あの後、オヤジも帰ってきて、泣きながら鼻水垂らしながら、俺を抱きしめていた
家族は揃い、また楽しい夕食をしていた
今はもう元通りだ。全部いつもと変わらない。でも、なぜか?
もう一度食卓を囲んでみんなで一緒に食べられる喜びで俺はいっぱいだった
俺は不満が多かったから。そういうありがたみを俺は理解してなかった
でも
今はとても嬉しい、愛していくれている。家族と一緒がとても嬉しい
そして俺はある事を聞き出す
「な?オヤジ?あのひったくりはどうなった?」
「一応刑務所の牢獄に入れてあるが、私の家族を殺そうとした者を許さない、この町を永久追放になるかもしれない」
「その前に、そのひったくりと話させてくれないか?」
「なぜ?」
「ちょっと聞きたいことがある。ダメか?」
「ダメだ!もう危ない目に遭わす訳にはいかん!」
「それは大丈夫だ。きっとあのひったくりも何が起きてるか?自分が何をしたのか?わかってないだろ?今はパニックているはずだ?」
「なぜひったくり今の状態を知っている?」
「まあ、ちょっとな、ともかく1分だけでもいい!少し話をさせてくれ!警備員付きでも構わない!」
「わかった。警備員を着けるなら、よしにしよう」
「悪いな」
俺はあの魔女について、調べなければならない。もしそのひったくりが奴の顔まで見たなら、ぜひ聞いて。アイギス師匠に報告するべきだ
情報は多い方がいい、奴はもしかしたら未知の魔法まで覚えている可能性が高い。しかも相手は相当昔の人、古代魔法を使って来る可能性も高い
それに対応する魔法を覚える為にも、この後練習だな
奴に勝つには、もっと魔法がいる
この家族だけは絶対にやらすわけにはいかない
「そうだ!お前達週末はなにか予定はあるか?」
「なんかやるのか?オヤジ?」
「急な話だが、お前達のテレビ出演が決まってな」
「またなんか変なのやるのか」
「大丈夫だ?今度はちょっとしたゲームだ」
「ゲームね〜、それで内容は?」
「実は・・・・」
******************
「とういことだそうです」
『そう』
俺は明日の事について、師匠と電話で話をしていた
「どうします?明日万が一使ったとしても能力としてごまかす事は可能ですけど、魔女に知れたりすれば」
『いや、そこはガンガン使って欲しい』
「どうしてです?」
『これは自分が魔法を持っている。いわば
「つまり俺自信が魔法を使い、俺がこの国を守るという。奴だけの宣戦布告というわけですね?」
『そうだ、知ってもらう為にはこれぐらいな』
「わかりました。それじゃあ明日はテレビでもみてください。あなたが前に出ると、俺と関係していると疑う可能性がありますから」
『わかったわ、じゃあ明日テレビで見るわ』
「ええ、それでは」
ピ、と俺は携帯の通話を切る
「さてと、もっと詳しくこれを知らなきゃ」
俺はアイギス師匠から頂いた、魔法書を読んでいる。
本当は練習しようとは思っているが
もし、失敗でもして、部屋が壊れたら最悪だ。だから、今日は練習はやめて読む事だけにする
ただ
よく俺、この文字よめるよな
これ?何語だ?まさかルーン文字か?
俺は魔法書の書いてある文字が理解できたことが不思議だった
コンコン
「ん?はい!」
誰かがノックをした
『兄さま?いい?』
「栞?いいよ!」
なぜかノックをしたのは栞だ
そして栞は入ってくる
栞の能力でこの本の会話をさせたくないと、俺は慌ててしまった
「なに?」
「はい、今日は一緒に寝てもらってもいいですか?」
「あ・・・あ〜。うん、いいよ!」
「本当ですか!!」
「ああ、いいよ。今日は俺が寂しいことさせてしまったからね」
あ〜、これで練習も魔法書も読めなくなってしまった
ま、いっか、
今日は栞のわがままを聞くとしよう
今日は俺が悪い
「じゃあ、明日も早いから、もう寝よっか?」
「はい!」
そして俺は仕方なく、夜更かしはできないが、栞のためにいち早く寝た
俺がいなくて、寂しかっただろうな、だから今日は俺が聞なきゃな
**************
そしてサクラダファミリーニュース〜特別編〜
これはうちのテーマとしたニュース番組なんだが
王家兄妹全員に出てもらうことになった
なんでもオヤジは俺たちの能力を国民に知ってもらう為に、わざわざ、こんなテレビ出演までしてまで、俺達は全員あるビルに着ていた
「おいおい、ここ学校の体験見学として行った場所じゃねえか」
それに俺は能力は無いのに
『それで!皆さん!今日は生きていたとされていた!櫻田真様がいます!』
『きゃああああ!真様!』
『生きていてよかったです!』
「ああ、心配かけて申し訳ありませんでした」
もう早速俺が生きているってことをもう情報が回っていたのかよ
『今回はあるゲームに挑戦し、その力を披露してもらいます!』
「で、今回は能力を使ってやるゲームか、なかなか個性がでるな」
「え!?そんなの聞いてないよ!!」
「あのクソオヤジ、マジで大事な事は先に言えよ!」
『そのゲームとは!!』
『危機一髪!ダンディ君!救え!』
「ダンディ君ね〜」
『屋上に取り残され人々に見立てた人形をダンディくん。それを時間制限まで多く回収し、下のカゴに入れるシンプルなルールです!』
「つまり、人を助けられるかという、試しか」
『国王からも、激励のメッセージを頂いています』
「皆、おじみなく、力を発揮し、国民の皆様に自分達の事をよく知ってもらう為に頑張って欲しい」
やっぱり選挙に向けての方針か
「成績の悪かった者には城のトイレ掃除をしてもらう」
「え〜〜〜!!」
「お城のトイレ掃除〜」
おいおい、そんな大変な事をさせる気か?
城のトイレって確かかなり人数分あるんだぞ、1日じゃ絶対に終わらないぞ
それをやらせる気か
ただ、茜はそっちを選ぶかもしれないな、目立つよりはマシって言うかもしれないし、ただ、茜は城のトイレが数多くあるって事を知っているかだが?
「なんだ!ならトイレ掃除でもいいや。目立つよりはマシ」
「・・・・・・・」
やっぱり分かっていなかった
ま、でもそのウチ分かるだろ
制限時間は1時間、その間に何個取れるかだな
俺は魔法は使えとは言われたが、あまり目立つのは好きじゃないがな
『皆様準備はよろしいですか?』
さて、準備はいいとしても、栞と遥と葵はどうする気だ?
あの3人は頭を使う能力で、体の特殊能力ではない
どうやって、回収する気だ?
ま、でも、葵は
『それではスタートです!!!』
始まったか、まだ誰も動く気配はない。だが一番始めに出るのはあいつだな、俺はどうするか、ここで魔法を使うか、もしくは使わず万が一をして使うかだな
「ん?」
「僕はこのビル登ります!」
『四男、輝様の能力は
腕力で建物を壊すなど、超人的なパワーを持つ力、足を踏み出しただけでも、地面にヒビが割れる程、力が強く、身体能力も高い、オリンピック選手を軽々と越える程のパワーだ
やはりここは輝か、ま、輝は真面目な子だから、こういうのはあの子に向いているだろ
「とう!」
順調に飛んでいるな、しかも、前より飛ぶ力も変わったんじゃないのか?
ただ
「あ!あれ!」
輝がビルの壁の一部を壊した
やはり力の制御はなってないな
「うわああああ!」
「!」
輝が能力を解除してしまい、ビルから落ちる
さっそくやるか!
小さい声で
(風を起こし清らかな包みで浮かべ)
「ウィング」
「うわああああ!・・・あ?あれ?」
『ど、どうなっているのでいしょうか!?輝様が浮いています!』
ウィング、1分か2分で相手を浮かせる、基礎魔法で風の魔法だ
「なに?!あれ!?」
「輝にあんな能力があったのか!?」
ああ、マジで驚いてやがる。
「輝!今のうちに!壁に移れ!」
「わかりました!」
輝は風に浮いたまま、壁によじ登る
「ハア、ハアハア」
再度能力を発動して、またビルに登った。危ないな、見ているこっちがヒヤヒヤするよ
「よし!私だって!」
「無理するなよ!光!」
「わかっている!』
今度は光か、木に登って、木を大きくするつもりか?
「じゃ!はじめようかな」
木に登り、木に両手を当てた。
『五女 光様の能力は
どんな生き物、植物、人間の生命を成長を自由に操作出来る能力、ただしその大きさにした場合、24時間後には元通りになる。だが
「あれ?あれ!?伸びすぎたーー!!!」
木を大きくするという発想はうまい、だが、操作がまだうまくできないみたいだな。おかげでビルより高くなった。これじゃあ光は降りれないぞ
やれやれ
仕方ない
「兄さん?なにするの?」
「ちょっとな」
俺は光を大きくした木を右手に当て
そして
(樹木よ。鮮やかな成長で、道を導け)
「パリエース」
ゴゴゴゴゴ!
「あ?あれ?」
『ど!どういうことでしょうか!?木の根の一部が!ビルの屋上にまで続いています!』
パリエース、本当は根をガードにする魔法だが、根を自由に操る事も可能だ。俺は大きくなった根をビルの屋上まで道を作った
「光!その根の道を渡れ!そうすれば!降りられる!」
「うん!わかった!」
もうさすがに俺がやったってことは気づくだろう
ま、能力として言えばいいだけ
「兄さん?なにかしたの?」
「まあな、ところで奏はどうするんだ?」
「私は登るよりもこれで!」
奏が何か生成した?あれは・・・・・・・・ドローンか?
奏「では・・よろしくお願いします!!」
『次女 奏様の能力は
あらゆる物質を生成できる
ただし
生成した物に等しい金額が通帳から引き落とされる。だから決して便利ではない。これがもし未知な物を生成したら、奏は破産するからな
奏の能力は一番ある意味危険だな
「あのドローン、軽く200万はするな、それを5体用意するとは、お金あるのか?」
「まあ、大丈夫、そこはなんとか計算してあるから」
『奏様5ポイント、輝様4ポイント入りました』
奏でが少し遅れたが、あの二人は普通に行けそうだな、
岬「私も頑張らなくちゃ」
岬が分身を出した。まあ、確かに奏や輝みたいに一気に飛ぶ能力は持ってないからな
『四女 岬様の能力は
最大7人の分身を出す能力、それぞれ七つの大罪の関連動物または悪魔に対応した名前をしている、分身した岬は全員が何らかの技能に突出し、各部活動の助っ人として活躍している。また、分身した岬は全員テレパスで意思疎通ができる。
ただし、岬とは別の感情をしていて、岬の指示を聞かない時もある
岬「頼んだよみんな!」
ところが、
「ねえ?兄さま?私たちと一緒にいきましょ?」
「え?ああ、うん」
「おい!兄さんは私と行くんだ!」
「なあ、あのさ」
「兄さまは私と行く〜」
「いや、だからさ」
「兄さまも一緒に登ろう?」
「ねえ?あの?」
「お菓子貰える?兄様?」
「後でな?」
「ゆっくり行こーよ兄さん?」
「そしたら遅れるよ」
「なら兄さんもやめて寝よう?」
「ビリ決定だよ」
「何をやっているの!?兄さんに抱きつかない!あんたたちも行く!」
『『『え〜〜〜〜〜』』』
「文句言わない!」
岬は大丈夫だろうか?なんとかみんな行ったが
「ん?」
「え?そうなの?ごめんなさい、ちょっおわからない」
栞が消火栓と話している
「栞?どうかしたのか?」
「あのね、せっかく消火栓さんが近道教えてくれたんだけど、わからなくて」
「なんだって?」
「B2、荷物用エレベーター、27階で乗り換え」
ああ、あのルートか、それにしても随分詳しいな消火栓さん
「葵?今の?」
「ええ!あのルートね」
「お姉ちゃんと兄さんわかるの?」
「前に兄さんと一緒に見学に来た事があるから」
「俺と葵は高校の見学でな」
『六女 栞様の能力は
『長女 葵様の能力は
栞は生物や無機物まで、どんな物でも会話ができる。あれは羨ましいけどね、あれさえあれば、侵入のパスワードは簡単に解けるし
葵に関しては
それに単に頭がいいだけさ、葵は
『ところで?国王様?真様は?』
『真は能力は無いんだ』
『なんと!長男だけですか?』
『ああ、なぜか発動できないんだ』
『なんと、真様の能力はないそうです!』
ああ、俺はなぜか能力は存在しない、だが、魔法がある
「さて、それじゃあ、俺と栞と葵は行くか、俺も歩かなきゃ無理だしな」
「うん、行こう兄さん」
「ああ、栞手を繋いで?」
「うん」
俺は無理に魔法を使わず、歩いて行った
「じゃあ俺も」
「え?」
「ずっと移りぱなっしってのもな」
「ああ!!忘れてた!!」
『次男 修様の能力は
瞬間移動はどこでも地球の裏側にでも行ける能力、このゲームは修が一番で間違いないな、
さて、残る二人はどうする気だ
『三男 遥様の能力は
あらゆる可能性の確率を知る事ができる。大方、茜と一緒に空を飛んで、ビリだけは避ける気でいるんのだろう
「姉さん」
「どどどど、どうしよう遥か?わわわわ、私どうすればいい??」
今にも泣きそうな勢いだ
そんなに目立つのが嫌だった
「落ち着いて、このまま姉さんが何もしないと、ビリになる確率は87%、同じく僕も74%、でも二人で協力すれば、その確率は24%まで、下がるって、僕の余地ではできてる」
「別にビリだっていいよ。だってこれ以上目立つの嫌だし、トイレ掃除くらいなら」
「姉さん、お城のトイレいくつあるか知っているの?」
「へ?」
「お城ってデカいし、トイレたくさんあるよきっと、それに城に行ったら、いろんな人に会うことになるよ」
茜の顔がすごい青色になった。やっぱり分かってなかった
「やるわ私!絶対8位になってみせる!!」
なんで八位なのだろうか?
「それじゃあ、二人で頑張ろうか?」
「うん」
『三女 茜様の能力は
触れたものなら、重力を操る事ができる。
だが、なぜか?ゆっくり飛んでいた
いつもなら一気に行くはずなのに
「ねえ?何か?ゆっくりじゃない?」
「だって、スカートの中身を見えるもん」
「はあ、なら僕も抑えるよ」
遥も茜のスカートを掴む
「遥!私たち兄妹だし、やっていいことと、悪い事あるでしょ!」
「姉さん落ち着いて!!」
あまりの恥ずかしさに能力が制御できてない、あのままではどこかにぶつかる
****************
一方真は
「ここだ。これで屋上まで行ける」
「うん」
「本当は荷物エレベーターだけどな、三人程ペースあってよかった」
「うん、兄さん?」
「なんだ?」
「兄さん?輝と光に何かした?」
気づいていたか
「何の事だ?」
「とぼけてもダメ」
「そうか、お前昔から嘘を見破るよな?」
「だって、兄さん嘘がヘタだもん」
「そうか」
「それで何をしたの?」
「・・・・・・・ちょっとした魔法をかけただけだ」
「魔法?」
「ああ」
ピコン
「良し着いたぞ」
そして屋上に着くと、岬、輝、光、修がもうダンディの回収をしていた
「兄貴、今着いたのか?」
「ああ、能力もないしな、少し持って行けばいいや」
「そんなんでいいのか?」
「ビリじゃなきゃなんだっていいよ、ん?」
空から誰かが悲鳴が聞こえた
「うわあーーーー!!どいて!どいて!」
遥と茜だ。でその先は
「!、輝!!」
「え?うわ!」
く!間に合わない!仕方ない!やるか!
(重力よ、延命にして浮上せよ)
「グラビティ レェヴィテェィシャン!」
グラビティ レェヴィテェィシャン 術者の周囲にあった者を浮かせる魔法
「・・・・・・・ん?あれ?」
岬、修、遥、光、茜、葵、栞、が屋上にいた全員を浮かび、ついでに床に置いていたダンディも含め、屋上にいた全ての者が浮上した
「な、なにこれ!?」
「う、浮いているぞ!」
「兄さん以外みんな浮いている!」
「もしかして茜ちゃん!?」
「私じゃない!!」
「じゃあ、やっぱり兄さんが!」
「これが・・・兄さんの能力?」
「はあはあ、もういいな」
俺は魔法を解除し、みんなをゆっくり降ろす
「大丈夫か?茜?遥?」
「あ、うん!」
「大丈夫!」
『これは!?なんということでしょう!真様が能力を使い!みなさんを浮上させました!!というより真様は能力がないのでは!?』
『どういうことだ真!?お前?能力が開花したのか?』
オヤジがディスプレイでそう言う。もうさすがに隠しきれないか
「ん?ああ、まあ左腕の代わりみたいなものだな、俺が言うなら、まあ、中二臭いが、『
『な、なんと!?真様の能力は魔法!?能力名は『
『おい!マジかよ!』
『魔法だってよ!!』
『じゃあ、さっきの輝様や光様も、真様が!!』
「まあな、こんな事もできる。ふ!」
俺は右手に行きを吹きかけた。そして
ボワアア
右手が燃えた
「な!右手から火が出たぞ!兄貴!」
「これも俺の魔法さ、ふ!」
俺は火を消した
「とまあ、こんあ感じ」
「すごいよ!じゃあお兄ちゃん!お菓子の家も作れる?」
「それはやってみないとわからない」
光が目をキラキラしている。魔法を手に入れたら、することはそれかい、
そこまで便利な魔法はなかったはずだけど
『そして間を開きましたが、あと5分で終了となります!』
「!」
もうゲームの制限時間がかかった
このままでは、葵、栞、光、遥、茜がビリになる
「うわーーー!やばい!まだ一個も入れてないのに!」
「させるか!!」
「「「「「!!!」」」」」」
俺は大急ぎで5人分のダンディを!
「入れ!!ウィング!!」
俺は下のカゴに目がけて、5人分のカゴに風で誘導し、5人分のカゴに一つずつ、入った
「よし!」
『終了!!!制限時間になりました!!』
「よし、なんとかみんなの分は入った」
「何をしているの兄さん!?そんなことしたら!!」
「わかっている」
『では、結果発表です!!1位修様、ビリは真様です!!』
「どうして兄さん?」
「あの城のトイレは一人では終わらない、ゴールデンウィークはつぶれるだろう」
城のトイレはすごい数だからな
「そんな」
「だから、俺一人でやる。後は任せろ」
「でも、兄さん大変なんじゃ?」
「お前らの大事な休日がなくなるのは嫌だろ?それに俺がやればすぐに終わる」
「ありがとう兄さん」
「別にいいよ、それと空飛ぶなら、スカートを履くのやめろ、今回の原因はお前だぞわかったな?」
「ごめんなさい」
「わかればいい、次はきをつけろよ」
***************
『それでは国王選挙の現時点での順位を発表します』
「「「「「ごく」」」」」
『第三位は茜様です!!』
『第2位は葵様』
『第1位は真様です!!』
「は!!よかった〜〜〜」
「・・・・・」
「って!全然よくないじゃん!!」
「他の投票も見せて貰えますか?」
『はい、こちらになります』
10位修、9位輝、8位遥、7位岬、6位光、5位栞、4位奏
「なるほど、基本的に男が下か」
「え〜、私6位〜」
「私、栞に負けた」
「そうか、なるほどな」
『それでは本日は終了です』
**************
家では
「俺が魔法を知ったことで俺を王様にしたがる奴がでてきたな」
俺はタブレットを持ってネットを見ていた
「かなりいろんなことを書かれてやがる。『魔法が存在した』とか、どこかのオカルト研究部が喜びそうな話だな」
俺はタブレットを置き
夕食にありつける
「真?お前今度うちの研究室に来なさい。お前の能力を調べなくてはならない」
「言うと思ったよ。ところで茜?第3位になってショックなのは、わかるが、飯ぐらいちゃんと食べろよ?」
「そうじゃなくて・・・」
「?」
「真、茜はね?またあなたに迷惑かけたなって責任感じているのよ?」
「なに?」
「今日のゲームで茜が変なことしなければ、真はビリにならずに済んだのに、なのにあなた茜の方を優先してくれたから」
「またか、茜!昔も言ったろ?俺が好きでしたいことだ。いちいち責任を感じるな」
「でも・・・」
「俺はお前を助けたい。たったそれだけだ。それとも兄貴の言う事が聞けないのか?」
「それは・・・・」
「なら、いい。責任を感じるのはいいことだ。でもな、俺は茜のそういう所には無理があるから、そこまでして欲しくないのさ、だから」
「だから?」
「できることからやんな?俺はそれなら、お前のわがままに付き合うからさ」ニコ
「っ!!!」
俺は茜の顔を無理やりこっちによせ言う
「・・・・わかった」
「いい子だ」
「まったく、お前はそうやって、女をよく堕すんだから、そういうには控えろよ?それともそれも魔法か?」
「何を言っているのかわからないんだが?」
ま、そんなことよりも
「オヤジ、みんな、俺に言いたいことがある。全員聞いてくれるか?」
「なんだ?」
「なに?」
「どうしたの兄ちゃん?」
「俺は
王様にはならない、だから選挙、降りさせてもらう」
「な!?」
「え!?」
「嘘!?」
「どうして!?」
「だって!兄さん!1位だよ!?どうしてなの!?」
それは
「俺にはやりたいことを見つけたんだ。だから王様にはなれない」
「そのやりたいこととはなんだ?」
「それは言えない。けど、俺はやりたいの為に選挙は降りさせてもらう」
「本気で行っているの?」
「ああ」
「どうして?兄さん?」
「俺は今まで左腕が無い事にいろんな大切なことを無くした。けど、今は俺は王族という立場ではなく、俺個人の立場として、将来に進みたいんだ」
「王族としてではなく?お前個人としてか?」
「そうだ。オヤジ、あんたは前に言ったよな?王族としての覚悟は持っていて欲しいって?」
「ああ、言ったよ」
「俺は持てる覚悟はない。王族として恥を見せる事になった。現にみんなに心配させてしまった、そんな奴が王様にふさわしいと思うか?」
「それは・・・・」
「王様って言うのは、みんなの為にその国のリーダーになること、自分の体を犠牲にしている俺に王様にはなれない、それに王族の前に一人の人間だ。だから王族としての働きはできても、王様としての働きはできない。今後先俺は能力を得た。それがあるおかげで、俺はこの先何があっても体を犠牲にすることが多くなる。いつか死ぬときが来るかもしれない、だから分かってもらいたい。俺は自分の体を犠牲にした王族の恥さらしだけど、少なくとも俺はお前らの為にしたいってことを理解してくれ」
「どうしても・・・なる気はないんだな?真?」
「ああ、俺は王様ではなく、自分の歩みたい道を選んだ。それは俺も納得いく答えだ」
「わかった。でも、辞退するのは最後だ。それまでは誰かの選挙に協力してやってくれ」
「わかっている」
「・・・・・・・」
茜がなぜか俺の方を見ていたが、俺は何も聞かなかった
**************
「兄さん?」
「なんだ?」
葵が俺の部屋に来て、話をしていた
「兄さん、さっきの話?本当なの?」
「ああ、もう俺は王族として名乗る必要も無い、俺は俺の納得のいく道を行く」
「兄さん」
「それにさっき、みんなに内緒でオヤジとおふくろに話して、大学はここを出て行く」
「!」
「これはオヤジもおふくろも同意の話だ。まだ場所は決めていないがこの家を出て行く」
「本気なの?」
「ああ」
「そう、私寝るね」
「ああ、おやすみ」
そして葵は出ていく
少し暗い顔していたのはを見えた
泣きそう顔だったな
************
「兄さんがこの家を出て行く」
私、考えられないよ。兄さんが居ない日常なんて
私はどうすればいいの?