鬼シリーズ(完)   作:スインガ

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鬼シリーズ 10話 「心霊スポット巡り2」

鬼シリーズ 10話 「心霊スポット巡り2」

 

 

大阪でそれなりの心霊体験をした俺たちは次にどこに行くか。考えていた。

 

ムロク「三重県の青山トンネルは楽しいぞ」と言ってくれた。俺は手でGOODをする。実は俺も少し気になっていた。

 

俺「三重に面白場所がある。奈良を横断しよう」

 

A「じゃあ、奈良に1日かけようか、鹿と触れあおうぜ」

 

C「じゃあ行こうか」

 

(Cはなぜビビリなのにこんなにノッて来るんだ?)

 

ムロクを俺の中に入れて、車は出発する。今回は高速には乗らず、一般道で走っていた。

 

B「目に入ったお寺とか神社に全部行こうぜ!」

 

俺「おお!いいな!」

 

正直、神様達には感謝をしないといけなかった。奈良には、東大寺や法隆寺、春日大社とか色々あったから、飽きなかった。

俺たちは鹿と触れ合いに奈良公園に行った。

鹿せんべいを買って、鹿にあげる。

A「痛って!」案の定Aは噛まれた。

俺はゆっくり一枚ずつ鹿にあげる。一匹にあげると群がってくる。すると、鹿せんべいの束を狙ってくる。(こいつら、理解してるな)

鹿せんべいの束を高くあげる。すると、俺の胸を台にして鹿が上まで上がってくる。(なんでもありだな)

どかせて、また、一枚ずつあげる。これがなんとも言えないぐらい楽しかった。ムロクは、鹿を見るなり悲しい顔をしている。

 

俺「ムロクどうした?」

 

ムロク「いや、ちょっと昔の事を思い出してな。こいつもいつか死ぬんだなーって思うと悲しくなって」

 

俺「なるほど」

 

俺は鹿せんべいを全部あげる。

 

 

鹿にはムロクが見えているのだろうか。おそらく見えていない。犬や猫は幽霊が見えるというが本当に見えているのだろうか。

 

鹿と触れ合ってるC。

エサがなくなって、鹿が近寄ってこないA。

鹿をベンチからずっと眺めているB。

俺「おーい!そろそろ行こうぜ」

みんなが「おう」と返事をしてくれる。

車に乗り、三重県までの距離を縮める。その間にもいくつもの神社やお寺に行った。

 

奈良を遊び呆けながら、横断していると思った以上に時間がかかってしまった。普通渋滞とかなしで3時間でこれるものをめちゃめちゃ時間をかけてしまった。三重県の津市に入った頃には完璧に夜だった。

 

俺「夜だしこのまま行くか?」

 

B「それでもいいかもな」

 

A「じゃあそうしよう」

 

俺たちはそのまま行くことにした。

 

A「それより、その面白い所ってどこなんだ?」

 

俺「あー、言ってなかったな、青山トンネルってとこ」

 

B「トンネル好きだな」

 

俺「まあ、怖いの大好きだから」

 

この時あえて、青山トンネル前の電話ボックスの話をしなかった。

 

 

ついに、青山トンネルに着いた。

 

俺「ちょっと、降りよう」

 

C「え?歩いて行くの?」

 

俺「ちょっと別の場所」

 

本当は車を止めてはいけないのだが、大丈夫だと思い止めた。

俺は3人を連れて電話ボックスの所に行った。

 

俺「この電話ボックスの前にな、母子が立っててな、この電話ボックスはあの世と繋がってるんだようだ」

 

すると、俺とムロクの霊感に気付いたのか。電話ボックスから、音が鳴り始めた。俺も少し驚いた。

 

俺「取ってみるといいよ。」

 

Aがなぜか。電話ボックスに入っていった。受話器を取る。受話器を耳に当てる。そして、Aが驚いて、出てきた。俺にしがみつく。

 

俺「落ち着け」

 

A「お、男の声が....」Aがとてつもなく、震えている。

俺はAを離し、垂れ下がる受話器を元に戻す。

 

俺「その男の声はあの世の者だ、いい経験になっただろう」そうして、俺たちは、車に戻ろうとするが、俺は注意事項を今いう。

 

俺「実はな、電話ボックス前で車を止めると車に乗ってくるって言う噂もあるんだよ」

 

B「ちょ、それはまじで勘弁してくれよ。」

 

C「さすがに戻れないよ。」

 

俺「しょうがないな。ムロク頼んでいいか」

 

ムロク「はいはい、」

 

俺は一人で車に戻る。

 

俺「おーい!何にもないぞ、来ていい」

 

3人は俺の言葉を信じているのか、車に戻ってきた。事実車内には何もいない。

 

俺「なーB、窓から手を出しながら、走行してみてくれよ」

 

B「わかった」

 

(なぜこいつらは俺の言う事に何の疑いもなく、従うんだ。)俺は少し心配になった。

トンネルの中はほぼ真っ暗だった。

そして、走行する。

突然Bが「うわぁ」と叫ぶ。

 

B「か、髪が。」

 

Bぼ腕に髪が付いている。

 

俺「早く落としたほうがいい」

 

Bは髪を手から取り、捨ててから俺を見る。

 

B「なんだあれは」

 

俺「ここの有名な心霊体験さ」

 

B「さすがに死ぬ」

 

俺「すまん」

 

そして、次の瞬間C「うおぉ」と軽く言った。

 

C「黒い何かが近づいてきて、車に入ってきかけたんだが、どっかいった」

 

AとBは俺を見る。

これは説明を待っているのか?それとも、なんでこんな場所に連れてきたんだ、と言う目か?どちらかわからない。

 

俺「これもだよ。有名な心霊体験、これで、全員何かしら体験したな、いい思い出になったか?」

 

3人は、小声で「うん」といい、元気がなさそうだ。つかれたらしい。

 

俺「もう、明日は休もうか」

 

A「だな、疲れた」

 

C「どこで泊まる?」時間を見ると深夜2時だった。

 

俺「泊まれる所がないな」

 

C「コンビニ行くか」

 

A「だな」

 

そうして俺らの心霊スポット巡り2日目は終了。

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