鬼シリーズ(完)   作:スインガ

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鬼シリーズ 5話 「心霊マンション」

鬼シリーズ 5話 「心霊マンション」

 

 

 

もう、7回ほど心霊スポットに連れて行かれた。その中でも皆が同じことを感じたのは◯◯という場所にある高いマンションだ。確か8階あったと思うが、その8階から何人も自殺するという噂がある。(噂と言うか本当のお話)それも不思議なことにマンションの住民が飛び降りるにではなく、マンションの前を通りがかった人が飛び降りるのだ。そんな危ない所に夜、男3人で行った。

俺たちはマンションの前に立つと異様な雰囲気に包み込まれた。ドヨ〜ンと言うような重さ。感じが悪い。

恐る恐る入る。エレベーターには「むやみに8階へは行かないでください」とあった。そして、俺たちはなぜかエレベーターを使わずに1階1階上がっていくことにした。正直7階まで大丈夫だ、でも真上に何かがいる感じはする。俺はムロクに聞いた。

 

俺「上にいそうか」

 

ムロク「いるな、ヒールを履いてる女かな」と言うとムロクが俺に入ってくる。俺は全てが見えるようになる。急に重力が強くなったでも上からすごい力で引き寄せられた。

8階に着いた。俺は少し身構えた。

コツコツ、何かが聞こえてくる。

コツコツコツコツ、俺はすぐにヒールだと気付いた。この音は友達にも聞こえているようだった。友達は全員焦って逃げようとしている。エレベーターのボタンを押して8階に来るのを待って、8階にきた瞬間に乗り込み逃げていた。

1階につくなり、

 

A「なんだよあれ」

 

C「ヒールかな」

 

俺はマンションを下から見上げる。よく見ると汚い。壁は黒く変色し、雰囲気が暗い。こんな場所に普通に入るとはな。すると、ドスンと言う音と同時に何かが落ちてきた。友達はみんな音は聞こえてるようだが見えてはいない。しかも、何度も何度もドスンドスンと音はなる。

 

ムロク「地縛霊の典型的な形だな、死んだが、何度も何度も死ぬ」

 

俺は少し怖くなった。死ぬとどうなるのだろうか。全てを知ってるのが横にいながらも、俺はそれを怖くて聞けない。

俺たちはすぐに帰った。

帰り道のこと。

なぜか車を操縦していたBが行きと別の道で帰っていた。俺はふと違和感を感じた。(まさか、)とは思っていたが案の定、霊の出るトンネルだった。

 

俺「呼ばれたか」

 

B「あれ?なんで俺こんなとこ来たんだろ。」

 

俺「やっと気づいたか」

 

A「ここってどこだ?」

 

C「ここ、前来たトンネルじゃね?」

 

その時は4人いたが今回は3人だった。俺は助手席から、車内を見た。Bの車は4人乗りだった。霊が車に乗ってくることもあるのを思い出した俺はすこし焦りを感じたが、後ろを見た瞬間その焦りは吹き飛んだ。ムロクが座っていた。俺はすこし吹き出しかけた、(そうだ、こいつがいるんだった)

安心し前を向きトンネルを通過しようと出口に近づいた時。

「うぉぉぉおおおおおおおお」

中年の声がまた走っていた。その声は全員聞こえたらしく、体が小刻みに震えていた。

トンネルを抜け、前と同じコンビニによった。今回は前と違って、客がいた。俺はすこし安心した。

俺たちはそのまま帰った。

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