鬼シリーズ(完) 作:スインガ
ごめんなさい
遅れてます。
m(_ _)m
鬼シリーズ 24話 「時」
夢で自分が生活している夢を見た。その夢は俺が起きてから眠るまでの行動を行って、寝床についた瞬間に目が覚める。もう一度やり直す。これは俺にとって苦痛だった。
ある日俺が小川調査事務所で、暇を潰している時、コンコンとドアがノックされ、男性が入ってきた。
男「依頼なんですが、よろしいですか」
小川「はい、内容はどのような」
男「はい、あの信じられないかもしれませんが、僕は今日を5回繰り返しています」
小川「え、今日を5回ですか?」
男「はい、自分は本当に生きているのかわからなくなったりもしました。でも、痛みはありますし、空腹だって感じます」
俺「あなたはその現象が起こる前は何をしていたんですか」
男「ここに引っ越してきて、家具などいろいろ揃えに、買い物に行ってました」
俺「買ったものは」
男「机と椅子、冷蔵庫、食器、などです」
俺「結構買いましたね。それはどこで買いましたか?」
男「新しいのを買うと高くつくので、街の中古屋というところで買いました」
俺「中古.....。家具に問題がありそうですね。一度伺ってもいいですか?」
男「はい、今すぐにでも、どうぞ」
俺「では、行きましょう」
そういい、事務所を出て、階段を降りる。
今日を5回もしてるのか、など思いながら、依頼主の車で家に向かう。
ついたそこは普通の住宅街のマンションだった、見た目は普通のどこにでもあるマンション。マンションは7階建てで、その4階に依頼主は住んでいた。部屋の中は、先ほど言っていた家具が綺麗に置かれている。フローリングは傷だらけだ。壁は白く、塗り替えられたような感じだった。部屋は全部で5つあった。
玄関を入り、少し進むと左右にドアがある。左は個室、右はトイレで、トイレから風呂場に行けるようになっている。廊下をまた進むとまた左側に個室がある。その奥にはリビングがあり、その一角にキッチンがある。リビングの右側には和室があった。
リビングには何もいない。
俺「ちょっと、見て回っていいですか?」
男「どうぞ」
俺「ありがとうございます、ところであなたはどこで寝ていますか?」
男「玄関を入って、左の2つ目の部屋です」
俺はその部屋に向かう。部屋にはベッドや本棚、小さいテレビが置かれていた。ベッドの頭の部分には、目覚まし時計があった。
ムロク「あれだ」
急にムロクが言う
俺「え?」
ムロク「時計だ」
俺はその時計に近ずく。時計は目覚まし時計と思えないほど高級そうで、木に掘られた、龍の彫刻があり、その木に時計がいまっている感じだった。かなりかっこいい。
それを手に取ろうとした時。
ムロク「触るな」
俺「どうしてだ?」
俺たちの会話をみて、依頼主は不思議そうな顔をしている。
ムロク「よくわからないが、おそらくこれが原因だろう」
俺はそれを聞くと依頼主に言った。
俺「あのー、この時計があなたの時を止めてるそうですね」
男「そ、それですか?実はその時計、アンティークショップに行った時に一目惚れして、購入したんですが、まずいものですか?」
俺「まずいのかはよくわかりませんが、これが止めてます」
男「どうしたらいいでしょうか」
俺「んー、潰しますか」
男「え?」
俺「おそらく、この時計が動いている間あなたは止まります。」
男はそうですか、と言うとリビングに向かい、袋とハンマーを持ってきた。
男はその時計を袋に入れ、ハンマーを振り上げた。ハンマーを振り下ろす。ガシャン!と言う音と同時にどこからか、脳に直接届く『カチャ』と言う音が聞こえた。
次の日だ。
また男が来た。時間が進んだようで、ご機嫌だった。
男「昨日は本当にありがとうございます!」
と言うと封筒を小川さんに渡し去っていった。