「お前を海には行かせねぇ!!」
大声と共に白い
「え!?」
「うわっ!!何だ、何だ、何だ!?」
ぞくっと背筋に冷たい何かが駆け抜けた。
なに……これ。白い煙?の中から何かを感じる……。でもこれはルフィさんからも感じているものと同じ感じがする……?
「あ、危ない。」
寸でのところで躱すと
「シエルさん、大丈夫ですか!?……この、バケモノがぁ!!」
「あ、だめ……。」
制止を呼びかけるも金髪黒スーツはスモーカーに蹴りかかっていた。
あれは何か不味い感じがする。
「い!?」
「……ザコに用はねぇ。」
金髪黒スーツの蹴りが顔面を
「ホワイト・ブロー!!」
「うわァ!?。」
金髪黒スーツが殴り飛ばされた。
「サンジ!!んニャロ……。ゴムゴムの
仲間を殴り飛ばされたお見舞いに殴ろうとするが雲をすり抜けるようにパンチはまたまた
「悪魔の実……ですか。」
それも両方。……能力者だから何かを感じていたのでしょうか?初めてですよ違う人間から似たものを感じるのは。でも何もしない訳にはいかない。まだ何も始まってもいないのに終わらせてたまるもんですか!
相手の実態は軽そうな気体ぽいですね。恐らく煙、それならこれで……。
私は懐からウチワカエデを取り出した。
「っ、風よ!」
ウチワカエデに力を籠め、全身を大きく使って扇ぐ。力を籠められたウチワカエデは人ぐらいの大きさに変化していた。
強風が吹き荒れる。相手が煙ならこれで吹き飛ばせるはず……。
「な!!?」
スモーカーは驚いた顔をして吹き飛ばされる。私の思っていた以上に飛ばなかったがこれはチャンスだ。スモーカーの拘束が解けている。
「今のは……?」
「すげー風だったな!」
「そんなことより早く逃げますよ!」
「くっ逃がすかァ!!」
私たちは船への帰路を全力で走った。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あれ?追いかけて来ないですね。」
「もうあんなのには追われたくないな。」
「さっきの風すごかったけど、何だったんだろーなあの風。アイツだけふっとんでたし。」
「さあ、
「え?俺はてっきりシエルちゃんが何かやったんだとばかり。」
「……人にあれだけの突風を起こすことが出来ると思いますか?出来ませんよそんなこと。因みに私は悪魔の実の能力者ではないですからね。」
私は否定した。恐らくこの人は私が何かをしている様子をわずかながら見たのだろう。しかし、それは勘違いだと主張した。
「おおきな葉っぱみたいなもので扇いでいたように見えたんだが?」
首をかしげながら聞いてくる。
「持ってませんよ?」
「だよなぁ。やっぱり勘違いなのか?今日はやけに運がいいな。」
「お前ら船に向かってたんじゃないのか?」
ゾロさんが合流しました。しかしなぜ前から?
「……船は向こうではないのですか?」
「おい、そっちは俺が走って来た方向だぞ?」
「こっちで合ってますよシエルちゃん。おいクソ剣士、ちゃんとついて来い。」
大丈夫かなぁ……この人たち。
恐らく?船の停泊する港に着くであろう道を再び走り出した。
「お!船が見えたぞ!!おーいナミ、ウソップ~~!!」
ちゃんと着きましたね、それにしてもどんなルートを通れば私たちの前から現れることが出来たんでしょうね。ここまで真直ぐ直進でしたよ?
「やっと帰って来たか、急げ!もうロープが持たない!!」
「早くして!!もう出航するわよ!」
「おう!!……ちょっとごめんな。」
「ん?……きゃ!?」
私はルフィさんに抱え込まれながら船に乗った。
「「だ、誰!?」」
当然の反応が返ってきました。
「こいつはシエル、今日仲間になったんだ。」
「「はい?」」
この2人は常識人なんでしょうね。普通はそうなるよ。私もなると思うよ。うん恐らく、きっとね。てか『なったんだ』じゃなくて『した』の間違いじゃないかなぁ。だってまだ私一言もそんなこと言ってないもん。でもこれはいい機会、この島から出るチャンス。
「ということなので、今日からこの船でお世話になります。ル・シエルです、よろしくお願いしますね。」
妄想を文字に表すのって難しいですね。
すげー悩む。