ラブライブ!~きっと青春は、~   作:日月水光

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お久しぶりです。日月水光です。

ものすっっっっっっっっっごい間が空いてしまいました。ですが、これからもちょくちょく更新していく予定ですので、よろしくお願いします。

それではどうぞ!


#10.解散の危機?!

 

「ヤバい…! 遅刻だ!」

 

μ'sが6人になってから練習にも力が入るようになっていた。朝はもちろん、昼休みも屋上に集まって話し合いと練習、放課後もハンバーガー店に集まり話し合い。とにかく平日で暇さえあれば集まっていた。正直休みたくなるぐらいに。

今でこそ結構慣れてきたけど、やっぱりまだ女の子に、と言うより他人には抵抗がある。唯一マキがやりやすいぐらいだ。だから、体力的にも精神的にも(ついでにバイトあがりだし)疲れていたのだろう。今現在朝練に遅刻しそうなんです。

 

「はぁ、はぁ、もう、歩こうかな……」

 

そう言って神田明神の階段に到着したとき、自分の横を走っていく人影がいた。

 

「? こんな朝早くに参拝者…? …の割にはやたら急いでたけど」

 

なんだろう?と思っていると上から声が、

 

「よーくーん! そっちに誰か走ってこなかった~!?」

 

ことちゃんか。確かに来たけど……

 

「来たよー! 誰か知り合いかなにかなのー?!」

「そうじゃないんだけどぉ~! とにかくこっち来て~!」

「わかったー!」

 

なんなんだろう……?とにかく行ってみよう。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「うーん……」

「よしくん、なにかわかった?」

「穂乃果さん……いや、まだなにも」

「そっか…そうだよね」

 

放課後。みんなでハンバーガー店に向かう途中、穂乃果さんが話しかけてきたけど見るからに落ち込んでいる。

朝の話を整理するとこうだ。朝練の最中誰かに見られている気がしていたらしい。朝練だけでなく最近はよくあったとのこと。実害がないのなら、と放置していたのだが今朝はことちゃんをはじめ、流石に我慢できなくなったらしい。それで捕まえようとしたら返り討ちにあってしまい、

 

「あんたたち、今すぐ解散しなさい!」

 

だそうだ。

考えられる理由としては……

 

「あのさ、みんなに聞きたいんだけど…なにか恨まれるようなことしてないよね?」

「うん。穂乃果もそれは考えたんだけど、してはいないと思うんだ。」

「そうですね…少なくとも明確な悪意をもってやった、という人はまずいないでしょう」

「そうだよね! ことりはともかくみんな可愛くていいこだもん!」

「うーん、まあそうだよね。そこは疑ってなかったんだけど。あと、ことちゃんも可愛いからね」

「よー君…ありがとう! お礼にこの服あげる!」

「いりません」

「なんで~?!」

 

なんでじゃないよ!どーーーー見てもフリッフリの女の子用のやつじゃねえか!着るわけねえだろ!てか何で持ち歩いてんの?!

 

「…………だとしたら、やっぱり他のスクールアイドルの人かなぁ……」

「確かにそれなら合点がいくわね。ライバルを少しでも減らそうってことでしょ?」

 

マキが同意してくれたけど、残念ながら可能性は低いんだよね。

 

「…で、でも、ランキングが上がってきているとはいえ、出てきたばかりの私たちμ’sを敵視する人たちがいるんでしょうか…?」

「そうなんだよねぇ……」

「なーんだ。結局天瀬先輩はなにもわかってないんだ」

「……星空はなにかわかってんのか?」

「そんなの知らないにゃ」

「てっめぇ……」

「け、喧嘩はやめてください…!」

「まったく…アキ、凛と仲良くできないワケ?」

「いやしかしだな、これは全部星空が…」

「後輩のせいにするなんて、ひどいんですねー」

「ほらまた!」

「アキ! 子供じゃないんだから」

「…わかったよ」

 

だが、なぜだ。何故こんなに敵視されている。少なくともこちらから強くあたったつもりはない……はずだ。

 

「べーーーっだ!」

「…………っ!」

 

あんにゃろ……。覚えてろよ…!

そうこうしてるうちに店に着いた。自分は最後に入り席を取りに行く1年生の3人についていった。すると……

 

「おい…なんだよあれ……」

 

仕切りで隔たれてはいるが向こうの席にうん……が見えた。いやそんな表現すんなよと自分でも思うけど、そうとしか見えない。強いて言うなら色が違うぐらいだ。とりあえず席には着いたけど、落ち着かない。ひじょーーに落ち着かない。

 

「お待たせ~。みんなの分持ってきたよ~!」

 

注文をしに行っていた3人が戻ってきた。

 

「ま、まあ今は気にしない方向で行くとしよう……」

「? なにか言いましたか?」

「いやいや、なにも……」

「……? そうですか、では話し合いを始めましょう」

 

園田さんに聞かれたけど流石に言えない。というか、言ったら僕が怒られそうだし。

 

「……………」

 

気にしないように、は無理だったようだ。話し合いをするスタンスはとっているものの隣が気になりすぎて何も頭に入ってこない。

 

「……?」

 

なんだ?穂乃果さんがこっちを見ている。話を聞いていないのがばれたのか?いや、聞く努力はしてるんだけど。

 

「よしくん!」

「はい?」

「穂乃果のポテトとったでしょ!」

「え…? いやいやいやいや! とってないって!」

 

…………多分。無意識にただひたすら食べてただけだから自信がない……。

 

「だって! 穂乃果そんなに食べてないのにすごい減ってるんだもん!」

「えぇ…そんなこと言われても……」

「そうですよ。いきなり言われたら困るでしょう、穂乃果」

「えー! だってだってー!」

 

と。そこまで言った時だった。

 

「……………」

 

そろーっと隣から、そう、あの席から手が伸びてきていた。

 

「あーーーーーーーっ!」

「ゲッ……!」

「ちょっとー! 穂乃果のポテト返してよー!」

「うるさいわね! もう食べたんだから無理よ!」

「じゃあ買って返してよ! って、あなたは今朝の?!」

「うっ………」

 

今朝の?ってことはこいつが例のストーカー?なのか?と言うか、みんな頭のあれ気にならないの……?

 

「どうして私たちをつけまわすのですか!」

「そうだよ! どうして?!」

「……今朝言った通りよ! あんたたちはまるでなってない! だから早いとこ解散しなさい!」

 

そう言って踵を返し走っていってしまった。

 

「こらー!! 待ちなさーい!」

 

すぐに後を追うことにした。止めさせないと集中できないだろうし。

 

「ごめんだけど、会計よろしく!」

「えっ……! ですが、その」

「わかった。よー君も気をつけてね~」

「ことり?!」

「ありがとう! それじゃ!」

 

園田さんがまだ何か抗議をしていたけど逃げ出したうん………いや、ピンクっぽいソフトクリームを追いかけ走り出した。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「はぁ、はぁ、ぜぇ……ふぅ。くそ、見失ったか…」

 

結局見失ってしまった。意外と足が早くて追いつけなかった上に見慣れない場所に来たものだから、通る道だけでも覚えようとしてたらいつのまにか目の前から消えていた。

てか、道行く小学生ぐらいの子供たちに散々言われてたぞ。ああいうの好きだしな小学生は……。

 

「仕方ない。戻るとするか。……ていうか、我ながらすごいな。体力が全然違うぞ」

 

アイドルするわけでもないのに、あの過酷な練習に付き合っていたからだろうか。前の自分とは比べ物にならないくらい変わっていた。

 

「本当すげぇな……………ん?」

 

なんとなく既視感あるなと思っていると、自動販売機の前でうろうろしてる子がいた。何か困っているのだろうか?助けることにしよう。

 

「おーーーい! どうかしたのー?!」

「え……」

「何か困っているなら力になるけど……」

「……あなたは、誰ですか…?」

 

そう言って振り向いた子の顔を見て、驚いた。

 

「?! なっ?! にこ姉?!」

「え…にこ、姉って…!? あなた、お姉さまを知っているのですか?!」

「いやいやいや流石に見た目小学生のままって………え? お姉さま……? まさか、妹…?」

 

いや待てよ。人違いかも知れない。にこって名前は他にいる可能性もある。

 

「えっと、僕が知っているのは矢澤にこさん、だけど」

「…! やっぱり、お姉さまのことです! 宇宙ナンバーワンアイドルの」

「え…? 宇宙ナンバーワン?」

 

いきなり胡散臭くなったけど近づいたぞ。アイドルはアイドルだし。いやまだだ、同姓同名かもしれない。ここは……

 

「そうだ。もし同じ人を言っているなら……」

「そうですね……。それではご一緒に!」

「「にっこにっこにー!」」

 

…………………………………

 

いや、確認できたけど、これよく考えなくても恥ずかしいわボケ。周りに人がいなかったのが幸いか……。

 

「やっぱりお姉さまのことでしたね!」

「そうみたいだね。あ、僕は天瀬って言うんだ」

「わたしは矢澤こころです。……天瀬って、もしかして天瀬幸明さんですか?」

「え、うん。そうだけど……どうして知ってるの?」

「お姉さまがいつも話してくれます。小学生の頃、弟のような人がいたって」

「そう、なんだ」

 

そうか。まだ覚えててくれたんだ。小学校卒業してから連絡の1つもしなかったのに……。

 

「これも何かの縁ですし、家に来ますか?」

「…いや、いいよ。ちょっと顔会わせづらいし……」

「そうですか? お姉さまも喜ぶと思いますけど」

 

うん。僕も嬉しいんだけどね。なんとなく気恥ずかしいんだよなぁ。

 

「そういうことでしたら、お姉さまの話を聞かせてくれませんか? 天瀬さんの話はよく聞くのですが、お姉さま自身の話はあまりしてくれないので」

「ああうん。それならいいよ」

 

そういう訳で小学校の頃のにこ姉について話すことになった。熱心に聞いてくれるのでどんどん話してしまった。多分いらんことまで。後でバレたら怒られそうな気がする………

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「よー君行っちゃったね~」

「うん。でも、よしくんあんなに足速かったっけ?」

「いや流石に速すぎでしょ、あれは。前はあんな速くなかったはずだけど」

「……真姫ちゃんは天瀬先輩のことよく知ってるんだね」

「うぇ…! ち、違うわよ! 偶然中学一緒だっただけで…」

「一緒なだけなら普通そこまで知らないにゃー」

「別に、なんでもいいでしょ! それで穂乃果! …先輩、この後どうするのよ?」

「うん?」

「まだ食べてたの……」

「えへへ。さっきまでとられてた分と思って」

「それじゃあ穂乃果ちゃん。ことりの分もあげる!」

「え?! いいの!?」

「うん! ……あんまり食べると太っちゃいそうだし…」

「太る……はっ!」

「………………………」

「………あ、あれ? 海未ちゃんに怒られると思ったんだけど…」

「………………………」

「なんだかぼーっとしてるよ?」

「おぉーい! 海未ちゃーん!」

「………………………」

「う! み! ちゃーーーーーん!!!」

「…え?! あ、はい! なんですか、大声で」

「海未ちゃんが反応してくれないから~。どうしたの?」

「す、すみません。ですが、少し考え事をしていただけなので心配いりませんよ」

「なーんだ。それならよかった」

「…………あっ。そっかそっか~♪」

「な、なんですかことり。にやにやして」

「なんでも~?」

「そうですか…それならよいのですが」

「んふふ~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、さっきの人の頭って」

「凛ちゃん!? 今触れちゃうの?!」

 

 

 

 




とうとうにこ先輩の出番!(まだうん○だけど)
いやアニメでね?みんな触れないのかな、気にならないのかなって気になってたんですよ。まあそれどころじゃないっていう可能性もありますが。
……はい。μ'sのみんなは汚れてないからね。純粋だから……

また間が空くかもしれませんが、暇潰し程度にどうぞ、よろしくお願いします。
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