城下町のダンデライオン〜長男は魔法使い〜   作:ソール

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お待たせしました

そろそろ選挙まで終わらせようと思います

一ヶ月更新。予定でお願いします


第二十二話

茜の熱がなんとか早く下がり、秋の季節に入る。

 

 

そして王様選挙まで

 

あと

 

 

半年だけとなった

 

 

輝は栞と共に選挙活動に取り組んでいる。まだ小学生と言う理由も含んでいるため、市民の方達には温かい眼で見られているため、少し賑やかな選挙活動をしている。(輝は少し心配な所もあるから、ほとんど栞がフォローに入っている)

 

 

岬も、遥と協力し、地道に選挙活動している。岬の能力で分身を作り出し、街の各地で市民に声を掛けたりなどをして、たくさんの市民の声を数で集めようとしている(ただし、一人か二人の分身がやる気がないとかで、一部の地域だけは、そのやる気なさに少し岬の分身に甘やかしている。無論、後で本体に怒られる)

 

 

光は・・・・・・・・王様選挙の辞退を国民に発表。一応王様選挙の最終選挙までは王族として顔を出さなくてはならないが、選挙活動は完全に彼女は参加を辞退した。今副業しているアイドルの仕事に充実しているからだ。本当は小学生であり王族櫻田家であることを隠し、能力を使って無理に中学生の姿に成長して姿を装うなどをして、アイドルの仕事が楽しく、こちらに専念すると、偶に茜の選挙を手伝っている

 

 

そして茜は、熱が下がって元気になると、光に偶に手伝いを頼んだりとして選挙活動をしている(しかし人見知りもあるため、演説にはあまりカミカミで、たまに何を言っているのか伝わらないこともある。でも市民の方は茜が人見知りなのを知っているため、察している)でも、彼女の要差の美しさもあるため、かなりの市民の声を集めている

 

 

次に修、友人である佐藤・花に手伝いをして貰って選挙活動している。でも修がしっかりしていないから、いつも花にフォローされて、演説するつもりが、ダラしない彼氏としっかりした彼女のカップル漫才みたいで、市民の方達は賛成の声ではなく、笑いの声を貰っている

 

 

次に奏、奏は本気で王様になりたい夢も目的もあるため、完璧な口論と目標を演説で発表し、まずは現段階のランキングの上位を確保するために、市民に声を呼び掛けている。奏の演説は市民が納得するほどの好評を得た。秋のランキングは上位間違いなしであろう。まだランキングとしての話だが

 

 

次に葵、葵も選挙活動を光同様辞退。理由は片腕を失った長男の支援に回りたいからだと、本人は介護や支援など不要と世間には言ってあるのだが、それでも葵がどうしてもやりたいと言って聞かず、止むを得ず長男はこれを受理することとなる

 

 

 

そして長男はと言うと

 

 

 

「燈。貴方・・・・・本当に凄いわ。これ寝ている間に全部読んで、全部覚えたの!?」

 

「ああ。勝手に読んだことは、母さん許してくれよ。魔術の本は寝ている間も読まないと、数が多くて全部昨日までに読み切れなくてね」

 

「貴方は賢者でもなるつもり?」

 

「魔法使いなら・・・これくらいやるでしょ?案外便利な魔法もあるから・・・なんとかね」

 

 

 

最後の長男。真は・・・・いや・・・燈は、師匠だったはずの母親の母屋にある部屋の魔術書を、弟妹達が寝ている間に全て読み。その魔術書の書かれた魔法を全て覚えた

 

長男である燈は、家族である櫻田家の方達には正体を明かしたが、未だに櫻田王国の国民には告げていない。それは最終選挙の時に

 

そのため、長男も選挙活動を辞退。理由は本当は櫻田家の一員じゃないから、これが最もな理由である

 

 

もちろんもう一つが本命

 

 

 

自分の叔母である『朝比奈・香』を止めるため、父は陰謀で軍人の裏切りに殺され。この国民に兄である俺の父の仇を取るため。

 

 

 

それをなんとしてでも阻止するため、叔母の復讐を止めるために、燈は母の家に置かれてあった魔導書や魔術書や魔法書も全て読み、その書かれた魔法を全て覚えた。魔法に関する全ての魔法の本を全て習得した

 

しかも

 

 

「ちょっと燈!?『黒魔法書』まで読んだの!?」

 

「ああ、『黒魔法』も覚えておいた方がいいかもしれないと勝手に鎖解いて読んだ。中に入っていた『悪魔』も居たが。読んでいる間に叩き潰して殺したから白紙にさせて貰った」

 

「本当だ!?貴方・・・いつの間にこの中に居た悪魔も殺せるようになったの!?」

 

「もう『妖魔系』の対峙方法は習得した。叔母を止めるためなら手段など選ばない。況してや左腕を捨てた今の俺に代価など恐れない」

 

「葵ちゃんのためなら、なんだってする気ね」

 

「家族のためだ。別に葵だけのためじゃない。黒魔法書は白紙にしたことはごめん。読んでみて、他の人に見られてはならない、魔法の特性を持たない人が災害になり掛けない事も書いてあった。だから白紙にさせて貰った」

 

「まあ・・・・最初からこれをなんとかしようとかは考えていたからいいのだけど、まさか黒魔法を覚えた上で、中に潜んだ悪魔をも殺すなんて、凄いわね貴方は」

 

 

燈は魔法の中でかなり危険な魔法、魔女なら誰しもが代価を払って使う黒魔術とも呼ぶ『黒魔法』だった

 

もちろん他の魔法よりも最高級の力だ。だが強力な魔法は代価を伴う。だから誰もが扱えるものではない。下手をしたらその黒魔法書に潜む悪魔たちが襲うことになる

 

 

燈は最初から左腕を捨て、事情は未だに明かされてはいないが、家族のために左腕を葬った男

 

 

もう家族のために体の一部を捨てた男に、悪魔の取引など恐れない。むしろ悪魔の要求を無視して黒魔法を覚え、剰えその悪魔を捻り殺して家族のために戦うのだ

 

これからの代価など、燈には恐れなかった。大好きな家族のためなら

 

 

「ところで、夏が終わって秋になったが、香叔母さんは何かしてくるようなことは見えないけど、母さんの方は何か無いのか?」

 

「特に無いわ。安心できるくらい、未だに平和ね。今のところは安心できるわね」

 

「いつもこれくらいが今までだったのだけどね」

 

 

香が何かしてくるような節も、魔力も感じない。それならそれでいつも通りの平和を得られるのだから、燈としては嬉しい限りだろう

 

問題はどこまで続くかだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

「相変わらずの、人見知りだな。ここまでになるとお前は」

 

「だ、だって・・・・こう言う時、兄さんの魔法でなんとか・・・」

 

「茜、兄さんの魔法は魔力で補っているんだよ。それにこう言うときは魔法無しでも慣れるようにして」

 

「う、ごめんない・・・・」

 

 

次の日では、櫻田家の決まり事である兄妹で家事当番をしていた

 

真と葵で料理当番、そして茜はまさかの、本人がやりたくないと言う買い物当番。他人と人見知りの激しい彼女では、買い物は大の苦手。やりたくないと駄々をこねる為、料理当番である真と葵で何を作るかも食材をスーパーで調べるためにも、茜と同伴した

 

だが、真と葵が同伴しても、茜は相変わらず人前に出ることはない。どうしても他人が怖いのか、たかがスーパーに行くだけでも怯えている。そこでも燈の魔法に頼ろうとしている。と言うか人助けは人見知り関係なくするのに、それでも人前がダメとなると、今後の生活にも支障が出ると、燈は思った

 

現に

 

 

「ひい!うわ!ごめんなさい!」

 

 

「兄さん。魔法でなんとかはしないけど、他に方法はないかな?」

 

「確かにこれは重症だな」

 

 

流石にこの人見知り差は激し過ぎる。スーパーに入った途端、彼女は慌てふためく。もしも兄妹たちが居なくて、一人でなんとかしなきゃならない時に、人見知りのせいでなんともできないと困るため、何か対策が必要だと。燈は思った

 

だが人見知りを治すのはどうしたらいいか、真剣に悩む。普段茜は本当は人を助けようとするいい子である。人が見られているにも関わらず、そんな良い子がどうやったら人前に出られるのか、人見知りせずに

 

 

それは

 

 

 

「やっぱりこれしかないか」

 

「なにを?」

 

「『ヒーロー』みたいなことをするしかない」

 

「ヒーロー?」

 

 

燈が考えたのは、茜が人助けをすることに関しては誰が見ていようが咎められない

 

なら

 

 

そこを利用して、人見知りを克服させようと考えた

 

 

そのために彼女を正義のヒーローの振りさせるしかないと、燈は考えた。つまりは

 

 

 

「茜に、自分の姿を装った服や仮面をさせて、人前でも慣れるようにするんだ。正義のヒーローみたいな仕事をさせるんだ」

 

「正義のヒーロー!?」

 

 

茜は自分の能力で人助けをする。自身の姿を装って、茜には誰も自分が王族の茜とは知られずに別のヒーローだと思い込ませて、まずはこれでひとまずは茜にヒーローの仕事をさせて、人見知りを克服しようと作戦を建てる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

「と言うわけだ。協力してくれるか?みんな?」

 

「いいじゃん、兄貴。俺は大賛成だ」

 

「まあ、これであの子の人見知りが何とかできるならね」

 

「兄さんも、よくこんな話を発想したね?」

 

「あいつが、人見知りを克服するにはこれしかないと思ってな。人助けの時は人に見られても平気なのに、どうしても治らないようだ。まあ・・・・それはもちろん『過去』に原因があるのだがな」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

「まあ、その話は置いといて、まずはあいつに何を着させるかだ。これが問題だ」

 

 

この作戦はもちろん協力が必須。その協力者はこの姉弟たち、修と奏と言う次男と次女。現時点の妹である茜を見て、流石にこれはなんとかしようとあの子の兄と姉として助けようする

 

真のこの作戦に修も奏も賛成した。しかし、まずはヒーローごっこさせるにもどうするかだ。もちろん困っていた人に出会ったらすぐに助ける。そこは問題なく出るからいいだろう

 

問題は服装だ

 

何を着させるかだ。ヒーロー紛いなことをするにしても

 

 

「それで着させる服は、葵と奏。考えて貰っていいか?」

 

「わかった」

 

「任せて、兄さん」

 

「さて、あとは顔の方だな」

 

「顔?」

 

「ほら、顔を何も隠さないじゃあ、あいつだって自分が王族だと知られることには変わりないと恥ずかしくて行動できないから、せめて何か被って、そこを自分は王族ではないと何かで装う必要があるだろ?」

 

「確かに、でも何したいいんだ?」

 

「それなんだよな。仮面だけど・・・・それじゃあ国民にはわからないだろうし」

 

「え?国民には茜だと認識して貰うのか?それじゃあ顔に被る物は要らなくないか?兄貴?」

 

「ん?ああ、別に国民は知っているだけで、茜が自分自身変装しているって、自分は茜じゃないと思い込んで欲しいんだ」

 

「なるほど、人見知りを克服するためにヒーローごっこはするけど、茜は自分は王族の三女ではないと認識して貰う為か」

 

「ああ、国民の人に気を遣わせるのは大変申し訳ない話だが、こうでもしないと、茜は人見知りは克服できないと思ったんだ」

 

「つまりは少しでも、茜には自分は茜じゃないと認識して過ごす為に、こんなことをするのか」

 

「上手くいけるかはわからないけどな、重力を操れる人は、あいつだけだし。仮面を被ってもバレるかもしれないけど、国民の人だって、もうそろそろ茜と上手く会話できるようにしたいだろうし」

 

「最終選挙までには間に合いたいよな」

 

「ああ」

 

 

茜が自分の姿を隠してヒーロー紛いなことをする

 

それに慣れて、普段な姿をしても平気で居られるようにするのが真の狙い

 

しかし

 

 

顔全体を隠してはいけない。

 

 

国民がいきなり変な仮面の人に助けて貰った。不審者扱いされる。それは絶対に避けたい。国民にわかる状態で、更に茜には自分が三女ではないと認識して貰う

 

この条件で、この克服作戦を実行をしなくてはならない。

 

上手くいけるとは思えないが、こうでもしないと、茜が変に意識してまた人見知りで潰されると考えたこと

 

だから仮面はNG。それなら

 

一つ

 

 

「これしかないな」

 

「これは・・・・・・度が無い眼鏡?」

 

「ああ、これしかない」

 

 

仮面はダメ。なら眼鏡しかないと真は取り出した。

 

多少なイメチェンとかで誤魔化せるわけではないのだが、これしかないと真は机から取り出す。これで茜の正体は明白ではあるが、茜はそこまでと言う程天然なところがある為、これなら自分は茜だと悟られないと思っている。それでも疑う場合は『魔法で別の人に見える』と嘘を付くのだった(真本人としてはできるなら妹に嘘は付きたくないが)

 

とにかく、葵と奏の用意した赤いドレスなどを用意して貰った。真が出したタダの眼鏡も合わせて

 

 

茜の『覆面ヒーロー』を実行するように、本人に衣装を合わせて伝える

 

 

「これを私に!?」

 

「ああ、お前は本当に人助けをする良い子だ。だがお前は人前では人見知りが激し過ぎるから、この眼鏡をすれば別の人間に見える。少しでも違う姿を装って正しいことをするんだ。人前で演説するよりはマシだろう?上手くやるんだぞ」

 

「うん!私やってみる!」

 

「ふう・・・・喜んでくれて何よりだ」

 

「なんとかなったね。兄さん」

 

「ああ」

 

 

正直真としては本当に信じて実行をしてくれるか、いくら自分が説得をしても聞き分けてくれるわけないかと思ったが、そうでもないようだ

 

やはり茜は少し人を疑わない節があるから、それも含めて将来が心配だ。

 

流石に出来過ぎた話でもある為、流石に嘘だとバレないと良いのだがと思った。特に眼鏡が

 

だから

 

 

「ねえ真兄さん。これ別人に見える魔法と言うけど、どんな人に変わるの?」

 

「え?・・・・ああ・・・・・確か美人なお姉さんか可愛い美少女に変わるんだ。すまないがそこはランダムだ」

 

「へえ・・・そうなんだ。今掛けてもいい?」

 

「ああ。いいよ」

 

(え?本当にこの眼鏡。魔法を掛けているの?兄さん?)

 

(そんなわけないだろう。葵、それじゃあみんなが茜だとわからなくなる)

 

 

茜もそこまで天然ではないため、眼鏡が別人になるのか本当なのかと聞かれる。もちろん適当な誤魔化しをしてこの話を流す

 

無論計画通り魔法が掛けているのは嘘である。今そういうことになっていると、修と奏で、他の兄妹にそう伝えている。『眼鏡を掛けた茜が出たら別人扱いしろ』と。もちろん両親も含めて、(特に総一郎はボロが出てしまうため絶対に)伝えること

 

あと遥に頼んで、国民にも『眼鏡を掛けた茜を別人扱いする』ようにとネットやテレビ番組の人たちにも声を掛けておく

 

そんなことを真は葵と話していると、茜は眼鏡を掛けて、今の自分がどうなっているかを聞かれる

 

 

「ねえ?どう?兄さん?今の私別人?」

 

「ああ、別人だぞ、上手く変装できているな」

 

「そう?じゃあ今の私可愛い?」

 

「ああ、可愛い可愛い」

 

「今の私美人?」

 

「ああ、美人だぞ?」

 

「えっと・・・・じゃあ・・・」

 

「ん?」

 

 

茜は自分が変身していることを良い事に、何かと真に聞いてくるようだが、ちゃんと変装しているかどうか確認のためだろう。おそらく本当に魔法で別人になっているのか疑わしいのかもしれない。ここまで話は進んだのに、まさかの未だにお話は通ってないのかと真が思ったが

 

その時

 

 

「茜?兄さんに何を聞こうとしているのかな?」

 

「ん?葵?」

 

「え!?葵お姉ちゃん!?」

 

「兄さんはね。お遊びのつもりで茜にそれを渡したんじゃないんだよ?あまり兄さんに変な質問しないでくれるかな?」

 

「葵?なんの話だ?」

 

「え!?いや・・・私は・・・別に・・・」

 

「あ・か・ね。お姉ちゃんの言うことを聞けるよね?」

 

「は、はい!もちろんです!」

 

「一体お前たちはなんの話をしているんだ?」

 

「気にしなくていんだよ。兄さんは」

 

「まあいい。何が言いたいのかわからないが、茜。これだけは言っておきたい」

 

「え?何を?」

 

 

真は茜が変に自分に質問をしている理由は魔法を使ってもわからなかったが、葵がなんか変な怖い顔をしていて、結局なんの話かはわからず仕舞いだが

 

これだけは伝えなくてはならないと、真は茜の側に行く

 

 

「茜。お前はなんのために能力を使う?」

 

「え?それは・・・人助けのために・・・」

 

「そうだろうな、でも今は姿を装って能力を使って人助けをする。でも眼鏡が無い時もしっかりやるんだぞ?」

 

「う、うん!!」

 

「伝えることは以上だ。あとは自分の力でやってみせろ。その能力はなんのためにあるのか、それを忘れるな。そしてそれをどう使いたいのかも」

 

「うん!わかった!」

 

「じゃあ、俺と葵は部屋に戻るな。葵。行くぞ」

 

「う、うん」

 

 

そう言って真と葵は茜の部屋から出る

 

例え姿が見られても、その能力を人のために使うことを忘れるなと俺は茜に伝える

 

その理由は俺も学習したことがあるからだ。それはいつの事かと、葵に話す

 

 

「兄さん?どうしてあんなことを?」

 

「魔法も同じなんだ。人のために尽くせばヒーローと呼ばれる。魔法を悪い事に使えば『魔女』と言う悪呼ばわりされる。俺たちがこの力を持つのには意味があるはず、その意味とその使い道を正しい事へと導かせようとしただけだ。少しでも力があると人は間違ったことをしてしまうそうならないためにも、俺はあれを伝えたかったんだ」

 

「兄さん・・・・」

 

「魔法使いだって悪い奴は居た。それこそ歴史に存在する魔女と呼ばれる。茜は人見知りだけど正しいことを能力を使っている。それを正体が明かされてもやめるなって伝えたかったんだ。そうでなきゃ、この能力と魔法は俺たちになんのためにあるのかわかって貰うためにも」

 

 

真は黒い魔法の本を読んだ時、それを実感して彼女に伝えた。黒い魔法を使った魔女たちは悪いことをしたため、残酷な終わりを迎えた。その魔法を習得した真も、その魔女と同じ道を歩まないためにも、魔法は家族のために使うと決めた。

 

茜にはまだそれを覚えるには早いかもしれない。でもそれが王族である以上は、国民のためにやらなくてはならない。

 

例え

 

 

 

かつて父が『人間に裏切られて殺された』としても

 

 

 

その真実を受け入れた上で、それでも人のために魔法を使うことを真は・・・・いや・・・・燈は誓いを建てた

 

 

となると、今の燈と香はやはり相反する

 

 

燈は父が人間に殺されても、それでも家族や国民のために魔法を使うと決め

 

香は燈の父でもある兄を殺した人間、櫻田王国の国民も含めて許さないと、魔法を人殺しのために使う

 

 

強力な魔法を持っていた二人が、それぞれの道を歩む。家族でもあると言うのに、これを悲しいと言わないでなんと言うだろうか、そんな悲しい歩を選んだ自分と香を決してこの家族でも起きて欲しくないと、彼は力を正しい事に使って欲しいがために、茜に助言した

 

願わくば、自分たちのような道を歩まないことを祈って

 

 

 

そして、それから茜は真と葵の計画通りに、覆面ヒーロー計画を実行した

 

 

ヒーロー名は『スカーレッド・ブルーム』

 

 

 

空を飛ぶ赤い少女と呼ばれ、道端や夜も含め困っている人や事故に遭う人を助けるなど、彼女は多くの救済を成し遂げてきた。当然助けられた人は正体がわかっているため、感謝はしつつも、本人の名前を偽名で呼ばなくてはならない注意があるため、市民は本人の事情により、本名を出さずに空気を読んで彼女の偉業は順調に成し遂げられた

 

まあ、多少本人も気に入っている仕事ではあるが、恥ずかしいこともあるらしい、それは『修が考えたセリフ』。それを毎回言うのが恥かしいからと、セリフだけは変えて欲しいと修に頼んでいるが、修は子供の時の彼女が言っていたヒーローごっこのセリフだと言って、断固拒否は認めないらしい(言わなきゃいいだけだと思うと、真は常に思う)(と言うか、名乗りは仕方ないにしても、セリフは要らないと思う真)

 

まあ、彼女も正しいことをして、三女としての威厳を見せているようで何よりと思った

 

まだ秋は始まったばかり、これからどうなるのかと真は常に思うのであった




四年くらいでしょうか?


お待たせして申し訳ありません
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