そして病気の原因を調べるため○○市の病院を目指していた。
(ここが初めて爆撃を受けた場所、○○市か・・・)
○○市は日本で初めて感染者が確認された場所であったためにいたるところに装甲車や戦車があった。
青井和長は病気の正体を少しでも知るためにパンドラの箱とされていた病院に向かっていた。
感染者が二体近寄って来た。
和長は二本の鞘から抜刀した。
和長は二つの頭を跳ね飛ばした後、二体の体を真っ二つに斬った。
持っていた雨具のカッパに感染者の臓物をまんべんなく塗りたくり着た。
和長は感染者の匂いをまとえば感染者は襲って来ないと最近分かった。
あるZDAY・・・
和長が都心で感染者の大群に襲われ、斬り裂きまくっていた時、臓物を全身に浴びた。
「くそっ!!ここで終わりか!!!」
アスファルトに倒れ込んだ時、感染者は襲うのをやめ始めたのである。
和長はそのまま気を失った。
次に目が覚めた時、雨が降ってきた。
雨で匂いが消え、感染者が物陰から寄って来たのである。
そこで和長は発症者に対抗する知恵を身に着けた。
今・・・
和長はカッパを着たまま、感染者の大群にまぎれていた。
歩いていると陸自のヘリを見つけた。
和長はゆっくり群れから離れ、カッパを脱ぎ捨てた。
ヘリのエンジンをかけた、するとプロペラが回りだした。
プロペラの音で感染者が寄って来た。
和長は離陸するまでの時間稼ぎとして胸のガンホルスターから拳銃で感染者に向かって乱射した。
ようやくホバリングし、街の上を飛行して病院に向かった。
(危なかった、ほとんど当たってなかったからな。また射撃の練習しないとな。)
しばらく飛行しているとビル群に入った。
するとビル屋上から狙撃された。
「畜生!盗賊か!!」
狙撃は見事ガソリンタンクに命中してガソリン漏れを起こしていた。
仕方なくヘリを着陸させた。
すると軍用車が二台来て銃撃してきた。
和長は近くの建物の中に逃げた。
建物裏口から盗賊がヘリの中や周辺を調べるのが見えた。
しばらくしてから盗賊たちは散開した。
(俺を殺すつもりか?)
和長は建物の中の奥に隠れた。
アサルトライフルを持った男が建物内に来た。
和長は胸のホルスターから拳銃を抜き、引き金を引いたが弾切れであった。
男「兄ちゃん。運が尽きたようだな。その二本の刀いただくぜ!」
和長「ちっ・・・」(ここまでか。)
男が和長に銃口を向けた瞬間、扉裏に隠れていた肉体派の男が後ろからアサルトライフルを持った男の首をへし折った。
畑辺「大丈夫か?和長。」
和長「あ、ああ。」
和長はなぜ助けてくれたのか、そしてなぜ名前を知っていたのか分からなかった。
畑辺「こっちだ。命が欲しいだろ?」
和長は言われるがままについていった。
表口には車が用意されていた。
田辺「畑辺さん、その人は!!!」
田辺はまるで和長を見たことあるような反応をした。
畑辺と和長は後部座席に乗り込んだ後、すぐに田辺はアクセルを踏んで走り去った。
車の中で・・・
和長「なんで見ず知らずのあんたが俺の事知ってるんだ?」
畑辺「世界が終わってから世界はさらに狭くなったからな。」
畑辺は笑っていた。
そして田辺もつられて笑い出した。
ZDAY30日目・・・
和成は食堂で座って男二人で肩組した写真を見ていた。
田辺はいきなり横に座って写真について質問した。
和成「ああ、こっちは弟だ。でも、もう生きてないだろうな・・・」
田辺「弟か・・・俺は妹をこの手で殺したから、安否を知らない方がまだ希望はあるぞ。」
すると畑辺が向かいに座った。
畑辺「そうだ、俺も家族を失った。この目でそれを見た。生きていると信じれば必ず会える。」
そう言って畑辺は和成の写真を取り上げ、まじまじと写真を見た。
畑辺「どこかで見たら必ず助けてやるよ!」
和成「チーフ、ありがとうございます。俺こんな温かい仲間に恵まれて幸せです!」
再び車の中で・・・
和長「じゃあ、兄は生きてるのか!!!」
和長は妻を失って以来再び希望、いや本当の目標が出来た。
畑辺・田辺「・・・・・・」
畑辺「いや、分からないんだ・・・さっきの奴らに襲撃され安全地帯を破壊されて以来な・・・」
しかし和長は、
「兄貴が一か月生き延びたんだ。きっと今も生きてるはずだ。」
とさらに希望を持った。
田辺「そうだよ、絶対生きてるよ。」
畑辺「そうだな、生きて再開しよう!!」