東方吸血録   作:Hanrei284

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どうも、hanrei284です。
今回は数日前に投稿しようとしていたんですが、諸事情により少し遅れてしまいました
今回はフランの狂気を相手にします
では第7話、ゆっくりしていってくださいね!


第7話 狂気という『感情』

俺、レミリア、パチュリーの三人は轟音が聞こえた直後に図書館を飛び出した

おいおい…嘘だろ…?あんなに普通に会話してたじゃねぇか…

兎も角、早く行ってやらないと!

 

 

 

 

 

 

 

「アハハハハハハハ!!みんな!みぃんな壊れればいいのよ!アハハハハハ!」

 

着いた時には、地下室の周りが酷い有様だった

狂気が消えて、一番嬉しがっていたレミリアは口を押さえ、震え、叫んだ

 

「やっぱり…やっぱり私の判断のせいよ…!!」

 

唯々自分を責めたてていた

それを見つけたフランがこう叫ぶ

 

「そうよ!全部お姉様のせい!そうすればこんな気持ちにならずに済んだ!全部お姉様のせいよ!」

 

ニコニコしながらレミリアを更に責める

そんな光景を見て、俺は耐えられなかった

 

「じゃあちょっと俺と話し合おうか、色々と…な」

 

いつにない声のトーンでフランに話しかける

空気が重い、その場にいる人全員がそう思っただろう

 

そして次の瞬間、俺はレミリアとパチュリーを愕然とさせる発言をした

 

 

 

 

 

――なぁ?フランの『狂気』という名を持つ『感情』さん?――

 

 

 

 

 

 

レミリアがそれを聞いて俺に叫んだ

 

「狂気という感情ってどういうこと!?まさか狂気が一つの感情とでも言うの!?」

 

「ああそうだ、これは性格なんかじゃない、唯の感情だ」

 

そしてフランの方を向き、レミリアに言う

 

「じゃあ色々と決着つけてくるわ、魔方陣張るから気をつけろよ?」

 

そう言ってフランと俺だけになるように魔方陣を張り、他のところに影響が出ないようにした

 

「フフ…お兄様は何をするつもり?」

 

妖艶な笑みを浮かべ今にも暴れだしそうにレーヴァティンだろうか…?そのようなものを振っている

はぁ…これは話し合いじゃ解決出来るか心配だなぁ…

 

「うーむ…唯、話し合いをしにきただけさ」

 

「えー、つまんないー、もうちょっと楽しいことしましょ?」

 

とても不満そうな声で喋りかけてくる

そんなこといわれてもなぁ…これしかいい解決方法ねぇんだよな…

 

「まぁまぁ、一旦座れよ」

 

座布団を二枚創造し床に置く

そして真剣な目でフランを見つめる

 

「むー…まぁお兄様の言う事だからなぁ…わかったよぉ…」

 

俺のことを見て言う事を聞いたほうがいいと思ったらしい

スッと座布団に座り込んだ

 

「で?一体何の話をするの?」

 

「まぁお前の今、作っている性格…作られた感情についてだな」

 

俺がそういうとフランの顔が赤くなり、叫んだ

 

「作っている性格!?そんなはず無い!私はこの性格のせいで拒まれてきた!」

 

そして暴れだそうとするが、暴れられないようにちょっとした結界のようなものを張り、暴れられないようにした

やっぱりこうなったか…結界張っといて正解だったよ…

 

「いいや、作っている性格を振り回し過ぎた、だからこそ拒まれてきた…そうじゃないか?」

 

その言葉を聞いた瞬間、更に叫ぶ

 

「違うっ!この性格があるから…だからお姉様にも幽閉されて…嫌われてきたんだ!」

 

そしてフランは泣き出した

最初は強く、憎しみを持つように泣きじゃくっていたが、後になるとだんだん弱く、哀しみを露にし始めた

そして俺は結界を解き、フランをそっと抱く

 

「泣きたいなら一人で泣くな、一人で泣いたら哀しみが強くなるだろ?泣きたいなら俺のところのとこに来い…お前の思いを全部受け止めてやる…そうすれば、寂しくなるよな…?」

 

「うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

俺の胸の中で泣くフランを更に抱きしめる

そして数分後泣きつかれたのか寝てしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランを抱いて、魔方陣を解いた

レミリアが頭を抱えながら地面に座り込んでいた

 

「フラン…そんな風に思っていたなんて…」

 

「そんなに自分を卑下しなくてもいいじゃない、レミィは正しい判断をしたのよ」

 

パチュリーがどうにかして慰めてあげようとしていた

それを見ながら俺も会話に加わる

 

俺が一番気になってたのはフランの能力についてだ

何か特殊な能力を抑えきれずに発動してしまい、振り回されているとしか思えないのだ

 

「なぁレミリア、フランってなんか特殊な能力持ちだろう?」

 

俺がそう質問すると、レミリアはとても疑問そうに答えてくれた

 

「えぇ…『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』っていう能力を持ってるわ、それがどうしたの?」

 

「多分フランはその能力に振り回されてたんだ、制御しきれずに何かを破壊してしまう…そしてその能力を忌み嫌われることに耐え切れず『狂気』という感情を作り出してしまったんだよ」

 

それを聞いたレミリアとパチュリーは驚いていた

そんな中俺は話を続ける

 

「そしてその作り出した感情は、いつの間にか性格というものに変貌してしまっていたんだ、そして現在に至る…と」

 

「そういうことだったの…私もまだまだね…」

 

少しレミリアは落ち込んでいた

フランのことになると本当にネガティブになるな…

 

「まぁ少しだけ細工を施させてもらった、これで狂気に困る事はないだろうさ」

 

「何をしたの…?」

 

とても心配そうにこちらを見つめてくる

 

「ちょっと魔法をな…まぁ人体には影響しないよ」

 

俺がそういうとレミリアは安堵していた

 

「さて、色々と安定した事だし、地下室直してからフランの部屋を作ってやらないとな」

 

「私も崩れた本の整理をしないといけないわ、また後でね」

 

パチュリーはそういって図書館へと戻っていった

何気にパチェさんってフリーダムなお方…?

 

「さ、俺の部屋もちゃんと言われてないままだし、俺たちも行こうぜ」

 

フランを抱え、能力で地下室を直してからレミリアにそういうと、まさかの返答が返ってきた

 

「フフッ…稜夜とフランと私は同室よ」

 

「そうだよ?仲良く一緒に居ないとダメでしょ?」

 

フランの声が聞こえてきた

いつの間にか目を覚ましていたらしい

俺は唯々唖然としていた

 

流石姉妹…簡単に意思疎通が出来てしまうらしい

そして流石吸血鬼…だな

子悪魔な笑みを浮かべ、二人は俺の服の裾を引っ張って部屋へ連れていこうとする

 

そして途中で立ち止まり…

 

「「これからよろしくね稜夜!」」

 

太陽にも勝るような、本当にまぶしい笑顔でこちらを見つめ、ぎゅっと抱きついてきた

そんな笑顔の二人に俺も頬がほころび、笑顔で返す

 

「あぁ…これからよろしくな、レミリア、フラン」

 

ニコニコし、そしてとてもまぶしい笑顔の二人を更にぎゅっと抱きしめ、部屋へ向かっていった




はい、どうだったでしょうか第7話
書き終わってから思ったんですが、フランにもフラグ立っちゃいましたね(笑)
当初は予定ではなかったんですが…
小説って、どんな展開になるか読めませんね…(汗

さて、感想・意見・アドバイス等コメントお待ちしております!
では次回まで、ゆっくりしていってくださいね!
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