鬼シリーズ(完)   作:スインガ

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「魔物 下」

「魔物 下」

 

魔物は死んだ後【神】の前で目を覚ました。神はその哀れな姿を見て「お前は人間を喰らい、魂を喰らった、罪は重い、お前には罪を償ってもらう。」神はそう言い、魔物の体と魂を強制的に引き剥がした。体から魂が抜けると同時に体は消滅した。魂だけとなった魔物は神により、地上界に戻された。

(以降全て魔物目線)

俺は起きた。「ん?俺はどうなった。生き返ったのか!」と喜んだだが、体が扱いにくかった。近くには大きなライオンがいた。

「なんで、ライオンなんかいるんだ。」そこを見渡すと草原で建物なんてない場所だった。魔物は理解した。「今俺はライオンか!」魔物は喜んだ。「百獣の王になれるなんて、何が罪滅ぼしだ!ざまあみろ!神よ!」

魔物は起き上がろうとすると、後ろ足が上がらない、不思議に思った魔物は自分の足を見た。足は関節が外れていた。どうしても、動けない。

そうして、どうにか動かそうとしていると、大きなライオンは逃げていった。反対側を見ると〔別のライオンの群れ〕が来ていた。「やばいやばいやばいやばいやばいやばい殺される」魔物は他のライオンに囲まれた。

首を噛まれた。「あ、俺死ぬのか」と死を待っていた。もう体は動かない。腹を噛まれ引き裂かれた。内臓が食べられていく。「痛い」魔物の頭の中は《痛い》としか感じない。今、魔物は理解した。(肉体が死んでも、痛みだけが伝わってくる)

ようやく、ライオンは俺の腹の中を食べ終わった。体は死んでいる。だが、腹が死ぬほど痛い。だが死なない。「これが罪滅ぼしか」魔物は思った。

痛いまま日は落ち、魔物の魂は、睡魔に襲われ眠った。

 

次の朝、体はウサギだった。

体は動く。だが、周りに何もないあるのは、背丈の高い草。

俺は歩いた。

やけになり、思いっきり走った。

すると、瞬きもしないうちに、何かが自分の首を噛んでいる。

〔チーター〕だった。

「まただ」魔物は昨日と同じ事が起きるのを理解している。また、俺の内臓を食っている。《痛い痛い》

体が小さいせいか、肉も食われた。

もう、俺の体は、半分ない。

魔物は半分しかない体で、空を見る事しかできない。「痛い、でも体が動かない」涙が出てきた。

また、日は沈んだ。

 

次の日、俺は鳥だった。

でも、羽は動かず、巣の中のようだった。

(次は何だ)と思いながら、何かを待っている。

何かが近ずく気配がある。周りを見渡した。〔蛇〕だった。

顔は大きく、俺をずっと見ている。

《怖い》こんな恐怖初めてだった。

そして、一瞬の出来事だった。蛇はいつのまにか俺の首を絞めている。

《苦しい》もう少しで体は死ぬ。だが、魂は痛みを感じ。生き続ける。

蛇は、俺の頭をくわえて、ゆっくりゆっくり、喉の奥に押し込んでいく。

《暗い》蛇の腹の中は、とても暗かった。

俺は蛇の中で、また、寝た。

 

次の日、俺は猫だった。

俺は、何も考えず街を歩く。

そこに小学生らしき人がきた。

小学生「知ってる?猫ってどんな高いところから落としても、足が下に行くんだぜ!」と言っている。

魔物「ちょっと待て。嘘だろ」

小学生「よし!そこの猫で試してみようぜ!」

俺はうなじを持たれ、どこか高い所に連れて行かれた。

下を見た、とてつもない高さだ。

《怖い》フトした瞬間、自分が下に向かって落ちているに気がついた。

「あ、終わった」と思いながら、俺は地面に叩きつけられた。

体はバラバラになってしまった。

近くのおばさんが叫んでいる。

数時間《痛い》に苦しんでいると何かきた。すると、俺に体をかたずけていった。体はどこかへ行った。

ここに俺は魂だけでいる。

魔物はひどく《悲しい》と感じた。

 

次の日も次の日も死んだ。

何回死んだだろう。俺は何も考えずにただ死ぬのを待っていた。

そして、その日は人間で死んだ。

なぜだ。死んだ瞬間に【神】の前で倒れていた。俺は何も考えられない。

【神】が口を開いた。

「お前はもう200回以上死んだ。

命の重さ。命の尊さ。命の大切さ。

様々な感情。死という一番怖いものを超えたお前は今どうだ。罪はつぐなえた。反省し、来世で良い事をしろ。」そう言うと【神】は俺を眠らせてくれた。

 




魔物はこれで終わりです!
上はあまり面白くないと思います。
ごめんなさい
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