鬼シリーズ(完)   作:スインガ

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鬼シリーズ 10話 「心霊スポット巡り1」

鬼シリーズ 10話 「心霊スポット巡り1」

 

 

 

数日後、俺たちはBの車で、心霊スポット巡りに行く事にした。超ビビリのCは塩やら日本酒やらを持ってきていた。

結局、3泊4日の旅になった。

 

俺「最初は何処に行こうか」

 

B「おいA、何処に行けばいいんだ」

 

A「俺かよ!」

 

俺「おまえが原因だぞ」

 

A「じゃあ、大阪にでも行こうか」俺たちは大阪へ向かって出発した。俺たちが住んでいるところからはさほど時間はかからないが、大阪の何処に行くのかを聞いていなかったため、高速のサービスエリアに止まった。Aが携帯で何かを必死に探していた。

 

A「えっとー、滝畑ダムとか旧生駒トンネルとか犬鳴峠とかかなー」

 

俺「何処でもいいけど、俺的にはダムの近くの第三トンネルに行きたい」

 

A「なんでそこまで知ってんだよ」

 

俺「前から行きたかったんだ」

 

A「なるほど」

 

B「場所わからんから、ちょっと運転してー」

 

俺「ナビすればいいじゃん」

 

B「安全第一」

 

A「じゃあBがナビすればいい」

 

俺「じゃあ、俺がナビして、Bが運転すればいいんじゃ....」

俺は反論し続けた。すると、

 

C「俺しようか?」

 

俺「え!?免許持ってたの!?」

 

C「うん」

 

俺「じゃあ、持ってないのAだけか、なら大丈夫そうだな」

A「お、俺だけ....」

 

B「じゃ、そういう事でCが運転、俺ナビで」と言い俺たちは第三トンネルに向かう。

なんと、Cの運転はBや俺より格段にうまくなぜ今までやってくれなかったのか疑問に思ってしまうレベルだった。

第三トンネルに着く頃にはすっかり夜になってしまった。

 

A「いい雰囲気じゃん!」

 

B「だな!」

 

俺「C大丈夫か?」

 

C「う、うん」Cは震えていた。おそらく、怖いのだろう。

 

ついに滝畑第三トンネル(塩降トンネル)についた。

もちろん、ムロクは俺の中だ。

俺たちは恐る恐るゆっくり入っていく。自然とみんな黙ってしまう。すると、B「ん?なんか歩いてないか?」

 

C「本当だ。嘘だろ」

 

俺「お、あれが話で聞いてた、トンネルを歩く女か。」

 

A「そんなのあったのか」

 

すると、車のエンジンが止まってしまった。

 

俺「どした?」

 

C「か、勝手にエンジンが」

A、B、Cは焦りまくってる。

 

俺「おい、焦るな。焦りは良くない」

 

次の瞬間、ドン!と何かを叩くような音が聞こえた。

 

B「な、なんだ」

 

それはなにかをを叩く音だった。そして、ドドドドドドドドド、と連続で叩いてきた。俺はさすがにまずいと感じ。ムロクに教わった一時的に祓う方法をする、俺の手から出たパチーンという音が車内に響く。

何かを叩く音は、消えた。

 

A「お、止まった。さすがだ」

 

俺「そんな事どうでもいいけど、さっさ進もう」

 

C「わ、わかった」

 

そして、カーブがあり出口が見えた。だが、出口に少女が立っていた。友達は何も言わない。(見えてないのか?)するとムロクが出てきた。ムロクが出てきたと同時に出口の少女が消える。(やっぱり怖いのかな)

そのまま進み地道を通り過ぎると小さい地蔵が見えてきた。

 

俺「ここが若い女が殺されたって場所だな」

 

C「ちょっとやめてくれよ」

 

俺「すまん、でも、あとちょっとで小屋があるはず」

 

その後は皆無言。

小屋が見えた。

車を降り小屋に入る。千羽鶴やなんやらが飾られていた。

 

俺「ここも隠れた心霊スポットなんだが、何も起きないな。」(何にも起きない原因は横にいるのだが)

 

A「もう行こうか」と言い俺たちは予約してたホテルに行った。

次の朝、車を見るとフロントガラスに無数の手形が付いていた。

Cは日本酒を持ってきて、適量かけ吹いていた。手形を拭いた雑巾には血など何も付いておらず、少し不気味だった。

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