提督と艦娘とメガネと胃薬   作:名も無き蛇

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処女作のため、表現は下手です。


プロローグ

人類が深海棲艦の攻撃により制海権を失って数年後…。この少年はある出来事がきっかけとなり、提督としての道を歩むこととなった。

この少年、周囲から切れ者として評価されている。その反面、自他ともに認めるゲーマーであり、体調が悪い日が多いため、正露○をはじめとする多くの薬を常備している。

 

ここは鎮守府の執務室と呼ばれる空間だ。新設されたばかりの鎮守府で、床にはホコリ一つ落ちていない。そんな空間で少年が存在感のある段ボールを見つめていた時だった。

「提督…?」

後ろから声がし、少年が振り向くと、小さな人間のようなのがいた。

「……妖精?」

少年が不安げに尋ねるとそれは、

「せやな。俺がここの妖精長だ。以後よろしく」

と、一方的に挨拶された。挨拶しないわけにもいかず、

「こちらこそ。よろしくお願いします」

と、返した。そもそも俺は、[妖精長]というのがどんなものなのかわからない。恐らくは、妖精'sを束ねるお偉いさんなのだろうと考えたが、その考えはそいつの一言で否定された。

「ん?分かんないようだから教えるが、妖精長ってのはあんたのメンタルケアをはじめ、仕事のサポートをする職だ。他の妖精達を束ねているのは"妖精ちゃん"だ」

なるほど。といった様子で少年は頷いた。

「ところで提督さんや、秘書艦は誰にしたんだい?」

「え?」

「秘書艦だよ秘書艦。ここに来る前に郵送しただろ」

「……あ。」

 

 

2日前

引っ越しの荷造りを終え、少年がため息をつくと、インターホンが鳴った。

届いたのは、[重要]と書かれた茶封筒だ。少年がそれを開けると中には同年代くらいの女の子の写真と名前が記された紙と、秘書艦申請書が入っていた。

「なにコレ?秘書…艦? ……後にしよう」

そういって少年は段ボールの中にそれらを封筒ごと入れた。段ボールに油性ペンで[ごみ確定品]と書いていることも知らずに…。

 

 

「おい。どうした?急に黙り込んで」

妖精長が少年の顔を覗き込む。少年は気が付き、

「あ、すいません。少し考え事をしていました」

「考え事ねぇ…。秘書艦申請書のことか?」

少年は驚きを隠せなかった。妖精長は何らかの方法で少年の思考を読んでいるのだ。

「すいません。申請書を処分してしまいました」

頭を深々と下げ、少年が謝罪すると、

「なるほどな。つまり今のあんたには秘書艦が居ないってことだな」

妖精長は一人勝手に納得していたが、少年は動揺していた。

「気にするな。今回は特別に俺が建造の指揮を執って、お前に秘書艦を提供しよう」

少年が顔を上げた。

(…建造?…提供?)少年は意味が分からなかった。

「今から工廠に行って建造するんだ。今回は建造にかかる資材を妖精組合で負担しよう」

妖精長は胸を張ってそう答えた。

二人は執務室を出て、工廠へ向かった。

しばらく歩いていると妖精長が、

「見えてきたな。あれが工廠だ」

少年の目に入ってきたのは、某潜入ゲームに出てくるプラントに似たものだった。

「…アレは一体……。」

少年は半信半疑で尋ねた。

「だから、この鎮守府の工廠だ。あそこで艦娘の建造や装備の開発、その他もろもろの開発を行うんだ」

言葉が出なかった。ただ興奮するだけだ。

気が付くと工廠の前まで来ていた。妖精長が入り口付近にあるパネルを操作すると、扉が開いた。

「付いてこい」

妖精長はそう言って中に入っていった。

扉をくぐり、妖精長の後に続いて行った。しばらくすると【艦娘建造エリア】と書かれた部屋の前まで来た。

「あんたはここで待っていろ。この先は妖精と艦娘しか通れない。それと、扉も開けるな。いいな?」

コクリと頷いた。

「ちなみに今回の資材の量はどれくらいにする?オススメは300/300/600/600だな」

「じゃあ、それでお願いします」

「分かった。少し待ってろ」

2~3分くらい待つと、再び妖精長が戻ってきて、

「4時間20分後に来てくれ。今回は大物だぞ」

なんだか妖精長はうれしそうだった。とりあえず執務室に戻り、届いた荷物や家具を設置した。

ふと、時計を見るとあれから5時間も経っていた。急いで工廠に向かい、扉をノックした。中から妖精長が出てきて、

「何してたんだ!!40分も遅刻するとはどういうことだ!!」

妖精長は激昂状態だった。

「すいません。届いた荷物を整理していました」

と、ありのままに伝える。

「……ハァ。そうか、とりあえず別室に向かうぞ。そこでお前の秘書艦が待っている」

「ワカリマシタ」

さっきの妖精長の剣幕を見たショックで片言になってしまった。

別室とはすぐ隣の部屋だった。妖精長と俺は部屋に入った。

そこにはサイドテールで袴を着た美しい女性がソファ座っていた。

「待たせたな。こいつが提督だ」

そう妖精長が言うと、その女性は立って、こう言ってきた。

「一航戦加賀です。あなたが提督なの?それなりに期待はしているわ」

 




多分、相当ひどい出来だと思いますが、閲覧していただき、ありがとうございます。

話が短いと思います。ご意見・ご感想等よろしければ、お願いいたします。
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