白猫SSプロジェクト第二部   作: § Jack

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新章一話!


ユイの食事+他

ユイ「……」コソッ

 

表の店「ヘイラッチャーイ! タコヤキ! タコヤキッチュー!」

 

ユイ「……」チラッチラッ

 

表の店「いらっしゃい! 激辛ラーメンだな! 辛口、激辛口、火口から好きなのを選んでくれ!」

 

ユイ「……」ジィー

 

フローリア「なにをしているのかしら。」

 

ユイ「ヒッ‼︎」ビクンッ

 

フローリア「すみません。目をらんらんとさせて、裏通りから表の店を凝視している……気がしましたので。」

 

ユイ「は、はぁ……」

 

フローリア「どうしたのですか?」

 

ユイ「実は……この前、里帰りをしたのですが……」

 

 

〜三ヶ月前、研究室の昼食〜

 

研究員A「ユイ壱式の出力の方はどうだ?」サンドイッチパクー

 

ユイ [壁]ω・`)チラッ

 

研究員B「順調だよ。白兵戦のエリミネイトにおいては、ミオ零式を上回る程だ。」カレーパンパクー

 

ユイ [壁]ω◦`)ジィー

 

研究員C「とはいえ、未知の力の影響を色濃く受けたミオ零式にも未知の可能性が秘められています。両方気が抜けませんね。」ラーメンズズー

 

ユイ[壁]ω◉`)ゴゴゴ

 

研究員H「まぁ服の燃焼機能も順調だしな。全く問題ない」ソーセージパクー

 

ユイ[壁]==≡≡◉ω◉)ニョロロロロ

 

研究員B「お前の性癖にも困ったものだ。ユイ壱式を趣味に使うのはやめてくれ。」

 

研究員H「そう言われてもな……ん?」

 

ユイ [壁]彡サッ

 

研究員B「今、ユイが居たような……?」

 

研究員H「ユイ壱式、シャウト!」

 

 

ユイ「あぁいっ‼︎」ピクーン

 

研究員H「居たぞ。」

 

研究員C「いつの間にこんな機能を……」

 

研究員H「何か用か? 露出度の改善ならすぐにでも取り掛かるが。」

 

ユイ「え、えっとですね……私は今、食物を摂取せずとも活動可能ですよね?」

 

研究員H「そうだな。」

 

ユイ「それを変えてくれとは言いませんが……その、私も一生……いえ、一起動に一度は何か食べてみたいなぁ……なんて」

 

研究員H「……」

 

ユイ「あぁごめんなさい! こんな事アンドロイドが言うなんて恥ずかしい……」

 

研究員H「ユイ壱式。」

 

ユイ「……はい?」

 

研究員H「それは心の芽生え、そして成長の証。新たな感覚を欲するのは人間のサガ。それがお前にも芽生えたのだ。お前はまた我々の理想に近付いてくれた、おめでとう。」キラキラ

 

ユイ「そ、そんな……で、では!」

 

研究員H「いいだろう、その機能を取り付けよう。」キラキラ

 

ユイ「あ、ありがとうございます!」

 

研究員H「ただし……」

 

ユイ「?」

 

 

 

研究員H「お前の布の面積を今の95%抑えれば予算が足りるかもなァーー‼︎」キシャアアアア

 

ユイ「ひ、ひいいいい!」

 

研究員B「と、止めろ! 我々のユイ壱式を守れ!」

 

研究員H「ええい放せ! 私は設計者としてユイ壱式をより完璧な形へと進化させねばならんのだァアア‼︎」

 

研究員C「それむしろ退化! 産まれたままの姿にどんどん近付いてるでしょうが‼︎」

 

研究員A「それに知ってんだぞ! お前が毎回メンテの時に布の部分を3mmずつヤスリで削ってるのを!」

 

研究員H「くそ、なぜバレた‼︎」

 

研究員A「でまかせだよ‼︎ 当たってんじゃねえよ‼︎ 逃げろ、ユイーー‼︎」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ユイ「こんな事がありまして……その方を除いてプロジェクトを進めようにも、その方が居なければ経費、時間共にかなり浪費する事に……」

 

フローリア「……エデン、でしたか。あなたの故郷。」

 

ユイ「? ええ、そうです。」

 

フローリア「なら、前に仕事に行ったあの島の……ちょっと行ってきますね。」

 

ユイ「あ、はいお気をつけて……」

 

 

研究員H「ふぅ……新作はどうするかな。」

 

研究員H「露出度や恥じらいで嗜虐心を満たすならユイ壱式を超える最高傑作は作れまい。そうなると……」

 

研究員H「クソッ、手詰まりか……ん?」

 

研究員H「スイレンの花……? 馬鹿な、気候的にも瘴気の影響を受け不安定なこの島に……」

 

フローリア「お初にお目にかかります。」パアアア

 

研究員H「‼︎ き、君は……?」

 

フローリア「庭師のフローリアと申します。この場所は土壌が比較的、瘴気の影響を受けていません。光が差す割に気候の影響を受けにくく、むしろ優秀な土です。」

 

研究員H(私は今……女神を見ている……天上の華を携えし、慈愛に溢れた女神が見える……!)

 

研究員H(母性……いや、これは届かぬからこそ輝く女神の……!)

 

フローリア「ここを見つけた私のスイレンが、ここに咲きたそうでしたので。では、失礼いたします。」

 

研究員H「ま、待ってくれ!」

 

フローリア「何か?」ニコッ

 

研究員H「君のおかげだ、君のおかげで新たな境地にたどり着くことが出来た……‼︎」

 

フローリア「いえ、私は何も……」

 

研究員H「いや! 手詰まりしていた問題が解決したよ! 資金でも食糧でも厳しい我々だが、どうか礼を……」

 

フローリア「そうですねぇ……それでは。」

 

 

ユイ「ふんふふ〜ん♪」モグモグ

 

フローリア「あら、ユイさん。」

 

ユイ「あ、フローリアさん! 見てください、晴れて食事機能を付けてもらえました!」

 

フローリア「あら、それは良かったです。それにしても……」

 

主食:タコヤキ

サイド:激辛ハバネルチップス

メイン:激辛タコステーキ

デザート:帝国紅茶×チョコいちごパフェ

その他:激辛ラーメン火口、蜂の子、カレーライス

 

フローリア(脂肪の方はどうなるのかしら……女の子として心配だわ、あと食べてる時の見映えも。)

 

ユイ「うん、これも美味しい! じゃあ、こっち食べたら後は……」

 

フローリア(隣の人からユイさんにすごく視線を感じる……本人は気付いてないし、黙ってた方がいいのかしら……)

 

 

研究員H「降りてきたわァ! きゃっホォーーー‼︎」

 

研究員A「あいつはどうしたんだ。」

 

研究員B「新しい発見があったんだとよ。」

 

研究員C「『露出はエロスの一角だった、私はエロスを求めるばかり露出を追い求めていたから限界を迎えたのだ』とか言ってましたよ。」

 

研究員A「哲学だな。」

 

研究員B「今度はおしとやか系で低露出フェチズム特化型アンドロイド作るとか言ってたけど。」

 

研究員A「……我々もそろそろキツいものがあるぞ。」

 

研究員B「右に同じ」

 

 

⁇「初めまして、サナ参式です……以後お見知り置きを。」

 

フローリア「これはこれは。」

 

キャトラ「なんか雰囲気がフローリアに似てるわねぇ。姉妹みたいだわ。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

サワワ「うーん……」

 

キャトラ「また巻物よんでる。」

 

サワワ「大事なことなので、覚えておかないといけないんです。」

 

キャトラ「食事中ぐらいやめたら? おっさん臭いわよ。」

 

サワワ「おっ……い、いえ。そんなことないです。これも仕事ですから。」

 

キャトラ「息抜きもしなよー。」

 

サワワ「それなのですが……お聞きしたいことが。」

 

キャトラ「なに?」

 

 

サワワ「息抜きって、どうしたら良いんでしょう?」

 

キャトラ「うーん……とりあえず、アンタまだお年頃の十三よね?」

 

サワワ「はい。」

 

キャトラ「欲しいものとかないの?」

 

サワワ「わたあめです。」

 

キャトラ「じゃあ買ってきなさいな。」

 

サワワ「それが、わたあめってどこに売ってるのかさっぱり……」

 

キャトラ「じゃあ他は?」

 

サワワ「特に……」

 

キャトラ「……これは頭コンクリートなタイプだわ。」

 

サワワ「なにか言いましたか?」

 

キャトラ「うーん、とりあえずさ、趣味多そうなのとか気楽な奴にでも聞いてみたら? それか、そいつ誘って遊びなよ。」

 

サワワ「それで何とかなるものでしょうか?」

 

キャトラ「何もなしよりマシだと思うわ。そのままにしといたらいつまでたっても休まないでしょ。」

 

サワワ「わかりました。」

 

 

シャルロット「で、なんであたしがその相談相手に選ばれるワケ。」

 

サワワ「いつも暇そうですから。」

 

シャルロット「あっそ。つーか息抜きとか、好きなもん食べて寝るだけじゃダメなわけ?」

 

サワワ「好きなものが近くに売ってないんです。」

 

シャルロット「じゃあ討伐でも行ってくりゃいーじゃん。ストレス発散にはなるでしょ。」

 

サワワ「それもちょっと……なんか疲れが溜まりそうですし。」

 

シャルロット「だぁー‼︎ じゃあ貯金全部パーッと使って遊びに行きゃいーじゃん! 何でも目についた適当なもん買ってさ!」

 

サワワ「何を買えばいいんでしょう……」

 

シャルロット「知るかっ! とりあえず心配より先に自分で行って決めてきやがれ‼︎」

 

 

サワワ「ここは商業が盛んな島ですし、何かいいものがあるかもしれませんね。」

 

シャルロット「で、何であたし連れて来られてんの。」

 

キャロ「ふふん、この千日手のルーンの力から逃げられると思ったら大間違いよ。」

 

シャルロット「いやいやそうじゃなくて‼︎ 何であんたが居るかっ⁉︎ 止めるかっ⁉︎」

 

キャロ「うーん、顔なじみっていうかさ。まぁフォースター会場で一緒だったし、たまにはってね。」

 

シャルロット「じゃあ何であたしまで止めんだよ!」

 

キャロ「……正直、サワワをあたし一人でリードすんの自信ないのよね……時々とんでもない事やらかすし。」ボソッ

 

シャルロット「だからって他人を巻き込むかぁーー‼︎」

 

キャロ「ごめんごめん、近くに居たからさ。」

 

サワワ「では、見て回りましょう。お付き合いいただけますか?」

 

シャルロット「ア、イエエンリョシマス……」スタコラ

 

ピタッ

 

キャロ「待ちなさいよ、逃げ足速いわね。」

 

シャルロット「ハウゥ……陰湿なルーン……」

 

 

サワワ「うーん、とりあえずうちわだけ買いましたけど、あとは……」

 

キャロ(うちわだけって言うけど、どんだけ買ってんのよ……うちわで袋も手もいっぱいなんだけど)

 

サワワ「あ、扇風機! やっぱり部屋には備え付けたいですよね!」

 

シャルロット「マジかよ……もう秋だし寒いと思うけど。」

 

サワワ「寒くても、風が好きなのでいいんです。」

 

シャルロット「あっそ。あー、早く帰りてぇわー。」

 

キャロ「そういえば、服とかいつもそれよね。それじゃなきゃいけないの?」

 

サワワ「これが正装ですから。あまり変えるわけにもいきません。」

 

キャロ「そっかー、髪飾りとかは? せめてそういう所オシャレした方がいいんじゃない?」

 

サワワ「それぐらいなら……分かりました。」

 

 

〜飛行島〜

 

キャトラ「……何それ。」

 

サワワ「何って、服ですけど。装飾品だけのつもりが、何だか色々買ううちに……」

 

キャトラ「……正直に言うけど、ダサいわよソレ。なんで金ピカのジャケットの下に白黒の全身タイツよ。どこで買ったのソレ。」

 

サワワ「だ、ダメでしたでしょうか……」

 

キャトラ「……今度はカモメとか普通の女の子連れて行きなさい。」

 

 

〜サワワの部屋〜

 

サワワ「扇風機、暖房、ドライヤー完備。これぞ極楽ですね……」

 

キャロ「……なんで全部温度違うのよ。」

 

サワワ「色んな風が楽しめますから。あ、保湿機と併用するのもオススメですよ。」

 

キャロ「いや、湿度とかじゃなくて……ウッ、ごめんお腹痛くなってきた……」




今回はそこそこ書きました!
色々あって作業が途切れたり遅れたりしましたが…

ではまた、ありがとうございました!
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