その為、至らぬ点が多々あると思いますが、生暖かい目で見守ってください。
…時は2020年。
何処からともなく現れ陸地を、船を、そして飛行機を食い、瞬く間に人類の生活していたところを侵略し、いまやこの
そいつらの名は「
奴らには最新の兵器でも通用せず、挙句核兵器をしようするはめになった。しかし、それでも奴らには通用しなかった。
奴らが現れ人類を初めて脅かしたのは、2013年。はじめ人類はなす術もなく、やられるがままだったが7年の研究の末に開発に成功した対深海棲艦隊用兵器「
そんなある日、彼女ら艦娘を指揮するための提督が着任しようとしていた。
「ここが佐世保か…80年くらい前はここって海軍の重要拠点だったっけ、そんなところに俺を配属なんてしていいのかな?まあ、上の命令だし気にしてもしかたないか」
彼は名前を「
彼はある理由によって、今回提督へと抜擢されたのだが、階級はまだ新米の少佐である。尉官よりかは上だが、将官よりはるかに階級が下だ。
「コレが見えるから提督って、上も適当すぎだろ…」
そういって彼は被っていた帽子をとり、視線をその上へと移動させた。
帽子の上には白地のセーラー服に、水色のリボンのついたセーラー服と同じ色の帽子を被った背丈が人差し指と同じくらいの小さい少女が乗っていた。
彼は軍の上層部からこの少女、妖精が見えるという理由でいきなり提督に抜擢され今に至るのであった。
また、艦娘の開発に成功したのは一言にこの妖精のおかげといっても過言ではない。
深海棲艦と同様に、妖精たちは人類の前に突然姿を現し、妖精を視認できる人間が妖精と協力し、艦娘を開発させたのだった。
そんなことを考えながら、彼は佐世保鎮守府の門をくぐった。すると、どこからか声が聞こえてきた。
「提督が、鎮守府に着任しました。これより、艦隊の指揮に入ります。」
そんな、若々しい少女の声が聞こえてきた。
みると、そこには少女が立っていた。
少女は、白地に袖と首の部分が青いセーラー服と、紺色のスカートを着ており、黒い髪を首元までおろし、一部後ろで束ねていた。
そして、少女はさっきの若々しい声で言った。
「司令官、はじめまして、吹雪です。よろしくお願いいたします!」
その少女は吹雪と名乗った。
「君が俺を補佐してくれる艦娘かい?」
「はい。これから、司令官を補佐させていただきます。」
どうやら、この少女は本当に艦娘らしい。
艦娘は見た目普通の少女と変わらないと聞いていたが、まんまその通りなので戸惑った。
「そ、そうか。ところで、君の他にはどんな艦娘が在籍しているんだ?」
「いえ、今は私一人だけです。正確には、あと二人補助専門の人がいます。ですが、その人たちはまだ
「艤装?艤装とはなんなんだ?」
「こちらにあります。ついてきてください。」
俺は、吹雪について行って「艤装保管庫」と看板のかかっている建物へと案内された。
そこには、ただ一つだけ無機物が存在していた。
それは、実際の艦船についていた見張り台や煙突に肩にかけるのだろうか、紐がついているものだった。
さらに隣には、連装砲や魚雷発射管まで置いてあった。
「これが艤装なのか?」
「はい。その一番大きなものを背負って、隣にある主砲や魚雷で戦います。」
「しかし、これは重くないのか?」
「はい。艦娘用に開発されたものなので、艦娘には重くないんです。」
なんだか、艦娘は人間とは別の様に言っているように聞こえた。
見た目は完全に普通の少女に見えるのに、中身は人間じゃないと考えるといささか気分が悪くなってきたので、不謹慎だったかもしれないが吹雪に聞いてみた。
「艦娘と人間は違うのか?」
「いえ、同じです。私は人間で、この艤装を背負うことで、艦娘としての戦闘能力を得ます。ちゃんと人間の名前もあります。今軍では一般人からも艦娘となる子たちを集めてるらしいですよ。」
「そうなのか…ところで、こんな軍艦より遥かに小さいものであの怪物たちと戦えるのか?」
「口径は小さいですが、深海棲艦を従来の艦と同じと考えた場合、この砲は12.7㎝砲と同じくらいの火力になります。ちなみに私の艦種は駆逐艦です。」
今の吹雪の言葉で、すごく安心した。
それは、深海棲艦と従来の艦と同じように戦えるという意思表示でもあった。
しかし、艦娘にも艦種があるのか…書類に書いてある通りだと、艦種は駆逐艦から戦艦、または空母などまるで第二次世界大戦のようだな…軍もそっちを再現したといっていたが、だとしたら武装の種類は結構違うな…覚えるのにも慣れるのにも時間がかかりそうだ。
「そうか、ありがとう。ところで、艦を新しくつくるのならやはり工廠があるのか…工廠は何処にあるんだ?」
「こちらです。」
今度もやはり「
途中で「
しかし、工廠の中に入ってみても誰も見当たらない。
中には、奥に白いクレーンやらが置いてあるスペースと、左右に「開発」、「建造」と垂れ幕が下がっているだけだった。
資料によれば、それぞれ垂れ幕の中に資源と開発資材を置いて置くことで、妖精が勝手に作ってくれるらしい。
しかし、そのせいかあるところまで何を作るか絞ることはできても、ある一種類に限定することはできないらしい。
「試しに建造と開発を一回ずつやっておくか。」
今現在の資源と資材は、燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイトがそれぞれ300と開発資材が5個ある。
とりあえず、それぞれの使う資源の最低値は開発が10ずつ、建造が30らしいので、それでやってみようと思う。
「じゃあ、一番少ない資材でやるから、吹雪、手伝ってくれ。」
「はい。お任せください!」
それから、吹雪と一緒に資源を運んできた。
しかし、意外に軽かった。
だが、開発資材は青い歯車のような形をしているので、また驚かされてしまった。
「吹雪、資材を幕の中にいれて置いてくれ。俺は建造の方に行ってくる。」
「了解しました!」
吹雪に開発資材を渡すと、俺は建造の幕の方へ向かった。
書類に合った通り資材を幕の中に入れると、さらに20分という垂れ幕が下りてきた。
「建造は時間がかかるのか…しばらく待つしかないな」
そこに、吹雪がやってきた。
「司令官、すみません。変なものができてしまいました…」
みると、段ボール箱の中にペンギンのようなものや、雲のようなものが入っていた。
開発は失敗したようだが、開発資材は消費しなかったようである。
「大丈夫。失敗はよくあることらしいから。めげないで、頑張ろう。」
「はい!」
吹雪の返事が工廠内に響いた。
これからもこうやって、提督業を続けていくのである。
いつか、深海棲艦から領土を奪還し、人類に平和が訪れるその日まで…
かきながら、「あれ、司令官疑問文多くね?」とか思ったのは秘密。
これからも、本作品をどうぞよろしくお願いいたします!