デート・ア・ライブ~ご注文は精霊ですか?~   作:ハセ

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また間が空いてしまいました・・・今年もよろしくお願いします


第八羽 始まる木組みの町の生活

人知れず戦いが終わり、木組みの街はいつも通りの朝を迎える。

暖かな太陽の光が窓から差し込み、少女を照らした。

 

「う・・・・ん・・・」

 

小さく呻いてから青髪の少女、チノは目を覚ました。

そして眠そうに目を擦ってから隣を見る。

そこには昨日から一緒に暮らすことになった少女、四糸乃が眠っていた。

歳か近いからだろうか、四糸乃とは破格のスピードで友達になることができた。

ココアが初めて来た時もこんなに早くは打ち解けなかった気がする。

・・・まぁそのココアの影響でチノが変わってきているだけなのかもしれないが。

そんなチノは四糸乃の寝顔を眺めながら昨日の夜に話したことを思い出して顔を綻ばせる。

と、そこでチノが起きた気配に気がついたのか、四糸乃も目を擦りながら起き、小さく伸びをした。

 

「ん・・・ふぁ・・・。・・・あ、チノさん、おはようございます」

 

『んん、気持ちがいい朝だね〜!チノちゃん、おっはよー!」

 

眠そうにあくびをしながら四糸乃がチノに挨拶をする。

それに比べてよしのんはかなりハイテンションだ。

その二人にチノも微笑みながら挨拶を返した。

 

「はい、おはようございます、四糸乃さん。眠いですよね、昨日いっぱいおしゃべりをしちゃいましたから」

 

「はい・・・でも、楽しかった・・・です・・・!」

 

「わ、私も楽しかったですよ」

 

笑顔で四糸乃に楽しかったと言われてチノは少し照れてしまう。

自分の気持ちも何とか伝えた後、チノはじゃあ早速ですが、と言い四糸乃に説明を始めた。

 

「今日からお店で働いてもらうということなので制服をお貸しします。お店の中では基本制服でお願いしますね」

 

「わ、わかりました」

 

「じゃあ取ってくるのでちょっと待っててください」

 

そう言うとチノは可愛らしいうさぎのスリッパを履いて、部屋を出て行った。

そして数分後、昨日チノたちが着ていたものと色違いの緑色の制服を持ってやって来た。

そしてそれを四糸乃に手渡しながら言う。

 

「この制服は母が私が大きくなった時に友達と一緒に働けるようにと作ったものなんです。まさかこんなところで役に立つとは思いませんでした」

 

「そうだったんですか・・・大切に・・・着ます。ありがとうございます」

 

そう言って四糸乃は制服を受け取った。

昨日の話の中で、チノの母はもう亡くなってしまったことを四糸乃は聞いていた。

だからこそこの制服がどれほど大事な物かわかったのだ。

そしてチノは学校の制服に、四糸乃は今しがた貸してもらった制服に着替えると、二人で朝食を食べるためにキッチンに向かう。

そして階段を降りると、キッチンの方から話し声が聞こえてきた。

いつもはチノの父、タカヒロが一人で料理をしているだけなのだが・・・。

不思議に思いながらキッチンの方へ行くとタカヒロともう一人が朝食を作っていた。

 

「お、二人ともおはよう。よく眠れたか?」

 

青髪の少年、士道が入ってきた二人に気がついて話しかけてくる。

どうやら早起きをしてタカヒロの手伝いをしていたようだ。

 

「お、おはようございます、士道さん。ありがとうございます、朝食を作っていただいて」

 

「まぁこれからしばらくお世話になるんだし、これくらいはな。俺は弁当をメインで作ったから、今日のお昼を楽しみにしててくれ。・・・お、四糸乃は制服貸してもらったのか」

 

「あ、はいっ、チノさんが貸してくれました」

 

「緑の制服なんだな、似合ってる。可愛いと思うぞ、四糸乃」

 

士道にそう言われて四糸乃はボンッ!と顔を赤くする。

 

「あ、あうぅ・・・あ、ありがとう・・・ございます・・・」

 

「・・・そういう事をさらっと言えちゃうところがもうアレです・・・」

 

チノが少し呆れたように言う。

と、そんなことを話しているとドタドタと階段を下りる音が聞こえ、ドアが勢いよく開かれる。

 

「ヴェアアアア!チノちゃんが起こしてくれなかったぁ!遅刻しちゃ・・・・あ、あれ?みんなまだ居る・・・」

 

大慌てで現れたのは十香を背負ったココアだった。

二人ともパジャマのままである。

そして背中の十香はというと・・・。

 

「ぐぅ・・・つなこパン・・・・」

 

何やら美味しそうな夢を見ているようだがつなこパンとは一体。

 

 

 

 

****

 

その後、十香を何とか起こし、みんなで朝食を食べた。

チノによるとココアが一人で起きるのは奇跡らしい。

何故起きられたかはおそらく寝相が悪い十香がぶつかったからということで決着がついた。

ココアはしきりに自力で起きたと主張していたが・・・。

そんなこんなで朝食を食べ終わり、ココアと十香も着替え、登校する時間になった。

 

「じゃあ、行ってきます。お店、頑張ってください」

 

「行ってきまーす!」

 

「ああ、気をつけてな」

 

「行ってらっしゃい・・・です」

 

「うむ、行ってらっしゃいなのだ!」

 

こうして外でチノとココアを見送った後、三人は店を開ける準備を始める。

ちなみに十香と士道の制服はバータイムのものだ。

 

「ふああ・・・・ん・・・昨日の夜話しすぎたせいかまだちょっと眠いぞ・・・」

 

十香があくびをしながらそんなことを言ってくる。

 

「あ、十香さんもお話したんですか?実は私も・・・・」

 

「おお、四糸乃もか!」

 

そんな二人の会話を聞きながら士道はテキパキと準備を進めるが、そこでカウンターにポツンと置かれているものに気がつく。

それは・・・。

 

「あ・・・これココアの弁当だ!十香、四糸乃!今から追いかければ何とか渡せると思うし、行ってくる!」

 

二人にそう言って士道はココアの弁当をもって店を飛び出した。

そしてココアたちが向かった方向に駆け出すが、すぐに道が分かれ、どこに行ったかわからなくなる。

しかしその時。

 

「あ、あわわ・・・何ですかこの人!」

 

「ち、チノちゃんを離して!」

 

二人の声が聞こえてきた。

しかしその声は明らかに普通ではなかった。

何者かに襲われているのだろうか?

まさか精霊関係では・・・。

しかし考えていても仕方がない、士道は二人を助けるために声のした方に駆け出した!

そして。

 

「おい!今すぐチノから離れ・・・・ろ・・?」

 

勇ましく叫んだが思わず最後の方が疑問符になってしまう。

何故ならそこにいたのは見知った人物だったからだ。

 

「うふふ、モフモフですね〜!可愛いです可愛いです!・・・あれ、ダーリン?」

 

「し、士道ー!!」

 

そう、そこにいたのはチノもモフりまくる美九と涙目で助けを求めてくる七罪だった。

 

 

 

****

 

 

「全く・・・美九、その癖直せないのか?」

 

「無理です!」

 

キリッ!

 

「・・・・ブレないな。まぁ無事でよかった、七罪もな」

 

「う、うん・・・ごめん、美九の暴走を止められなくて・・・」

 

七罪が申し訳なさそうに謝ってくるが、こればかりはどうしようもないので大丈夫だ、と言って慰める。

と、そこでチノがずれた帽子を直しながら士道に聞いてくる。

 

「こ、この人たちは士道さんのお知り合いなんですか?あと士道さんは何故ここに・・・」

 

「ああ、元の世界のな。あとここに来た理由だか・・・・ココア、忘れ物だ」

 

そう言ってココアに持ってきた弁当を手渡す。

 

「あっ、忘れてた・・・ありがとう士道くん!」

 

「どういたしまして。この二人のことは帰ってきてから説明するよ。今話してたら学校やばいだろ?」

 

士道の言葉に二人はハッとして一言お礼を言ってから学校に向かって走り出した。

それを見送ったあと、美九がニヤニヤしながら、七罪はジト目で士道を見る。

 

「いや〜、さすがダーリンですね〜!もうあんな可愛い子を口説いてるとは!さすが恋愛マスター!」

 

「し、士道・・・最悪・・・」

 

「待ってくれ、話を聞いてくれ、お願いだから!」

 

 

 

 

****

 

 

「なるほど・・・後でその人たちにはお礼を言っとかなきゃな。あと、精霊のこと、話したって言ってたけど・・・」

 

何とか話を聞いてもらい、お互いの状況をある程度確認した後、士道は美九に言う。

 

「はい。変なところでばれて混乱を招くよりはあらかじめ言っておいたほうがいいかと思ったので〜」

 

「確かにそうだな・・・。わかった、俺たちも二人に正直に話すことにするよ。あと・・・」

 

そう言ってから士道はもう一つ気になっていることを二人に聞いた。

 

「そっちに琴里はいないのか?」

 

そう、二人の話に士道の妹、琴里の名前が全く出てこなかったのだ。

そして七罪が少しうつむきながら言った。

 

「うん・・・こっちにはいないわ。どこにいるんだろ・・・」

 

「そうか・・・琴里のことだから大丈夫だとは思うけど少し心配だな・・・」

 

「琴里さんのことですから[私の心配なんかしてる暇かあったら他にすべき事を考えなさいバカ兄貴!]・・・とか言いそうですけどね〜」

 

美九が琴里の声真似をして笑いながら言ってくる。

相変わらず楽観的だが今はそれに少し救われる。

士道は苦笑しながら。

 

「まぁそうかもしれないな。俺は今店を手伝わないとだし。あと、二人も店についてきてくれ、連絡手段もないし俺たちがどこに居るのか知っておいてほしい」

 

「はーい!久々に十香さん成分を補給させていただきます!キャー!興奮してきました〜!」

 

「四糸乃・・・・四糸乃おおおお!!」

 

「おい、二人とも本当に頼むぞ!?店の場所の確認だからな!?」

 

店の場所を知らないのに叫びながら走り出した二人を、士道もまた悲鳴にも似た声をあげて追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二亜「いやー、また間が空いた更新だったね〜。作者年末年始は忙しい!とか言い訳してたけどそろそろ囁告篇帙使って強制的に動かそうか」

 

タカヒロ「それもいいかもな・・・本編、キッチンに俺もいたはずだがいつの間にかフェードアウトしてるからな」

 

ティッピー「本筋から関係ないキャラはこうして消されていくのじゃろうな・・・」

 

二亜「そして来るんだろうね・・・なんか虚しいかもね」

 

モカ「じゃあ私が慰めてあげるわ!二亜ちゃんよしよし〜」

 

タカヒロ「ん?」

 

ティッピー「ほあ?」

 

二亜「も、モカねえええええええええ!」

 

モカ「はーい、ココアの姉、モカです。ごちうさ二期が終わりしばらく経ちました・・・みなさんいかがお過ごしでしょうか」

 

二亜「打ちひしがれてます」

 

モカ「やっぱりねぇ・・・私が慰めてあげよう、よしよし♪」

 

二亜「エッヘッヘ・・・これはダメになる・・・私の方が年上なのに・・・」

 

ティッピー「さすがは本物の姉、年上でも扱いはお手の物じゃな」

 

タカヒロ「というか二亜くんは難民だったのか」

 

二亜「でもモカねえと会えたからもう救われたよ・・・あ〜心がぴょんぴょんする〜」

 

モカ「ぴょんぴょんするのはいいけど二亜ちゃん、次回予告次回予告」

 

二亜「ああ、そうだった・・・囁告篇帙っと!んん、次回第九羽は・・・【日常の中の非日常】早速日常が終わりそうなタイトルなんだけど・・・お、お楽しみに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二亜「あと囁告篇帙の力で次回のこのコーナーのゲストもモカねえにしたから!」

 

モカ、ティッピー、タカヒロ「えっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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