まあこの作品もバカテスの方もまだまだ関係無いのですが………(´・ω・`)ショボーン
さてさて、そんな訳で絶賛不定期更新ですが頑張ります。
では、どうぞ。
第13話「2人組の来訪者」
外の世界のとある神社。
今は廃れて人の来ない場所だが、此処では幽霊が出ると言う噂があり一種の心霊スポットとして有名な所なのだ。
そしてその名は『博麗神社』。
そう、この場所は幻想郷と外の世界との境界線上に位置する場所であり、幽霊などは幻想郷へと入り込む為に集まって来ているのだ。
そんな場所に2人組の女性が立ち、ある一点を見ていた。
「ぬっふっふっふ、またまた境界を見つけたわね!
ナイスよ『メリー』!」
「ええ、我ながら境界を見る事が出来る私自身が怖いわ『蓮子』!」
この2人、『宇佐見蓮子』と『マエリベリー・ハーン』こと『メリー』は自分らが通う大学でオカルトサークル『秘封倶楽部』を立ち上げており、世の中の謎を解き明かす事を活動内容としているのだ。
そんな2人は博麗神社に来てメリーの能力で境界を見つけ、時間帯も深夜の為テンションがかなり上がっていた。
「じゃあメリー、中に突入するわよ!」
「もちよ蓮子!
それじゃあのりこめー^^」
「おー^^」
そんなテンションのまま2人は博麗神社内の境界に突入、そのまま向こう側に潜り込んで行く。
こうして2人の新たな活動が始まるのであった。
朝の博麗神社、ブライトはいつも押入れの中で寝ており、霊夢の布団を取らない様にしている。
が、霊夢には少し気にされた様で、布団ならまた買えば良いからと布団を譲ろうとして来たが、これを断り押入れで夜を過ごしている。
流石に女の子から布団を結果的に奪うのは罪悪感を感じてしまうからだ。
「う………ぐっ…………やめ………」
しかし、ブライトは今過去の記憶から来る再現悪夢を夢で見てしまい、大量の汗を掻き苦しんでいる。
この悪夢は霊夢達には話していないブライトの負の部分………オリオンもその悪夢に大きく関わり、2人に暗い影を落とした上に2人が憎み憎まれの関係になった事件である。
ブライトはこの悪夢を事件が起きた後から見ており、嫌でもその時の事が頭から離れないのだ。
「止めろ………………レナァ‼︎」
ブライトは『レナ』と言う少女の名を口に出した瞬間にガバッと起き上がり、息を荒らげながら目を覚ました。
それにより先程見ていた物が夢であり、こちらが現実と再び認識する。
この下りは何時も通りなのだが幻想郷に来てからは見る回数が少なくなっていた………が、オリオンと再会したのを皮切りに再び毎日のように見てしまっていた。
彼は思う、「矢張り過去からは逃げられない、何時までも付き纏う」と。
そんなブライトは、大量に汗を掻いたのと気分が悪くなった為か外の空気を浴びたくなっており、まだ寝ている霊夢を起こさない様に静かに押入れから外に出る。
「………やっぱり、『あれ』からは如何足掻こうと逃げられないか………でも、僕には……………?」
悪夢から逃げられない、この事実を半ば諦め気味に思い返すブライトは遠くを見つめて感慨に浸っていた。
だが、そんなブライトの目に境内に何か変な物があると映り、疑問に思ったのかそれを確認しに行く。
するとそれは…………人間、しかも女性二人でピクリとも動いていなかった。
「(う、うわぁ………これ死体?
死体なの?
何で博麗神社に…………服装が幻想郷のそれと違う、ああ………外来人か…………)」
ブライトは出来るだけ冷静に女性二人を観察し、幻想郷の服装とは違う服を着ている事から外来人と判断する。
年齢は19〜20代前半と身長から判断、後は生死の確認をするだけであった。
「お〜い、ブライト〜!
おはようって⁉︎
な、こ、これは………」
「今から生死の確認をするとこ。
生きていれば良いんだけど………」
其処に魔理沙が来て博麗神社で倒れている女性2人を見て驚くが、ブライトが生死確認をすると言う為まだ死んでいると決まった訳じゃないと悟り、余り騒がずに見守る。
するといつの間にか霊夢もやって来てその動向を見ていた。
そしてブライトは倒れている2人の脈を測ろうと首に指を当て様とする………その瞬間、ブライトの足をガッシリと2人の手が掴む!
「う、うわぁぁぁ!!!
手が、手が!!!!
まさかこれゾンビ⁉︎
ぎゃぁぁぁぁぁ助けて、噛まれて僕もゾンビになっちゃうぅぅぅ!!!!!」
「ブライト⁉︎」
「待ってろ、今助ける!!」
霊夢達はブライトを助けようとスペルカードを構えて倒れている2人組に向かって突撃する。
その瞬間ブライトは2人組が何かボソボソと話す声が聞こえ、その内容を確認するべく霊夢達を無言で静止させる。
それから耳傾けてその声を聞いてみると……。
「み、水と食べ物を………」
如何やら2人組の女性は生きているらしく、更に行倒れになって動けなかったことが判明した。
ブライトはそんな2人を見捨てる訳には行かないので神社の本殿内に女性達を連れて行き、霊夢と一緒にご飯を用意するのであった。
「いや〜ごめんね、なんか境界に突入したらいきなり怪物に追い掛け回されるわ疲れるわお腹減るわ喉乾くわでとうとう倒れちゃってね〜」
「はぁ、やっぱり深夜テンションで物事を進めるのは良くなかったわね………」
如何やら2人組の女性は外の世界で幻想郷に繋がる境界を見つけ、それを越えてやって来たらしいが、凶暴な妖怪に日が明けるまでずっと追い掛け回されたらしく、それにより体力を消費し尽くてその後に漸く博麗神社に着いたは良いが其処で気が緩んで倒れてしまったらしい。
そんな所をブライト達に見つけて貰えた様である。
「えっと、それで貴女達は一体………」
「あっと、まだ名前を教えてなかったね。
私は大学の不良オカルトサークル『秘封倶楽部』の超モテカワカリスマ部長にして容姿端麗、成績優秀の完璧美人!
『宇佐見蓮子』と〜……」
「そのウザカワ部長の相方にして境界発見担当、ストッパー役の超絶美人!
メリーこと『マエリベリー・ハーン』よ!」
2人の女性、蓮子とメリーの自己紹介に少し呆気に取られたブライト達だったが、直ぐに思考を戻す。
如何やら彼女らは学生、見た目からすると大学生らしく、サークルの活動の一環としてこの幻想郷に入り込んだらしい。
するとブライトはこの幻想郷の情報を2人に教え、蓮子とメリーはそれに理解を示した。
「へぇ〜、此処では弾幕?を用いた実戦ルールと、それが出来ない人の為のヴァンガードを用いたファイトルールがあるの。
何だか色々と凄い場所だね、この幻想郷って」
「ただ、弾幕は当たり所が悪いと酷い怪我を負う場合滅多に無いとは言えあるし、ファイトルールに関してもアンティに関しては一切これをしてはならないって物が無いから命のやり取り何て極端な事もありますから、結構危なかったりしますよ」
「しかもうら若き乙女が2人夜道って時点で何か変なフラグが立ってるしな……」
「何それ怖い」
しかし、意外と怖い幻想郷の裏側を少言われると蓮子とメリーは少し青くなる。
これを聞いてブライトは改めて幻想郷の見えない側面を思い浮かべ、初日のルーミアを巡るファイトが正にそれだと感じる。
あの時自分が負ければルーミアの命は無かった………そう考えると今更ながら手が震えてしまい、勝てて良かったと思っていた。
「うーむ、にしても暇潰しがてらに持って来たこのカードゲームがそんな役割を持つとは思わなかったねぇ………あ、そうだ!
そんな日常的にヴァンガードをしているなら強いんだよね?
なら私達とファイトをしようよ、暇潰しになるし、こっちのファイトはどんな感じなのか何となく分かるかもしれないし」
「ファイトする分にはアンティルールは要りませんが………まぁ、ファイトルールを感覚で理解するなら実践が1番ですね。
ブライトさん、蓮子とファイトをしてくれる?
私はメリーとファイトするわ」
「あ、はい」
そして蓮子の思い付きで2人とファイトをする事となったブライトと霊夢。
更に意外な事にブライトは霊夢のファイトは1番初めのルーミアとのファイト以外では見た事が無く、彼女のファイトする姿を見るその気分新鮮なみのであった。
そんな事を考えている内に準備が終わり、FVを置き手を掛けていた。
「じゃあ、完璧女子蓮子ちゃんの幻想郷初のファイトをご覧あれ!
スタンドアップ・ヴァンガード!」
「スタンドアップ・ヴァンガード!」
ブライトのFVは相変わらずの『先陣の
一方蓮子の使うクランはブロントさんと同じ〈ゴールドパラディン〉、しかも軸はこのクラン内でもっとも速攻力に優れた『
そしてFVは『
「先攻は蓮子ちゃんのもの、ドロー!
ぬっふっふ、『光輪の
チアーアップはヴァンガードの後ろに移動!」
「あ、ライド事故だ。
ドロー………『護法の
はい、せめてイスバザードだったら良かったのに………ファイルはヴァンガードの後ろに移動して、このままアタック!
ドライブチェック!『ブラスター・ブレード・
「むむ、ブラスター・ブレード・
じゃあ私のターン、ドロー!」
ブライトがアタックをして、手札にブラスター・ブレード・
実は引き直しでグレード2が手札に来なかったのでこれはありがたいとブライトは感じた。
それに対し蓮子はブラスター・ブレード・
それも、次のライドフェイズでだ。
「ぬっふっふ〜、ブライト君はブラスター・ブレード使いなのか。
そうかそうか…………なら、これを見て驚け!」
「!?(ブラスター・ブレード使いだったら驚くの……?
………
まさか!?」
ブライトは蓮子の言葉とダメージにあったモナークサンクチュアリの存在により、大体の事を察する。
そして、この事は不思議な事では無かった。
何故なら、宇佐見蓮子はあくまで外の世界の人間であり、幻想郷の住人では無い。
よって、幻想郷での入手ランクが高いカードであろうが外の世界で問題無く入手出来てデッキに投入し、使用出来る。
そう、それが例えブラスター・ブレードの派生カードであろうとだ。
「暗き呪縛に怯えし無辜の民を、心を通わす友を救う為、今こそ立ち上がれ、私の分身‼︎
ライド、『ブラスター・ブレード・
蓮子のライドしたユニット、それは現行の時系列に於いて破滅の未来から世界を解放すべく、〈ロイヤルパラディン〉から〈ゴールドパラディン〉に異動し、『
更にこのユニットを参照、サポートするカードも同じ名称ユニットに存在しており、扱い易いブラスター・ブレードの派生カードの1枚として輝いているカードだ。
それを蓮子は分身としてライドした………同じくブラスター・ブレードを分身とするブライトにとっては少々特殊なシチュエーションとなっていて、魔理沙や霊夢にはとても不思議な光景に他ならなかった。
「ふふん、これだけじゃ終わらないよ!
コール、『誓いの
更にアグロヴァルのスキル発動、
私は『五月雨の
「山札の上から3枚を見てコールした!?
しかもたった
………
更にブライトは蓮子のデッキ特性が予測通りであり、よりにもよってブラスター・ブレードを採用してそれを回す仕様になっているのに気付き、自分のデッキと若干異なるアプローチとファイト方針にはなるが、大体の概要が一緒のデッキになっているのに気が付く。
こんな感じのファイトになるには特性が似通ったクラン限定なので、今回のファイトに関しては霊夢達も余り経験していない珍しいものである。
「お兄さーん、遊びに来たよ〜って、今ファイト中なのか〜。
しかもブラスター・ブレード・
それにこのお姉さん
更に其処にルーミアもやって来て、物珍しいブラスター・ブレードの派生カード使い同士、しかも何方もそれ以外にも強力な高レアカードを使うファイトの為、子供らしく興味津々としてそれを観戦し始める。
「ブルーノのブースト、アグロヴァルでアタック!「させない、『
うん、ガード出来る内にガードしてダメージを抑えるか……ブラスター・ブレード・
流石蓮子ちゃん、完璧過ぎて自分が怖いわ!
パワーはブラスター・ブレード、ダメージも回復するよ!」
蓮子はたった1ダメージしかブライトに与えられなかったが、ヒールトリガーを引き当ててダメージレースを逆転、及びノーダメ状態にした上でコストに使用したダメージを回復して二重三重の余裕を生み出す。
これを見てブライトは蓮子を強いファイターだと確信する。
一見すれば只々ウザ可愛いだけだが、その裏では着実に現在必要なカードを引き寄せて自分に有利な状況へと運ばせている。
これには流石に冷や汗を掻き、最初に戦ったあの神父風の退治屋以上の実力を感じざるを得なかった。
「けど、まだ序盤だから負けなんて決まっていない!
ドロー!
眼前に邂逅せし己が未来、それは夢か現か。
されど、未来を切り開くその道筋が途切れる事無し!
ならば、その手に持ちし剣を振るいて斬り開け、輝ける明日を‼︎
立ち上がれ、僕の分身、ライド‼︎
折れる事無き勇気の光、『ブラスター・ブレード・
蓮子のブラスター・ブレードに合わせてか、ブライトも自らの分身であるブラスター・ブレードにライドする際に今まで以上の気合を入れていた。
その気合の入れ振りはルーミアの目が輝き、魔理沙と霊夢が感心する程のものだった。
それもその筈、このブラスター・ブレード・
よってこのファイトは過去と未来のブラスター・ブレードが剣を交え合う戦い、必然的に気合が入るのだ。
もしもブロントさんが居れば『ほう、「」確かに見事な黄愛の淹れ降りで俺も思わず素晴らしい気合だすばらしいと喜びが鬼なるがどこもおかしくないな』と言ってそのファイトを褒め称えるだろう。
「更に『弩弓の
シンリックのブースト、ギルダスでヴァンガードにアタック!「エルキアでガード!」
ブラスター・ブレード・
過去の存在が未来の存在に敵わない道理など無い、その剣技で未来に打ち勝て‼︎
ドライブチェック‼︎『必殺の
クリティカル、パワーを共にブラスター・ブレード・
ブライトもクリティカルトリガーを引き当ててダメージを多く与えてまたダメージレースを逆転させる。
あっちがトリガーを引けばこっちもトリガーを引きと、ブラスター・ブレードの使い手としてそれに恥じぬファイト力を見せ付ける2人に魔理沙も燃え始め、何時ぞやのブライトとのファイトの約束を今にでも果たしたくなるなどウズウズしている。
霊夢もブライトとはまだファイトをしていないからか、戦ってみたいと言う気持ちが芽生えていた。
勿論蓮子の方にも霊夢達も興味を持ち、こちらともファイトをしたいと考えていた。
「ふう、やるねぇ………なら、スピードアップしようかな!
ドロー、これが私の第3の分身!
気高き青き炎を纏いし騎士よ、迷い無きその剣で悪しき者を斬り伏せよ!
ライド、『青き炎の
さあ、まだまだ蓮子ちゃんの快進撃は終わらないわよ‼︎」
「パーシヴァル………エルキアやアグロヴァルと同じ僕の知らない最新の
第3の分身、レギオンリーダーマークを持つパーシヴァルにライドして更にアタックを早めようとする蓮子。
それに対し、今までのファイト以上に闘志を燃やし、蓮子の攻撃を受け止めようとするブライト。
奇しくも同じ国家の別々ではあれど騎士団を使い、1番過去と1番未来のブラスター・ブレードを分身と呼ぶ2人のファイトは更に加速し、イメージ世界で互いの剣を交え火花を散らせる。
このファイトの展開は中盤へと流れて行き、2人は更に楽しみ合うのであった。
自分の中で蓮子とメリーは何故かちょっとウザ可愛い感じになってしまった………のですが、果たしてこれがウザ可愛いのかな〜と(´・ω・`)ショボーン
因みに蓮子が
感想、指摘をお待ちしています。