ラブライブ!~きっと青春は、~   作:日月水光

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こんにちは、日月水光です……。

非常に申し訳ないです……… 。更新がこんなにも遅くなるなんて……。
楽しみにしてくださる方がいるかもしれないというのにこの様です……。

とにかくどうぞ。


#08.つながるおとしもの

 

 

 

「「ああぁぁ~」」

「穂乃果、天瀬くんも、少しだらけすぎではありませんか?」

「えぇぇ……だって海未ちゃ~ん」

「だってじゃありません」

「むぅ……」

 

ファーストライブが終わってから数日後。

最初のステージをやり遂げた達成感からか、基礎的な練習を少しして終わりという状態が続いていた。このままでは良くないと思いつつも行動に移すことは誰もしなかった。

 

「誰かメンバーに入ってくれないかなあ……」

 

穂乃果さんがボソッと呟いたのが聞こえた。確かに新しい人が入ってくれれば、というより何か変化があればまた違ってくるのかもしれない。

 

「まったく……では、今日はこれで終わりにしましょう」

「はぁ~い」

「うーん…うん! 海未ちゃん、ことりちゃん! よしくんも! 一緒に帰ろう!」

 

やっぱり誰も現状には満足していないようで、返事も微妙な感じになっている。

というか、普通に誘ってこないで…。

 

「あ……ごめん。今日ちょっと用事があるからまた今度でいい?」

「えぇー! またなのー!」

「穂乃果、仕方がないでしょう。ただでさえ私達に付き合ってもらっているのですよ?」

「でもぉ~! この前もだったじゃ~ん!」

「でも…よー君忙しくても黙ってそうだし……」

「それはたしかに……」

「………………」

 

居づらい。本人の前でそんな話しないでくれ。実際のところ女の子3人と帰るのが気が引けるだけなんだけど…。まあ、今日は本当に用事がある。職員室だけど。

 

「それじゃあごめんだけど」

「うん! またあしたー!」

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「失礼しました。……ふぅ」

 

結局誤解されて呼び出されただけだったけど、職員室に居た先生が音ノ木坂で一番怖いと言われている先生だったから少し緊張した。見る限りは良い先生だったけど……。怒ると怖いのかな?

 

「今からなら穂乃果さん達とは会わないだろうし、帰るか」

「うぅ……どうしよう…」

 

ん?あれは……小泉さんか?何か職員室の前で唸ってるけど。

 

「………? あっ」

 

そういうことか。持ってるのは生徒手帳。多分誰かの落とし物。職員室に届けにきたはいいけど、中に居るのはあの先生だけ。

 

「小泉さんの性格じゃなあ…。まあよく知らないけど」

 

入りづらいんだろう。先生が先生だから。

……気づいたものはしょうがない。助けるとしましょうかね。

 

「あの、小泉さん……だよね?」

「ぴゃあ!」

「あ、ごめん。驚かせるつもりはなかったんだけど」

「……あの、あなたは…?」

 

あれ?僕のこと知らなかったっけ?一方的に知ってただけか。

……って!完全に不審者じゃん!そりゃ警戒するわ!

 

「僕は天瀬って言うんだけど…」

「天瀬、先輩?」

「そうそう」

「それで……私に何の用でしょうか」

「いや、お困りのようなので助けようかな、と」

「えっ…あっその……これは」

「職員室。あの先生だけだから入りづらかったんじゃないの?」

「はい……そうです。生徒手帳を拾ったので職員室に預けようとしたんです」

 

なるほど。とても良い子みたいだ。大体の人は見てみぬふりするだろうし…。いや、学校じゃそんなもんか?まあいいか。

 

「僕が持っていこうか?」

「……いいんですか?」

「うん。どうせ用事があるし」

 

嘘です。今さっき終わりました。

 

「じゃあ…お願いします」

「はい了解……ってこれ…」

「……?」

 

マキのじゃん。あいつなにしてんだ。珍しいこともあるもんだな。

……あっ。そうだ。どうせなら……。

 

「小泉さん。僕この持ち主知ってるから一緒に行かない?」

「えっ…私が天瀬先輩と?」

「うん。そう」

 

二人きりはきついだろうけど。主に僕が。多分小泉さんも。

 

「ですけど……」

 

ま、警戒するよね。初対面の男にこんなこと言われたら。ある意味初対面ではないけども。

 

「……本音を言うとね、この持ち主の西木野さんの友達になってほしいなって思って」

「西木野さんの…友達に?」

「うん。どうせまだ友達できてないかと思って」

「ズバッと言うんですね……。でも確かに誰かと一緒に居るのは見ないかもしれません」

「………」

 

2割ぐらい冗談だったんだけど。マジか。

 

「…ま、まあ友達どうこうよりも小泉さんが直接渡した方が良いかなと思って。ほら、拾ったんだし」

「確かにここで誰かに任せるのはちょっと無責任ですね……」

「そうそう!」

 

自分から助けるって言っといて滅茶苦茶じゃんかよ、自分。

 

「わかりました。行きましょう」

「うん。ありがとう」

 

納得してくれたみたいだ。良かった…。

これでマキも素直にお礼言って友達にってなれば良いんだけど……なあ…。無理だろうな。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「よーし、ついた。ここが西木野さんの家だよ」

「ふぇぇ…すごい家…」

 

まあ、驚くよね。こんなでかい家見たら。僕も初めて来たときは全く落ち着かなかったし。

さてと、誰かいれば良いんだけど…。小泉さんにやらせようか。

 

「小泉さん。ちょっとお願いしていい?」

「えっ…天瀬先輩は?」

「大丈夫、ちゃんと行くから」

「?? わかりました」

 

ピンポーン

 

小泉さんが話し始めた。どうやら誰かはいるようだけど。

 

「はい。ありがとうございます。わかりました」

「……どうだった?」

「家の中で待ってて、だそうです。西木野さんはまだ帰ってないみたいで」

「そっか。じゃあお邪魔しようか」

「はい」

 

そこまで言ったとき家の扉が開いて誰かが出てきた。あれは……音々(ねね)さんか。

 

「ごめんなさ~い。小泉さんだったわよね?それから……」

「どうもです」

「あら…あらあらあら! 幸明君じゃない! 久しぶりね~」

「そうですね。もう一年は経つかと」

「もうそんな経つのね~。幸明君が卒業してから真姫ちゃんが寂しがってたわよ~」

「ホントですかそれ」

 

よしからかってやろう。

 

「あの、お知り合いなんですか?」

「まあ、ね。中学の頃にちょっと」

「ここで話すのもだから上がって上がって~」

「「お邪魔します」」

 

それからマキが帰ってくるまで、ということで3人で話すことに。主に僕とマキのことについてだけど。

マキのお母さん、西木野音々さんは僕が(情けないことに)マキに勉強を教えてもらうようになってからの付き合いで。マキが少し離れる度に顔を出してきて、マキの友達がどんな人かを見にきていたらしい。少しずつ話した結果2人してマキはからかうと面白いよね、という結論になった。そこから2人で共謀してマキをからかってた。

なんか悪友みたいなポジション?な気がする。とても良い人なんだけどね。親バカだけど。

 

「ただいま」

「あっ。真姫ちゃん帰ってきたみたい。行ってくるわね~」

 

そう言って部屋から出ていった。小泉さんはどこか落ち着かない様子で、昔の自分を見ているみたいだった。

 

「うぅ……なんか落ち着きません…」

「大丈夫大丈夫。そのうちなれるから」

「ううぅ…はい…」

 

大丈夫かな、この調子で。マキと友達になってくれればいいけど。

 

「あなた…小泉さん? それからアキまで…」

「お邪魔してます」

「よっ。遅かったな」

「何の用なの? というか、2人は知り合いだったワケ?」

「いや、さっき知り合ったばかりだけど」

「はい。天瀬先輩には困っていたわたしを助けていただいたんです」

「あぁ、いつものお人好しね」

「なんだよ、いつものって」

「そのまんまの意味だけど?」

 

っと、僕ばっか話してちゃ意味ないな。小泉さんに話させないと。

 

「小泉さん」

「あっ、はい! あの、西木野さん…これ…落としましたよね?」

「これは私の生徒手帳? どうしてあなたが?」

「それは…あの…廊下で拾ったので届けようかなって思って…」

「そう、なのね。……その…ありがとう」

 

普通にお礼言ってるんだけど。なんか態度違くない?まあ気持ちはわかるけど。僕も小泉さん相手だと話しやすかったし。

 

「それで…西木野さんは…アイドルに興味があるんですか?」

「私が? そんなワケないでしょ」

「でも…スクールアイドルのチラシを見てたから…」

 

ほう。マキがアイドルに。ほうほう。

 

「な…! あれは…その…違くて! って、何ニヤニヤしてんのよ! アキ!」

「いやいや、マキはアイドルに興味があったんだなあと思って」

「だからっ! …痛っ!」

「っ! 危ない!」

 

マキが勢いよく立ち上がろうとしたとき足を打ったみたいで。倒れそうになってたから助けようとしたのが失敗だった。

 

「…っ…! いってぇ!」

 

自分も足を打って倒れてしまった。

……だっせぇ…。

 

「あ…あの! …大丈夫、ですか?」

「「大丈夫」」

 

小泉さんにいらん心配をさせてしまった。

 

「そうですか…よかった。ふふ…ふふふ」

「「なんで笑ってるの?!」」

「ごめんなさい…! なんだかおかしくて」

「「おかしくない!」」

「ほら、また。…ふふ」

 

さっきからマキとハモってるし。多分それで笑ってるのかね?それはそうと……

 

「マキ! さっきから真似すんなよ!」

「なんでよ! アキが真似してるんでしょ!」

「はあ? どう考えてもお前だろ」

「なにをどう考えたのよ!」

「……お2人は仲が良いんですね」

「「よくない!」」

 

ダメだ。このままじゃループしそう。話を戻そうか。マキも同じことを思ったらしい。

 

「それで? 用事はそれだけなの?」

「あ…あの…」

「言いたいことあるなら言った方がいいよ」

「…はい……! では……!」

 

なにを言うんだろうか。ここに来るまでになにも聞かなかったかけど。

 

「西木野さん…! 西木野さんはアイドルに向いていると思います!」

「はぁ? いきなりなによ」

「だから…! スクールアイドル、やってみた方が良いと思います!」

 

ほう。確かにマキは容姿も良いし、歌も上手いし、何より作曲できるし。向いてると言えば向いているだろう。本人も興味あるみたいだし。でも………。

 

「私は……………それより、あなたはどうなの?」

「えっ……わたし…ですか?」

「そ。学院で見る限りあなたも興味あるんでしょ」

「あるにはありますけど……その…私は向いてないので」

「向いてないもなにもないでしょ。やってみなくちゃわからないわよ」

「……そうでしょうか…」

 

そろそろかな。

 

「はいはい。お互いその辺で。今日のところはここまでね」

「アキ……」

「天瀬先輩……?」

「明日に響いちゃうから早く帰りたいんだ。というか腹へった」

 

テキトーに理由言ったけど、流石にマキは気づいてるか。小泉さんも疑問に思ってるみたいだし。

 

「…わかりました。帰りましょう」

「そうね。もういい時間だものね」

「そゆこと。それじゃマキ。また」

「ええ。また明日。……小泉さんも」

「えっ…うん…! また明日」

 

ん?マキにしては珍しい……。これはもうすぐにでも友達になれそうかな。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「スクールアイドルの話だけど、小泉さん、できると思うよ」

 

マキの家からの帰り道。思ってたことを言ってみた。

 

「えっ……」

「だって、小泉さんの声って綺麗だし。見た目も可愛らしいし。全然いけると思うけど」

「私が……? 本当にそうでしょうか…」

「少なくとも僕は、それからマキも、そう思ってるけど」

「…………………」

 

うーん。余計なことを言っちゃったかな?でも本当にそう思うし。

 

「そう…ですね。前向きに考えてみます」

「うん。それが良いと思うよ」

「あの、今日はありがとうございました」

「いいよお礼なんて。マキに友達もできたことだし」

「それでも、です。ちょっぴり自信もついたので……」

「そっか。じゃあ僕はこっちだから」

「はい…! 本当にありがとうございました…!」

 

だからいいってのに……。

小泉さんがμ'sに入ってくれればいいのになあ。

 

 

 




感想気軽にどうぞ。

なんだかうまく書けないような感覚に陥っています。拙い文章になっていると思いますが、お許しください。

また更新が遅くなるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
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