と言うより、この作品を覚えてくれてる方はいるかな?w
こんな亀更新ですが、頑張ります。
ルーミアを救ったファイトから一週間程経った頃、ブライトは寺子屋に来ていて、其処の教師である『上白沢慧音』の臨時の助手として教室に立っていた。
何故外来人の彼が幻想郷の寺子屋で助手をしているかと言えば、時は遡る事数時間前………。
「よし、働こう」
「いきなり何が如何してそうなったんですか?」
ブライトが唐突に働く宣言をしたので、霊夢が少し疑問に思いツッコミを入れる。
が、これには彼なりの正当な理由があったのだ。
そしてその理由とは、今後霊夢にも関わるかもしれないものである。
「いやだってね………このまま僕が働かなかったらニート確定でしょう?
それにそんな事になったら霊夢さんの家計を食い尽くす事にすらなりかねないし、だったら働いてお金を稼ぐのが一番良い答えだと思いまして………」
「お金の心配なら上から生活費が下りてるから問題無いんですが………確かにニートを置いておく訳には行きませんし………妥当な答えですね」
流石の霊夢ですらニートを神社に置くと世間体の問題(但し参拝客に影響無し)があり、ブライトにも何でも良いので働いて貰う様にする事となる。
が、そんなに都合良く仕事が舞い込む訳では無いので人里に行き、仕事を探す事となった。
「さて、仕事を探さないと「おや、君はブライトではないか」そう言う貴女は慧音さん。
如何したんですか?
今の時間は寺子屋で生徒達に授業を受けさせてるのでは……」
そんな時に、ルーミア救出後に軽く自己紹介をし合った慧音が来て、ブライトに話掛けて来た。
しかも何やらバツが悪そうにだ。
「いや、実は今日ヴァンガードファイトに関して初歩的なルールを教える予定だっだんだが………今日来る筈だったファイターが予定が急に入って来られなくなったんだ…………だから、今臨時の助手と言う形で代わりのファイターを探していたんだ」
「寺子屋って普通の勉強以外にもヴァンガードを教えてたりしたんだ…………うん?
て事は上手く行けば…………慧音さん、もしよろしければ僕がその臨時の助手をやりますよ。
ただ、臨時だから永久的に働ける事はないので仕事先を斡旋して貰うのが条件ですが………」
慧音から事情を聞いたブライトは、其処から慧音の人脈で職場を見つけられるかもしれないと考え、条件として職の斡旋を出しながら助手をすると言う。
「………ふむ、分かった。
条件を呑むよ」
「ありがとうございます!」
助手が欲しい慧音は当然ながらそれを断る訳が無く、職の斡旋も約束して臨時の助手として寺子屋へ招く。
そして冒頭に移るのである。
「さて、早速ヴァンガードのルール説明をするのだが………先ずは此方の方を紹介しようと思う。
本日来る予定だったファイターの代わりに来て頂いたブライトだ。
本日限りの臨時の助手だが、決して失礼の無い様にな。
特に『チルノ』を筆頭としたバカルテット、お前らな」
『はーい!』
慧音の紹介により、生徒達が元気良く返事する。
更にバカルテットと呼ばれた者達の中にはあのルーミアが居た。
彼女が人里に居る=人喰いを止める事が出来ていると言う事になる………が、この前日にルーミアはブライトに会っているのでこの事は既に知っていたのであった。
「では始めるぞ。
先ずはデッキ構築からだ。
ヴァンガードはデッキ枚数が50と決められており、その中にもルールが存在する。
先ず、デッキ内に必ずトリガー…………『☆』『治』『引』『醒』の4種を16枚まで必ず入れるんだ。
必ず16枚、1枚でも多かったり少なかったりしてもダメだ、良いな?」
「質問!
同じカードは何枚まで入れて良いんですか!」
「4枚、因みに『治』、ヒールトリガーは必ず4枚までしか入れてはいけない。
違う2種類のヒールを3枚と2枚入れてもダメだ。
テキストに4枚までしか入れられないとあるからな」
ブライトは慧音の説明を聞いていて、少し堅いなと思い始め、生徒達の近くに来る。
すると1人が悩んでいて、トリガーの配分を決めかねていた。
「トリガー、入れ辛い?」
「4種のトリガーを如何入れたら良いのか………」
「………そうだね、ならちょっとだけ説明するね。
『☆』、クリティカルトリガーは相手に与えるダメージを1枚増やしてくれる破壊力重視のトリガーだよ。
ダメージはまた後で説明するけど、クリティカルトリガーは入れても邪魔にならないね。
『醒』はスタンドトリガー、1度攻撃した仲間をまた攻撃態勢にしてくれる連続攻撃用のトリガー。
『引』はドロートリガー、デッキから更に1枚引く事が出来るトリガーで、手札に切り札を早く来させてくれるものだよ。
『治』、ヒールトリガーは自分のダメージを回復させてくれるもので、入れたら必ず助けられる場面が出る筈だよ。
で、配分だけど…………破壊力を重視するならクリティカル8枚、後はドローとヒールを4枚ずつ入れたらOKで、連続攻撃重視ならクリティカルをスタンドに変えるんだよ。
君は連続攻撃と破壊力、何方が好きかな?
好きな方でトリガーを配分してみれば良いと思うよ」
男の子にブライトは少しだけトリガーの説明と配分のコツを教える。
すると、男の子はトリガーを『☆』8枚、『引』4枚、『治』4枚にして、配分が完了する。
それを聞いていた周りの子供達もブライトの話で漸くトリガー配分を決め、次の段階に入る。
「では、次にトリガー以外のカードを入れるぞ。
ヴァンガードのカードにはグレードが決められており、0〜4までがある。
基本は3までしか無いがな。
で、此処から必ず34枚のトリガー以外のカード………ノーマルユニットを入れるんだぞ」
「補足として、グレードの配分はバランス良く入れるならグレード0のノーマルユニットを1枚、グレード1は15枚、グレード2は10枚、グレード3は8枚入れたら良いよ。
因みにグレードはレベルみたいなものでね、上がれば上がる程カードは強いけど、グレード3だけじゃ戦えないから必ず他のグレードを入れてね。
まあ、今は授業だからバランス型の構築で行こうね。
後ね、ユニットはどれでも入れて良いけど、右下に〈ロイヤルパラディン〉や〈かげろう〉みたいに書かれているね?
それはクラン、言わば部隊みたいなもので、デッキを作るなら基本同じ部隊のユニットで作った方が良いよ。
因みに、ヴァンガードの最初は好きなイラストのユニットで構築するのもありだよ」
慧音+ブライトの説明を聞いて全員同じクランのカード、且つバランス型の構築をしてデッキが出来た。
しかも、それぞれ好きなカードを入れてだ。
そしていきなりファイトに移るのだが、残りはほぼ全てファイトに集約されているので仕方無かった。
「さあ、ファイトの準備だが、先ずはこのテーブルを見るんだ。
R、V、R、
R、R、Rとある。
ファイトを始める前にこのV、ヴァンガードサークルにグレード0のノーマルユニットを置くんだ」
「このVに置くカードは君達自身となり、其処のカードを中心にファイトが進むんだ。
まあ後はやって行けば慣れるから取り敢えずグレード0を置いてみてね」
「でだ、置いたら次にデッキをシャッフルしてから上から5枚を引くんだ。
引いてみたら次に、グレードが1、2、3と揃っているか確認する。
なかったりグレードがダブったりグレード0があったりしたらデッキにそれらを戻し、またシャッフルしてから引き直す事が出来る………1回だけな」
慧音とブライトの説明やイメージを聞きながら手札を引き直し、全員がグレード3までを揃えていよいよファイト開始に移り始める。
「さて、いよいよファイトスタートだよ!
此処からは本職の僕が中心になって説明するよ。
ファイトスタートの合図は、裏向きで置いたFVを『スタンドアップ・ヴァンガード』の掛け声と一緒に表向きにするだよ!
でも、表向きにする前にやって欲しい事があるよ。
皆一度目を閉じてイメージ………想像してみて、この星や幻想郷に良く似た惑星、ヴァンガードの舞台となるクレイを!」
ブライトに促され、寺子屋の子供達は目を閉じて惑星クレイの大地をイメージし始める。
すると、そのイメージの中では月が二つあったり、文明が発達して超高層ビルや中世の雰囲気を醸し出す城、古代の遺跡や海底都市など様々な風景が広がっていた。
その中で子供達はうっすらと透けており、それを不思議がって居た。
「此処が惑星クレイ、僕らが今やろうとしているカードゲームの舞台。
僕達はその大地に降り立ったんだ、か弱い霊体の身として」
「霊体………あたい達オバケみたいになっちゃったの⁉︎」
「チルノちゃん、あくまでイメージの中でだからね〜」
するとブライトがイメージの中にまた霊体の身として現れ、全員に談義し始める。
その側には当然慧音も居る。
「僕達は霊体の身では戦えない。
でも、この場所に立った時から僕達には二つの能力が与えられているんだ。
一つ目は『コール』、惑星クレイの住人であるユニット達を呼び出し、共に戦う力!
二つ目は『ライド』、僕達がユニットに憑依し、彼らの持つ能力を直接振るう力!
そして、ユニットに憑依した僕達をユニット達は先に立ち、導く者…………先導者、『ヴァンガード』と呼ぶんだ!
そう、このゲームは僕らが先導者となり、ユニット達と一丸となって戦う事が全てなんだ!」
ブライトに二つの力、コールとライドを説明され切った瞬間、子供達は何時の間にか寺子屋の教室に引き戻された、そんな感覚を持ちながら目を開き、ブライトを見ていた。
するとブライトもデッキを構え、ファイトの準備を終えていた。
「うん、頭で理由するより実戦でファイトの流れを掴もう!
僕も説明の為に君達とファイトするからね。
じゃあ行くよ、スタンドアップ・ヴァンガード‼︎」
『スタンドアップ・ヴァンガード!』
ブライトを含め、寺子屋の子供達がファイトをスタートさせた。
因みにバカルテット達のFVは、チルノは『初陣の士官候補生』、『リグル・ナイトバグ」は『マダム・ミラージュ』、『ミスティア・ローレライ』は『バミューダ
「うん、スタンドアップしたね。
じゃあルール説明にもってこいの先攻は僕がやるね!
先ずはスタンドフェイズ、アタックやスキル発動の為に
今は意味が無いからこのままドローフェイズ、山札の上から一枚を引く場面に移るね。
で、ドローと…………さて、次には遂に僕らに与えられた能力の一つ、『ライド』を披露するライドフェイズだ!
ライドは、ドローの後に1ターンに一度だけ行うレベルアップみたいな物だよ。
手札を見て、今のヴァンガードと同じグレードか、一つ上のグレードのユニットにライド出来る。
そしてやり方は、ライドしたいユニットを今のヴァンガードの上に重ねて上書きするだけ!
僕は『雄心の
これでライド完了、僕のヴァンガードのグレードは0から1になったよ」
ブライトのやった一連の流れを見て、子供達は本職はやる事なす事が洗練されて格が違うと思いつつ覚えていく。
この時バカルテットは一応経験者の為そんなの覚えていると言わんばかりにドヤ顔を決めていた。
「じゃあ次はメインフェイズ、此処で仲間であるリアガードの『コール』や、ユニットに与えられた大半のスキルを使う事が出来る場面だよ。
じゃあ早速リアガードをコールするね。
リアガードのコール、これは中央前列以外のRと書かれた場所、リアガードサークルにユニットを配置する行動でね、コールするルールは『ヴァンガードと同じグレードまでしかコール出来ない』、『基本手札からコールする』、『他のリアガードが配置されているリアガードサークルに別のユニットを配置すると、元居たリアガードは
僕はヴァンガードの後ろにに『誠実の
因みに、何で同じグレードまでしかコール出来ないかと言うと………自分よりレベルが低い人の言う事なんか聞かないからって覚えてね♪」
次にコールの説明をメタ発言を交えつつ行い、周りに笑いを少し提供するブライト。
慧音も今までの説明に不備は無く、寧ろ理解し易いお手本としてはかなり良い方だと感心し、笑顔で頷いていた。
「さあ遂にメインフェイズの次はアタックフェイズ!
ヴァンガードやリアガードをレベルアップしたり配置したりしたのは能力発動や攻撃の為!
このまま一気に行くぜっ‼︎
…………と、言いたいんだけどね、先攻はライドする順番が早いから攻撃権を与えられていないんだ。
だからこのままターンエンドです!」
【ズゴーッ‼︎】
ルールを余り知らなかった子供達は、雰囲気も相まってかいよいよブライトの攻撃が始まると意気込んでいたのだか、結局ターンエンドで終わった為に椅子から盛大にこけてしまった。
バカルテットや『大妖精』は予めルールを知る経験者なので、この光景が目に見えていた……筈が、チルノだけ盛大にこけていた。
「さあ君達のターンだよ。
今まで僕がやっていた事を真似してみてね!」
だが、直ぐに椅子に座り直した子供達はブライトの真似をしてヴァンガードをグレード1にし、リアガードもヴァンガードの後ろ、中央後列にコールする。
そうして次にアタックフェイズに移行するのだった。
「じゃあ次はアタックフェイズ!
やり方は簡単、前列のユニットを横倒しにするだけ!
で、そのユニットで相手の前列のどのユニットをアタックするか言えばアタックが始まるよ。
この場合、僕らのアタック出来る前列のユニットはヴァンガードだけだから、ヴァンガードでヴァンガードをアタックしよう!」
ブライトの説明に従い、全員がアタックを行う。
それを見たブライトは頷きながら手札に手を掛けていた。
「………うん、アタック宣言したね。
さて、このゲームはただアタックを受けるだけじゃない。
アタックされている時に手札からユニットをVの前にあるGと書かれている場所に出す事でガードが出来るんだ!
『まぁるがる』でガード!
皆のヴァンガードのパワーは7000、僕のヴァンガードのパワーも7000だから本来ならアタックはヒットするけど、僕がまぁるがるをコールした事でガードが成立したよ。
ガードの計算はシールドと書かれている数値の分をアタックされているユニットのパワーに足すんだ。
まぁるがるのシールドは5000、シンリックのパワーと合わせて12000、僕はこれでパワー11000までをガード仕切れるよ」
アタックの次にガードの仕方も説明し、子供達の興味を惹かせる。
しかも子供達は慧音の説明よりも理解出来ると思っており、ブライトに対して目を輝かせていた。
「で、このままじゃあアタックはヒットしないんだけど、ヴァンガードのアタックだけこの状況を覆す力を持っているよ。
それは『ドライブトリガー』!
ヴァンガードがアタックした時だけ、デッキの上から1枚を捲ってトリガーかトリガーじゃないか確認して手札に加えるんだ。
トリガーは最初に入れた4種類のカード達で、トリガーチェックで出ればユニット1体にパワー+5000と各トリガーの効果を発揮するよ!
じゃあ早速捲ってみてよ!
…………おお⁉︎
皆クリティカルトリガーを引いたね!
クリティカルトリガーはパワー+5000と、ユニットのクリティカルを1多くするんだ。
クリティカルは各ユニットに1って設定されてて、このクリティカルの数だけ相手にダメージを与えられるんだ。
つまり、今の場合では皆のヴァンガードは本来なら僕にダメージ1枚しか与えられない所をもう1枚ダメージを追加させられるんだ!」
まさかの全員がクリティカルトリガーを引いたのは予想外だったらしく、ブライトは軽く驚くが直ぐに平静に戻って説明をする。
「うん、僕のヴァンガードがアタックされてヒットしたからダメージが入るね。
ダメージはヴァンガードにアタックがヒットしたら発生して、デッキの上から1枚ずつダメージゾーンに置いていくんだ。
このダメージが6枚になったら負けちゃうから気をつけてね。
因みにこの時もトリガーは発動するから覚えててね。
さあ、ダメージチェックっと『
ありゃりゃ、ヒールトリガーがダメージ1枚目に………ヒールトリガーは、相手とダメージの枚数が同じか、自分の方が相手よりダメージが多い場合にダメージを1枚ドロップゾーンに置いて回復するお助けトリガーなんだけどね、今みたいにダメージ1枚目や自分の方がダメージが少ない時に出たらダメージは回復せずにパワー+5000しか発生しないよ。
意外と忘れ易いから覚えていてね。
で、これで君達のターンは終わり。
こんな感じでファイトは進むんだ」
子供達ももうやる事が無くなった事を理解し、更にヴァンガードのルール自体はそんなに難しくない事も分かり、ヴァンガードに対する興味が更に膨らみ始めていた。
「じゃあ最後に、各グレードのユニットに与えられた機能と必殺技の説明をするね。
グレード0と1には『ブースト』って機能があってね、前のアタックしているユニットに自分のパワーをあげる事が出来るんだ。
例えば、パワー7000のシンリックにパワー4000のまぁるがるがブーストすれば11000の合計パワーでアタック出来るよ。
次にグレード2は『インターセプト』って事が出来てね、前列のリアガードサークルにグレード2が居て、味方がアタックされた時にG、ガーディアンサークルに移動してそのユニットを守るんだ。
グレード3、これは『ツインドライブ』が出来てね、単純にドライブトリガーが2回出来るんだ。
さて、次はダメージを利用する必殺技、『カウンターブラスト』を説明するよ。
カウンターブラストはダメージを指定された枚数を裏向きにして発動する必殺技その1!
必殺技その2は『ソウルブラスト』!
ヴァンガードの下に貯まったカードをドロップゾーンに指定された枚数置けば発動するよ!
これらを駆使して勝利を手にする、これがヴァンガードの基本ルールだよ!」
こうして事務的にではなく、出来るだけ興味を持って貰うように説明したブライトの助手の仕事は終わる。
しかし、途中から自分が先生役になっていた事に気付かずにおり、更に子供達に気に入られてしまいまたヴァンガードのルールを教えて欲しいとすら言われていた。
これに関してはブライトも苦笑し、後の事は慧音に任せて部屋から出ていった。
そして、慧音から職を斡旋して貰い漸くブライトは働き始める事が出来る様になった。
因みに彼が働く場所は食事処の厨房だったりするが、それはまた別の話である。
何とかルールを分かり易く書こうとしましたが、これが限界でした。
ふう………文才無いな(確信)
さて、これからがファイト回が更に増え、その話の中で実戦ルールがちょこちょこ出る感じとなります。
イメージ的には東方深綺楼や深秘録の形式が中心で、STGの弾幕ごっこは本当に申し訳程度にしか出ません。
力量不足で申し訳ありません。
感想、指摘をお待ちしています。