「どうしたの遥?」

 

近くにいた奏が遥に聞く

 

「・・・・00%だ」

 

「え?なに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「真兄さんも!アイギスさんも!スイカを割る確率が100%だ!!」

 

「嘘!?」

 

「こんなことありえない!僕の能力で100%が出たのは初めてだ!」

 

それだけ、俺たちがおかしいのだろうか

 

遥は俺とアイギス師匠の予知に驚きを隠せなかった

 

 

「ていうかさ、兄貴?」

 

「ん?どうした修?」

 

 

突然修が俺に話しかけて来た

 

 

「なんかさ、兄貴とアイギスさんって・・・・・・なんか似ているんだよな?」

 

「え?」

 

 

「あ!それ私も思った!なんていうかそういうところの真面目と優しさはアイギスさんとそっくりな感じがする」

 

光もそんなことを言い出した

 

「確かに兄さんって外見もアイギスさんに似てるよね?」

 

「確かに白い髪に赤い瞳、兄さんとアイギスと似ている」

 

 

「そうか?」

 

みんなが突然、俺とアイギス師匠が似ている言い出す。まあ確かに外見は似ているな、主に髪と目が

 

「俺ってそんな似てます?」

 

「ふ〜ん」

 

「もしかして兄貴の本当のお母さんがアイギスさんだったりして」

 

「まさか!?アイギス師匠は俺の魔法の先生であって!母親じゃあ!」

 

 

「魔法の先生?」

 

「は!?」

 

しまった!アイギス師匠の正体をバラしてしまった!!

 

「うふふふふ、あはははははは!」

 

「あ、アイギス師匠?」

 

アイギス師匠が笑い出した。やっべ怒られる

 

「あはははは、もういいわよ!真!全部話すから!」

 

「すいません」

 

「あははは、あなたって本当に面白い!改めて初めまして私は『魔女』のアイギスです。真の魔法の先生をやっています」

 

 

「「「「「「ええええええええええええええ!?!?!?」」」」」」」

 

 

「えっ!?魔女って!?あの魔女!?」

 

「ええ、そうよ」

 

「魔女がどうして!?」

 

「私は真を助けて、私の息子を探す手伝いをしているのよ」

 

「それって朝比奈燈!?」

 

「ええ、みなさんも探してくれないかしら?大切な子なの」

 

「というわけなんだ。これからアイギス師匠のことを国のみんなには話さないでくれ!」

 

 

 

とみんな言うと、みんなは

 

 

「すごい!本当に魔法が使えるんですか!?」

 

「ええ、使えるわよ」

 

「うわすごい!もっと兄さんみたいな魔法を見てみたい!」

 

「うふふ、いろんなの見せてあげましょう」

 

「大丈夫ですよ。私たちアイギスさんのことは国には話しませんから」

 

「助かるわ」

 

 

どうやらみんなもアイギスさんのことを分かってくれた

 

 

その後昼も食べて午後も海で遊ぶ

 

栞や光や岬はもうアイギスさんと遊ぶのに夢中だった

 

どうやらこの兄妹はアイギスさんのことが大好きになったようだ

 

 

 

本当によかった

 

 

 

そして夕方になると皆帰る支度をし、アイギス師匠はまた本屋にくれば会えるため

『いつでも、いらっしゃい』言ってくれた

 

今日は暑かったけど、すごく楽しかった

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。