∽移り行く風のように∽   作:アクア=イスタロス

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第35話

―――――【第35話 日常】―――――

 

【side 桜咲】

 

あ、私の出番ですか?

初めまして皆さん、2-A15番、桜咲刹那と申します。

現在、私は隣に居るこのちゃんと…失礼、近衛木乃香お嬢様と登校中です。

今は朝の7時少し過ぎ。

まだ始業まで時間があるため、生徒の影はあまりありません。

と、言った傍から前方の方に人だかりがありますね。

どうしたのでしょうか?

 

「ねぇねぇ、せっちゃん。あの人だかり、何してんやろね?」

 

「そうですね…見たところ、良い雰囲気ではないことだけは間違いありませんが…」

 

「ん~…あっ、誰かが真ん中に入っていきおるよ」

 

「あれは…銀髪なのでリュラン先生でしょう」

 

「あ~ん、あんな怖そうな人たちの真ん中へ行くなんて、危ないわ~。よし、せっちゃん。行くで!」

 

「えっ?あの、お嬢様~!?」

 

 

 

 

と、お嬢様に引っ張られ、気がつけばあの人だかりのすぐ近くの木の陰。

積極的に覗こうとするお嬢様を押し留めつつ、木の後ろから状況を見定める。

他方を罵る怒声が聞こえるとは思いますが……

 

「あ~ん?あんのか、コラァ!!」

 

「ノシたってもええんやぞ!!」

 

…あのリュラン先生に喧嘩を売るとは…

先日の模擬戦を見ることが出来ない一般の生徒は仕方ないとは思いますが…ご愁傷さまとしか言えませんね。

 

「せっちゃん!リュラン先生が!!」

 

「だ、大丈夫です、お嬢様!リュラン先生は、つ、強いですから。だ、だから、あまり、頭を揺らさないでぇ~…」

 

「あっ、しもた。ごめんね、せっちゃん…」

 

「い、いえ。大丈夫です。とりあえず、様子を見ましょう」

 

「うん!」

 

と、お嬢様の微笑みに癒され、目線をリュラン先生へと戻した時には……。

全員、地面に倒されていた。

い、何時の間に……。

 

 

 

 

――――――――――

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――――――――――

 

 

 

 

「今朝は凄かったね~、せっちゃん♪」

 

「え、えぇ、お嬢様」

 

「なになに?何かあったの?」

 

今朝の出来事についてお嬢様と話しているとアスナさんと明石さんが近づいてきました。

どうやら興味があるご様子。

 

「今朝な?早くに学校来たんやけど、道の真ん中にたくさんの人がおったんよ。それでな。リュラン先生が出てきてせっちゃんとしゃべとる間にババッと倒してん!」

 

「…ど、どういうこと?」

 

「あ、はい。つまり、今朝の話なのですが。私とお嬢様が学校へ向かっている途中、空手部や柔道部と思われる集団がいたのですが、その真ん中をリュラン先生が喧騒を収めるかのように入っていったのです」

 

「ほへ~、リュラン先生も行くねぇ。うちの格闘部って弱くないはずやけど。それで?」

 

「はい。その後、少しの間お嬢様と顔を見合わせて話していたのですが、そのわずかの間に30人ほどいた格闘家を全て気絶させていました」

 

「…え、ホントに?」

 

「はい」

 

「ええっ!?リュラン先生ってそんなに強いの!?」

 

驚いてかなり大きな声を上げるアスナさんと明石さん。

その声に引き寄せられて私達の周りは人だかりができていた。

 

「なになに、ゆーな?何かあったの?」

 

「急に大きな声で驚いてたね?どうした?」

 

「だって聞いてびっくりだよ!?リュラン先生が格闘部の部員30人を一瞬で倒したんだって!!」

 

「ええっ!?さすがにそれは無理なんじゃないかな~?」

 

「だって、刹那さんの証言だよ!?アスナとかだったら嘘かな?って思えるけど…ねぇ?」

 

「ちょ、酷くないッ!?」

 

「ん~そうだね~。刹那さんって「武士ッ!」て感じだから嘘つかなさそうだし…」

 

「無視するなッ!!」

 

他の人たちに無視されたアスナさんが激昂する。

そこへ麻帆良1の情報屋、朝倉さんが教室に入ってきた。

 

「おはよう。どうかした?」

 

「おっ、丁度いいところに!ねぇ、和美。今朝の7時頃に起きた事についてなんか情報仕入れてない?」

 

「今日の7時?…1つだけあるよ。それがどうかした?」

 

普段から持ち歩くメモ帳を確認しながら頷く朝倉さん。

やはり、すでに仕入れていたようですね。

 

「それってリュラン先生のやつ?」

 

「そうそう。ってあれ、既に出回ってるの?」

 

「いや、刹那さんがすぐ側に居たって」

 

「おっ、スクープだね。じゃ、刹那さん。話を聞いてもいいかな?」

 

「え、まぁ。構いませんけど…お役にたてるかどうか…」

 

「うんにゃ、大丈夫だよ。情報は多い方がふるいにかけやすいからね。じゃ、早速――」

 

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り響く。

それと同時に前のドアが開き、リュラン先生が現れた。

 

「HR始めるぞ。席につけ」

 

「あちゃ~…。でも、ご本人だから聞いちゃおっかな?ごめんね刹那さん~」

 

「あ、いえ。お気づかいなく」

 

リュラン先生が入ってきたのに合わせて周りで話していた皆さんも離れて席に着く。

全員が席に着いたことを確認したのか、朝のHRが始まる。

 

「――、連絡は以上だ。何か質問はあるか?…どうした、朝倉」

 

「やっ、連絡に関しては良いんですけど…他の事で質問が…」

 

「…記者としての精神は認めるが今はHR中だ。できれば関係のないことは聞いて欲しくないんだがな」

 

「いいじゃないですか~。多分、私だけじゃないと思いますよ?この件に関して言えば」

 

リュラン先生の目が細くなる。

すぐに周りを見渡し、他の人が頷く姿を確認していた。

 

「…一応、聞こうか」

 

「ありがとうございます。早速ですが、今日の朝、通学路で麻帆良の格闘部の部員を倒したらしいんですけど本当ですか?」

 

「あぁ、本当だ。一応、俺も学園広域指導員だ。悪い事をしていれば更生させるし、喧嘩してたら鎮圧するさ」

 

「しかし、噂では自ら手を出したとか…」

 

「…ふむ。確かに、鎮圧するために手を出したのは俺だ」

 

なっ!

そんなバカな!

リュラン先生が先に手を出したのか!?

 

「えっ!?さすがに先生ご自身が生徒に手を出しちゃ不味いんじゃ…」

 

「あぁ、朝倉が思っているようなことはない。あちらが俺に対して挑戦状を叩きつけてきたからな」

 

…あれ?

しかし、聞いて内容は……?

 

「刹那が聞いた会話は最後の方だ。最初はタイマンで戦いたいと言ってきたんだが、時間もあまりなかった。故に、一斉にかかって来いと言ったら舐められたと感じたんだろう。途端に口が悪くなってな」

 

「き、気づいてたのですか!?」

 

「無論。ま、最初は礼儀正しい子ばかりだったんだが、途中から加わった生徒は不良崩れのようだった。ならば一撃でさっさと終わらせようと考えただけだ」

 

…おお、さすがリュラン先生だ。

生徒を思うその気持ちと時間を護らんとする故の一撃……色々と考えていらっしゃる。

その通りだ、リュラン先生はちゃんとわかっているお方だ。

理由もなしに相手を殴るはずがない。

やはり、私の思い違いであったようだ。

 

…しかし、なぜ私の考えたことがわかったんだろうか?

 

「では、これでこの件については終了だ。朝倉、書くのは構わんが、あまり曲解させるなよ。あとで後悔するぞ」

 

ジッと朝倉さんを見るリュラン先生に対し、朝倉さんは余裕そうな表情で手を振っていた。

その様子にため息をつくと、リュラン先生は行ってしまった。

…あまり呆けている時間もない。

とりあえず、次の授業の準備をしなければ。

 

 

 

 

――――――――――

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【side 大河内】

 

今から体育の授業。

リュラン先生の初授業だ。

何をやるかは聞いてないけど、私でも出来るかが心配……。

 

「と言いつつ、リュラン先生が自分の体操服姿をどう思うか心配に思うアキラなのでした~」

 

「ゆーな!?私、そんなこと一言も言ってないよ!?」

 

「うふふ。昨日の夜、あれだけ慌てたのに…♪」

 

「ゆーなッ!」

 

1人だと思って油断した…。

し、仕方ないだろう。

リュ、リュラン先生が気になるとか言ったから…。

 

「ゆーな。アキラに名に言ったん?」

 

「ん~?昨日のアキラの1人、リュラン先生との逢瀬に悶えるアキラの姿を伝えただけにゃ~」

 

「あ、あはは…。あんま弄るとアキラが……。あ、遅かった」

 

私は…私は……。

 

「てぇい!」

 

「な、な、なに!?」

 

後ろに居た誰かに叩かれた気がしたけど…誰も居ない。

 

「やっとリュラン先生の授業だね~」

 

「そんなに日にち経ってないけどね~」

 

「ん~、何やるかな~」

 

「バスケやりたいにゃ~」

 

「単にゆーなが活躍したいだけでしょ!」

 

「にゃはは~♪」

 

いつの間にか周りでは、ゆーな、まき絵、亜子が着替えながら授業について話している。

私も着替えなきゃ。

そういえば、場所の事聞いてなかったな……。

 

「…ねぇ。場所ってどこか聞いた?」

 

「あ~…たしか体育館だったかな?ねぇ、委員長!場所って体育館~?」

 

「えぇ、そうですわ。早くしないと時間になりますわよ」

 

「はいは~い。…だってさ。そんじゃ、行こっか?」

 

「おー!」

 

元気良いなぁ……。

私は……。

 

「あれ?アキラ、どうかしたん?」

 

「え?あ、ううん。何でもないよ」

 

「ん~そう?…アキラ悩んでたみたいだし」

 

「…私、水泳以外そこまでスポーツすごくないなって」

 

「そなことない!うちから見れば背が高くてバスケ色々活躍できるやろ?」

 

「…ん。ありがと」

 

「さ、はよ行こう!」

 

 

 

 

で、体育館に来たのはよかったんだけど……。

 

「ちょっ!リュラン先生いないし!」

 

「一応、チャイムは鳴ってませんから問題ありませんが…どこへ行ったのでしょう?」

 

「準備とかあるんとちゃう?」

 

「ん~…」

 

先に来ていた皆が立ち止まっていた。

どうやらリュラン先生がいないみたい。

どこに行ったんだろう?

辺りを回しても居そうな気配は…あっ。

 

「あそこ…かな」

 

隅っこにある1つの扉。

中から光が漏れてるからそこにいるのかな?

 

「亜子。あの扉の中から光が漏れてるから、そこにいるかも」

 

「あっ、ほんまや。行ってみよっか」

 

「うん」

 

2人で扉の側まで近づく。

側まで来ると中から何かが動く音がしてた。

リュラン先生かな?

 

「リュラン先生居ますか~?」

 

ガタン

ゴト

ガチャガチャ

ガツン

 

「ああ、和泉に大河内か。どうかし……俺の授業か。ちょっと待ってろ」

 

再び中に入っていくリュラン先生。

中で何をしているのだろう?

 

「先生、何してるんですか?」

 

「今日使う器具を出してる」

 

「今日は何をするんですか?」

 

「ちょっとした遊び」

 

「…遊び?」

 

何するんだろう?

 

 

 

 

「じゃ、授業始めるか。適当に番号順に並んでくれ」

 

チャイムが鳴り、授業が始まる。

というか……。

 

「先生、何時の間に準備したんですか?」

 

「企業秘密だ」

 

「どう考えても企業秘密ってレベルじゃ……」

 

そう、私達が見ている目の前で目の前の物を高速で組み立てたのだ。

…アスレチックジム?

 

「今日はこのクラスの初授業ということもあるし、俺自身、紙の上での君達の成績しか知らん。…ということで、遊び感覚で運動するにおける能力を測ろうと考えた」

 

「それが…このアスレチックジムですか?」

 

「ただのアスレチックジムじゃない。体力、思考、判断が問われるゲームだ」

 

…やり方を要約するとこうらしい。

まず、4人組でスタート。

入り口は一番下の階に空いている穴の部分から。

徐々に上へと進んでいき、梯子を上ってボタンを押したら終わりらしい。

…あれ?

 

「vs○みたいですね?」

 

「ま、あれが元だからな。じゃ、ちゃっちゃと4人組作って始めろ。制限時間は10分だ」

 

あれ、いつの間にか隣に2つ目が…?

と、とにかく私も頑張ろう。

 

 

 

 

――――――――――

――――――――――

――――――――――

 

 

 

 

で、結局――

 

「1位、神楽坂。2位、大河内。3位、超。という結果となった。ま、こいつは体力テストのような能力調べだったしな。苦手な者もいるし、結果はあまり気にするな。…で、さっきの上位3人は放課後、職員室の俺んとこに来い。ジュースぐらいご褒美で奢ってやろう」

 

『えぇ~!』

 

「先生!それ先に言ってください!」

 

「アスナええなぁ~…」

 

「というか、アスナさんが1位という結果に納得できませんわ!」

 

「ふ~ん、私に負けたからって負け惜しみ?」

 

ドタバタドタバタ

ガタガタぎゃーぎゃー

 

「はぁ…せいっ」

 

「「あうっ」」

 

『……』

 

い、今見たことを説明すると。

委員長とアスナが喧嘩している真ん中に割り込んで2人にデコピンしただけ。

だけ…なんだけど。

 

「え、今の凄くない?」

 

「(コクコクコクコク)委員長とアスナの喧嘩の真ん中に入り込める人がいたなんて…」

 

「古。今のどう見る?」

 

「アイヤー、私にもさぱりアル。全部の動きを避けたみたいだた」

 

「…ふむ。つまり、リュラン先生には2人の動きが完ぺきに見えていた、と。何故かひきょーに思えるでござる」

 

周りを囲っていたみんなが話し始める。

委員長とアスナの喧嘩は日常茶飯事だ。

今まで制圧で来たのは高畑先生ぐらい。

それも、2人の襟首を掴んで引き離したぐらいだ。

 

「年頃の女の子がそんな風に暴れない。喧嘩するなとは言わんが、もう少し大人しくやれ」

 

「す、すみません先生」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「じゃ、ちょうど終わりだし解散」

 

とりあえずの感想は全員一致の「すごかった」だった。

デコピン1発で委員長とアスナの喧嘩が止められたのは初めて見た。

やっぱり、朝の噂は本当みたいだね。

…かっこいいなぁ…。

 

 

 

 

――――――――――

――――――――――

――――――――――

 

 

 

 

「リュラン先生すごかったね~!」

 

「あの委員長とアスナの喧嘩を一瞬で止めるもんね。アレって、結構激しいと思うんだけどな~」

 

「アスナは手加減してたん?」

 

「するわけないでしょ、あのバカ委員長に」

 

「あ~ら、あの程度で本気だったのですか?これだからお猿さんは……」

 

ドタバタドタバタ

 

あ、また喧嘩してる。

でも…仲良さそう…。

 

「飽きないねぇ~・・・委員長もアスナも」

 

「仲良いよね~」

 

「目の前にして言うと全力で否定するけどね~」

 

「楽しそうだから…いいと思うよ」

 

「にゃはは…そういえば、アキラ。これからリュラン先生に呼ばれてるんじゃなかった?ご褒美で」

 

「あ、そういえば・・・行ってくるね」

 

「ついで先生にアタックしちゃえ!」

 

「頑張れー!」

 

「え、いや、そういうわけで行くわけじゃ…」

 

 

 

 

「先生…。私、先生の事が…」

 

「アキラ…。俺も、アキラの事が…」

 

「先生…」

 

「アキラ…」

 

 

 

 

…ハッ!?

みんなに後押しされたから良く分からない想像したじゃないか…。

はは…、そんな先生と私が両想いなんて…ないない。

 

「いいじゃん!先生からは気に入られてるんだし。積極的に行こうよ!」

 

「変な期待は持たないよ。それじゃ、行ってくるね」

 

 

 

 

「ん、好きなもん頼みな」

 

「じゃ、私レモンティー」

 

「私は紅茶ネ」

 

「大河内は?」

 

「じゃ、紅茶で…」

 

「了解。どっかの席で座っててくれ」

 

ここは麻帆良で1番有名な喫茶店。

…何で有名かって?

…………。

えっと、学園長先生ですらおいそれと利用できないことで有名なんだ。

そんなところをご褒美なんかで簡単に利用するリュラン先生って一体…。

 

「待たせたな。これが神楽坂で、これが超。こっちが大河内だな」

 

「先生。神楽坂って呼びにくいでしょ?私の事はアスナでいいよ」

 

「わ、私もアキラで大丈夫です」

 

「ふむ…なら、お前らもプライベートな時は先生じゃなくていいからな。先生と言ってもまだ二十歳だしな」

 

「じゃ、リュランさん。今日の授業を見てどうだたネ?」

 

「…そうだな。予想以上に文系、体育系が分かれてた気はしたが…超みたいに両方に置いても優れてる子もいるし、中々バランスの良いクラスだと考えている」

 

…私の事は…どう見てるのかな…?

 

「ねぇねぇ。私は?」

 

「アスナは…運動はいいかもしれんが、勉学においてもう少し頑張ってくれ。質問なら受け付けるぞ」

 

「うっ…頑張ります…」

 

「先生、私は…?」

 

「アキラは…原石だな。見たところ、普段から周りに遠慮しているように思える。あとは自分で限界を決めているところか。お前らはまだ若いんだからもっと挑戦しろ。挑戦してれば想像してなかった自分に出会えるはずだ。もっと自分に自信を持て」

 

「アキラ、良かったじゃないか。もっと挑戦するべきアルよ(恋とかも)」

 

「そうよ!もっと積極的に行かなきゃ」

 

「……えっと、あの、その…」

 

「あ、アキラ照れてるんだ?うふふ、脈アリね!」

 

「あ、いや、アスナ、違うよぉ~」

 

 

 

 

結局、真っ赤になりながらご褒美という名のお茶会は過ぎていった。

帰り道、リュラン先生に送ってもらっていると、リュラン先生も女子寮に住んでいることを知って驚いた。

どうやら学園長先生が無理やり入れたようだ。

…ちょっと嬉しかった。

……?

嬉しい?

何で私、リュラン先生が近くに住んでいることを知って嬉しかったんだろう。

 

このあと、悩みに悩んで眠れない夜を過ごした私であった。

 

 

 

 

∽to be continue∽

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