魔法科高校の劣等生の世界に転生!? 転生したけど、原作にはいませんでした   作:フローザ

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小説の1巻懐かしい


入学編
1話 新たな出会い


 国立魔法大学付属第一高校

 今日から俺が通う高校である。入学式に遅刻なんてしてたまるかと思っていたんだが……

 

 「さすがに二時間前は早すぎたかな」

 

 他にも人はいるとはいえ、大半は上級生だろう。

 んー、何かないかなー

 お、なんか声聞こえるけどこれはもしや……

 

 「なぜ入試トップのお兄様が、総代でないどころか補欠なのですか!? 納得いきません」

 

 やっぱあのシーンか。司波兄妹目立つなーなんて思いながらしばらく眺めていると、どうにか収まったようで二人は別れていく。達也の方はベンチに腰掛けて端末を見始めた。これだけならなんてことないはずなんだが……

 

 「おい見ろよ。ウィードのくせにもう来てるやつがいるぞ」

 

 「ホントだ。なに張り切っちゃってんだか」

 

 こういうのはどこにもいるようで、分かりやすくバカにしている。まぁあんなのは無視して、声かけてみるか。

 

 「ちょっといいかな」

 

 「なんだ?」

 

 「早く来すぎて手持ち無沙汰だから話し相手にでもなってもらえたら嬉しいんだけど。」

 

 「そのくらい構わんが、同じ一科生でなく二科生の俺なんかでいいのか?」

 

 普通はそう思うか。でも、

 

 「あぁ俺そういうの気にしないから。そんなことよりさっきの兄妹喧嘩の方が気になるし。」

 

 ってなわけ。

 

 「なんだ、見ていたのか。しかし、趣味がいいとは言えないな」

 

 「それはそうかもしれないけど、入試トップとか総代とかって聞いたら気になるじゃん。しかも君は入試トップなのに二科生で、総代は妹とかなおさら」

 

 「いくら筆記が良くても、実力がないからこうなっただけだ。その手の話を続けるのら迷惑だからやめてくれ」

 

 いきなり突っ込みすぎたか。ちょっと怖かった…… 仕方ない、もうやめておこう。

 

 「オーケー この話はもうやめよう。じゃあとりあえずお互いに名前だけでも言おうぜ。俺は渡辺当摩だ。当摩って読んでくれ」 

 

 「そうか。当摩、よろしくな。俺は司波達也だ。俺のことも達也でいい」

 

 「おう、よろしく。で、妹さんについて聞きたいんだが……」

 

 こんな感じでそのあとはしばらく話を続け、開場の時間になったので切り上げた。ちなみに、最初は深雪に気があると思われたが、断じてそうではないと訴えておいた。シスコン怖いわ。(←自分のことは棚に上げてる)

 で、ベンチから立ち上がろうとしたところで声をかけられた。

 

 「二人とも新入生ですね。もう開場ですよ」

 

 「ありがとうございます、すぐ向かいます」

 

 達也がそう答え、歩き出そうとしたのだが……

 

 「あら、当摩君じゃない。黙っていくなんてひどいじゃない」

 

 「すいません真由美さん。ちょっとぼーっとしてました」

 

 そう、すでに会長と会ったことあるんだよ。なんせ摩利姉の弟ですから。

 

 「なんだ当摩、知り合いなのか?」

 

 「あ、うん一応。」

 

 「あ、ごめんなさい。名前を言ってなかったわね。私は七草真由美。この学校の生徒会長をしています。当摩君のお姉さんと仲良くしてるから彼のことも知ってるの」

 

 「なるほど、そうでしたか。自分は司波達也です」

 

 「あなたがあの司波達也君なのね!?」

 

 あ、この流れはまずい。さっさと行った方がよさそうだ。

 

 「真由美さん、そろそろ時間なんで俺たち失礼しますね」

 

 「あ、ちょっと!」

 

 「よかったのか?」

 

 「大丈夫さ。どうせあの流れだと達也のテストの話だろ。その話嫌なんでしょ?」

 

 「そういうことか。気を使わせて悪かったな」

 

 「いいって、いいって。それよりもさっさと行こうぜ」

 

 やっべー 余計なことしたかも。なんか怪しんでたし…… 

 

 

♦♦♦♦♦

 

 

 当摩がそう思いながら講堂にたどり着くころ

 

 「当摩がいるような気がして来てみたが、何をしているんだ真由美。当摩はやらんぞ」

 

 「違うわよ! というか、摩利はブラコンが過ぎるわよ。どれだけ当摩君のこと好きなのよ、まったく」

 

 「どれだけ? 血がつながっていなければ恋人にしたいくらいだな。それにしても、当摩じゃないならもう一人の方か。真由美はああいうのがタイプか」

 

 「そういうことでもないわよ! もう、無駄口叩いてないでさっさと行くわよ!」

 

 顔を赤くさせながらそういう真由美を見て、摩利は楽しそうにしていた。

 

 

♦♦♦♦♦

 

 

 そそくさと退散して行動に来たんだが……

 

 「なあ達也。席って別れてたっけ?」

 

 「そんなことはない。ただ自然とこうなっただけだろう。」

 

 「差別されてる側の方が差別意識が強いのはどうなのかね。まっ、俺には関係ないから後ろに座るけど。隣でもいいだろ?達也」

 

 「あぁ。他の一科生が知ったら何か言ってきそうだがな。」

 

 「気にしない、気にしない。他にも人来たし、とりあえず座っておこうぜ」

 

 と俺が言うとしばらくして美月やエリカたちがやってきた。受け答えは達也に任せるか。

 

 「あの、お隣いいですか?」

 

 「どうぞ」

 

 「あ、ありがとうございます。わ、私は柴田美月と言いましゅ!」

 

 噛んじゃったよ。結構無理してるっぽいしなー

 まぁ達也はサラッとスルーして自己紹介してる。さすがだ。

 

 「あたしは千葉エリカ。よろしく、司波君」

 

 エリカも加わって話が進んでくが、これだけは言っておこう。

 

 「まったく昔と変わってないな。自分の入学式なんだから場所くらい把握しとけよ」

 

 「うっさいわね! あんた誰よ……って、当摩じゃない! あんたなんでここにいるのよ。一科生なら前でしょ」

 

 「席は決まってないんだからどこでもいいだろ」

 

 あ、二人で話し出したから周りが置いてけぼりだ。

 

 「えっと、渡辺当摩って言います。よろしく。」

 

 とりあえず笑顔でさわやかにあいさつ。エリカはなぜかにらんできてるが、どうしたんだろう。

 

 「騒がしくしてごめんね。あ、そろそろ始まるんじゃないかな」

 

 そうみんなを促したところで壇上に人が出てきて入学式が始まった。




当摩がさわやかにあいさつしたときは、もちろん近くの女子生徒の動きが止まりましたよ。


さて、次で一科と二科の絡みができればいいなー
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