十二月投稿できました
三日目
三日目の修学旅行は班を組んでこの国の自由観光である
この国の外を出ることは許されないが、この国内であるならどこへでも観光は許されている。もちろん今日の22時までだが
鑑賞会を見に行くもよし、騎士団が運営する武道館もある。この国でも楽しめるイベントは盛りだくさん
そんな中で真達は
「真!今日で観光できるのは最後だから、ここを出る前に良いところへ案内したいの!」
「まだ良い場所があるのか?あるなら案内して欲しい」
「エヴァ。今日に続いて、兄さんにべったりし過ぎよ!」
「そういう葵もだろう!?」
「二人とも近いです!」
「おいエヴァ。ちっとあたしらと喧嘩しようぜ!」
昨日に続いて、真は葵と菜々緒たちといつものメンバーに続いて、この国の第一王妃であり、真と葵の幼馴染でもあるエヴァ。のメンバーで今日も観光である
今日で最後の観光になるが、果たして、どのような日になるか
「はいはい。みんな行くぞ!エヴァ。とにかく案内してくれ。その場所へ!」
「ええ!行きましょ!『妖精島』へ!」
「妖精島。まさか・・・・・『アヴァロン島』か?」
「なんですか?アヴァロン島って?」
「アヴァロン島って、確か先代シャルロット王が眠る島じゃあ」
「ええ、私たち王家からすればお墓みたいな場所だけど、でも観光客からすれば一番のスポットなの。綺麗な景色がたくさんあるから、見て喜ぶわよ」
「へえ、それなら行ってみたいな」
「歴史の勉強にもなるしな」
「全員一致ってことで、頼めるか?エヴァ?」
「OK!船を出すから港に行きましょ!」
エヴァがオススメするスポット
シャルロット王家の先代が眠る島・アヴァロン島へと向かう
かつては妖精島と呼ばれた。秘境とも言われる。そんな王家の墓と言う観光する所としては間違っている場所とは思うが
それでも美しい場所と呼ばれ、誰も想像のつかない美しい場所であると、エヴァがオススメしている
果たして、その妖精島とは
とにかくその場所へと、船に乗って向かう。一応この国の外へ出るのはわかっているが、この国の王家の案内なら迷子になることもないため、その島へと向かう
そしてアヴァロン島へ
船を降りてその島の地に辿り着くと、真達はその目の前の光景に圧巻し、一瞬だけ時間が止まったかのような空気に流された。その理由は
「これって・・・・」
「大きい!あのシャルロット王国よりデケエ!」
「大体・・・・・高さは800メートルでしょうか?」
「しかも・・島全体にまで広がってる」
「ああ、これが君がオススメする場所か?」
「そう、デカイでしょ?これは我が王家の先代が残した大樹。『世界樹』よ!」
真達がエヴァに案内された妖精島
それは世界樹と呼ばれる。島全体を囲うほどの大きな大樹のある島だった
葉っぱの部分である樹冠は島を囲う程広がっており、幹の部分はとて太く、こんな大きな木がこの島にあったなんて、誰も知らなかった。それに見たところ観光客が誰もいない。名所と言われている程、有名なはずだ。なのに他の観光客がいない
「エヴァ、他の人がいないが、ここは王家の管理下なのか?」
「そう、先代のお墓だから。本来なら関係者以外はここへ来てはいけないの」
「いいのか?そんな場所に俺たちを招待して?」
「いいのよ。真達なら、それに・・・菜々緒たちも『普通の子』じゃないみたいだし」
「「「っ!?」」」
「やっぱり気づいていたのね。本当にすごい能力」
「それは貴方も同じでしょ?」
「真?どういうこと?」
「彼女の能力だ。彼女の能力は『心精心眼(テレパス・アイ)』。彼女は世界最強のサイキッカー。どんな人間も、彼女が眼で見ただけで人の心の中に入ることができる。心には生きていた記憶があり、彼女はそれが見える。そして人の心を操って乗っ取ることもできる。葵に似た能力だ」
エヴァ・ウェールズ・シャルロットの能力
『心精心眼(テレパス・アイ)』
彼女が眼で見た人間の心を操作する能力。彼女が見た人間の心を操作できる。自分の意志のままに、生きていた記憶を覗いて嘘を暴いたり、人の記憶を書き換えることもできる。人の心を操って、自分の意識をその人の中に入ってその人になることもできる。それだけでなく、複数人も可能。心の意のままに彼女は操れる
実は自分の家の部屋に、ある機械があるのだが、その機械を使えば、遠くに居る人間も見ることができ、それも彼女の意のままにできる
葵は言葉
エヴァは眼
と言った。エヴァも葵と同じサイキッカーの能力
「菜々緒達の心をやっぱり見ていたんだな」
「正直驚いたわ。真が菜々緒達にも魔法を与えるなんて・・・・貴方が普通じゃないと思っていたけど、貴方のお父さんの心を覗いてこの前確認したの」
「なるほど、確かに俺の心を見ることはできないが、父さんや菜々緒達なら覗けるから、そこからなら俺の正体を探れるな」
「あれ?エヴァも真に能力が効かないの?」
「そうなのよ。もしかして魔法で妨害しているとかないわよね?」
「そんな便利な魔法はない。仮に俺の心の何を見たいんだ?」
「もちろん好きな人よ」
「好きな人は俺の家族と友人・・・だけだが?」
「恋人は?」
「今は・・・・・別に欲しいとは思ってないかな、18歳にもなってあれだが、父さんがそれらしい話をいつもされるけどな」
「へえ・・・・そうなんだ」
「エヴァ?」
「エヴァ?お前?何を企んでいるんだ?」
「べ、別になんでもないわよ!それより行きましょ!見せたい場所があるのだから」
「ああ、今行く」
エヴァが何が言いたかったのか知らないが、真の心を見て何か企んでいたのは知らないが。とにかくエヴァが案内される場所へ向かう
「ここよ。私たちの先代が眠る場所は」
「これは・・・・すごいな」
「うわあ!綺麗!」
「本当にここがお墓かよ!?」
「宝石の花が・・・こんなに!?」
「さっきまで寒かったのに、ここだけ暖かい」
彼女に案内された先で、たどり着いた先は
大きな墓標が描かれた墓と、その周りにある宝石の花畑
宝石でできている花、そんな幻想的な場所に案内され、真でも圧巻している。こんな美しくてあり得ない光景を見て、昨日より観光場所の美しさを感じる
しかも、今は冬になる時期、さっきまで寒かったのに、この場所から熱気を感じるのか、ここだけ暖かい
そして、墓の前に少し錆び付いた剣が地面に刺されていた
「これが先代シャルロット王の墓か?」
「そう、もう800年前のだけどね」
「この剣は、この先代の?」
「うん、私の国では騎士をお墓に入れる際は剣と共に墓の前に地面に刺して眠らせると言う伝統なの」
「墓の中でじゃあないんだな?」
「普通はそう考えるでしょうね。でも墓を荒らされないために、清めや祟り防止としても剣をお墓の前に刺すの」
「すごい埋葬の仕方ですね」
墓の前に剣が地面に刺さっているのは、この国での騎士を安らかに眠らせる伝統
国のために戦った騎士は墓へと、櫻田王国みたいに遺体は燃やさずに、棺桶に入れて遺体が腐っても絶対に開けず、そして誰かにその棺桶を開けられないように、守神と言う意味も込めて剣を墓の前に置く
「それで気になったが、この周りにある宝石でできた花は?」
「これなんだけど・・・・実は先代の能力は岩や植物を宝石化させる能力を持っているのだけど・・・」
「っ!まさか・・・もう死んでいるのに、能力だけは機能していて、今もこの周りを宝石にしているって言うのか!?」
「うん、そうみたいなの・・・」
「「「え!?」」」
「でも・・・もう亡くなっているのよね?それでも能力が発動しているって言うの?」
「私にもわからないけど・・・でも間違いなく先代は宝石に変える能力だった」
「亡くなっていても能力が発動している人もいたのかもしれないな。幸いここだけみたいだし、今俺たちが立っている地面全ても宝石になっているが、その上に立っても俺たちは宝石にならないなら、一応安全ではあるんじゃないか?」
「でも、子孫でもある私でもわからないの。どうしてこのような能力を発現しているのか、死んではいるはずなのに、どうして能力だけは発動し続けているのか」
「もしかしたら遺体も腐る事なく、体も宝石になったまま眠っていたりしてな」
「まさか・・・・」
「魔法で見えるの?」
「いや、なんとなくそう思っただけ、流石にできても縁起が悪いしな。遺体を見るなんて」
「さすがに私たちもそれは確認していないわね。それになんだか祟られそうだしね」
「その方が良いだろう。ただ、本当に心地の良い場所だ。縁起でもないが、俺の遺体もこんな心地の良い場所で置いて欲しいな」
「兄さん!」
「だから言っただろう?縁起でもないがそれでもこう言うところで眠りたい。最後は」
どうしてこの場所の植物全てが宝石化をしているのかは知らないが、先代のように、こんな暖かい場所で遺体を眠らせれ欲しいと思っていた真
演技でもないとは思うが
それでも心地の良い場所で良かった。だから死んで遺体になった時はこのような場所で眠らせて欲しいと彼は思っていた。
「にしても、ここはいいな。俺の国にもこれに近い場所はあるけど、これ程良いものはないな。確か妖精の島と言われていたが、昔は妖精がここに居たのか?」
「先代シャルロット王と共に国造りをしていたと聞いているわ。でも先代の王が亡くなると、この近くにある湖の中に入って、妖精の国へと帰って行ったと父様に聞かされたわ」
「良き相棒だったんだろうな」
「見てみたいですね」
「まあ、もう昔の話だからな」
「姿はどんな感じだったか、あの人から聞いてない?」
「お父様の言う話では、背中に蝶の羽が生えて、頭に触角。そしてサイズはお人形さん程小さいって。言われているわ」
「妖精なんだからそんな感じだろうな、あの木は妖精が?」
「ええ、大昔からあれ程大きいままになっているわ。妖精が先代王が地道に育てた木。それが予想以上に大きくなり過ぎたみたい」
「なんだか、魔法みたいな伝承がここにもあるんだな。歴史に」
「一応騎士の国でもあるのだけどね」
改めてこの国の歴史を聞いて、あまりにも騎士の国にしては能力とは無縁な感じがする。まるでセイラム王国同様に魔法が関係しそうなファンタジーのような歴史が感じて、天地にも騎士の国とは思えないシャルロット王国の歴史を勉強をした
かつては妖精と共に国作りをした騎士の王。どんな人物だったかなんて、八百年前の人だからわからない。でも真は会ってみたかった
普通に気になる。妖精と共に過ごした人間の言葉を。そう思いながら彼の墓標に真は指を触れる
「名前は・・・・・・・・アーリン・ウェールズ・シャルロットか・・」
「え!?読めるの!?それ古代シャルロット文字よ!?」
「ああ、なぜかわからないが、この文字が読める。この前変なグリモワールの魔法でも覚えたせいかな」
墓標に書かれた文字。それは大昔のこの国の文字。エヴァでもあまりに解読できるのは難しいい。なのに彼は読めた。魔法でそれらしいことはできるが、古代文字まで読めるなんて本人でも知らない。
なぜか彼にはそれが読めるのか
しかし
それが原因である『者』が現れる
『セイ・・・ラム?』
「ん?・・・・な!?」
「え!?」
「嘘!?」
「お、おい!?」
「これって!?」
「子供・・いや・・違う!この匂いは!?」
彼がそれを読み終えた後
その瞬間に、墓の背後から突然顔だけ出した子供が出てくる。だが小さい、子供の割には。それもそうだ。なぜなら
顔だけ出した子供の背中から『蝶の羽根』を生やしているのだから
これは間違いではない。静流も変身魔法を覚えてからいろんな匂いに敏感になり、匂いを嗅ぐだけで何かを判別できるようになった。彼女の嗅覚では嗅ぐ限りでは子供の匂いじゃない。
真達の前に現れたのは紛れもなく
墓の前に出てきた蝶の羽を生やした人形サイズの緑のドレスを着たピンク色の髪の少女。
シャルロット王国の妖精である
真の前に姿を現した
「まさか・・・・おい・・・エヴァ?これは・・・そうなのか?」
「嘘でしょう・・・お父様の言っていた伝承は本物!?」
「これ・・そうなの!?」
「夢じゃないよね?ねえ?ねえ!」
「はい!間違いなく本物です!」
「ああ、私の鼻でも嗅いだことない」
『セイラムの・・王子・・・・アーリンの子孫・・・・櫻田家の子孫・・・セイラムの魔女三人・・・・・こんな揃いのある人間に会うの・・・あの人以外で10年ぶりかな・・・・』
「しかも、幸いにも人間の言語が喋れるようだ。しかも見ただけで俺たちが何者がわかるようだ」
「しかも、私たち櫻田家を知っている!?」
幸いにも彼女は人間の言語が話せる。しかもおかしいことに、櫻田家とあまり関係のないこの国。その国の妖精がなぜ櫻田家を知っているのか、話せるようだから真が代表として彼女に話す
「ああ・・・・君は・・・エヴァの言う妖精なのか?」
『うん、初めましてセイラム王子。私の名前は『ピクス』。貴方達の名前はなんて言うのかな?』
「櫻田・真。本名は朝比奈・燈・セイラム」
「櫻田・葵です」
「エヴァ・ウェールズ・シャルロットです」
「菜々緒です」
「卯月です・・」
「静流・・・です」
『極東人とその王族、そしてセイラムの王子。セイラム女王よりも超える魔力を感じた。しかもそこに居る極東人女性三人は、その魔力を貰って魔女になっている』
「っ!?」
「お、おい!?」
「もしかして私たちの魔力の流れが見えるのですか!?」
「一瞬で私たちが魔女だと気づいた!?」
『私もそれに近い力を持っているから、そして・・・・・櫻田家の子孫』
「私もわかるんだ・・・」
『先代に会ったことがあるの。極東の王族。凛とした姿が相変わらずね。そして・・・・アーリンの子孫。我が国の王女』
「父様の伝承は本物なのね。神話だけの話だと思ってた」
『あら?『ノア』は本当に私のことを話してないの?』
「え!?お父様を知っているの!?」
これは意外な話だった
妖精の名前は『ピクス』
見ただけで自分達の正体を知る能力を持っているようだ。しかも過去に葵の子孫とも会っている。そしてエヴァの父も彼女を知っていた。ピクスのことをエヴァ達である娘達も知らない。彼女の存在は現国王であるノア・ウェールズ・シャルロットが秘密にしていたようだ
エヴァの父である『ノア』はとっくに彼女の存在を知っていたようだ
『ええ、先代から王になった者は必ず私に会う約束をしているからね、そして私は妖精だから、大事とこの島を荒らされたくないために、私の存在も含めてこの島のことを秘密にしていたの』
「だから父様はここを他の者には入らせないようにしたのね」
『ところで、そのノアは来てないの?』
「あ、お父様とは別件でこちらには・・・」
ピクスは現シャルロット王は居ないかと尋ねてくるが、今日は観光で来たため、エヴァが特別に真たちを案内しているため、今日ここにシャルロット王は居ないと、娘であるエヴァが答える
しかし
「私ならここに居ますよ。ピクス様」
「「「っ!?」」」
「ノア陛下!?」
「シャルロット王!」
「お父様!?どうしてここに!?」
「お前が真くん達をアヴァロンに案内していると、私の執事が教えてくれてね。そして真くんが妖精島に行けば、忽ちピクス様が真くんを気になって姿を現すだろうと思って、私一人でここへ来たわけだ」
『と言うより、『この未来を見た』でしょ?』
「ええ、その通りです」
後ろから白いスーツを着て杖を持った少し髭を生やした銀髪の30代男性が現れた
その男の名はノア・ウェールズ・シャルロット
この国の現国王である
ピクスの姿を見ても驚くことなく、やはり彼女の言う通り、ピクスの存在を知っているようで、国王と女王じゃない真達に姿を現すだろうと、彼女の身を心配して、ここまで来たようだ
「お久しぶりです。シャルロット王」
「前回の王族会議以来ですね」
「ああ、久しぶりだね。真くん。葵くん」
「紹介するわ。菜々緒。卯月。静流。これが私の父にしてこの国の国王」
「初めまして、私がこの国の国王、ノア・ウェールズ・シャルロットです。新たな魔女の皆様。よろしくお願いします」
「あ、菜々緒です」
「う、卯月です」
「し、静流です」
「総一郎殿から君たちの話も聞いている。
現女王でもある。アイギス殿からも話は聞いているよ」
「な!?母さんと話したんですか!?」
「ああ、この前にね。君たちが私たちの城を
見学する許可を貰う同時にね」
「アイギスさんから、そんな話聞いてないのに」
「会ってから説明するつもりだったんだろう」
『アイギス?現セイラム女王か?』
「ええ、彼女は国を出たようですが、間違いなく彼女はその王国の女王です。今は総一郎殿の国に居るようで」
『なるほど、こんな揃いのある子たちがここに集まっていたのは、そういうことね』
どうやらノアはアイギスのことも知っているようで、予め話していたようだ。ではノアがアイギスともう連絡で会っていて、菜々緒たちの正体も知っていた
なら真の事も
「では、俺の本名も知っていますね?」
「ああ、朝比奈・燈・セイラム。あの魔女の国の子孫に男の子が生まれていたとは・・・」
「え?どういうこと?」
「なーちゃん。アイギスさんも言っていたけど、セイラム王国の魔女の子供は女の子しか生まれないの」
「真さんが、セイラム王国で唯一にして初の魔女の息子なんです」
「男が生まれた事例は無いみたいだぞ。そりゃあ魔女の国だしな」
「へえ・・・・・」
「父様。真は・・・」
「わかっている。昔からこの子は優しい子だ。『家族のために左腕を自ら犠牲にした』勇敢な子だ。そんな子を、私はセイラム王国の子孫だとしても敵対はしないよ」
「っ!?ノア陛下は兄さんの過去を知っているんですね?」
「ああ、総一郎殿とアイギス殿に聞かされた」
「そ、そうですか・・・」
「敵対しないのは自分としても有り難いです。貴方の娘さんは俺の大切な幼馴染ですから、敵対なんてしたくありません。俺の魔法は大切な人のために使いたいんです」
「燈・・・・」
「そうか・・・・また見ない内に成長したな」
『これが・・・セイラムの子孫か』
エヴァは父に、燈がセイラムの子孫でも敵ではないと説明するが、それをするまでもなく、昔から王族会議がで何度も会っているため、燈が決して敵では無いことはノアは承知していた
更に、ノアは燈が左腕を無くした敬意を知っているようで、それを知った上でも彼を敵としては扱うことはない
「ピクス様。私の娘達の前でも姿を現さないようにしてくださいと言ったはずですが・・・やはり『燈くん』が気になりますか?」
『ええ、セイラムの子孫で男の子は珍しいのはそうだが、それ以外でもこの子が気になってね』
「俺が?なぜ?そんなに俺が珍しいか?」
『珍しいわ。貴方はセイラム魔女とは別の力を感じる。そして貴方の左腕を捧げてでも家族を守る想い。何もかもが器にしても素晴らしい人間だわ。確かに勇敢な子ね』
「俺は家族や友人のためならなんでもやる。それが俺だ」
『その覚悟。やはり『あの人』そっくり』
「あの人?」
『ノア。前に話したと思うけど、この子がそうじゃないかと』
「っ!?燈くんがですか!?」
「なんの話だ?」
『貴方に一つ頼みたいことがあるの』
「なんだ?」
ピクスは、ノアの忠告で娘達がこの島に来ても絶対に姿を現さないようにと言われていた。しかしそれでも姿を表したのは、燈を見つけたため
彼には他の人間には無い力を持っていると言い、誰かと同じと言って
そして、彼にこれを試してみてはと、一つ頼み事をされた
それは
『燈。貴方にアーリンの『聖剣エクスセイバー』を抜いて欲しいの』
「聖剣!?まさか・・・初代シャルロット王の!?」
『ええ、貴方に』
「「「え!?」」」
「兄さんが、初代シャルロット王の剣を!?」
「燈が・・・・先祖の剣を抜く!?」
「そうか・・・燈くんに・・・王の素質があるのですね?」
『ええ、家族のためならなんでもやる。彼ならできると思うわ』
「ちょっと待ってくれ!まず初代シャルロット王の墓の前にある剣が聖剣であることも驚かされているけど、これを抜けってどう言うことだ!?」
突然にも、ピクスが初代シャルロット王の墓の前にある剣を抜けと言われた
だがいきなりそんなことを言われても、戸惑って何もできない。
まずは説明が欲しい
なぜこの剣を燈が抜かねばならないのか、そしてこの剣が聖剣であることも驚く。なぜそんなことをこの国の人間ではない彼にこれをさせるのか
『言うならこの聖剣の力を解いて欲しいの』
「聖剣の力?」
「初代シャルロット王は聖剣のせいで、ずっと能力を発動したままで、こんな光景になっているんだ」
「聖剣のせいだったのね。この宝石にした花たちは」
「その聖剣はなんです?」
「聖剣エクスセイバー。我が初代アーリン王の剣。かつてピクス様が作った聖剣」
『この聖剣は持ち主の能力を向上させる力を備えているの。かつてアーリンは能力は持っていても、全然上手く扱えることができなかった。そんな戦争の最中に彼は戦うことのできない一般人そのものだった』
「800年前はちょうど中世の時代。確かに戦争も多いだろうしな」
「確か歴史の勉強では、ちょうどここら辺一帯の他国で『百年戦争』をしていた時代ですね」
「歴史の勉強ですごくしたな」
『アーリンは王族でありながら家臣達ばかりに守られてばかりで、王族として情けないと、自分を蔑んでいたわ』
「その気持ちはわかるな。自分が力を持っているのに、何もできずにただ家臣に戦争を任せるなんて、俺としても同情したくなる」
「兄さん・・・・」
燈はピクスにアーリンの過去を話されるが
あまりにもアーリンと言う存在が自分そっくりで、聞くだけでまるで自分の過去のように感じた。彼は小さき頃、覚悟の上で家族のために左腕を犠牲にした。でもその後の生活は誰かの助け無しでは生活に慣れなかった。自ら腕を捨てて、その後も自分の力でなんとかやるつもりが、力及ばず、障害者として誰かの力を借りねば生きることができない自分の情けなさに
彼の話をさせると、なぜか燈は自分のように感じる
『その光景を、ここの湖の近くに居た私が見かけた。それが私と彼の出会い。私は国を守りたりと言う彼の愛国心を称えて、この剣を授けたわ。そして迫りくる侵略者の国々を彼はこの剣のおかげで思う通りに能力を発揮し戦場に出て国を守り続け、私と共にここまで国を発展した』
「良い話じゃねえか」
「はい、とても良い話です」
「そして時代がやがて戦争と言うものが過ちだと分かった他国は、戦争はしないで平和に国造りに専念するようになった時代になると、その時は先祖であるアーリンはもう歳で寿命を終えようとしていた」
『そしてここに、ここの墓に彼の遺体を埋めた。しかし、聖剣があまりに彼の事を離したくないのか、やがて聖剣はここに止まるようになった』
「そしてこの聖剣が、先祖であるアーリンの能力を無断で発動しているのか、彼が死んでいると言うのに」
「その理由は、おそらくここに留まりたいから、地面事宝石化して、剣を抜けさせないためね」
「この国の伝承では、魔除として墓の前に剣を置くのではなかったんですね?父様」
「ああ、伝承ではそういうことにしてあるが、我が先祖は違う。我が先祖は完全に聖剣のせいで、今も体が宝石化されて生かされている状態だ」
「っ!やっぱり遺体の方も宝石化しているのか!?」
「ああ、実質我が先祖は消えないまま、この墓の中に」
「そういうことだったんですね。それでなぜ俺に?」
『この聖剣は何かを想う者しか相応しくないの。そして貴方も彼が国を想うと同じように、君には家族を想う強さがある』
「資格を持つ者だけがこれを抜くことができる」
「それが・・・・俺ですか?」
「ああ、頼めるか?」
いろいろ話を聞いて、理由も経緯も分かった。それになぜか、燈はこの剣に何か繋がりを感じるのか、これに導かれる感じを、彼はここに来て感じる
だけど
「まずは『対話』だ。この剣に対話をさせてください」
「対話?」
「っ!兄さん!まさか栞の能力を!?」
「の似た魔法がある。まずはこの聖剣に対話する」
『まさか・・・・無機物の魂と会話する魔法を?あなたそこまでセイラムの魔法を!?』
「家族のために全部覚えた」
栞の能力『ソウルメイト』と同じ魔法を燈は持っている
まずは聖剣に対話したいと、聖剣の魂と会話する。それまでの上級魔法を手にしていたことに、妖精のピクスでも驚く
「『ソウル・リンク』」
『む!貴方・・・・セイラムの子孫ね』
「喋った!?」
『本当にセイラムの魔法ね。間違いないわ。しかもエクスセイバーの声が女性なのも驚いたわ』
『私の制作者様ね。私と会話できる人間なんてアーリン以外居ないと思ったわ。それも・・・・私の敵でもあったセイラムとはね』
「朝比奈・燈・セイラムだ。お前が聖剣エクス・セイバーだな?」
『ええ、どうしても私と彼を離したいのね?』
「愛しい気持ちがわかる。でもそんな事をしても無駄だってことは・・・・言うまでもないよな」
『ええ、どうしても分かっていても離れたくないのよ。あの時がとても大変だけど、彼と頑張って戦ってきたあの時代が私にとって幸福だった』
「そうかもな。でも・・・いつまでもそんなことはできない。彼が終わる時惨めだったか?」
『いいえ、国造りを終えて笑いながら逝ったわ』
「だろうな。お前も過去はもう終わりにして、次のことへ専念してもいいんじゃないのか?」
『慰めのつもり?貴方は左腕が無いみたいだけど、後悔はしてないの?』
「そうだな、魔法を得る前は後悔ばかりだった。でも今は大切な者がたくさんある。だからもう左腕は要らない」
「兄さん・・・・」
「燈・・・・・・」
後悔はある
でも自分の意思で左腕を捨てた。燈にとってはもはや過ぎた話。だから後悔しても変わらない。魔法でなんとかできるかもしれないけど、それでもしない。大切な家族が側に居るから
「それでも大切な者が彼と同じくらい欲しいなら、俺の頼みを一つ頼んで欲しい」
『何?』
聖剣はなんでだろうと、彼を離すつもりがない。でも、それに負けないくらい楽しい世界に連れて行こうと、彼は聖剣に提案する
それは
「今度は俺の聖剣になってくれ」
『な!?』
「「「え!?」」」
「兄さん!?」
「燈!?」
「本気なのか・・・燈くん」
『そう・・・・貴方にも大切な者が・・・』
燈は今度は自分の聖剣になってくれと言う。
彼には守りたい家族が居る。そのために自分の持っている力全てをそれに捧げると。彼は聖剣に持ち主になってくれと頼む
「俺には家族が大切な友人が居る。俺の命はそのために生きているんだ。俺は守りたい。家族を守る力が欲しい。その力が!」
『貴方・・・・っ!?』
「なんだ!?燈の体から黒いオーラが!?」
「っ!?これはまさか!?」
『この子・・・・悪魔の力を!?しかも完全制御している!?魔女のほとんどはそれを使って暴走するのに!?』
「兄さん・・・やっぱり」
燈の体から突如黒いオーラを吹き出す
そのオーラはノアとピクスが知っていた。それはまさしく悪霊と悪魔の力。そんな力を人間が扱えば破滅する。それはかつての魔女のように
そんなバカな事をしてでも家族を守りたい。それが今の彼だった
『貴方・・・狂っているわ。そんな力まで手にしてまで家族を守るなんて』
「俺にとっては・・・・・『自分の命』より大切な者がらあるんだ!!!」
『っ!?』
「自分のことなんてどうにでもなる!それよりも守らなくてはならない者がたくさんある!それを守るためなら魔女の子孫だろうが、なんだろうが全部使う!!俺の家族のために!!」
『・・・・・・はあ、そんな馬鹿な事を言う人間が、アーリン以外にも居たなんて・・・・』
今の燈はまともな考えなんてしないだろう。おそらく魔の力が働いているため、悪魔に魂を取られているのではなく、そのためなら悪魔にでもなっているのだろう。
そんな馬鹿な事を言う人間が、アーリン以外にも居るとは思いもしなかった。
だから
『いいわ』
「っ!」
『なってあげる。貴方みたいな人ってすぐ死に急ぐのよ。だから私が助ける。嗚呼・・・・・人間ってどうしてそんな簡単に命を投げ出せるのかしらね?そう思わない?私の制作者様』
『そうね。でもそれが・・・人間よ。私もアーリンの相棒なのよ?』
『ああ、負けたよ』
「それでも俺は・・・この貪欲を使う」
『ある意味・・・王の素質があるわね』
エクスセイバーは認めた
彼が心配で、すぐ死にそうだから守ってあげると、彼女は彼を所有者として認める。ここまで他人のために尽くす彼を、放っておくことができない彼への気遣いである
『認めるわ。貴方を聖剣エクスセイバーの所有者として』
「ああ、俺に力を貸してくれ!!」
と言い
燈はエクスセイバーを地面から抜いた
今まで誰も抜くことができなかった。初代シャルロット王の聖剣を貰い受ける事を決める。他国の宝を盗む行為ではあるが、彼女の魂は燈を選んだため、なんの躊躇いもなく彼女を握って抜いた
すると
「っ!周りにある宝石が!」
「消えていく!普通の花に戻っていく!?」
「え!?それじゃあ!」
「ああ、遺体はもう消えているだろうな。我が先祖様どうか安らかに」
『さようならアーリン』
『ごめんなさいね。私もこの子を守りたくなったの。800年経ったけど、今度こそ、さようならアーリン』
墓の中はどうなっているかはわからない。でも剣を抜いたことで彼の能力が消えて、周りに宝石となった花が戻っていく。そうなると当然宝石となったアーリンの遺体は戻って灰となっているだろう。800年も宝石にしていたのだ。無理もない
ピクスもノアもエクスセイバーも今度こそ初代シャルロット王であるアーリン・ウェールズ・シャルロットの。
本当の最後だった
「それじゃあよろしく頼む。エクスセイバー」
『よろしくね燈。あ、今は真って呼べばいいわね?』
「ああ、セイラム王家である事を隠しているからな」
「兄さん・・・・さっきの事を本気じゃないよね?」
「自分の命は大事だけど、それくらいお前達を大事にしているだけだ。心配するな」
「なら、いいけど」
「燈が聖剣を使うなんて」
「すまない。勝手に人の物を取ったりして」
「いいわ。そんな危険な事をするあなたが心配だから、お守りとして使って」
「ああ、すまないな」
「おお!すげえ綺麗な剣!錆がねえ」
「800年経ったとは思えません」
「流石は聖剣と呼ばれるだけあるな」
いざ聖剣を手にして、みんながその輝きにみんなが燈に集まった。葵とエヴァはは剣ではなく、先ほどの彼の発言に少し疑問があった。命に替えても守る。そんなことは絶対にしないけど、それくらい本気だと。意思表示を示しただけに過ぎない
だから本当にそう言う事をするわけではない事を、エクスセイバーに示したいと、本気ではないと燈は安心させる
「ふむ、燈くん。修学旅行中にすまないが、君に大事な話があるのだが、今から私の家に来ないか?」
「え?ノア陛下の家に?」
「え!?お父さん!?何を!?」
「どうしても話をしたくてね。それにその子たちとも仲が良いみたいだし、君たちも私の家に来ないか?是非とも私の家族を紹介したい」
「家族を紹介・・・・」
突然、修学旅行中ではあるが、ノア陛下が家に招きたいと言う。是非とも家族を紹介したいからと、燈たちを招待する。まあ、断ることもないため、せっかくだから寄ることにする
燈にはノア陛下が家に招待するなんて普通とは思えない。しかも大事な話があると言っていた。間違いなく何かあると、燈は予想をした
そしてアヴァロン島を出て、城下町へと向かっている。エヴァの家も城下町にあり、燈たち同様に住宅街で住む一般人と変わらない生活を基本的にしている。もちろん城にも立派な家があるのだが、そことは別である
そしてエヴァの家は
「おお!レンガの家だ!」
「これがエヴァさんの家ですか!」
「風情があって良いな」
「エヴァも普通の家で暮らしているんだ?」
「私のお母様も、五月陛下同様に元は一般人だったから、そこを配慮してお父様がね」
「まあ、その方が良いと思うぞ。みんなに合わせた生活の方がな、贅沢ばかりは自分を堕落するだけだからな」
エヴァの家は少し大きめのレンガの家
まるで『3匹のこぶだ』に出てくるレンガの家そのもの。エヴァの母も元は一般人で、それに合わせてあまり贅沢なことはせずに、一般人と変わらない生活をしているようだ。
「私たちの家は気に入ってくれたかな?」
「「「はい!とても!」」」
「ええ、物凄く綺麗な家に感動しました」
「お家に関しては問題ありませんけど・・・」
「何か?」
「ピクスをここへ連れて来て良かったんですか?」
「まあ、ピクス様は我が先祖を見守るためにあの木に居続けただけだから」
『もうアーリンは居ない。あそこに居ても退屈なだけ、それに800年ぶりに人間の生活を見たいのよね』
「あまり人目を避ける行動をして貰うつもりだから、問題ないだろう」
『今日からお邪魔するわね。エヴァ』
「ええ、ピクス様。どうぞ私の家へ」
どうやら妖精であるピクスも連れて来たようだ
もちろん一般人が見れば大騒ぎでもあるため、あまり外へ歩かせないようにして貰う。出かけたい場合は誰かと一緒に。基本的にエヴァの側にいるようで、今も彼女はエヴァの肩に乗っている
そして中へ入る
「ただいまエイヴァ」
「ただいま!お母様!」
「お帰りなさい。あなた。エヴァ。そして・・・・・久しぶりね。真くん。葵ちゃん」
「お久しぶりです。エイヴァ陛下」
「三年ぶりですね」
「そうね。見ない内にまた大きくなったわね。そして真君も・・・・・今他に家族しか居ないから、燈と呼んでもの良いのかしら?」
「はい。父さんと母さんから話をされていると思いますが、一般人が居ない場合だけであれば」
「じゃあ家の中にするわね。そして・・・その燈くんの力を貰った新しい魔女たち」
「な、菜々緒です」
「う、卯月です」
「し、静流です」
「うん、みんなよろしくね。私はエイヴァ・ウェールズ・シャルロット。よろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「お、おいエヴァ!お前のお母さんめちゃくちゃ美人じゃねえか!?」
「私も初めは何かのモデルさんかと思ったぞ?」
「まあ、マジでモデルさんなんだけどね」
「「な!?」」
家に入ると、エヴァの母親が出迎えてくれた
彼女の名前は現シャルロット女王。エイヴァ・ウェールズ・シャルロット。
エヴァと違って、短髪のブロンドにして肌がとても白く。そして瞳の色は金色の目をした。母親とは思えない20代のようなエプロンをしている若さの女性
これでも九人の子供を産んでいる母親である
「エイヴァ。さっきも連絡した通り、ピクス様が」
『エイヴァ。今日からよろしく頼むわね』
「はい。ピクス様。ただ・・・ウチの子たちが変なことをしなければ良いのですが・・」
『大丈夫。子供と遊ぶのは好きで、着せ替え人形のように扱ってくれても構わないわ』
「流石は妖精様です」
「他の姉弟たちはもう家に?」
「ええ、さっきあなたから連絡で燈君たちが来るって聞いたら、みんな学校から急いで帰って来てね」
「葵たちみたいに、八人居るのか?エヴァ?」
「ええ、大丈夫。礼儀正しい子たちだから、一人だけちょっと・・・・ワガママな子も居るけど」
とにかく、家を案内するも、まずは姉弟たちを紹介したいと、リビングルームに向かう。エイヴァの言う話では、もう姉弟たちは揃っているとか
そして中に入ると
「みんな!真君と葵ちゃんが来たわよ!」
「「「「「「「「こんばんわ!皆様!」」」」」」」」
「ああ、みんな久しぶりだ」
「久しぶりにみんなに会えて、嬉しいわ」
「お、お邪魔します」
「こ、こんばんわ」
「ど、どうも」
リビングルームに入ると、八人の綺麗な髪をした姉弟たちが迎えて来た
「みんな。久しぶりだな」
「みんな。元気で良かったわ」
「みんな。自己紹介して。レオから」
「長男で17歳、レオ・ウェールズ・シャルロットです」
銀髪をしたマッシュの髪型の青年。顔の良さもあり、モデルのバイトもしている。(母経由で)運動能力が高く、今は高校生でも騎士隊長も務めている。将来は騎士になる予定である
「次女16歳、アイラ・ウェールズ・シャルロットよ」
金髪をしたツインテールをした少女。少しツンツンした性格の少女だが、それでも姉弟には優しい子である。将来はファッションデザイナーの仕事をしたいそうで、それに近いバイトを今している
「ああ・・次男・・・15歳の、セオ・ウェールズ・シャルロットです」
銀髪のパーマした少年。ごく普通の少年ではあるが、少し恥ずかしがり屋で、頭は良いのだが、あまり目立つのが無理な少年
「三女の14歳のレイラの双子の姉、ステラ・ウェールズ・シャルロットです」
金髪の右サイドテールの少女。花が大好きな少女で。妹であるレイラの双子の姉。将来は更にこの国を花でたくさんの国にしたいと、将来は植物系の就職希望
「四女の14歳のステラの双子の妹、レイラ・ウェールズ・シャルロットです」
金髪の左サイドテールの少女。姉であるステラの双子の妹、双子の姉同様に花は好きだが、育てる才能があまりにない。その代わりそのお店の運営はうまく、まだ14歳ではあるが、母経由で少しお花屋さんの仕事を少ししている。将来は姉が育てた花を売りたいと、花屋さんの職業希望を目指している
「三男12歳!!アーサー・ウェールズ・シャルロットです!よろしくお願いします!」
金髪のショートの元気のある少年。騎士の憧れを強く持つ少年で、いつか長男であるレオみたいな騎士隊長になりたいと、将来は騎士希望で、運動がとてもできる少年
「五女の10歳、エマ・ウェールズ・シャルロットです。よろしくお願いします」
金髪のおさげの髪型の少女。まだ10歳ではあるがダンスが好きな少女。最近はエヴァが歌う曲の踊りをするなど、まだ10歳にして華麗な踊りをする少女。将来はそれに近いことをしたいとか
「えっと・・四男の7歳・・・フィンリー・ウェールズ・シャルロットです」
金髪のセンターパートの少年。まだ7歳ではあるが、実は7歳でありながら天才少年で、大学生の問題も簡単に解けるほど、まだ幼い子供でありながら大人が覚えることをいくつも知っている。少し静かな性格をした少年
「ああ、みんな元気そうで何よりだ」
「こっちも紹介するね。ノア陛下に聞いていると思うけど、私の兄さんの一番の友人よ」
「菜々緒です。よろしくな?」
「卯月です。よろしくお願いします」
「静流です。仲良くしてくれ」
「俺の大切な友人たちだ。よろしく頼む」
人通り、シャルロット姉弟の自己紹介をし終える。基本的に真たちと同じ年齢層のある姉弟たちで、そこまで年齢は離れていないため、気軽に菜々緒たちも話し合うことができる
そして早速、自己紹介が終えた後で、気軽に会話をする
「久しぶりだな、アイラ。元気そうで何よりだ」
「はい、お久しぶりです真様、その・・・あれだけ経ってもお美しいです」
「ああ、化粧とかはしてないけどな・・・・」
「この子、真に会うためにさっきまで化粧をしていたみたいよ?」
「ちょ!?姉さん!そんなこと言わないで!真様の前でしょ!」
「ああ、なんとなく気付いていたよ。別に俺に会うために化粧をしてなくても、君は綺麗だよ」
「な!?そ、そうですか?」
「ああ」
「それは私も?」
「え?あ、ああ。そうだけど、エヴァ?」
「姉さん!やっぱり真様に前からベタベタし過ぎなんじゃない?」
「あら、そんなことないわよ。真とはいつもこうだもの、それともアイラは私が真とそういうことをしてはいけないと?」
「ええ、そうよ!前々から思っていたことですが、真様にベタベタし過ぎなのよ!」
「別に良いじゃない。真だって困ってないもの。そうでしょ?」
「あ、まあ。いいかな」
「な!?」
「ごめんなさいね。アイラ。私と真はそういう関係なのよ?」
「ちょ!?ふざけないで!真様から離れて!」
「レオ、相変わらずだな、この二人は?」
「ええ、まあそうなんですが、その原因はあなたなんですよ?」
「え?なんで?」
「あはははは、これはアイラも姉さんも大変になるね」
「本当に双子か?」
「はい、私は妹のアイラ」
「私が姉のステラです」
「うおすげえ!本当に見分けがわからない姉妹!しかもめっちゃ可愛い!」
「うわあ!」
「きゃあ!ど、どうも!」
「菜々緒。あんまり二人を振り回すなよ」
「大丈夫だって!少し抱きしめているだけだから!」」
「セオ、すまない。俺の友人が」
「い、いいえ。大丈夫です。あの二人はああされていることは慣れていますので、ところで真様、茜さんは元気ですか?」
「ああ、茜なら元気だ。まあ・・・・いつも通りの人見知りさではあるけどな、君も恥ずかしがり屋は治ったかい?」
「あ・・ああ・・・・・・・・まだまだです」
「そうだろうな、茜もまだそんな同じ調子なんだ。まあ徐々で良いんだ。自分の調子でな」
「はい、ありがとうございます」
「お久しぶりです!葵様!」
「久しぶりね。久しぶりに会ったのに、良い元気よ。アーサー君」
「はい!レオ兄様のように騎士隊長になりたいんです!」
「うん!それだけ大きな元気なら、将来絶対になれるよ?練習とか頑張ってね?」
「はい!」
「もしかして、あのエマちゃん?」
「はい、どうして私のことを?」
「ダンスの動画見たの。凄く上手かったよ」
「ありがとうございます。踊るのはとても好きですので」
「お、この可愛い坊やは一番したの子か?」
「フィンリーです。よろしくお願いします」
「お、礼儀の良い子供だな?」
「はい。礼儀正しくすることしかまだできませんんが、将来はこの国のために何かできれば良いと、何か自分にできることを探してます」
「お、おお。7歳としか思えない程、なんか・・・・大人しい考えをしているな」
もう溶け合うように、エヴァの姉弟たちと楽しく会話していた。
シャルロット姉弟たちは小さい子も含めて、優しくて礼儀正しい子達ばかりで、菜々緒たちでも気軽に話をできる。
『やっぱり子供は多いわね。王族はこれくらい子供を作ることにしているのかしら?』
「あ、ピクス様」
「「「「「「っ!?」」」」」」
「姉さん。これが・・まさか?」
「そう、アヴァロンに住む妖精よ。今日私も初めて会ったの。私たちの先祖を導いた妖精よ」
「みんな。変なことをしちゃダメよ。私たちにとっても、大事な家族になるんだから」
「うわああ!可愛い!これがピクス様!」
「す・・すごい・・です。これが妖精・・・」
「初めて見ました・・・」
「そうですねステラ。私も初めて見ました」
「す、すごいです!これが妖精!?神話は本当だったんですね!?母様!父様!」
「実在していたんですね・・・」
「父様の伝承は本物。ただ歴史に描かれた壁画と少し違いますね。実在は知っていましたが、これがとは・・・」
「みんな。当然の驚きだな」
「まあ、そうよね」
「神話の生き物だしね。妖精なんて・・・」
当然の反応。妖精ピクスがエヴァの背中から現れると、エヴァ以外の子供たちは当然にも驚く、神話の生き物が実在していたなど、信じられないのが当然である
でも、ピクスの可愛さに、皆夢中であり
どうやら新しい家族として過ごせそうだ
「みんな。ピクス様はこれから私たちの家族になる。家族として仲良くしてくれ」
「「「「「「「「はい!!」」」」」」」
「なんとかなりそうですね」
「ああ、みんな優しい子だ。こうなると私は『見えていた』ぞ?」
「あなたの能力は恐ろしい」
ピクスがこれから新しい家族として、迎え入れたようで、なんの問題なく、レオたちは新しい家族としてピクスを迎える
と、まあこんな感じで、まずはシャルロット家の紹介は済んだ
そしてだ
「では、ノア陛下。改めてお話をさせていただきましょう」
「ああ、みんなにも聞いて欲しい。これは大事なことだ」
改めて、真・・・ではなく、燈についての大事な話。それだけはもう燈自身も見えていた。
もちろんそれは葵もである。まずはいろいろ説明は必要だと思うが、まずはそこからノアが話す
「みんな。今目の前に居るのは、櫻田・真君は、櫻田家ではない」
「え!?」
「父様?どういうことです?」
「彼の名前は朝比奈・燈・セイラム。あの行方不明になったセイラム女王の実の息子だ」
「「「「「「「え!?」」」」」」」
「事実よ。彼の能力は魔法って言われているけど、本当はセイラムの魔法。嘘ではないわ」
「そ、そんな!!」
「あの私たちの敵国の・・・」
「でも・・・・彼は敵じゃない。彼は今までもその魔法で家族のために使って来た」
「ああ、今彼らの隣に居る。菜々緒くんたちも、燈君の魔力を貰って魔女になった」
「え!?菜々緒さんたちも!?」
「ああ、ほらな?」
「炎よ」
「鳥の手」
「な!?菜々緒さんの手から刀が!?」
「卯月さんの手から火が!?」
「静流さんの手が、鳥の手に!?」
「まあ、俺のせいでな。今は母さんのところで上手く扱えるように、みんなで練習している。俺たちの魔法は大切なことに使いたいんだ」
決して敵ではない。それでも家族のために使う
この大事なことを覚えて魔法を使う。魔女は世界においても悪な存在。だからそんな人ではないと。決して揺るがない決意を見せる
それだけでもまだ足りないだろう
信用するなら
しかし
「しかも、彼は先代が使っていた『聖剣エクスセイバー』に選ばれた」
「え!?あの先代シャルロット王の!?」
「昔この国を救った聖剣が!?」
「ああ、燈くん」
「はい。来いエクスセイバー」
ノアにエクスセイバーを出して欲しいと、彼の手が突然光って、そこから聖剣が姿を現す
それはレオたちも何度も見た。あのアヴァロンで抜けない聖剣だった
「本当です!?」
「フィンリー!」
「うん!・・・・・ああ・・・・間違いない。本物だよ」
「彼は・・・・・この国の王の素質がある」
「そういう話をすると思ってました。ノア陛下。俺の正体がわかったところで、何をお話しするつもりです?」
「ああ、君が魔女セイラム王家でも、私は君はとても素晴らしい勇敢な青年だと思っている。その聖剣が君に選ばれる理由も、左腕を自ら捨てた証だろう。だから君に頼みたい」
セイラム王家で、シャルロット家の宝剣である聖剣にも選ばれた
これだけで素質のある人間は誰もいない。そして世界が恐れた魔女の国の女王の息子、復讐でもなく、大切な家族のために魔法を使う彼に
ノア・ウェールズ・シャルロットは彼に告げる
「我が娘である、長女エヴァと結婚して欲しい」
「そうなるわね」
『そう言う話だと思ったわ』
「「「「「「「「え!?」」」」」」」
「「「な!?」」」
「父様!?」
「やっぱり・・・・」
「ふう。そういう話だと思ってました」
ノアが彼に告げたのは、自分の娘である長女エヴァと結婚をして欲しいと頼まれたこと
言うなら、政略結婚である
王族同士なら普通にあり得る婚約法、今でもそれがある国はあるが、基本的にシャルロット王国と櫻田王国は無い。しかし、彼は例外だ。彼はこの国の婿養子にしてもふさわしい存在
もちろん理由は聞かなくてはならない
「理由をお聞かせしても?」
「簡単な話。君がこの国の王にふさわしい。もちろん君が我が宝剣である聖剣エクスセイバーを継承したのもそうだが、それ以外でも君はとても皆に慕われていて、この国をもっと良くしてくれると思うんだ。だから我が国の王になって貰いたい」
「エヴァはいずれこの国の女王になると?」
「ああ。アイドルは今だけの話だ。アイドルだって長くはやれないからな。いずれエヴァにこの国を任せようと思っている。本来レオやアイラのような、他の子に任せようとも考えたが・・・残念ながら将来をもう決めているため、そちらみたいに国民の選挙で決めることはできない」
「まだ小さいのに、将来に向かって今頑張っているの。そういう点じゃあ王族としても誇らしいことなのだけどね」
『あなたはセイラム王家。セイラムの王族が我が国の王族と結婚すれば、セイラム王国も、我が国を攻めることはできなくなる。その狙いもあって、貴方にエヴァと結婚して貰うように頼んでいるの』
「なるほど、セイラム王国は未だに所在地のわからない国です。その魔女たちが攻めてくると?」
「あの国は魔法と言うとんでもない力を持っている。能力や騎士の件だけでは我々も太刀打ちできない。だからそれも含めて彼女と結婚して貰いたい」
「そうですか、ですが・・・エヴァの気持ちはどうなるんです?」
「そう言うと思ったよ。でも・・・・わざわざ聞きたいかね?エヴァの気持ちを・・・本当は君はわかっているんじゃないか?」
「それでも聞きたいんです。エヴァ。君の父親はこう言っているが、反論はあるか?」
「・・・・・・・・」
理由は聞いた。その考えも理由もこの国の王なら正しい判断だろう。
しかし、エヴァの気持ちはどうなるのか
政略結婚と言う、あまりにお互いの気持ちを考えない婚約法。そんな無理難題な婚約を彼女が受け入れるかどうか、もちろん本当は燈はわかっている
それでも本心を彼女から聞きたい
そして、その答えにエヴァは
「燈。私は昔から貴方に恋をしていた。それは嘘ではないわ。こんな形ではあるけど、今父に言われて、私も本気で貴方が欲しいです。私と結婚してください」
「そうか・・・・気持ちはわかった。嘘ではないこともな」
燈も、こんな真っ直ぐに気持ちを伝えられたのは初めてだと思う。女性にモテることはあるけど、告白だけはまだ誰にもされていない。彼を想う女性に勇気はないかだが、それでも今エヴァはしっかりと言えた。それは嘘ではないと、燈だって鈍感では済まさずに聞き入れる
しかしだ
「すまないが、考えさせてくれないか?」
「今ではダメなの?」
「その理由がある。葵。菜々緒。卯月。静流。包み隠さず言うから、ちゃんと聞いてくれ」
「え?兄さん?」
「え?燈?」
「何を?」
「おい、何を言って・・・」
エヴァの婚約は考えさせて欲しいと、答えは今出ないと答えた
その理由は、ここまで来たからでもあり、もう何も隠さずに本心でこの言葉を燈は答える
それは
「葵、菜々緒、卯月、静流も、俺を愛してくれる大切な女性だ。つまり、俺を愛しているのは君だけじゃない。だから今答えることはできない。みんな俺が取っていいか迷うくらい、素晴らしい女性達をその内の一人を選ぶことができない」
「「「っ!?」」」
「兄さん・・・燈」
「すまないが、これが今の俺の答えだ。葵。まだ決められないんだ」
やっと燈が、葵の想いに答えた
しかし、それは葵だけではない。菜々緒や卯月や静流もその一人、もう想いは届いていた。もう知っていた。聞き流すことなんて男としてもしてはいけない。想いは想いで答えねばと。彼なりに頑張った
しかし
本当にみんな。素敵な女性だ
結婚したいと言えばそうしたかもしれない。でも、選べなかった。皆、本当に素晴らしい女性だ。その中を選ぶと言うのは、今になっても彼は、優柔不断でできなかった
「もしこの中で一人を選んだとしたら、今までの関係が続かないと思った。それともう一つはまだわからない。恋がまだわからないんだ。家族のために何かすれば良いと、今までそんなことしか考えてないから」
「燈・・・・」
「すまない。まだこのままにさせてくれないか?」
「ふう・・・・もう!いつか答えを出してよね!」
「ああ、ごめんな。葵もそれじゃあダメか?菜々緒たちも?」
「・・・・・・やっと答えてくれたから、いいかな」
「出しては欲しいけどな」
「大丈夫です。私たちはそれでも変わりませんから」
「燈って・・・ヘタレだったんだな」
「う、すまない。俺にはまだ選べなくてな。それに・・・・・・・・止めたい家族が居るんだ」
「燈・・・・」
「「「・・・・・・」」」
答えは出ないには仕方ないにしても
彼には恋に現を抜かす暇がないほど、彼個人の家族を止めるのに忙しい
彼の父を殺した人間たちに復讐する家族と言う魔女。彼女を止めない限り、彼の戦いは終わらない。だから恋をしている暇もない。でも想いは届いた。それが終わるのはおそらくもう近い。それが終わった後は、彼は想いを告げる
それに選ばれるのは誰か
それはまだ先のお話
だけど
「燈様!エヴァ姉様の結婚は認めません!私アイラも貴方のことを愛しています。ですから私をも考えてください」
「ア、アイラ!?」
「え!?ちょ!?アイラちゃん!?」
「は!?また一人増えた!?」
「なんとなくですけど!増え過ぎです!」
「おい燈、これもしっかり答えるのか?」
「あ、ああ。そうだな、まあ、まだ先考えさせてくれ」
だけど、実はまだ居る、彼を想う女性は
本当は櫻田姉妹にも居るが
彼の女関係は余程泥沼になりそうである。ここまで増えるのは、流石に彼も予想外である。だから余計もっと返事がしずらくなってしまった
「アイラ!どういうことよ!」
「どうもこうもないわよ!昔から私は彼のことを好きだったんだから、彼のことをお父さんに言われたことにしても、姉さんに彼は渡さないんだから」
「もう!私の背中を押してくれる良い妹だと思ってたのに!」
「アイラちゃん。その想いが本当だとしても、簡単に譲らないからね?」
「ちょっとやりあおうぜ?これじゃあ勝負した方が早いかもな」
「皆さん!話し合いましょ!それが一番です!」
「おい卯月、それはお前の土俵だろう。お前の戦いやすい土俵を作るなよ」
「あらあら燈ちゃん。大変だね」
「ええ、まあもう『慣れました』ので」
「やっぱりその様子だと、前々から気づいていたんだね?」
「ええ、これでも俺は鈍感じゃあありませんから」
『楽な道にならないわよ、これ』
「ああ、そのつもりだピクス。でも、これがいつもだから、気にしてないかな」
結局三日目の自由時間の修学旅行はこれで終わってしまった
最後は観光らしいことはしてないけど、彼らは燈と葵の幼馴染と姉弟たちの家で、その後は一緒にゲームしたり、バーベキューをしたり、菜々緒がレオと剣で勝負したりして楽しんだ。三日目の自由時間でそんなことをするとは普通の高校生としては面白くないと思うが、外国の友人がまた増えて、更に燈を取る女が二人増えてと、波乱なこともあるが
それでも燈は楽しかった
こんな楽しい日々が、自分の家族を止めた後でも続いて欲しいと、その日はそれを願って終えた
そして四日目
修学旅行は終わり、空港でみんなと一緒に飛行機に乗って帰ろうとした
もちろん帰る際は、空港でエヴァ達と、その他の家族がお別れのために、空港まで来ていた
「じゃあな。エヴァ。アイラも」
「陛下も女王陛下も、お体に気をつけて」
「ええ、今度こそ私の気持ちに答えてね」
「私もよ!絶対に!」
「ああ、二人も元気で」
「選挙、大変だろうけど、頑張ってね」
「そんじゃあレオ!アーサーも元気でな!また剣で勝負しようぜ!」
「ええ、その時はまた強くなって見せます」
「はい!今度はもっと強くなります!」
「セオ君。ステラちゃん、レイラちゃんもまた遊びましょうね」
「は、はい。またいつの日か・・・」
「その時はもっと綺麗な花を持っていきます」
「卯月さんも、お元気で」
「エマ、フィンリー。またな?」
「はい。またお会いできるのを待っています」
「その時はもっと楽しいことを話しましょう」
それぞれ別れを告げて、またいつの日か、ここに来て昨日のように楽しく遊ぶ
そして今度は、茜たちも連れて一緒に遊ぶと約束をする
そしてもう、旅立つ時間が迫り、最後に燈たちはエヴァ達に感謝を込めて
「「「「「この国、とても素晴らしかったです。とても楽しく!ありがとうございました!!!」」」」」
と、感謝の言葉を言い
彼女たちに手を振って別れ、飛行機に乗って燈たちは母国へ帰るのであった
これにて、燈たちの3年最後の修学旅行はこれにて終了である