魔法戦記~StrikerS~空虚なる星の記憶~   作:akagitune1

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3.仮面の男

 八神はやては戸惑っていた。件の噂の張本人たる黒騎士なる人物が自分の前にいることは想定されていたこと、だがまさかどこぞの赤い彗星よろしく、仮面(黒色)をかぶっての登場とは想定の範囲外であったからだ。

 

「時空管理局本部第77特務部隊から転属になった、トーマ=ティカエリスだ」

 

 すっぽりと顔を覆い、くぐもった声で言うトーマであるがその格好や仮面越しからもわかる無感情な声が不気味という三文字を部屋中に充満させる。

 

「えっと、トーマ君でいいんだっけ。失礼だけど階級は?」

 

 なんとか場を和ませようとフェイトが抜けていたところをやんわりと指摘しながら会話をしようとする。

 

「一等空尉」

 

「あっ、なら私と一緒だね。私はフェイト=T=ハラオウン、よろしくね」

 

 そう言って差し出された右手をトーマはどこか戸惑ったように握り返す。

 

「それじゃ、模擬戦しよっか」

 

「?」

 

(ちょっ、フェイトちゃんどうする気や!?)

 

(うん、悪い子じゃないみたいだし。ただ、こういうのに慣れてないだけだって。だから)

 

「ティカエリス一等空尉」

 

 念話でフェイトとはやてが話していると唐突に、今まで黙り込んでいたなのはが声を上げる。その瞳からはコントラストが消えていた。

 

「なんだ?」

 

 どこからどうみても悪魔モードななのはに対し、トーマはなお感情のない声で問いかける。

 

「フェイトちゃんより、私と模擬戦しない?」

 

「構わない」

 

「「なのは(ちゃん)!?」」

 

(ふふっ、大丈夫。ちょっとだけ痛いの我慢してもらうだけだから)

 

 そう念話で言われて硬直するフェイト。なにせ彼女はその"ちょっとだけ痛いの"を嫌というほど昔に味わった犠牲者の一人なのだから。

 

(なのはちゃん、洒落なってないで)

 

(大丈夫、あぁそれと新人達を練習場に集めといて。いい参考になるだろうから)

 

(鬼や、いやあくm・・・・・・ゴメンナサイ。なんでもないです)

 

 その病んだ目に睨まれ速攻で念話にて謝るはやて。一応はやてはなのはの上司のはずなのだが昔なじみやなのはのオーラーが怖すぎたためなので、しょうがないといえばしょうがない。

 そうして管理局が誇るエース・オブ・エースVS黒騎士という正史ならばいろいろとありえない模擬戦(殺し合い)が始まろうとしていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 なにかなのはさんの性格がおかしいって? おかしいな、俺の脳内ではこういう正確なのだが。
 ついでに文が短すぎるって? ここ最近帰ってからの自由な時間が一時間もないんだ、しょうがないじゃないか(-_-;)
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