ペルセウスの問題児に憑依したそうですよ? 作:問題児
カノンノとエドナを召喚した俺は自室へとやって来た。部屋には大きなベッドと同じく大きなテーブルがある。衣裳部屋や使用人部屋が隣には存在する。金持ちなだけあってくそ広い。使用人部屋の方にはキッチンや冷蔵庫まで存在していてジュースや果物などが入れられている。
テーブルの上にはトロピカルジュースと切り分けられた果物が置かれている。これは事前に連絡して用意させておいた。
「じゃあ、まずは座って自己紹介といこうか。俺は皆のマスターであるルイオス・ペルセウスだ。こっちはジャンヌ・ダルク。それと黒ジャンヌことジャンヌ・ダルク・オルタだ。簡単に言えば二人は同一人物の両側面だと思ってくれ」
「姉のジャンヌです。よろしくお願いします」
「不本意ながら妹にされたジャンヌ・オルタよ」
「エドナよ。不本意ながら、妻にされたわ」
「……カノンノ・E……」
四人の美少女達が一つのテーブルについている。
「さて、基本方針だが……修行するつもりだ。同時に装備を量産して戦力の充実を図りたい」
「カノンノちゃんが居れば、問題無いのでは無いですか?」
「魔王が一人だったら、大丈夫だろうが……複数体、来る事も考えて戦力アップを図る。現状、ペルセウスの戦力も有るが、これとは別に俺の個人戦力も充実させたいからな。むしろ、積極的に魔王を討伐したいとも思っている」
「面白いわね」
「……私は主様に従う……」
「危険な事はしてほしくないのですが……」
「自分から危険に飛び込むとか、馬鹿なの? 死ぬの?」
「いやいや、死にはしないから」
「馬鹿なのは否定しないのね」
「そうだな。といっても欲しい魔王が居るだけだからな」
「そう、やっぱり目的は女なのね」
「うむ」
「死ねばいいのに」
エドナが毒舌すぎる。まあ、いい。
「召喚するなら、手早く召喚しましょう」
「それが戦力アップには丁度いいですからね」
「人手が増えるのは賛成よ」
「なら、召喚するとしよう。さっきはアスタリアだったから、今度はフェイトからだな」
「呼ぶのは決まっているのですよね?」
「ああ、そうだ」
フェイトは比較的面倒だがコストが低い。星霊の方がどうしてもコストが高くなる。用意した短剣と刀を使って召喚する。
召喚場におやつタイムを終えてから戻る。まずは短剣からだ。魔法陣に入れて呼び出されたのは銀髪の少女だ。
「ジャック・ザ・リッパー、よろしく、お母さん」
「そこはお父さんで頼む。それと名前はジルで頼む」
ジャック・ザ・リッパーは女の場合、本来ならジル・ザ・リッパーになる。それにジャックはジャック・オー・ランタンと被ってしまうからな。どちらにしろ、殺人鬼の少女だ。
「ジルで、お父さん?」
「そうだ。こっちが母親のジャンヌだ」
「お母さんですか!?」
「お母さん!」
「ところでゲームはどうする?」
「どうでいいよ。お父さんの勝ちで~」
ジルはそれだけ言ってジャンヌに抱き着く。ジャンヌは戸惑いながら頭を撫でていく。ほっこりしながら、次を召喚する。本格的に剣の稽古をする為だ。召喚陣が光り輝き、次第に女性の姿が現れる。
「新選組一番隊体長、沖田総司。貴方が私のマスターですか?」
「そうだ。ところで、羽織はどうした?」
沖田の姿は肝で上がピンク色の着物で下が赤色の袴を着ている。武器は刀だ。突きを宝具のレベルまで至らせた正真正銘の天才剣士だ。
「無くしてしまいました」
「ジャンヌ、あとで作ってやってくれ」
「構いませんよ」
「それで、そっちはゲームをするか?」
「いえ、勝ち目は低そうなのでいりません。沖田さんは勝てない勝負はしないのですよ~」「」
「ねえ、それよりも実力を測った方がいいんじゃないかしら?」
「あれ、お母さんが二人? こっちは解体していい?」
「やれるもんならやってみなさい、クソガキ」
「どっちも子供じゃない」
短剣を構えるジャックことジルと、槍を構え、魔導書を持つ黒ジャンヌ。どっちが勝つか、見物ではあるが……止めるべきだな。
「駄目だ。今日はもう寝る。明日でも模擬戦をすればいい」
「え~」
「令呪を持って命ずる。俺のいう事は絶対服従だ。重ねて命じる」
ジルに対しては徹底的に令呪で雁字搦めにしておく。このこ、放っておいたらすぐに殺しまくるからな。特に女性は大変危険だ。まあ、愛情をそそげば大丈夫だろうけどな。沖田にも使っておく。これで、大丈夫だろう。剣の師匠と暗殺、奇襲の師匠が出来た。原作開始まで徹底的に鍛えるとしよう。最低でも星を砕くくらいの力は必要だからな。沖田やジル、ジャンヌの強化プランは簡単だ。徹底的に鍛えあげた武器や聖骸布で作り上げた防具に符よをヘファイストスから貰った付与などを使って更に強化する。これにともない本人も強化していけば……星をわるくらいできたらいいな、と思う。
「沖田」
「なんですか?」
「三段突きを全く同じタイミングで出来るようになってくれ」
「いやいや、無理でしょ」
「だがな、佐々木小次郎は……」
俺が説明すると、目をキラキラした沖田は宣言した。
「やります。ぜひ、やりましょう。夢の九連撃ができます!」
ちなみにこの天才剣士……たったの三日でマスターしやがった。
「マスター、いいですね、これ! とっても楽しいですよ! あははは!」
斬撃だけでなく、無数の沖田が現れて乱舞していくそれはまさに常識から外れていた。全ての攻撃が一撃ではなく三撃になっているのだ。満場一致で、この子はおかしい。なので次々に教えていった。虚空瞬動だったり、瞬発的に加速して消えたように移動する剃だったり、色々と教えていく。
「なるほど、高速で蹴ればいいんですね!」
そんな風に言ってあっさりと成功させる。
「もっと速く、もっと速く! こふっ」
途中で血を吐いて、そのまま地面を削って転がっていく沖田。慌ててジャンヌ達と駆け寄って治療をほどこす場面がしばしば。沖田さん、まじ沖田さんって感じだ。