能力設定はこの作品のネタばれです。ゲームなら攻略本を先に読んでしまう位のネタばれ要素が存在します。と言うよりもこの能力設定は読まない方が良いかもしれません。
そして厨二病の権化な設定紹介です。作者の妄想の塊です。厨二に吐き気を感じる人は気を付けてください。
そして、第二部・第六次聖杯戦争の設定もありますので、第一部だけのネタばれではありません。
◆◆◆
第五次聖杯戦争におけるサーヴァント
◇◇◇
真名:コトミネジンド
クラス:アヴェンジャー
性別:男性
マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ
身長/体重:186cm/76kg
属性:混沌・中庸
パラメータ
筋力C 魔力B
耐久C 幸運B
敏捷B 宝具?
クラススキル
単独行動:A
――現界の維持、戦闘、宝具の使用まで一切をマスターのバックアップなしにこなせる。ただし宝具の使用など膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
気配遮断:B
――サーヴァントとしての気配を絶つ。
≪本来の聖杯戦争ではセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、アサシン、バーサーカー、キャスターの七騎のみ用意されている。よって、イレギュラーであり、聖杯の七騎のクラスに準備されていない復讐者のクラスになった英霊は、それらのクラススキルから適正のあるスキルをクラススキルとして与えられる≫
スキル
心眼(真):A
――修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、活路を見出す“戦闘論理”。逆転が不可能でないのなら、作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
魔眼:B
――魔術による人工的な魔眼。後天的な魔眼のため、先天的な魔眼に比べ特出した能力を持たない。
魔術:B
――オーソドックスな魔術を習得。司祭として秘蹟も習得している。得意なカテゴリは不明。
宝具
ランク:E~A++ 種別:???? レンジ:??? 最大捕捉:???
――アヴェンジャーが可能とする、固有結界と呼ばれる最大魔術。視認した武装を複製する。ただし、複製した武装はランクが低下する。
◇◇◇
真名:ギルガメッシュ
クラス:アーチャー
性別:男性
マスター:言峰 士人
身長/体重:182cm/68kg
属性:混沌・善
パラメータ
筋力B 魔力B
耐久C 幸運A+
敏捷C 宝具EX
クラススキル
対魔力:E
――魔術に対する守り。無効化はできず、ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:A+
――マスター不在でも行動できる能力。
スキル
黄金律:A
――身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。
カリスマ:A+
――大軍団を指揮・統率する才能。ここまでくると人望ではなく魔力、呪いの類である。
神性:B(A+)
――最大の神霊適正を持つのだが、ギルガメッシュ本人が神を嫌っているのでランクダウンしている。
宝具
ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:
――黄金の都へ繋がる鍵剣。 空間を繋げ、宝物庫の中にある道具を自由に取り出せるようになる。 使用者の財があればあるほど強力な宝具となるのは言うまでもない。
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
――乖離剣・エアによる空間切断。 圧縮され鬩ぎ合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となって敵対する全てを粉砕する。 対粛正ACか、同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない攻撃数値。 STR×20ダメージだが、ランダムでMGIの数値もSTRに+される。最大ダメージ4000。 が、宝物庫にある宝具のバックアップによってはさらにダメージが跳ね上がる。 セイバーのエクスカリバーと同等か、それ以上の出力を持つ“世界を切り裂いた”剣である。
◇◇◇
真名:佐々木 小次郎
クラス:アサシン
性別:男性
マスター:言峰 士人
身長/体重:176cm/63kg
属性:中立・悪
パラメータ
筋力C 魔力E
耐久E 幸運A+
敏捷A+ 宝具?
クラススキル
気配遮断:D
――サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
スキル
心眼(偽):A
――視覚妨害による補正への耐性。 第6感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。
透化:B+
――明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、 武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。
宗和の心得:B
――同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。 攻撃が見切られなくなる。
燕返し
――対人魔剣。最大補足・1人。 相手を三つの円で同時に断ち切る絶技。 多重次元屈折現象と呼ばれる物の一つらしい。 ゲイボルクとは違った意味で、回避不可能の必殺剣である。
◆◆◆
第六次聖杯戦争におけるサーヴァント
◇◇◇
真名:アルトリア・ペンドラゴン
クラス:セイバー
マスター:衛宮 士郎
性別:女性
身長/体重:154cm/42kg
属性:秩序・善
パラメータ
筋力A 魔力A
耐久B 幸運A
敏捷B 宝具A++
クラススキル
対魔力:A
――A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:A
――幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。
スキル
直感:A
――戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
魔力放出:A
――武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力によるジェット噴射。強力な加護のない通常の武器では一撃の下に破壊されるだろう。
カリスマ:B
――軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。稀有な才能。カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
宝具
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
――不可視の剣。敵に武器の間合いを把握させない。 シンプルではあるが、白兵戦において絶大な効果を発揮する。強力な魔術によって守護された宝具で、剣自体が透明という訳ではない。風を纏った刀身は光の屈折率を変化させ、元から有る剣の形状を不可視にしている。
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
――光の剣。人造による武器ではなく、星に鍛えられた神造兵装。聖剣というカテゴリーの中では頂点に立つ宝具である。所有者の魔力を光に変換し、収束・加速させる事により運動量を増大させ、神霊レベルの魔術行使を可能とする聖剣。
ランク:EX 種別:結界宝具 防御対象:1人
――エクスカリバーの鞘の能力。所有者の傷を癒し老化を停滞させる能力があるが、実際は個人を対象とした移動要塞といえるもの。鞘を展開し、自身を妖精卿に置くことであらゆる物理干渉をシャットアウトする。魔法の一つ、平行世界からの干渉でさえ防ぎきる。
◇◇◇
真名:クー・フーリン
クラス:ランサー
マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ
性別:男性
身長/体重:185cm/70kg
属性:秩序・中庸
パラメータ
筋力B 魔力B
耐久C 幸運D
敏捷A 宝具B
クラススキル
対魔力:C
――第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
スキル
戦闘続行:A
――往生際が悪い。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。
ルーン:A
――北欧の魔術刻印・ルーンの所持。召喚者との相性により、生前時により近い能力へランクアップしている。
矢よけの加護:A
――飛び道具に対する防御。狙撃手を視界に納めている限り、どのような投擲武装だろうと肉眼で捉え、対処できる。ただし超遠距離からの直接攻撃は該当せず、広範囲の全体攻撃にも該当しない。召喚者との相性により、生前時により近い能力へランクアップしている。
仕切り直し:C
――戦闘から離脱する能力。不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
神性:B
――神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。粛清防御と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果もある。菩提樹の悟り、信仰の加護、といったスキルを打ち破る。
宝具
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1
――突けば必ず相手の心臓を貫く呪いの槍。ゲイボルクによる必殺の一刺。その正体は、槍が相手の心臓に命中したという結果の後に槍を相手に放つという原因を導く、因果の逆転である。ゲイボルクを回避するにはAGI(敏捷)の高さではなく、ゲイボルクの発動前に運命を逆転させる能力・LCK(幸運)の高さが重要となる。
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:5~10 最大捕捉:50
――ゲイボルクの呪いを最大限に開放し、渾身の力を以って投擲する特殊使用宝具。もともとゲイボルクは投げ槍であり、使用法はこちらが正しい。死棘の槍と違い、こちらは心臓命中より破壊力を重視し、一投で一部隊を吹き飛ばす。
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:100
――クー・フーリン本来の宝具。自らの肉体の崩壊も辞さないほどの全力投擲。ルーン魔術により自身と魔槍を強化し、崩壊する肉体を蘇生しながら投擲のであるため、通常の投擲使用よりも威力と有効範囲が上昇している。敵陣全体に対する即死(心臓破壊)効果があり、即死にならない場合でも大ダメージを与える。この度のランサークラスでの召喚ではルーンを蘇生以外に宝具発動条件を満たすため、筋力ランク補正に強化も使用するため肉体崩壊を抑えきれない。そのため使用後最低1ターンはルーンによる治癒に専念する必要があるが、令呪を用いれば多大な苦痛はあるも万全に使用可能。
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:1
――荒れ狂うクー・フーリンの怒りが、魔槍ゲイ・ボルクの元となった紅海の魔獣・クリードの外骨格を一時的に具象化させ、鎧のように身に纏う。攻撃型骨アーマー。着用することで耐久がランクアップし、筋力パラメーターがEXになる。また、この宝具を発動している最中は『ゲイ・ボルグ』は使用できない。だがルーン魔術のスキルは併用可能なため、魔槍が使えずとも応用性が高い宝具となる。
◇◇◇
真名:ミツヅリ
クラス:アーチャー
マスター:遠坂 凛
性別:女性
身長/体重:166cm/53kg
属性:中立・善
パラメータ
筋力C 魔力C
耐久D 幸運B
敏捷A 宝具C
クラススキル
対魔力:D
――一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
――マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
スキル
直感:B+
――戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。危機的な状況に追い込まれる程、身に迫る危険に比例して第六感が研ぎ澄まされていく。
魔術:C
――オーソドックスな魔術を修得。また超能力を保有しており、空間と物体に対する自然干渉能力に特化している。
透化:A
――明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。
宝具
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:30
――質量化した凝縮空間による大斬撃。極めた魔術の集大成であり、英霊の象徴として宝具化された魔術。矛から放たれる刃が空間亀裂を引き起こし、対象となった相手を問答無用で両断する。攻撃判定は細く引き伸ばされて圧縮した刃の先のみ。無色透明な斬撃なので魔力反応でのみ判別可能。武器に斬撃を刃として纏わせるだけでも使用可能であり、その場合はCランクの斬撃強化宝具となる。また武器から魔術として宝具を放つため、使用武器に応じてランクが上昇する効果を持つ。
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――両腕である左の義手と右の魔手。左腕は外界に干渉し、右腕は内界に干渉する事に特出している。元々は魔術礼装であったが、英霊の座へ昇ることで宝具と化した。
◇◇◇
真名:チンギス・カン
クラス:ライダー
マスター:デメトリオ・メランドリ
性別:男性
身長/体重:199cm/91kg
属性:中立・中庸
パラメータ
筋力A 魔力B
耐久C 幸運A
敏捷B 宝具A++
クラススキル
対魔力:C
――第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
――騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
スキル
カリスマ:A+
――数多の軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。人間として獲得できる最高峰の人望は勿論あるのだが、彼のカリスマは圧倒的な畏怖によって更に強大なスキルへと完成されている。
軍略:A
――一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
皇帝特権:EX
――本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。該当するスキルは剣術、槍術、弓術、体術、投擲、隠密、心眼、千里眼、等。ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。一代で帝国を支配した国家建国の英雄として、戦場で生き残る為の様々なスキルが得られる。
建国の祖:――
――人と世界を見通し、論理的な道筋を生み出す。彼独自の固有スキルであり、国家の始祖である建国者が得た特殊能力。それが如何なる難行であろうとも、目的達成の手段を思考し、実現の為に必要な最善の行動を瞬時に考察可能とする。身一つで己の国造りを達成した英霊の中でも、人の身で国の祖となる神霊として崇められており、国家の創設と運営で鍛えられた思考回路は成功不可能な困難を達成可能な難業に作り変える。
宝具
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
――死して尚、主である皇帝の魂に縛られた侵略軍。正体は宝具と化した亡霊たちであり、全兵士が死後も軍隊としての形を保つ。兵士とその武装はE~Dランク程度の宝具扱いとなる。魂喰いの亡霊として主に従う侵略兵の為、召喚に魔力が必要となるのだが現界維持は自律的に行う、サーヴァントでなければ使い魔でもない存在。亡霊たちの装備や騎馬は物質化しているが、兵士の血肉は幽霊の様に血色の半透明になっている。また、この宝具は大陸に数千万と言う膨大な屍を積み上げた覇道の具現でもある、彼の帝国侵略軍そのもの。
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500
――宝具『
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
――宝具を全力で使用することで初めて解放される。召喚された兵士たちの能力を最大限発揮する兵器と戦場を魔力で形成・再現する。これは草原で徒手空拳から創り上げた巨大帝国の具現。つまり複数の形態を持つチンギス・カンの心象風景「大蒙古国《イェケ・モンゴル・ウルス》」が真の形を得た固有結界である。通常の野戦用兵装も装備しているが、この兵団には要塞や都市の制圧に必要な兵器も揃えられており、対人、対軍、対城、対都宝具として万能の宝具と化す。これにより兵士はサーヴァントと同じ領域の血肉を保つ霊体を持ち、チンギス・カンに忠誠を誓った侵略者として完全に覚醒。神秘の濃度が増加しているため兵士の能力は上昇し、彼らの兵装も大幅にランクアップする。これは心象風景を具現化する拡大式固有結界であり、初代皇帝が示した絶対略奪権。皇帝ただ一人で構築しているのではなく、兵士一人一人が宝具の形成に必要な材料。通常時は主君である皇帝の魂の中へ内包されており、他二つの宝具を運用している。略奪軍としての演算機能もあり、奪い取った相手の魂魄情報を使用し、兵士の霊体に改良を施せる。吸収された魔力を貯蓄し、兵士を生産し、略奪品も保管可能。加えて、ある程度なら兵士達が使い易い様に、武装の改良も行える。だが、新兵器開発は固有結界外部で行い、完成した兵器を内部に戻す必要がある。
ランク:A~EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100
――人災の魔獣。都を食らう巨大な青い狼。巨大な牙を生やし、口内に咬み入れた物を千切り取る。対象が鎧や盾で身を守っていても、装備品ごと肉体を喰らい奪って魔力へと消化する。宝具「
ランク:A 種別:対自己宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――獣の略奪者。宝具より召喚した蒼い狼「
ランク:A++ 種別:対人・対軍・対城宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
――自らが無から建国した帝国の具現。英霊の生涯そのものが伝説であり、その軌跡全てを複合させた伝承が宝具と化した建国神話。正体は五つの使用方法を持つ固有結界であり、上記五つの宝具は全てこの宝具によるもの。実質一つの宝具しか所有しておらず、モンゴル帝国を生み出した皇帝チンギス・カンの能力となる。
◇◇◇
真名:安倍 晴明
クラス:キャスター
マスター:エルナスフィール・フォン・アインツベルン
性別:男性
身長/体重:173cm/60kg
属性:混沌・善
パラメータ
筋力C 魔力A+
耐久C 幸運A
敏捷C 宝具?
クラススキル
陣地作成:A+
――魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。工房を上回る『祭壇』を形成することが可能。都市を丸々一つ、自らの領域にする。
道具作成:A
――魔力を帯びた器具を作成できる。呪符、霊札などの魔術礼装を作る事に特化している。
スキル
陰陽術:EX
――陰陽五行説。大陸思想と神道が合わさり発展した独自の神秘。陰陽道と呼ばれる魔術体系であり、認識としては魔術に近い呪術。キャスターは陰陽師として最高の性能を持っている。
神性:D
――信太明神に連なる白狐の子という出自から来る神霊適性。狐に関する出自の伝承を持つ英霊に対し、戦闘が有利に成り易くなる。
千里眼:A+
――視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上、視界の拡大。さらに透視、未来視、過去視をも可能とする。そしてキャスターの眼力は、本来ならば視えざるモノを視覚で捉える事が出来る。
宝具
ランク:E~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
――鬼神の召喚と使役を可能とする特殊な宝具。魔を世界より呼び、自身の式神として具現する。泰山府君の秘術を使われた式神は受肉した状態で世界に召喚され、魔力供給が行われている限り契約が続くため現世での長期活動が可能。様々な魔獣を従えており、鬼種や竜種さえ支配下に置いている。
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――作成した符を宝具として扱う能力。どのような効果を持つ符であろうと宝具の特性を宿させる事が可能であり、符に印された術を宝具化して使用する。これは陰陽師として数々の伝承を残してきたエピソードの具現であり、彼が身に収めた術理そのものが宝具に相応しい伝承である。Aランクの宝具だが、実際の宝具ランクは込められた魔力と概念によって変動。
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――反魂の理。接触した対象の魂に直接干渉し、生死を自在とする宝具。蘇生魔術として使用するだけではなく、魂を肉体から乖離させ現世から星幽界へ帰還させる浄化魔術としても使用可能。正確には宝具ではなく陰陽術の一種。東嶽大帝、または泰山府君の権能を模した安倍晴明にのみ使える外側の法則である。また宝具「陰陽五行星印」でこの宝具を予め利用することで、死亡した直後に蘇生魔術を自動発動させることも可能となる。
◇◇◇
真名:ハサン・サッバーハ
クラス:アサシン
マスター:言峰 士人
性別:女性
身長/体重:169cm/47kg
属性:秩序・悪
パラメータ
筋力C 魔力A
耐久C 幸運D
敏捷A 宝具C
クラススキル
気配遮断:A+
――完全に気配を断てば発見するのは不可能に近い。
スキル
呪術:A+
――中東に伝わる魔術体系。肉体を素材にし、呪うことに特出している。全身に刻まれた特殊な魔術刻印により呪術の補助が可能。
心眼(真):B
――修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、活路を見出す“戦闘論理”。逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
自己改造:A
――自身の肉体にまったく別の肉体を付属・融合させる適性。このランクが上がれば上がるほど正順の英雄から遠ざかっていく。
宝具
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――呪われた心臓。正体は悪性の精霊・シャイターンが宿る心臓であり、人を呪うことに長けている。自身の血液を呪術的な毒素へ変化さる事で、その血液を呪いの媒体とする。これは毒性呪詛を呪術で応用することで真価を発揮し、媒体血液を多種多様な毒物や呪詛に変換する能力を持つ宝具。この中でも特に強力な毒素は、霊体を猛毒に感染させる事で対象の生命力を反転させ、肉体の生命活動を停止させて呪い殺す。
◇◇◇
真名:ホグニ
クラス:バーサーカー
マスター:アデルバート・ダン
性別:男性
身長/体重:190cm/82kg
属性:中立・狂
パラメータ
筋力A 魔力B
耐久A 幸運E
敏捷A 宝具A
クラススキル
狂化:C(A)
――魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップさせる。既に理性が狂気と同化している為、本来持つべき値よりランクダウンしている。生前の逸話から、狂化を受けても正気を保つことが可能。
スキル
戦闘続行:EX
――往生際が非常に悪い。例え霊核が破壊され、五体が完全に砕け散ったとしても、思念だけで己の肉体を動かせる。
カリスマ:C
――軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一軍の統率者としてはCランクで十分と言える。
心眼(偽):A
――直感・第六感による危険予知。戦場で研ぎ澄まされた感覚により、先の展開を予測することが出来る
魔力放出(呪):C
――呪詛に汚染された魔力。霊体を侵食する念が魔力となって使用武器に宿る。また、この魔力によってダメージを受けた肉体は回復を阻害される。さらに重度の精神不調に陥ってしまうため、直感や心眼(真)などの精神状態に影響を受けるスキルを低下させる効果を持つ。
宝具
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
――隠された能力。不老不死ではなく、死んだまま活動する事が出来る。肉体が滅びようとも魂が乖離する事が出来ず、肉体も時間の経過で自動復元することで擬似的な不老不死となる特殊な宝具。死を肉体から取り除く霊薬により変質した肉体が宝具能力の根本であり、サーヴァントと化した今では魔力の限り蘇生を可能とする。これは女神に与えられた永遠に続く呪い。世界が最期の時を迎えるまで永遠に戦い続けた伝承の具現でもある。殺す条件としては、頭部と心臓の両方を完全に消滅する必要があり、単純に破壊するだけでは死に至らない。
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1
――魔性の剣。この剣を抜いている間、対象を殺害するまで狂化し続ける。全パラメータを肉体へと侵食する呪詛に比例してランクアップ。使用者が殺害対象を殺し得る能力値までパラメータを強化する報復の宝具。自己を汚染する呪いの魔力の正体は強力な殺人衝動による精神汚染であり、剣の刀身には夥しいまでに報復の呪詛が刻まみ込まれている。バーサーカーは魔剣と精神が完全に同調している為、狂化スキルや精神干渉系魔術で理性を失うことが出来ない。
◇◇◇
真名:殺人貴
クラス:アヴェンジャー
マスター:美綴 綾子
性別:男性
身長/体重:169cm/57kg
属性:混沌・中庸
パラメータ
筋力D 魔力D
耐久E 幸運E
敏捷A+ 宝具EX
クラススキル
気配遮断:A
――サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を断てば発見するのは不可能に近い。
対魔力:D
――一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
スキル
心眼(偽):A
――視覚妨害による補正への耐性。第六感、虫の報せとも言われる天性の才能による危険予知。
退魔衝動:B+
――“魔”の気配を察知する索敵能力。過剰なまで魔に反応し、戦闘時にはパラメータを補正する。精神が狂いながらも理性を保ち、戦闘技術を完璧に使う事が可能。またスキル発動中は精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
貧血持ち:C
――強過ぎる魔眼による呪い。慢性的な貧血持ちのため、負傷した肉体を癒す為の回復に必要な時間が掛かる。規格外の宝具を保有する代償とも言え、この装備(スキル)は外せない。
宝具
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
――死を視る眼。脳髄と両目が一組になって魔眼の能力が機能しており、死を線と点で知覚する。視界に入れば対象を選ばず、生命や無機物は勿論、宝具や魔術などの神秘も線と点に接触する事で、その存在を完全に死滅させる事が可能。正確な分類だと魔眼ではなく超能力の一種。本来は淨眼であり宝具ではないが、英霊の象徴ということで宝具扱いになっている。
◆◆◆◆◆
真名:言峰 綺礼
クラス:アヴェンジャー(アサシン)
マスター:間桐 桜
性別:男性
身長/体重:193cm/82kg
属性:秩序・悪
パラメータ
筋力C 魔力C
耐久C 幸運E
敏捷C 宝具?
クラススキル
気配遮断:C
――サーヴァントとしての気配を絶つ。
単独行動:A+
――マスターを必要としない。受肉しており、現界の維持、戦闘、宝具の解放まで一切をマスターのバックアップなしにこなせる。
スキル
中国武術:A+
――中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。 修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。師の教えに我流が混ざり、独自の人体破壊術に特化している。
戦闘続行:A
――瀕死の傷でも十分な戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けようが生命が許す限り生き延びる。
魔術:C+
――オーソドックスな魔術を習得。霊媒治療を得意としている。また教会の洗礼詠唱も修めており、霊体に対して有利になれる。
宝具
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
――魔術刻印の一種。数に限りがある魔力結晶。消費することで聖杯が持つ願いを叶える力を解放し、魔力に指向性を持たせて使用する。単一機能に特化させた方が概念が強まり易いが、大雑把な使い方だと逆に弱体化してしまう。また時間と大量の魔力が必要となるが、消費した令呪を腕の傷痕に再装填する事が出来る。
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
――悪性心臓。悪魔の王に呪われた自身の心臓を触媒としており、魔力を黒い呪泥に変質させる。泥は自己再生能力も保有し、宝具の対象者を呪い殺すことも可能。自分の心臓として機能しているが鼓動はしておらず、半ば受肉した状態を保っている。そのため心臓の宿主が持つ起源が具現し、呪った者の精神を問答無用で「切開」する宝具。
◆◆◆◆◆
真名:アルトリア
クラス:セイバー(黒化)
マスター:間桐 亜璃紗(間桐 桜)
性別:女性
身長/体重:154cm/42kg
属性:混沌・善
パラメータ
筋力A 魔力A++
耐久A 幸運D
敏捷B 宝具A++
クラススキル
対魔力:B
――魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。…闇属性に染まっている為、対魔力が低下している。
騎乗:B
――騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。荒々しさが増して細かな動作を好まないため、ランクが低下してしいる。
スキル
直感:A
――戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
魔力放出:A
――膨大な闇属性の魔力はセイバーが意識せずとも、濃霧となって体を覆う。灰色の甲冑と黒い魔力の余波によって、防御力が格段に向上している。
カリスマ:C
――軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。稀有な才能。カリスマは稀有な才能で、一軍の将としてはCランクで十分と言える。
宝具
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
――黒い風。刀身に霧状の闇黒が纏わり、敵に武器の間合いを把握させない。
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
――闇の剣。エクスカリバーは所有者の魔力を変換する増幅器である為、黒化したセイバーの聖剣の光も、同じように黒色となっている。
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―――武装紹介―――
一応は、宝具風の説明とその解説で書いています。
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呪詛を宿す報復の魔剣。
対象を殺害するまで狂化する能力を持つ。剣を抜いてる間は、対象となった敵を殺すまで剣による狂化は継続する。肉体へと侵食する呪詛に比例して狂化の度合いも高まり、最終的には殺害対象を殺し得る能力値までパラメーターをランクアップ。さらに刀身は斬り付けた対象の傷から生命力を吸収する事で、魔剣に魔力を補給し、刀傷も呪詛により治癒の阻害をする。
ランクAに相当する対人宝具。ダインスレフではなく、改造されたダインスレフⅡ。
言峰士人の改造魔剣であり、原典と同等である贋作の一つ。宿る呪詛が桁外れに強大になったダインスレフもどき。実際、魔剣の性能に差がある訳ではないが、ダインスレフⅡは士人との相性が格段に上がっている。主に「泥の呪い」の概念で改造されており、言峰士人に創造された原典から派生した魔剣。他にも士人が研究した呪詛が刻まれている。ダインスレフとは「ダーインの遺産」という意味で、とある鍛冶師の作品。まあ、宝具ではなく原典の方はダーインが作った訳ではないと思われるし、原典は「報復の魔剣」のオリジナルであり無銘の剣であったので、士人はそれに泥をぶち込んだということで。
真名解放能力はありますが、この概念武装を宝具と呼べるかどうか。一応、真名解放が可能で宝具の属性も持っているので宝具になっています。それにアロンダイトやゴッド・ハンドと同じで魔力を叩き込めば発動するバーサーカーの宝具に多い常時発動型の概念武装だったりします。士人が真名を唱えたのは自己暗示の要素が強く、真名解放の瞬間に自己の切り替えがうまく行い、「世界」に現象を引き起こしやすくする為。魔力を込めるだけでも発動するが魔術師としての式様美、まあ詠唱の特性もあるので、真名解放だと発動の魔力燃費が良くなったり、唱えた瞬間に発動するなど利点も多い。
おそらくですが、ヘラクレスも死んだ時に、「十二の試練!!」とか叫ぶと、素早く蘇生すると思います。
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呪詛を宿す報復の矢。
対象を殺害するまで追尾する能力を持つ。敵を殺すまで追い続け、当たったとしても死んでいない場合は追撃する。矢による傷は治り難く、命中と共に対象の生命力も奪っていく。
ランクAに相当する対人宝具。ダインスレフではなく、改造されたダインスレフⅢ。
ダインスレフⅡをさらに改造し、矢へと変化させた投影宝具。剣としての原型を微かに残しているだけで形は殆んど“矢”となっている。彼のネーミングセンスは衛宮士郎に近い。
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魔力による防御を無効化する長槍。
魔力によって編まれた防具はこの槍の攻撃に対し効果を持たず、また武具に施された魔術的な強化、能力付加もこれと打ち合う場合には一切発揮されなくなる。事実上、物理手段によってしか防御できない“宝具殺し”の槍。ただし過去に交わされた契約や呪い、既に完了した魔術の効果を覆すことはできない。
ランクB相当の対人宝具。言峰士人が投影した英雄王の原典の一つ。
投影魔術師、言峰士人が愛用する投影品の一つ。特に改良はしていない。魔術師にとって災厄とも言える概念武装。実際は無銘の紅い槍で真名を所有していない。しかしギルガメッシュ以降の歴史で、この魔槍から派生した紅い槍が宝具化した為、これにも宝具の側面がついただけの名無しの概念武装。そもそも無銘の槍で真名解放いらずの魔力を込めれば発動する常時発動型の宝具(もっとも本編のFate/Zeroの方もゲイ・ジャルグは常時発動型の宝具です)。後の歴史でゲイ・ジャルグの名を冠しただけ。しかし、投影“魔術師”としてダインスレフⅡと同じ様に真名解放の利点がない訳ではない。
そもそもギルガメッシュが持つ宝具の原典は、「英雄の武器」としてはかなり微妙な存在。宝具の側面はありますが、伝承、伝説を持ちません。例外はギルガメッシュが没するまでに過去を持っている武器、エアやエルキドゥくらいでしょう。それと英霊化して宝具になった財宝庫への鍵。
◇◇◇
聖杯の剣。双子の意。
アンリ・マユの成れの果てとなる概念武装。言峰士人が“言峰士人”となった原因そのもの。“この世全ての悪”が、たった一人の為の悪となった存在である。
正体は物質化した呪いの刃。元々は無銘な為、言峰士人が名を刻んだ。この剣は凡そ二尺の刀身を持ち、鉄板に似た刃は鈍重な鉈を思わせる。これは固有結界に宿る概念を叩き込み続け、固有結界を完成させることで究極と至れる心象風景の起源にして終焉。言峰士人を担い手とする悪意の剣である。しかし、一番最初に込めた概念はとある魔剣の原典。英雄王の原典の一つ「原罪」から抽出した魔剣の概念を叩き込み、黒泥を悪の剣として創造した。故に同じく罪を保持する“悪”の双子剣として、これに悪罪と名付けた。
宝具としてだとランクC程度の対人宝具。
魂の欠片であり思念による遠隔操作が可能。対物理と対魔術の能力を持つ。余りにも濃い呪いの刃によって切り傷が癒え難く、肉体と霊体が壊死してしまう。神聖なる守護を汚染し、邪悪なる呪詛を破壊。カタチを三つ保有しており、最初の第一形態から二段階変身をする。
魔罰は悪魔の爪のように刀身が伸び、物理的な破壊性能が上昇する。闇翼は悪魔の翼のように刀身が巨大化し、概念的な殺害性能が上昇する。
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天使の贈り物とされる決して折れない剣。
魔力によって刀身が祝福され、切断性能を増大させる。そして魔力を込めれば込める程、切断効果は大幅に強化される。また、それに比例して魔を滅する浄化作用も上昇していく。退魔の剣としては最高峰の領域に値し、数多の聖遺物と天使の加護が施されている。
ランクA相当の対人宝具。言峰士人が投影した英雄王の原典の一つ。
実際は英雄王の蔵にあった絶世の名剣、デュランダルを改造し尽くしたデュランダルⅡとでも言うべき物。代行者としての秘蹟を補助する効果もあるものの、死徒相手に実戦で使うとこれ一つで事足りるので霊体を浄化する洗礼詠唱の習得が殆んど無駄になった。改造により、刀身や柄には神の祝福を示す聖文や様々な秘蹟の加護が刻まれている。また、ギルガメッシュの原典には入っていなかったキリスト教の聖人たちの聖遺物を、言峰士人は新たに色々と組み込んでいる。更に言えば、退魔として天使の聖剣として鍛え上げている為、魔術に対しても強い効果を持つ。
根本的に剣として只管に極まっている。決して折れず、如何なる物を斬りつけようとも刃毀れしない。それ故、何かしらの能力がある宝具では無く、剣士が振う剣として最高の性能を持つ。彼の英雄が持つアロンダイトがそうであるように、担い手が強ければ強い程、剣技が巧みであればある程、高い効果を持つ宝具としてで無く、人を斬る為の剣として最高の能力を発揮する。そうである為か、第五次聖杯戦争時の言峰士人では能力は兎も角、剣としての性能を完璧に扱い切れていない。
◇◇◇
聖剣の光槍矢。
能力は凄まじく単純で、剣の軌道上全てを切り裂きながら魔力の限り直進する。剣自体が頑丈なので破壊は難しく、防ぐには剣に込められた魔力が枯渇するまで抑え続ける必要がある。あるいは、強引にその弾道を逸らさなくてならない。
ランクAに相当する対人宝具。デュランダルではなく、改造されたデュランダルⅢ。
バージョンⅡをさらに改造し、矢へと変化させた投影宝具。剣としての原型を残してはいるものの、どちらかと言えば弓から射出し易くしているのでヘクトールの槍に近い形状。彼のネーミングセンスは衛宮士郎に近い。
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灰の弓
主人公が愛用している名無しの魔術礼装。投影魔術で作り出した『矢』を遠距離射撃をする為、開発しているものであるので、第五次聖杯戦争では完成していない。
ギルガメッシュの原典にも弓の武器はあるが、言峰士人は自分の魔術に適性を持つ自分自身の弓を使いたい為、それに特化した魔術礼装を求めて作成している。これによって投影武装の真名解放による狙撃や、超遠距離投影連続攻撃を可能にしている。
普段は投影して使っているが、投影のオリジナルとなる弓は、実際に工房で作っている。様々な改良を日々続け、その度に投影する弓の能力は更新されていく。
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黒鍵
節理の鍵。教会に伝わる伝統の概念武装。言峰士人が愛用する兵装であり、彼が造り上げた“概念”武装の真髄。
洗礼を司る浄化の護符。術式の付加で能力を持ち、黒鍵と一言でいっても士人が投影する黒鍵には複数の種類がある。元になった教会の黒鍵の基本的な違いだと、「斬る」、「突く」、「砕く」、等の“剣”としての概念や、「投げる」、「飛ぶ」、等々の“投擲”としての概念が高めらている。そして言峰士人により『浄化』の意味を持たされた概念武装として、魂魄による攻撃力がより繰り上げられている。
黒鍵の式典魔術はシエル直伝。投影した黒鍵そのものに式典能力を刻むことで威力を上げている。その場その場で式典付き黒鍵を投影して式典魔術を使っている。
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雷を操る金剛と黄金の杵。
一度限りの射出宝具で、使用者の魔力に関係なく使用可能。杵は雷撃と化し、対象を穿ち感電させる。ダディーチャ聖仙の骨を元に工芸の神トヴァシュトリが作ったとされ、インドラの雷を具現化したものだとも言われる神の法具。
ランクB+に相当する対軍宝具。
使用者の魔力に関係なくダメージ数値を出すお手軽兵装。魔力が欠しい時に重宝する。士人が使用時に必要となるのは投影魔術に必要な分のみであり、能力の解放に魔力を使用しない。
◇◇◇
アデルバート・ダンが愛用する聖銃。言わば、
教会が元々所有していた比較的新しい概念武装であるリボルバーピストル。銃そのものは『Colt Python』の6インチモデルが改造元となっている。
彼が養父でもあった殺しの師匠を殺害し、その亡骸から奪い取った聖遺物内蔵回転式拳銃を自分用の魔術礼装として再改造した。儀式加工済みな特殊な合金で製作されており、聖遺物の加護もあるため衝撃に強く、鈍器としても大変有用。魔銃に込められた弾丸は淨弾と化し、人を蝕む“魔”を浄化する。内に溜め込んだ不浄を炎上・爆破し、被弾した対象の霊体を肉体ごと粛清。特に対魔術に優れており、霊体に対して異常な殺傷能力を持つ。加えて、装填する銃弾に祝福や術式を施しておけば、銃自体の能力と相乗させられる。つまり、黒鍵が魔力で刃を編む様に、この銃は魔力を込める事で銃弾に祝福を施す事が出来る。よって黒鍵と同じ様に、弾丸に様々な魔術を付加させられる。弾丸が延々と直進するのは、拳銃では無く銃弾の能力となる。
補足として、この聖銃はダンの殺しの師が代行者を辞める時に盗み出した物。聖遺物にはとある聖人の歯が銃把(グリップ)内部に入っており、実は聖堂教会は盗品奪取を諦めていない。なので、代行者は聖遺物回収と教会の概念武装強奪の為にアデルバート・ダンとは敵対関係にある。もっとも、彼が教会と不仲なのはそれだけが原因ではないが。後、師を殺した時のダンは元々これの名前を知らなかったが、とある代行者に自分が使っている拳銃の正体を教えて貰っているので、聖銃の名を知っている。元々は金属製の十字架であったらしく、それを溶かしてコルト・パイソンと融合させたらしい。これが銃字架(ガンクロス)と呼ばれる由縁。また、実はこの拳銃を使い続けた事で偶発的にも魔術回路が目覚めており、アデルバート・ダンの魔術属性が特化型になった原因でもある。回路が覚醒しても魔力の扱い方は分からず、独学で色々と試していた。時計塔へ勧誘される前までは、無意識的な拙い強化程度しか使えなかった模様。本人は昔恋人と一緒に見たカンフー映画の気功っぽい何かだと、魔術を知るまでは考えていたとか。
◇◇◇
衛宮切嗣が現世で改良した大型自動拳銃。
サーヴァントを殺害出来る様にと、弾倉には魔力を込め、血液と悪神の呪詛により概念武装化した銃弾が装填されている。また、儀式魔術で弾丸には魔力で術式が刻まれており、加速術式と貫通術式が加えられているとか。特に霊体殺しに優れる様に性能を傾けている為、実際に実体の無い存在も撃ち殺せる。
古い拳銃でコルトガバメントが製造された合衆国初期の拳銃。とは言え、メンテナンスやカスタムが何度も行われているので使用には問題ない。と言うよりも、実際に使用されて幾人の人間の命を奪っている曰く付きで、実際に呪われている魔術的にも良質な歴史ある骨董品。切嗣が買い取り、魔術師が扱う魔術礼装へと改造を施す事で今の魔銃に生まれ変わった。銃弾だけではなく、拳銃自体も良質な礼装なので、魔力を込める事で弾速を大幅に向上させ、弾道を安定化させた。通常の市販弾丸を遥かに超える破壊力を持ち、死徒に対しても大変有効な個人携帯兵器なのである。
◇◇◇
人造聖剣
デメトリオ・メランドリが愛用している聖堂騎士団所有の聖剣。
“鉄槌の剣”と呼ばれる聖堂教会の概念武装。別名、
中世の頃、魔術と鍛冶の心得がある一人の代行者が造った魔剣であり、とある聖騎士が愛用していた聖剣でもある退魔の大剣。刀身が四尺程あり、数十kgと言う大重量を誇る。元はただ巨大なだけの両刃剣を礼装化させたモノだったが、吸血鬼や魔術師を斬り殺し続け数多の人間の生き血を啜り、数百年と言う長い年月がこの剣を概念武装化された魔剣に変え、教会の加護によって聖剣の属性を持つに至った。正義を司る武器で、悪を裁くことを意味する魔術礼装でもある。インパクトの瞬間、剣の刀身は重量を何十倍にも増加させ、さらに衝撃を過剰なまでに増幅させる能力を持つ。重量増加と衝撃増幅の力から“鉄槌の剣”と言う二つ名を保有。衝撃の強さは剣が裁いてきた“悪”に比例する為、血に染まるほど剣の概念が強大になっていく。斬れるモノは物体だけではなく、魔術などの形無きモノも強力な概念武装として斬り裂ける。これを握っていると矢鱈と人間を斬り殺したくなる副作用があるのだが、持ち主であるデメトリオ・メランドリにとっては特に如何と言う事は無い。この斬殺衝動は元の持ち主が残した残留思念による殺意。刃に染まる怨念は正義の為に殺された犠牲者の怨恨であり、それを遥かに超える死した一人の騎士の思念が斬殺衝動の正体。数多の人間を裁いてきた聖剣は血に汚れながらも神聖な輝きを放ち、魔剣の刃は“正義”と言う矛盾した概念を意味している。
これを愛用していた元の所有者は、死徒や賢者を狩り殺し、孤児院も経営していた教会の騎士。聖職者としては人格ある良識人だったが、同時に人間としては既に終わっていた正義の狂人。彼の魂に宿る狂った正義は、もはや自分でも制御できない激情となり心身を汚染した。行き過ぎた正義の果て、それは悪徳に浸る人間社会の浄化。その対象はそれまで狩り殺してきた吸血鬼や魔術師と言う分かり易い異端ではなく、目の前で邪悪を興じる人々を一人残さず虐殺する事であった。彼は村々を襲う盗賊や街に潜む悪漢たちを斬り殺し、悪徳を良しと笑う人間の命を捻り潰してきた。無実の人間を生贄に魔女狩りに興じていた司祭を影から始末し、面白半分に神の名を唱え人々を恥かしめていた教会の神父や修道女に天罰を下した。娯楽として罪無き人を魔女として処刑する村々の人間を、一人残らず皆殺しにしていった。
世渡り自体は得意だった騎士は、傭兵崩れの盗賊や心無き悪漢、そして命を弄ぶ死徒や堕ちた魔術師の仕業であると己の所業を偽装していたのだが、やがて気付かれ両キョウカイに追われる事となる。それでも当たり前の様に、彼にとっての“悪”を殺し続け、騎士はやがて正義と言う概念そのものと化し人間を辞めてしまった。そして、自分がいた孤児院の子供たちが成長して先生である騎士を説得しに行き、騎士は自責の念から地獄に逝く為、自分の心臓を自分で串刺しにして最期を迎えた。
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―――個別能力紹介―――
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主人公の固有結界について
言峰士人は衛宮士郎と同じで投影魔術師であり固有結界の使い手。投影魔術、強化魔術、変化魔術を固有結界の応用として習得している。固有結界は『空白の創造(Enpty Creation)』という名前。空白の創造(以下の文からはECと略称を使います)は、情報物質化の能力を持つ世界。物体が存在する為の要素、つまりありとあらゆる物体創造の法則を持つ。設定を詳しく説明すると、外界の物体を解析し内界に写し取り空白に情報が刻みこまれる。そして、その情報が物体を構成する因子であり、その存在の因子が空白から具現化される。最後に存在因子を固定することで物体が誕生する。
ECによる物質化には条件があり、投影をする場には一つの「存在」として投影する必要がある。例えるならば、精密機械の様な膨大なパーツを組み合わされて存在しているものを単純に投影することができない。要は一つ一つの存在が組み合わさっているので、それをまとめて一つの存在とするのは難しい。故に投影しても大抵は形だけであり、中身が衛宮士郎と同じで空っぽになる。よってECの物質化において、宝具や概念武装の類はそれ自体が一つの幻想として存在しているので非常に相性が良い。大抵の宝具、概念武装は投影可能。エアも士人が解析したところで良く解から無いが、良く解からないまま型落ち投影できるが死にそうになる。魔道書の類の投影は絶対に不可能だが情報はECに貯蔵されるので、英雄王の財宝によって太古から既存の魔術理論は殆んど記録している。知識だけなら人類史規模の図書館レベル。銃器も投影しようと思えばできるが、その場合はパーツを一つ一つ投影し自分の手でで組み立てることになる。しかし銃器にも例外があり、ブラック・バレルのような『天寿の概念武装』として一つの幻想として存在しているなら投影可能。もっとも、銃弾は別物として投影する必要はある。ブラック・バレルの投影は宝石剣と同じ位の負担となり、黒い銃身の特性状、銃を持っている時は一切の魔術行使が使用できなくなる。それ故にブラック・バレルと同時に専用弾も投影する必要も出てくるので、ブラック・バレルの投影には魔術回路に弾丸分の負担が増す。余談であるが、衛宮切嗣の起源弾は投影できるが言峰士人が使ったところで能力は使えない。あれは起源に「切断」と「結合」を持つ魂である衛宮切嗣が魔力を込めるから発動する概念武装じみた魔術礼装であり、言峰士人は衛宮士郎の様に担い手の経験を扱えるからと言って自分の魂が持つ起源を偽装することはできない、と言う設定。何日何週間も断食して瞑想を行い、自己の精神世界に没頭する事で物体創造の工程を儀式魔術レベルで組み立てて具現化させれば、EX宝具でもオリジナルに匹敵する投影に成功出来なくもない裏技を持つ。
心象風景であるECは、白い大地と白い空があり、天の中心に真っ黒な太陽が灰色の炎を纏って存在し、死灰が宙を舞っているだけ。本当に何も無い世界が『空白の創造』。士人は固有結界の才能が有るには有るが魔術理論・世界卵に衛宮士郎ほど特化している魔術師ではない。よって本来ならば修得に200年、完成までさらに1000年程の時間を必要とする。しかし通常の魔術師の数十倍の早さで極めており、自分に僅かでも才が有る分野の魔術ならば修得率が異様に早い魔術回路を持つ。その為、彼は怪物的に練度が高い固有結界の持ち主になれる訳である。凛は士人と同じ修行をして廃人に成り掛けた事があったり。基本的に回路を限界ギリギリを少し超えて回路を鍛錬している為、毎日毎日死んで甦っている。
UBWとECを比べた場合、戦いの道具としてはUBWが上であり、物作りの道具としてはECの方が上と成っている設定。初めから武器を準備出来るエミヤと無から有へと一々作らなければならないコトミネの差が戦闘では出てくる。言峰士人の固有結界ECは、魂が悪魔の呪いを喰らい、己のモノにしたために覚醒した魔術基盤である。それが本来なら真性悪魔の保持する能力を言峰士人が使える理由であり、士人の魂はアンリ・マユという悪魔によってその様な属性を与えられた事により心象風景を士人は保有することになった。私が思うに衛宮士郎の固有結界はアヴァロンを体の中に入れていたために発生し、衛宮士郎の固有結界であるUBWはアヴァロンの鞘として「剣を納める」概念と、それが衛宮士郎自体の魂の属性が一致して出た固有結界と言う設定だと思考します。さらに、アヴァロンは理想郷の具現、つまりは妖精郷と繋がった鞘であるため、妖精が持つ固有能力である固有結界に衛宮士郎が目覚めたのではと思います。故に、言峰士人が悪魔の呪いにより悪魔の固有能力である固有結界に覚醒したという設定を、衛宮士郎の固有結界と対比させている。呪いによって心が空っぽになったがため、空白の心象風景が生み出され、言峰士人は魔術理論・世界卵が使用でき、固有結界ECに目覚めたということです。衛宮士郎と同じく魂自体は作る者のため、心象風景もソレ系統。加えて聖杯の泥による魔術回路の具現であった為、固有結界内に浮かぶ黒太陽は願いを叶える聖杯の写し身でもあり、大元に聖杯の能力である「願いを叶える」と言う神秘を獲得してしまい、望んだ財宝を魔力で生み出す願望器としての能力でもある。
◇◇◇
切除の魔眼
デメトリオ・メランドリが有する魔眼。
対象を視界内に入れ、緻密に想像した不可視の刃を振うことで斬撃を世界へ投射する。実際に現実では斬撃と言う現象だけが発生しており、切り裂く為の刃は存在していない。しかし、斬撃と対象物との間にデメトリオ・メランドリが斬り裂けないと認識したものが存在すると、イメージによる刃は停止してしまい霧散してしまう。基本的に刃の大きさに制限は無く、同時に出現出来る数にも制限は無く、実際に連続で剣を振うよりも大分低下するが連射も可能。また、刃が振るわれる速度もデメトリオ・メランドリが振う剣と比べると、最大速度のおよそ四分の三程度。目視不可の斬撃であるので見切るのはかなり困難であるが、魔眼の刃を察知出来てしまえば、彼の剣戟に対応出来る技術か能力の持ち主ならば対処可能。
魔力の消費も極端に低く、正確な分類は魔術では無く超能力である。彼は元々魔眼の才能を持っていたが、特に何かしらの超能力を先天的に持っていた訳ではない。魔術によって人工的に開発する魔眼が、かなり良質になる程度の才であった。しかし、剣に対する素質から、毎日修行を重ねているとある日突然開眼。瞑想の一環として、樹木に対して剣を振うイメージトレーニングをしていると何故か普通に両断出来てしまった。要は剣を馬鹿みたいに振いまくった果てに、瞑想を繰り返す事で開眼した人工的では無い天然であり、先天的ではないが後天的に覚醒した魔術的超能力となる。