Fate/元自衛官 冬木にて、斯く戦えり   作:虚空屍

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アクセスして頂き有り難うございます。

2月13日(水)の朝からの話になります。

今日は大胆な桜がぁ~…………脳内補正をお願いします。

生き残りキャストの復習その2
●バゼット・フラガ・マクレミッツ=魔術協会からこの聖杯戦争の為に派遣されてきた封印指定執行者。
もてもとランサーを召喚するが旧知の間柄の言峰綺礼に襲われ、ランサー共々令呪を宿した左腕を切り取られ瀕死の重症を負い仮死状態になっていた処を伊丹達に救われる。アヴェンジャーのマスター
●アヴェンジャー=瀕死の重症を負い、意識が途切れる間際にバゼットの死にたくないと云う願いから契約を交わしたサーヴァント。統べての人間には最強であるが、サーヴァントとしては最弱を自称する。
●ロード・エルメロイ・Ⅱ世=第四次聖杯戦争の唯一の真っ当な生き残り。現在は魔術協会の講師。
伊丹の要請を受け聖杯解体の算段を練る。出番は殆ど無く空気。


38 道化、我と組まぬか!

 各マスター達が寝静まった後も寝る事をしなかった伊丹。

 サーヴァントが霊体化をして魔力の消費を抑えて警戒していれば問題は無いのだが、24時間起きているサーヴァントに気兼ねをする伊丹は眠る事が(はばか)られての徹夜であった。

 

 朝日も昇り始め、部屋の外では雀がチュンチュンと鳴いている。

 

「耀司様も寝ていれば宜しかったのに」

 

 徹夜明けの伊丹にキャスターは言い、お手製の滋養強壮剤を差し出し彼はグビッと飲み干す。

 

「有り難い事に言峰も攻めて来なかったしな…………いかん! 救急車の手配と聖堂教会の出張所のディーロさんに連絡をしないとな」

 

 柳洞寺を空にする為に柳洞一成を含めた全ての僧侶の精気を吸い取り、死なない程度の昏睡状態にしているので、救急車での病院搬送と事後処理を聖堂教会に依頼する為である。

 

 伊丹が連絡した後、ディーロ司祭と冬木市で稼動可能な全ての救急車が来るが、柳洞寺の僧侶の数が余りにも多い為、近隣の市からも救急車が応援として来たり、同じ車両がピストン搬送すらしている状況となる。

 

 この状況に頭を抱える伊丹。

 

「とんでもない事を俺はしたんだな…………」

 

 頭を抱える伊丹にディーロ司祭が近寄り話し掛ける。

 

「仕方がありませんよ。犠牲者を出さずに魔術の秘匿を行わなくてはなりませんから。事後処理は我々聖堂教会にお任せ下さい」

 

 伊丹は頭をポリポリ掻きながら答える。

 

「ディーロさん。後は宜しくお願い致します。事後処理はどの様な形を取るのですか」

 

「そうですね…………母屋の僧侶の皆さんが倒れて離れの各マスターは異常無しと()う状況ですから、差し詰め母屋のガス漏れと云う形で落としますよ。あと衛宮君は離れで寝ていた事にしておいて下さい」

 

 警察も来ての事情聴取も有る為、伊丹は残り桜達を学校へと向かわせる。

 

「耀司様、私も警察とやらの事情聴取を受けなければならないのですか?」

 

「キャスターも俺の許嫁と云う立場で存在している事になっているから色々警察から聴かれると思うけど、寝ていて母屋の異変に気が付かなかったで済ませれば良いんじゃないかな」

 

 

 

 

 

 この柳洞寺の騒動は言峰綺礼の知る(ところ)となる。

 

「ほう、伊丹耀司も考えている訳だな。これで誰憚る事無く戦えると云う物」

 

「ふんっ、(くせ)者が。誰が居ようが居まいがやる事は同じだろ。綺礼」

 

「そう言われて仕舞うと身も蓋も無いのだかな」

 

 教会から出掛け様とするギルガメッシュに言峰綺礼は気が付く。

 

「何処へ行くのだ?」

 

「要らぬ詮索をするな。散歩だ」

 

 はたと思い付いた事をギルガメッシュに頼む言峰綺礼。

 

「出掛けるのであれば一つ頼まれてくれないか…………」

 

 言峰綺礼らの頼まれ事を受け、ギルガメッシュは教会から出てぶらりと歩き出す。

 

 

 

 

 

 事件性が無いとの警察の判断もあり、聴取も直ぐに済み遅れて学園に向かう伊丹。

 前方に目をやるとガードレールに腰掛けている金髪で革ジャンを羽織った青年が居る。

 

「ギッ、ギルガメッシュ!?」

 

 朝からの戦闘など考えていなかった伊丹は狼狽し一瞬身体が硬直する。使い魔で伊丹を観ていたキャスターも驚き、慌てて伊丹の元に飛び姿を現す。

 

 キャスターの行動の早さに感心しながらギルガメッシュが口を開く。

 

「キャスターよ。己がマスターを守らんとするその姿、サーヴァントの(かがみ)として誉めて(つか)わす」

 

「お誉めを(たまわ)り光栄ですわ。処で耀司様に何をなさるおつもりかしら。事と次第に()っては只では済ませませんわよ!」

 

(おれ)は道化と話がしたいだけだ」

 

 伊丹は(はや)るキャスターを制してギルガメッシュの話を聞く。

 

「道化、我と組まぬか!」

 

 唐突なギルガメッシュからの誘いに面喰らうが、その誘いの果てに何が有るのか薄々ながらも気が付く伊丹。

 

「馬鹿を言うな! 貴様は言峰と契約しているんだろ!? 俺はキャスターと縁を切るつもりは無い!」

 

「時臣も退屈であったが、今となっては綺礼も退屈な男よ。あやつの求める愉悦の為、我も応じたがもう飽きた。退屈なのだ」

 

 ギルガメッシュの話にほとほと呆れる伊丹は、ギルガメッシュには契約と云う概念が欠落しているのかとさえ思う。

 仮に伊丹がギルガメッシュと契約しても、退屈と云う理由一つで契約を反故にされ後ろから刺されてしまう事になる。

 

「また契約者を裏切るのか! 英雄王改め裏切り王だな」

 

「酷い言い様だな、道化。我が裏切ったのではなく、綺礼が我を退屈にさせると云う裏切りをしたのだ」

 

 こいつは駄々っ子かと思う伊丹。

 

「物は言い様だな、ギルガメッシュ。約束事を反故(ほご)にしてばかりの相手だと信用が出来ないぞ」

 

「約束だとか契約だのそんな物は王たる我が決める。貴様らが決めて良い物ではない。そう云う訳だ。我と契約しろ」

 

 伊丹はギルガメッシュが駄々っ子を通り越して(さなが)ら猫型ロボット漫画に出て来るジャイアンの様だと思い始める

 

「ギルガメッシュ。お前が聖杯の中身を知っているのと同じ様に俺も聖杯の中身の本質を知っている。だからあの聖杯は貴様と言峰だけには渡せない」

 

「道化は我が聖杯を何に使うか知った様な口振りだが」

 

「ああ知っているとも。第四次聖杯戦争以上の災害を起こして、この世界の人間を間引く為に使うのだろ!」

 

 何故に我の考えを知り測ると考えるギルガメッシュは益々伊丹に対する興味が湧く。

 

「ほう。綺礼ですら知らない事を道化が知っているとはな」

 

「俺はキャスターが好きだ。聖杯を手にしたら彼女の受肉を願い入籍すら考えている。それにイリヤスフィールを普通の人間にして貰う事もな。しかしお前は俺の想いを壊す事に聖杯を使う。つまり俺とお前は相容れないって事だ!」

 

「ならば精々我を楽しませよ、道化。努々(ゆめゆめ)後悔するで無いぞ」

 

 交渉決裂の後、背を向け悠然と帰り出すギルガメッシュ。

 

 一気に緊張感が()け、ガードレールに腰を下ろす伊丹。

 

「参ったよキャスター、かなり疲れた…………今日は学校を休むよ」

 

「でしたら私に掴まって下さいませ」

 

「飛ぶのはご免だから────」

 

 伊丹はキャスターと腕を組みだす。

 突然腕を組まれ驚いたキャスターであったが、伊丹の腕を(ほど)き自身の腰に回し、キャスターも伊丹の腰に腕を回し引き寄せる。

 

「こうして二人が密に着いていれば寒くはありませんでしょ。ラブラブですわぁ」

 

 二人で柳洞寺に戻ると伊丹は体調不良の為欠勤すると学園に電話を入れる。

 

 朝は到って普通であった伊丹の欠勤を知らされた衛宮士郎と遠坂凛はその原因が解らず不思議に思うが、桜は彼等とは違い取り乱し思う。

 

(朝は普通で私達を学校に送り出して下さり、警察の聴取が終わったら遅れて出勤すると言って下さったのに…………お父様は何かのトラブルに巻き込まれたのかしら)

 

 彼女は柳洞寺に居るライダーに念話で話し掛ける。

 

(ライダー! お父様に何があったの? 貴女何か知ってる!?)

 

(桜、心配は要りません。彼はその…………凄く疲れた様で…………休むと言っていました)

 

 敢えて何かを(ぼか)した様な答えをするライダーに桜は気が付く。

 

(ちょっとライダー! 私はお父様がその『凄く疲れた』理由が知りたいの! しらを切るなら令呪をもって貴女の口を割らせても良いのよ!?)

 

(すっ、済みません、桜。それはしないで下さい。伊丹は警察の聴取の後に学校に向かったのですが、その道中にギルガメッシュの待ち伏せに会ったらしいのです)

 

 伊丹がギルガメッシュに待ち伏せされたと知り、最悪な状況を考えてしまう桜。

 

(お父様は無事なの!?)

 

(はい、特に何かされた訳では無く、伊丹がギルガメッシュに提案を持ちかけられたとかで…………)

 

 何事も無く伊丹が無事であると知り胸を撫で下ろす桜であるが、伊丹を欠勤させる程に疲れさせた話が気になる。

 

(そのお父様に持ち掛けた話って判る?)

 

(そこまでは私も聞き及んではいませんので)

 

 ライダーとの念話を終えた桜は、帰宅したら伊丹に事の真相を聞き出す事を考える。

 

 

 

 

 

 一方、教会に戻ったギルガメッシュ。

 

「お前が我に頼んだ物を買ってきたぞ。ほれ釣りだ」

 

 ギルガメッシュがそう言うと言峰綺礼に袋とお釣りを渡す。

 

「済まんな、ギルガメッシュ」

 

 言峰綺礼は受け取った袋からコンビニの海苔弁当を二つ取り出すと、一つをギルガメッシュに渡す。

 

「さあ、食べるが良い」

 

「その前にレンジで温めてはくれぬのか?」

 

「ふっ、これは私としたことが。確かに温めは必要だな。なになに、出力500wのレンジで三分間。なら二個だから五分間もあれば充分だな」

 

 温まった弁当を食べながらギルガメッシュが言峰綺礼に問い掛ける。

 

「なあ、綺礼よ。貴様は聖堂教会を破門になり、しかも信徒も来ず御布施もないと来ている。糧道(りょうどう)を絶たれた貴様はどうするつもりだ」

 

「そんな事、知れておろう。聖杯を手にすれば全てが解決する。駄目ならギルガメッシュの財を生活の(かて)に充てる迄の事」

 

 先ずは聖杯戦争を勝ち残り聖杯を手にするまでは煩わしい事を考えたくない言峰綺礼だが、或意味目の前の問題から目を逸らしている様でもある。

 

「綺礼よ…………我が財を当てにするとは…………」

 

「ギルガメッシュ。財だの富だの宝だのと言っているが、よもや二束三文にもならぬのではないのか、ふっ」

 

 少し小馬鹿にした様に笑う言峰綺礼にギルガメッシュは顔をしかめ不快感を露にする。

 

「くっ、貴様! 我の財を虚仮(こけ)にするか!?」

 

「虚仮になどしてはおらぬ。只、日頃の放言が誠であるか確認したまでだ」

 

「くっ、我の財を知るが良い! ん?」

 

 ギルガメッシュも何かがおかしい事に気が付くが、王と云う立場もあり一度言った事を翻す事を善しとしない彼は、仕方なく財宝の一つを取り出し言峰綺礼に渡す。

 しかし言峰綺礼にはこの取り出された物に何の価値があるのか解らないが、取り敢えず礼を言い褒めておく。

 

「流石は原初の王よ。素晴らしい宝を持っているな」

 

(何だこれは? チャリティーバザーにでも出すとするか)

 

 

 

 

 

 まだ昼前の柳洞寺。

 

 伊丹はギルガメッシュと逢ってしまった所為(せい)か、かなりの疲労感に(さいな)まれている。

 

「身体がダルいし頭も痛い…………キャスター、悪いが寝かせて貰うぞ」

 

 寝間着に着替え、布団を敷いてもぞもぞと入り横になる伊丹。

 

「なら私も…………」

 

「ん!? キャスターも布団を敷くか?」

 

「…………」

 

 キャスターは伊丹の問い掛けには答えずに彼の背中越しに服を脱ぎ出す。

 

 すると彼女は下着姿のまま伊丹の布団に潜り込み、伊丹の背中から抱き締める。

 

「よ・う・じ・さ・ま」

 

「ん? 布団に入ってきたのか」

 

 伊丹はこの時のキャスターが下着姿で有ることを知らない。

 寝返りをうちキャスターと相対して初めて彼女の姿を知る。

 

「キャ、キャスター!? 刺激が強すぎるぞ!」

 

「良いではございませんか。夜も仮眠程度の睡眠しか取られていない耀司様ですから、日の高い今に睡眠を取られても」

 

 そう言いながらキャスターは伊丹の寝間着を脱がし始める。

 

「キャスター、何をしてるんだ!?」

 

「何って耀司様の寝間着を脱がしいるのですよ。肌を逢わせて抱き合い寝たいのです。ただそれだけです」

 

 寝間着を脱がされた伊丹は、キャスターと抱き合い深い眠りに落ちる。

 僧侶の居ない柳洞寺は読経も聞こえずとても静かである…………

 

 

 

 

 

 放課後、授業を終えて柳洞寺に帰って来る桜、遠坂凛、そして衛宮士郎。

 

 衛宮士郎は誰も居ない広い母屋に入る。

 

 桜と遠坂凛はいつもの様に伊丹の部屋の扉を開ける。

 

(あらっ、鍵が開いたままだわ)

 

「ただいま帰り────!?」

 

 桜は見てはいけない物を見てしまったかの様に扉を閉め遠坂凛に言う。

 

「ねっ、姉さん! 申し訳ありませんが、イリヤさんの所に行って貰えませんか!」

 

「ちょっとどう云う事よ!」

 

 いきなり桜から他の部屋に行けと言われて、遠坂凛も納得しない。

 

「訳は伊丹家の事情と云う事しか言えません! では姉さん、後程────」

 

「ちょっと桜────」

 

 遠坂凛の言葉を遮る様に部屋に入り扉に鍵を掛ける桜。

 

 そして仕方なくイリヤスフィールの部屋に向かう遠坂凛。

 

「イリヤ~居る~。ちょっといいかしら…………」

 

 

 

 

 

 伊丹家では下着姿で抱き合ったままの姿で寝ている伊丹とキャスター。

 

(お父様とお姉様ばかり(ずる)いです。私も…………)

 

 桜は制服を脱ぎハンガーに掛けて丁寧に洋服ダンスに仕舞い、自分も下着姿になり寝ている伊丹の背中から布団に潜り込み彼に抱き付く。

 

「お・と・う・さ・ま」

 

 静かな柳洞寺はまた一人、深い眠りへと(いざな)う。

 

 

 

 

 

 僅かな苦しさに伊丹は目を覚ます。冬の筈なのに何故か暑く寝苦しい。

 

「ん? 何だ? 暖房フル使用か?」

 

 向き合い寝ているキャスターの寝顔を見る伊丹。

 

(そう云えばキャスターと抱きあったまま寝たんだったな。やっぱり寝顔のキャスターも綺麗だな。下着姿はちょっとびっくりしたけど…………しかし寝苦しいな)

 

 よいしょと寝返りをうつ伊丹に衝撃が襲う。

 

「さっ、桜!?」

 

 寝返りをうった目の前には伊丹やキャスターと同じく下着姿の桜が抱き付いている。

 

 心臓の鼓動が一気に高まる。

 

(桜の柔らかい胸が俺の目の前に…………胸板に当たっている…………)

 

 このままの姿勢だと桜を意識して仕舞う為、再び寝返りをうちキャスターに向き合う。

 

(こちらも同じだ! キャスターの胸に意識が集中してしまう。駄目だ、眠れない!)

 

 伊丹は二人を起こさない様に絡む腕を(ほど)き、布団から抜け出し服を着る。

 

(しかし何でまた桜まで…………桜! 父さんは嬉しいぞ!! でも二度としないでくれ…………)

 

 

 

 

 

 伊丹の後に目を覚ましたのはキャスターであった。

 

「起きたかい」

 

 小声でキャスターに囁く伊丹であるが、彼女には囁く理由が解らない。そしてむくりと起き上がる。

 

「寝入ってしまい申し訳ありま────」

 

 キャスターの視線の先には下着姿で寝ている桜がいる。

 

「さっ、桜が!? なんで────」

 

 キャスターは思わず大きな声を上げ桜は目を覚まし、キャスターの言葉を遮る様に話し出す。

 

「おはようございます。お父様。お姉様」

 

「ああ、おはよう…………じゃないよ桜! そろそろ夜だし、それにその格好…………」

 

「きゃぁっ!」

 

 慌てて掛け布団で身体を隠すが、するとキャスターの姿が現れてしまう。

 

「もうっ!」

 

 キャスターは落ち着いて桜と掛け布団に隠れる。

 

「しかし何で桜までそんな格好して寝ているんだよ」

 

「だってお姉様ばかりお父様を独り占めなんて狡いです。それに今日のお父様の一件もあって私がどれ程心配したか…………でも家族で肌を逢わせて寝るなんて暖かくて気持ち良かった」

 

 キャスターと桜が服を着出して取り敢えず目のやり場に困らなくなる伊丹だが、桜の身体の心配をする。

 

「桜、蟲の所為で身体が疼くのかい」

 

「蟲の影響はありません!」

 

 桜は蟲の影響をキッパリと否定する。

 

(健気(けなげ)だなぁ…………間桐の蟲が桜を変えちまったんだよな。桜が普通の生活が送れる様にしてあげないとな)

 

 顔を洗い両手で二、三回頬を叩き、伊丹は言峰綺礼とギルガメッシュの襲撃に備える。

 

「はっ!」

 

 いきなり桜が声をあげる。

 何が起きたのかと反応した伊丹が桜に聞く。

 

「どうしたんだ桜!」

 

 顔を朱らめ俯きながら答える桜。

 

「ねっ、姉さんを呼んで来ます…………忘れていました…………」

 

 

 




最後まで読んで頂き有り難うございます。

全くもってけしからん桜です。伊丹も困り果てます。
それだけお父さんに構ってちゃんなのだと解釈して下さい。でも異性として士郎の事が好きです。

ではでは…………


最近の話が、斜め上なホームドラマの様な虚空屍
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