鬼シリーズ(完) 作:スインガ
この第1話の一つだけ実体験があります。
これはほとんどおまけですw
「夜警」
ある警備委員がデパートの夜警をしていました。
その人は夜のデパートに残ってる人がいないかを確認しにデパートを回っていました。
ある洋服店に行きました。すると人影があり「ポタッポタッ」と聞こえてきました。
その人影に近ずきライトを当てるとマネキンでした。しかもそのマネキンの指先から、血が出ていました。警備委員はこの血を売ろうと思い、次の日から瓶を持ってきて、溜めては売り溜めては売りをし続けました。
それを繰り返し続け半年が経過しました。警備委員は体調を崩してしまい病院に行くと貧血でした。
「言霊」
皆様は、言霊と言うのを知っているでしょうか。これは言葉に宿ってると言われている呪力です。それを自由に使える人のお話。
中学生の少年A君がある日「僕は呪われた力がある」と言った、「どんなの?」と聞いてみると
「言葉で人を殺せる」と言いました。僕たちはあまり信じませんでしたが、そのA君の顔を見るとかなり真剣でした。
今思えばA君が遊びで「しね」など言ったのを聞いた事がありませんでした。
A君は無事に高校生になり、勉強を一生懸命する人になりました。ですが、高校ではいじめの対象になってしまいました。
A君をいじめていた子は3人でした(以降B、C、D)
BはAの背中にシャーペンを刺したりします。
A君はそれに耐えながら、学校生活を頑張っていました。
ある日、B君が学校を休むようになりました。
あとあと聞くとB君は自分の部屋で「何かが襲ってくる」といい引きこもっているようでした。
C君D君は狂ったA君を見て、A君には近づくのをやめました。
ですが、近づくのをやめたのはC、Dだけではありませんでした。クラスいや学校全員がA君から避け始めました。
A君の孤独が始まってしまいました。
A君は実の親を言霊で殺してしまい、家では1人でした。
A君は孤独ながらも、学校に来て頑張っていました。
ある日僕がトイレに行くとA君が鏡に何かを言っています。
A「死ね死ね死ね死ね死ね」
A君は言霊を飛ばしていました。僕は怖くなり逃げました。
数日後、A君は亡くなりました。
「実体験1」
この前テレビで足を掴まれて、火傷した方がいらっしゃいましたよね。
実は僕もです。
もう、2、3年ほど前の夏の出来事でございます。
僕は、机に足を入れ横になって寝ていました。すると、何かに左足を掴まれてしまい、足を引き抜きました。案の定足を見ると手形が付いていました。その日は僕と親父しか家にいなくて、親父も別の部屋にいました。僕は母に見せようと写真を撮りました。ですが、なにも映りません。
それは徐々になくなりました。
月日は流れその年の冬のことです。朝起きると左足に違和感があり、見てみると野球ボールの半球ぐらい大きな水膨れができていました。
それを治療し、今では回復しましたが、僕のの左足は掴まれた時の手の平と同じ場所だった所が凹んでいます。